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美しいもの、人々のライフスタイルを個性的にサポートするものトレンドに流されないもの、
グローバルな視点を持ち環境に配慮されたもの、コストパフォーマンスを考慮したもの
そして、使う人のこころを満たしてくれるもの。そんな家具を1985 年から一貫してつくり続けてきました。

COLUMN

コラム

ミラノの本当の姿

2026.05.27|

DESIGNER

ミラノの本当の姿

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.180 今年も4月のミラノデザインウィークへ行ってきました。24歳の時からミラノサローネへ行っているので、もう40年通っていることになります。最初は市内中心近くにあった見本市会場のフィエラ・ミラノ・シティで行われる国際家具見本市で、Duomoから7駅の便利な場所にありました。その会場までは9月に開催されていて、最後に行った年は真夏のように暑くクーラーのない会場はブースを照らすハロゲンライトの照明で、建物内がサウナのような温度だったことを覚えています。(その頃はミラノ市内のショップでもクーラーがないのは当たり前でした)2005年からミラノ市郊外の今のフィエラ・ミラノ・ローで開催されるようになり、暑さからは開放されましたが、地下鉄でDuomoから17駅と30分くらい遠くなり、会場も巨大で歩くことが大変になりました。そしてその頃から元工場跡で開催されるトルトナエリアやミラノ市内中心に様々なイベントが行われるようになり、世界中から人が集まるようになりました。 ミラノサローネはドイツ、ケルンで開催されるケルン国際家具見本市と2大家具見本市として知られ、同時に開催されるキッチン展は隔年でイタリアとドイツで別年に開催されるようになり、ミラノサローネでキッチン展が行われる年はインテリアコーディネーターの方が多く行かれるようになりました。この数年、このドイツとの共同的なキッチン展が崩れ始め、ドイツのキッチンブランドはミラノ市内でのショールーム展示に力を入れて、フィエラ会場には出なくなっています。そのため年々、館内のスペースが余るようになり、今年も通路が広くなり余ったスペースを隠すような幕が張られるようになりました。昨年の照明展も同様でした。家具ブランドも同じで、主要ブランドが多く出展していたフィエラ会場も市内へショールームをオープンさせ常設展示をするようになり、10年前まで訪問していた主要メーカーが半減しました。 これは展示会場での高騰する出展料や巨大なブースを設置するコストよりも市内でショールームを出す方が経費的に良いという判断です。昔は世界中からバイヤーが集まり、その1週間に1年の売上を作るための展示会で、購入するために見るバイヤーも、販売する側も真剣で、初日から3日間のバイヤーデー(一般人は入館不可)では真剣に販売目的の熱気が感じられました。今は、主要ブランドは世界エリアでエージェントが決まっており、主要都市にはフランチャイズの代理店があり、新規での仕入れが不可能になり、やりとりも決済もインターネットから簡単にできるようになったので、展示会の見せ方もバイヤー主流からユーザーへのイメージを見せる場へと変わりました。