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2018.12.28 DESIGNER
これからの建築とインテリア
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.92
今年もあと少しです。皆様はどんな一年だったでしょうか?当社にとっては営業的にも今までで一番忙しい一年となりました。私自身は社長になって初めての一年で、デザイン、セミナー、営業の他に初めて中国深センでのアクリル生産での毎月の工場通いなど、今までで一番忙しい一年でした。この年齢になっても仕事に大切なのは健康と体力なんだなと改めて感じました。これから年末ギリギリに、深センへパーツ初ロットのチェックのために出張なのでまだ気は抜けません。
12月初めにアメリカ西海岸へ、取材と建築ツアーの引率で10日間行ってきました。トランプ政権になり景気上昇が続くアメリカ、特に西海岸はIT系のオフィスなどが多く、ロサンゼルスでもグーグルのサンタモニカオフィスなど大手IT系のオフィス進出が続き、サンタモニカはもちろん周辺のウエストハリウッド、カルバーシティなど不動産の高騰で、賃貸料も高騰し、一般の住人が住みにくくなってきたと聞きました。その関係で遠くからの通勤者が増加したことに加え、ロス市内での住宅やホテル建築ラッシュによる交通渋滞も深刻で、建築ツアーの道順も考えないと、明るい時間に効率よく回れなくなっています。
今回の取材でもお世話になった、敬愛する撮影プロデューサーのYASUKOさんの自宅のあるウエストハリウッドの丘でも、IT関連の成功者の住宅建設ラッシュで、サンセット通りまでに10箇所近い建築工事があり交通渋滞が深刻で、騒音やホコリの問題など、リーマンショックでセールの看板が並んだ時とは違った問題があるそうです。成功した高額所得者はサンタモニカからウエストハリウッドに古い住宅を壊して新しいモダンな住宅を建てたり購入していますが、そこに手が届かない層や、同じ金額でもっと広い環境を望む人たちは、ダウンタウンから東側に住居を探すようになりました。少し前まではシルバーレイク辺りが多かったのですが、今では、アートディストリクトや、その北側の治安が悪かった工場エリアでも事務所や住まいが造られるようになってきました。1970年代のNYソーホーのように治安の悪かった場所に若者やアーティストが住むようになり、近年は高感度な高級ブティックやレストラン街になったように、ロサンゼルスでも住まいが広がるにしたがって、このようになりつつあります。
今回はウエストハリウッドの素晴らしい景色のインフィニティプールを持った販売価格30億円の新築モダン住宅と、その住宅を3年かけて作った不動産業オーナーの話や、ダウンタウンの1920年代のビルを75億で購入、175億をかけて改装したホテルの取材とそのホテルオーナーの話、世界的な遊園地ブランドの広告を手がける方の事務所兼住まいの取材、ハイエンド家具ブランドのデザイナー兼オーナーの自宅と家具ショールームの取材など、建築の取材だけでなく建物計画やインテリアのプロセスなど興味深い話も聞くことができました。ロサンゼルス市内を取材しながら、各オーナーに2019年モデルのアクリル家具のカタログを見せました。どのオーナーも目の色が変わり、どこで売っているのか、購入したいと言われました。アメリカでの透明アクリル家具の人気は少し驚くようなものでした。当社の家具をアメリカで販売をしたいと考えていたのですが、アクリル家具が最初になるかなとも思っています。
2019年の2月初めに今回取材したアメリカ西海岸建築レポートVol.17を開催します。アメリカ西海岸の今、建築、インテリア事情をお伝えできると思います。先日の新作発表会でアクリル家具をご覧いただいていない方は、新展示でぜひ手に触れてお確かめ下さい。2018年のご愛顧に感謝申し上げます。2019年、皆様にとって明るく素敵な一年になりますようにお祈り申し上げます。来年も当社スタッフ、当社製品をよろしくお願いいたします。
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)