COLUMN

2020.7.30 DESIGN

オンラインセミナーの演出

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.99
1200名以上のお客様に参加いただいた第一回のZoomオンラインセミナーから1ヶ月経ち、つい先日Zoomを使用した第二回目のオンラインセミナーを行いました。今回はショールームの空間を感じていただけるようなセミナーになるよう、演出にも様々な工夫を凝らしました。いつもは開発部長の武田が執筆しているDESIGIN Blogですが、今回はセミナーの裏方、ディレクターとして参加した開発部富所からオンラインセミナーの裏側をお伝えします。

今回のセミナーはスマートフォンを用いた「インテリア写真の撮り方」講座。撮影を実演しながら操作方法をパワーポイントで説明するスタイルです。ショールームの3Fを会場に、講師であるデザイナーの瀬戸がインテリアを撮影しながら、カメラを持つ姿勢や立ち位置なども実演しながら説明します。機材を準備する上で前回のセミナーと異なるのは、講師が歩き回りながらショールームを撮影するということです。前回のセミナーはノートパソコンについたカメラで講師の顔だけを映していましたが、今回は撮影の実演する姿の全身を映したり、スマートフォンを操作する手元を写したり様々なシチュエーションに対応しなければなりません。

そこで今回「ジンバル」という機材を導入しました。ジンバルはスタビライザーとも言われ、カメラのブレや揺れを抑えてスムーズな撮影を可能にする機材です。セミナーではリアルタイムで撮影、放送するため通常のカメラ用ではなく、スマートフォン用のジンバルを用意しました。スマートフォンを用いた「インテリア写真の撮り方」講座ということもあり、お客様には動画の撮影に使用しているカメラもスマートフォンのものというご案内をしています。ジンバルは三脚に固定することもでき、セミナー序盤は固定した状態、実演の際はジンバルを手持ちに変えて講師の瀬戸とともに動きながら引いて撮ったり、手元を撮ったりライブ感のある撮影を行うことができました。お客様の家具を選ぶコーディネーターの方や、物件を案内する不動産関係の方などではお仕事にジンバルを用いている例があると聞きました。

カメラだけではなく、マイクもワイヤレスのものを用意し、同時に営業PRを行う営業部長の下山の音量や音質が合うようにテストを行い調整しながらセミナーを行なっています。オンラインでもショールームの空間が美しく見えるよう、ショールームのアイテムはLEDの撮影用ライトを用いてライトアップを行い、出演者に当たる光も調整しながらセミナーに臨みました。

今回のセミナーでは一部音声が乱れる場面があり、参加者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。次回のセミナーではこのようなことがないよう万全の準備を行ってまいります。来月8月にはアメリカ西海岸の住宅セミナーを予定しております。皆様のご参加お待ちしております。(エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿)

左上:セミナーの撮影風景。左下:デザイナーの瀬戸がショールームの撮影の実演を行っています。カメラも瀬戸の手元をアップで撮影します。右上:セミナーの参加者の画面。パワーポイントと実演の映像を同時に見ることができます。右下:ショールームはまるでスタジオのようです。
今回の動画放送に使用したスマートフォン用ジンバル。手ぶれをなくし、カメラを水平に保ちます。更に手元のコントローラーでカメラの向きを変えることができます。カメラに使用しているスマートフォンはiPhone11です。