そのイメージの見せ方に人が集まるようになり、市内イベントではその集客を見込んで、デザインのお祭り的な期間となり、家具ブランド以外のインスタレーションなどブランド広告のイベントが多くなり、それに多くの人が集まるようになりホテル代高騰を招きました。 この数年、サローネ時期の渡航経費の高騰には困りますが、今年は円安が進みユーロが2割程度上がったこともあり、この数年宿泊しているホテルが一昨年一泊6万円程度だったのが昨年は9.3万円になり、今年は12万円以上になってしまいました。当社がミラノサローネツアーを開催していた15年前には2万円台だった頃から比べると異常な金額です。そのため、今年は日程をいつもの初日の水曜から三日間滞在を、金曜から日曜の一般デーにしてホテル代を少しでも安くしました。(最終日の日曜の宿泊代は半額に下がる)そして、私だけはサローネ開催時期の後の様子を見るために三日間延泊をして市内を回ることにしました。最終日の日曜に回るのも初めてでしたが、サローネ期間が終わってからのミラノは40年通って初めてのことです。最終日の日曜はファッションブランドのイベントは長蛇の列で入館は諦めましたが、日本でも知られる有名家具ブランドのショールームは閑散としていました。一般市民は家具ショールームには興味がないんだなと、、。 月曜から1/5の宿泊代になった同じホテルでは、急に朝食会場が混み出しました。サローネ期間では席が満席になることはありませんでしたが、通常のビジネスマンで一杯になり賑わっていました。たしかに仕事での出張でホテル代は10万円以上は出せないし、ホテルも日本のビジネスホテルグレードなので、普段はビジネス客が使用するホテルだったんです。サローネ期間が終わってから街を歩いて驚いたのが、あれだけ賑わっていた街中が閑散としていて、家具やキッチンブランドのショールームでは入館規制もなく、誰もいなくなった入口から普通に入り、中では普段の時間に戻ってゆったりと仕事をしているスタッフが少しいるだけで、見放題、座り放題、写真の撮り放題でした。ブレラにある人気キッチンブランドも期間中は長蛇の列でこの数年見ることも諦めたり、入れても人が多くて写真も撮るどころではなかったのですが、あの喧騒はどこに、、。 デザインウィーク期間中しか知らなかったこともありますが、こんなに静かに歩けるミラノだったんだと初めて知りました。来年からは期間中にショールーム以外を回り、終わってからショールームを回って歩こうと思いました。新作もそのまま展示しているし、ゆったりとインテリアや製品を見ることができます。お祭りのようなインスタレーションを見るのもいいのですが、それが仕事に役立つのかと考えると、期間中だけ楽しく見える万博的な展示を見ることよりも、有意義な時間を過ごせそうです。期間中に行く人が減れば、ホテル代も少しは下がるのではないでしょうか、、。さて、今年のミラノデザインウィークのレポートはゆったりとした空間で撮影した写真が多くあり、見応えのあるレポートができそうです。お楽しみに!(クリエイティブディレクター 瀬戸 昇)

