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デザインの視点 061 Lighting・Table Lamp / テーブルランプ

2016.06.28

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.84
ネオクラシコブランドのテーブルランプのRA-061は、柔らかなラインを描く透き通るような白い陶磁器と、ファブリックシェードの優しい照明です。エーディコア・ディバイズ20周年を迎えた2005年に、上質さをテーマにしたブランド、ネオクラシコの家具に合わせてデザインしました。透き通るように白い本体は、佐賀県の有田町で焼かれた陶磁器です。

照明の本体になる壷を探しに訪れた有田町で出会った、江戸時代から続く窯元で生成されています。そこで出会った柔らかなラインの陶磁器は、販売目的で置かれていた物ではなく、工房の中にひっそりと置かれていたもので、遠い昔、お茶を運ぶためにつくられた茶壺でした。最初、店先に置かれていた花瓶や壷はどれも小振りで、小さな照明にしか使用できない物でした。使える物が無く帰りかけて、せっかくならと工房を見学させていただいた時に、その工房の物置に置かれていました。聞くと、今は製作されておらず、明治時代まで作られていた茶壺で、その中にお茶を入れてヨーロッパへの輸出用のお茶を運ぶための器として作られた茶壺でした。その形に目を奪われてしまい、復刻して作っていただく事になりました。

しかし、製作する為に条件がありました。1300度の高温でガラスのように溶ける一歩手前の燃焼で仕上げる為に、割れたり変形し、仕上りで15%程度小さくなってしまい、このサイズだと10個焼いて3個〜5個はダメになってしまうとの事。そのリスクと、また、その窯元の仕上がり作品として出すのではないので、名前を表に出さない事。その条件を受けて製作していただく事になりました。表面の透き通るような白くガラスのような滑らかさは1300度の高温で生成して生まれています。茶壺そのままの大きさと形は、まるでオリジナルの照明に合わせてデザインされたようです。その昔、ヨーロッパに渡った茶壺が置物やランプとしてインテリアに置かれましたが、そのインテリアが現代によみがえったようです。

布性のシェードはプレーンの白と黒、クラシカルな白のプリーツタイプがあり、下台と照明機具部にはホワイトブロンズが使われています。照明はシェード下に調光機能付きスイッチが備えられて、光をコントロールする事ができます。白磁器の滑らかさと色合いをお楽しみ下さい。               (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)    

■061 Lighting・RA-061(テーブルランプ) ▶ 左:720ミリの高さのテーブルランプはインテリア照明として存在感があります。右:陶磁器の本体は高さ400ミリ、太さが220ミリあります。焼く前には一回り大きく460ミリあります。茶壺のフタの先の丸い部分を無くして照明の支柱を付けました。支柱は本体を通してスチールベースに止められます。 左:照明器具の下には細いツマミがついていて、回すと調光とオンオフのスイッチになっています。右上:立った時に目に光が入って眩しくないようにシェードのトップに乳白のアクリル板が置かれています。ベースはスチールのホワイトブロンズ仕上げ、底にはゴムの脚が装着され安定と防止になっています。陶磁器の底には見えませんが、窯元の印が隠れています。

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