COLUMN

2013.3.29 DESIGNER

LA建築とインテリアデザインセミナーのアンケート結果発表!

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.12
1月14日のエーディコア・ディバイズ東京から始まったLA建築とインテリアデザインセミナーは3月6日の沖縄を最後に全国13カ所600名を越えるお客様にご覧いただきました。大雪で脚を捻挫し松葉杖の東京からのセミナーでしたが、今回も穴を開けずにすみホッとしています。

各会場で皆様に、今回の住宅で一番印象に残り、気に入った住宅のベスト3を選ぶアンケートをお願いしました。次回の撮影に使用する住宅の参考にしたいと思ったのですが、プロの皆様が今、どのような意識を持って家を選ぶのか、どのインテリアが好まれるか、結果にとても興味がありました。会場では500名を越えるお客様からコメントとベスト3を記入いただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。今回の家はピエール・コーニッグのケーススタディハウスや、マリブのガーデンハウス、今の建築家のモダン住宅など様々なテイスト9軒を取材しましたが、どの家も今のLAできている旬のデザインばかりです。

結果は、1位 マリブのガーデンハウス、2位 果樹園の中の環境住宅、3位 ワーナーの副社長のサンタモニカの家、でした。どの家も1930年代からLAで始まるカリフォルニアスタイルの家で、4位になったノイトラの事務所兼住宅の建築家、リチャード・ジョセフ・ノイトラから始まったスタイルの建築です。世界的にもクールなモダンなインテリアから、ナチュラルで優しいモダンなインテリアが好まれてきていますが、皆様も同じ思いなんですね。2013年モデルの製品創りが間違っていなかった事と、次のデザインへの道を感じた結果でした。

今年はミラノサローネの取材は行きませんが、6月のロケハンと9月には撮影にLAへ行く予定です。8月にロケハンの模様をLAセミナーとして開催する予定ですので、楽しみにして下さい。 
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

1位 マリブのガーデンハウス(1954年-2004年改装)ハーパスバザー誌の元編集長のジュディスさんの家です。3エーカー(3600坪)の庭にはジュディスさんのアートが置かれ、東屋が点在するガーデンハウスです。
2位 果樹園の中の環境住宅(2003年)ドキュメンタリー映画監督の奥様と土壌改良の専門家のご主人と2人のお子さんがお住まいで、7エーカー(8600坪)の農薬漬けだった果樹園を農地改良して、オーガニックな生活をされています。
3位 ワーナーの副社長のサンタモニカの家(1948年-2000年改装)ノイトラ設計の住宅です。オーナーのお父様はノイトラ設計の住宅の家具職人でした。その家を手に入れてお住まいです。
4位 ノイトラの事務所兼住宅(1936年〜1966年)ノイトラがアムステムテルダムの建材メーカーVDLの援助を受けた実験住宅で、奥様と3人のお子さんと住みました。