世界で一番有名な住宅の価格

2026.04.27|

DESIGNER

世界で一番有名な住宅の価格

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.179 インテリア雑誌にロサンゼルスのハリウッドにあるスタール邸が2500万ドルで売りに出されたことが書いてありました。スタール邸はピエール・コーニッグが設計し、ジュリアス・シュルマンが撮影したことで世界的でもっとも有名になった住宅で、ケーススタディハウス#22としても知られています。この住宅は1954年に元プロフットボール選手で看板職人として働いていたバック・スタールがハリウッドヒルズの自宅の近くにあった空き地を1万3500ドルで購入し、建設のため自力で整地などを行っていました。1957年、若き建築家ピエール・ケーニッヒに設計施工を依頼し、建設が始まったのは1959年9月、完成したのは1960年5月、建設費は3万4000ドル、プールの建設費は3,651ドルでした。この住宅をロケハンで2006年に初めて訪問した時には奥様が元気でお住まいになっていました。この住宅を建てたときは、こんな所、誰も振り向かない所で安く手に入れて、工事車両が入るのも苦労し、お金がなくて夫婦で整地したことや建物は3万ドルで建てたのよとおっしゃっていました。 アメリカ中流階級の人々に安価なプレハブ建築の魅力を知ってもらうために米建築雑誌「アーツ・アンド・アーキテクチュア」が企画した実験的住宅建築プログラム「ケース・スタディ・ハウス」の22番目の建築として建てられたスタール邸は、完成後すぐに写真家ジュリアス・シュルマンがこの家を撮影し、開放感とハリウッド市街が見える景色のあるモダン建築として世界一有名な住宅として有名になりました。奥様からは建築時の話や住み心地や、さまざまな雑誌や映画やテレビドラマに使われて、楽しかった思い出をお聞きしました。ガラスの面積が大きいので冬は寒く、夏は西陽の日差しが暑く、雨が降ると屋根の音がうるさくて、住み始めた頃はけっして快適ではなかったとのことでしたが、シュルマンの建築本で有名になったことで、さまざまな撮影で有名人に会えたりして楽しいことも多かったと笑いながらお話ししていただけました。 その後、奥様がお亡くなりになり、息子さんが相続して有料の完全予約制で公開されるようになってから、当社の建築ツアーで数回お客様を案内しました。行くたびに小綺麗にはなっていくのですが、地元の家具屋さんのスポンサーを受けジェネリックのミッドセンチュリー家具など時代に合わない家具が置かれるようになり、家は住まわれなくなるとリアリティをう事を実感しました。スタール夫人がお住まいの時はちょうど良い抜け感があったよのですが、、。今はお姉さん夫婦が所有しているようです。1960年完成の家に50年近く住まうのは住み替えが多いアメリカでは珍しい事で、コーニッグ建築が改装されず、ワンオーナーで住み続けた事は本当に珍しい事かもしれません。そのオリジナルの状態の住宅が売りに出されたという事で建築業界でも話題になりました。どこが販売権を持っているのか調べると、豪邸を販売している不動産グループのThe Agencyで、アメリカ西海岸建築ツアーでお世話になっていたブレア・チャンさんのグループ会社でした。 昨年暮れに販売されたスタート時には2,500万ドル(約40億円)でしたが、今現在は2,000万ドル(32億円)になっていました。この家はロサンゼルスの歴史的建造物に指定され改装は制限されていますが、建築された当時のオリジナル性が価値として、絵画アートと同様にアートコレクターに注目されています。もし取引成立したら、土地1,133平米/343坪、建坪204平米で2LDKとしては世界一の金額の住宅になるのかもしれません。一昨年に訪問したピエール・コーニッグが設計施工したケーススタディハウス#21のベイリー邸はもう少し小さな住宅でしたが、2006年に韓国人女性アートコレクターに318万ドルで売却され、当時モダンハウスとしては2番目の高額で、建築がアートとして取引された転換期と言われました。それがこの数年、有名建築の販売価格は美術品のような金額で取引されてついに2000万ドルになりました。アートと違い、固定資産税と火災保険の高額な固定費が永遠とかかるので、美術品より費用がかかるのですが・・・。 今年もミラノサローネへ行ってきます。アメリカ発信のインテリア流行で1970年代が大流行りでしたが、今年はどのような提案になっているのでしょうか。今までの重要顧客で、イラン戦争の影響を受ける中東や、景気低迷の中国などの販売から方向が変わっている事だと思います。中東経由の航空航路がストップし、倍近く高騰している航空券ですが、12月に予約したホテルが空きがあり、昨年の半額以下になっているのを見ると、相当来場者が減っているようです。今年のミラノサローネの展示会場は入場料の値上がりでしたが、主要ブランドの減少など、視察側も行くべきイベントなのか見極める時にきているような気がします。レポートセミナーは検討していますのでお楽しみに!(クリエイティブディレクター 瀬戸 昇)

