COLUMN

2015.12.27 DESIGN

年末の日赤通り

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.44
ある週末の広尾ショールーム前。冬の澄み渡る青空の中、肌寒さは感じますがとても気持ちのいい朝です。会社の前の日赤通りでは犬の散歩をする方や、ランニングしている人とたくさんすれ違います。

エーディコア・ディバイズでは、社内はもとより毎朝会社の廻りを掃除しています。最近は季節外れの暖かさのせいか、落ち葉がたくさん側溝に溜まっていて、なかなか掃除のやりがいが有ります。そんな毎日の掃除で気になるのがタバコの吸い殻。歩行者もそれほど多くない通りなのですが、毎朝の掃除の際には「誰が捨てているんだろう?」というくらい吸い殻が落ちています。長い間に溜まったものでは有りません。最近は歩きタバコが禁止になっているところが多いので、歩きタバコも少なくなったと思うのですが。せっかくの清々しい朝も、なにかマイナスされたような気がしてちょっと残念な気持ちになります。

最近カタログ等をお願いしているデザイナーの方とお話したときの事、日本グラフィックデザイナーの巨匠「田中一光」氏は、事務所に入るなり最初にする事がゴミやチリを拾う事だったそうです。(そんな状況を見たらちょっと引いてしまいそうですが・・・)ですから、田中氏が自分の事務所にお見えになるときは、マンションの階段下から事務所の中まで掃除をして準備していたそうです。そういえば、ミュージシャンでプロデューサーの「ブライアン イーノ」氏も、作業に掛かる前に録音スタジオの清掃から始めると著書で読んだ事があります。一見、実作業とは関係ない事ですが、クリエーティブな作業は、混沌の中からは生まれてこないのだそうです。AD CORE にも同じような人がいました。ショールームの中を、ゴミ(というかチリ?)を拾って歩く・・・・デザイナーの瀬戸 昇。社内で見かけると、正直○○○○することもあるんですが、きっとクリエイティビティーな思考回路と、どこかで繋がっているんでしょうね。

2015年も残すところあと少しですが、年内もしっかりお掃除をして来年に備えたいと思います。今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

気持ちの良いショールーム前の通りです。