デジタルカメラはもう必要ないのか

2026.03.30|

DESIGNER

デジタルカメラはもう必要ないのか

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.178 最近、スマホを最新iPhone17 Proに変えました。徐々に進化しているのからか、この数年は劇的に変わった感じはしていませんでした。しかし、iPhone17になりカメラ機能がより進化して、ますます一眼レフの出番がなくなったと感じました。一眼レフカメラはスタジオ撮影での印刷用のカタログ撮影用かWebセミナー用の自撮りカメラでしかこの数年触っていません。iPhoneを初めて使ったのは第二世代のiPhone3Gで2008年だったように記憶しています。初めてiPhoneに触った感激から16年しか経っていないのかと思うのは私だけでしょうか…。それまでは折りたたみ式の携帯を持ち歩いていて、ボタン操作での文字だけのショートメールでしたが、とても便利で小さな画面でしたが撮影した写真を見て喜んでいてポケットに入る折りたたみが良いと思いこんでいました。iPhoneから劇的に変わりました。タッチセンサーの大きな画面は画期的で、PCメールやネット検索が可能になり、パソコンが手に入るサイズになったと感動しました。 といっても、iPhone3Gは8GBの容量で、カメラ機能は固定焦点の2メガピクセル(iPhone17は48メガピクセル)で、ズームやフラッシュ、オートフォーカスや手ぶれ補正はついておらず、ビデオ撮影もできず、他社の折りたたみ式の携帯電話のカメラ機能の方がまだ上でした。その頃のミラノサローネなど海外取材用カメラはコンパクトデジタルカメラの中では上位機種のパナソニックのLUMIX DMC-LX3で、10メガピクセルで手ぶれ補正など付いていて、カメラの機能としては数段上でした。それでも暗いインテリア写真やミラノサローネなど展示会での撮影では腕を固定してできるだけカメラを動かさずに撮らないと鮮明な写真は撮れずに暗くてボケた写真になっていました。コンパクトデジタルカメラはその後、ミラーレス一眼レフカメラなどができ、光学手ぶれ補正やデジタル手ぶれ補正など高画像への進化は続き、iPhoneのカメラ機能はまだまだでした。 最初はオマケのようなiPhoneのカメラだったのですが、iPhoneカメラの進化は続き2015年のiPhone6sから1200万画素になり、ようやくデジタルカメラに追いついてきました。そして、2019年のiPhone11 Pro以降のProシリーズからはナイトモードが搭載され、超広角、広角、望遠の三つのレンズで飛躍的に画質がきれいになりました。Apple社がiPhone「Shot on iPhone」としてiPhoneで撮影した広告写真を使っていました。それを知ったのは、2017年に当社のアメリカ西海岸でのカタログ撮影で同行していた、グラフィックデザイナーの高原宏さんからでした。ロサンゼルスで高原さんの娘さんのアメリカ人のご主人と会う機会があり、その方はApple社の世界統一広告を手がけていて、そのモノクローム広告を手がけた本人でした。それまではiPhoneで撮影した写真が印刷には耐えられないと思っていたので、あの鮮明で印象的な写真広告が嘘でなく、iPhone6で撮られたことを聞かされて認識が変わりました。 私自身取材でiPhoneの写真を使い始めたのは2019年のiPhone11 Proからでした。室内で撮影しても明るく広く撮影可能で、そのころ使用していたミラーレス一眼レフの写真と遜色なく、シャドウ部(影)の鮮明さやモニターやプロジェクターで見るとメリハリが効いた写真でインテリアには向いた写真が撮れるからでした。また、デジカメで周りが歪んでいた超広角もiPhoneでは自然に補正された写真になります。これは写真をきれいに見せるPC的な補正機能がiPhone自体にあるからです。今回手に入れたiPhone17のカメラ機能はより進化していて、一番驚いたのはカメラ用ボタンが付いたことです。iPhoneのインテリア写真セミナーでも画面の脇にある音量ボタンがシャッターの代わりになるので、それを使いましょうと話をしたことがありますが、左側に軽く押せるシャッターボタンが付いて、そのボタンがズームや被写界深度、露出やフォーカスロックまでできることです。もう、これ一台でいいやと思ってしまいました。 iPhone17は写真編集ソフトが進化していて、iPhoneでも使用できるGoogle社が無料で配布しているSnapseedかPCでPhotoshopを使っていましたが、パース修正や不要箇所の削除なども可能になり、これ一台で十分かと思いました。4月21日からミラノサローネが開催されます。40年前の1986年からミラノを訪問していて、そのころのミラノサローネでは、紙の地図片手に最大で36枚しか撮れないフィルムカメラ持参でしたが、最近はiPhoneでGoogleマップを見ながら、会社の仕事も、取材も写真編集もこれ一台で、まして、iCloudに保存しながらなので、盗まれても画像は残せるので安心です。本当に便利な時代になりました。でも、写真は構図ですので、できるだけ水平垂直を守った写真にしましょう!(クリエイティブディレクター 瀬戸 昇)

インテリアのアートは知性の表現と価値になる

2026.02.27|

インテリアのアートは知性の表現と価値になる

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.177 2026新春に開催した西海岸建築セミナーでは当社カタログ撮影で使用した建築5か所を案内しました。セミナーに使用した画像の購入希望のお客様が多く、セミナーで使用した以外の写真も再修正するために画像を見直しました。どの住宅も見ごたえある画像ばかりで、建物のインテリアだけでなく庭のすみずみまで手入れが行き届いていたことや、インテリアに置かれる小物など、オーナーの趣味や知性を感じることを再認識しました。特にスライド作成時に気がつかなかったアートが有名アーティストのものだったり、インテリアにさりげなく置かれた本や小物にオーナーの趣味を感じられました。西洋ではインテリアは知性の表現と言われ、インテリアに置かれる家具や小物やアートはオーナーの知識を感じるように置かれます。これは西洋だけでなく、日本建築にも言えることで、床の間に掛けられる掛け軸や生花や花入など、住まう人の知性を表現しています。西洋のインテリアは足し算で、日本は引き算と言われますが日本では引かれ残ったのがアートなのでしょうか。 2008年の撮影に使用したビバリーヒルズの住宅のオーナーはハリウッドスターのエージェントで、各部屋には有名アーティストの絵画や彫刻が置かれ、置かれる小物は最小限で質素な中に、奥深さや豊かさなど「趣」を感じる心、日本の侘び寂びを感じるインテリアでした。広さなど質素とは言えない住宅ですが、ビバリーヒルズの邸宅にあるような、小物に囲まれた華美なインテリアでなく、日本文化の美意識を感じる空間でした。住宅の床のほとんどが、同じ種類の人工大理石のテラゾーに統一され、壁面収納や家具もチーク板のシンプルな板材が使われ、日本建築に源流があるカリフォルニアスタイル建築らしく、モダンな中にも日本建築を感じる建物でした。エントランスの廊下には村上隆の「Superflat Monogram」やリチャード・プリンスの「UNTITLED シリーズ」の巨大な絵画があり、フォーマルリビングには奈良美智の「もりおかわんこ」の彫像が置かれ、壁にはナイジェル・クックの巨大な油絵がありました。ファミリールームのキッチンスペースの花入にはジェフ・クーンズの「Puppy Vase」花瓶が使われていたり、アートギャラリーのような住宅でした。 住宅の画像を見直しながら、総額はいくらになるんだろうと、貧乏性な私は考えてしまいました。先に説明したアート5点だけで、サザビーズでの参考価格で200万ドル(3億円)以上になるかと…。アメリカでは不動産と同じようにアートやヴィンテージカーはコレクター目的でなく、値下がりしない値上がり差益が見込める投機が人気で、世界的に買われる富裕層が多くいます。その中でも現代アートは確実な投機品として取引がされています。日本では購入後は金庫にしまい込んでいる人も多いとか。しかし、このビバリーヒルズのオーナーは家具と同じインテリアの一部として使用し、インテリアに華を添えています。今まで訪問したアメリカ西海岸での住宅では、日本では考えられないような高価なアートをさりげなく普段使いしている住宅が多くあり、それをカタログ撮影にも多く使わせていただきました。アメリカ西海岸に行くと現代アートは生活の一部ということが分かります。 アメリカでは建物を含めた不動産は貯金の代わりとして所有し、ステップアップしながら最後に小さめの終のすみかを購入して、余ったお金で余生を暮らすという生活設計があるようです。そのために重要なのがインテリアや庭で、それをよく見せるために家具を入れて小物やアートでデコレーションをします。キッチンも重要で、普段はあまり使わなくても住宅の規模にあった立派なキッチンを置くようです。また、高く売るためにきれいに使われます。家具は家に付けて販売することが多くありますが、アートはつけられませんが、家の価値を上げるために飾られます。今まで見に行ったアメリカ西海岸の住宅はどの家も次のステップのために価値を付けて高額になるような工夫と努力がされていました。それに力を発揮するのがデコレーターの仕事で、その完成したインテリアに価値を高めるのが、オーナーの知性とセンスなんだなと思いました。 日本ではフェラーリなど新車も投機目的で購入し、一度も乗らずに所有している人がいますが、最近の中古車の値下がりで、その差益目的も崩れています。骨董品のように部屋にしまい込んでいる物より、現代アートのようにインテリアの一部として知性の表現をしながら使用するのがよいのではないかと思います。当社でもロサンゼルスから帰国されたYasukoさんから譲り受けた現代アートや家具が飾られています。ショールームへお越しの際は、ぜひご覧ください。また、新春西海岸建築セミナーに来られなかったお客様からWeb開催を熱望されましたので、時間短縮版ですが、リアルセミナーでお見せしなかった画像も選び直す予定ですので、お楽しみに!(クリエイティブディレクター 瀬戸 昇)

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