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2024.12.26 PRESS

2025 NEW MODEL

 

2025年モデルは「Carbon neutrality as the standard」 をテーマに、
この数年取り組んでいるカーボンニュートラルをより進めた製品を発表しました。

エーディコア・ディバイズでは2000年からより本格的なサステナビリティに取りくんでいます。梱包材では全製品の石油由来の保護材を排除し天然由来やリサイクル可能な素材を使用しています。2023年からカーボンニュートラルへの取組みとして東南アジア原産のラワン材をはじめとする南洋材を使用率を減らし、2024年モデルでは100%国産材で製造したモデルを発表しました。2024年1月から、エーディコア・ディバイズのソファ全ての製品の12ミリ以上の合板については国産針葉樹合板を使用する事とし、カーボンニュートラルへの取組みを加速化しています。

・木材使用について
家具材に使用する堅木は針葉樹のみの植林を進めていた我が国では、ブナ材を始め堅木の伐採がほぼ不可能で輸入材に頼るしかありません。その中で当社は北米産のオーク材、ホワイトアッシュ材やメープル材、ヨーロッパではビーチ材など森林循環型の許可された樹種を選び使用しています。家具は表面材だけでなく、内部に使われる構造体での木材使用が多く、その使用率は決して低くありません。
ソファの構造体への国産針葉樹合板の使用率を高めているエーディコア・ディバイズですが、2025モデルから椅子への環境配慮を考えた材料使用を試験的に進めていきます。

・新しい材料として
2025モデルのMD-1201Lの背と座には従来であれば、ビーチ単板が使われますが、今回からビーチ材の使用率を減らすために中に植物繊維の麻布を使用する事にしました。背の強度を犠牲にせずに木材の使用率を減らす事ができ、ビーチ材の歪みも軽減する事になりました。木材に対して僅か(10枚中3枚を麻布に変更)な変更ですが、持続型社会を目指す上では大切な取組みと思います。
座にはラワン合板やビーチ単板を使用する代わりにヒノキ材を主材とした合板をプレスして使用しました。ヒノキ材は針葉樹でも硬く粘りのある樹種です。そのヒノキ材を合板にして強度を落とさずに環境に配慮した製品作りを目指しました。

・ファブリックについて
エーディコア・ディバイズの規格布については抗菌や防カビ、防臭、防汚、防水、静電防止など、安全性の高いファブリックをご用意しています。その規格ファブリックはエコテック100の認証マーク取得されたファブリックがメインでお客様が安心してお使いいただけるだけでなく、工場で製作に携わる者全てに安全なファブリックです。

 

2025 NEW MODEL

・NC-075 キドニーソファ ▶︎
流れるような有機的なフォルムのキドニーソファ。腎臓のような有機的な形状で、非対称の柔らかなカーブとボリュームのある座と背を持っています。空間の中に独立して置くためのフォルムと機能で座り方を限定しません。有機的なミニマリズムと贅沢なボリューム感のあるシルエットで、フレーム下の丸みが空間に浮いているような印象を与えます。
骨格になるフレームには全て杉や檜の国産合板、背部には国内再生紙のハードボードと、100%国内産の材料が使用されています。

・MD-3212 リビングテーブル ▶︎
柔らかな脚部とエレガントで様々なサイズのあるバリエーションのリビングテーブルのMD-3212。新しく高さ600のカフェテーブルとラウンド空間に合わせやすいラウンドトライアングルの天板形状が加わりました。

・MD-1201L ラウンジ チェア ▶︎
1201チェアは1950年代のアメリカで花開いた北欧モダンデザインのヴィンテージ家具を意識したデザインで、自然の素材を無駄にしないデザインと、クラフト感のあるフレームと優しいフォルムが人気です。そのダイニングチェアを進化させサイズアップしたラウンジチェアが追加されました。
背の成形合板にはビーチ単板だけの合板でなく、中にサンドイッチさせる材として成長の早い草の麻布を使い森林材料使用の軽減をしました。座に使用する成形合板はヒノキ材と杉材を使用して国産材の使用率を高めカーボンニュートラルを進めました。

 

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2024.11.10 PRESS

東京本社・ショールーム移転のご案内

東京本社およびショールームを下記に移転しました。
今回の六本木ショールームは、プロユーザーがご自身の作品へ落とし込んでいただけるようにニュートラルな空間を目指しました。利便性の高い場所とお客様が提案しやすい作り込みしすぎていない空間、クライアントにはハイブランドを感じていただける製品展示と空気感を大切にしています。
是非、ご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。

新住所:
〒106-0032 東京都港区六本木6-8-10 STEP六本木1F
TEL.03-5843-0760 FAX.03-5843-0761 (移転に伴い電話、FAX番号も変更になります)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 3番出口より 徒歩3分

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2024.10.31 PRESS

製品価格改定のお知らせ

平素は弊社製品をご愛顧にあずかり、厚くお礼申し上げます。
この度、原材料・物流費等家具製作資材価格の高騰のため、下記のとおり価格改定をさせていただくことになりましたのでご案内いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

新価格実施日 : 2025年1月1日 以降のご注文分より新価格を適用
尚、2024年12月25日までのご注文、且つ、2025年3月末の納品完了物件までは旧価格を適用させていただきます。

値上げ率 : チェア 5〜12%  テーブル・ソファ・キャビネット 3〜7%  (一部製品を除く)

ご不明な点は、営業担当までお問い合わせください。

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2024.9.26 PRESS

ORIS×AD CORE コラボ企画掲載のご案内

AD CORE DEVISE NEWS
ORIS × AD CORE コラボ企画が掲載されました

スイスの老舗で数少ない機械式時計製造メーカー「ORIS」よりご指名をいただき、コラボ企画として、クリエイティブディレクター瀬戸のインタビュー記事が掲載UPされました。ものづくりに対する姿勢が当社とリンクするところが大いにある、そのORISの哲学や製品を是非ご覧ください。

インタビュー記事はこちら▶︎
ORIS(オリス)詳細はこちら▶︎

2023.12.28 PRESS

カーボンニュートラルへの取り組み

 

カーボンニュートラルへ向けて
2023年は各地で猛暑日が続き観測開始以来の記録を更新し続け、この数年、百年に一度 と言われる豪雨などの天災が毎年のように発生するようになり、異常気象が当たり前のようになっています。次世代を担う子供達への負担を無くすための行動が待った無しになってい ます。温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルへの取り組みを政府、大企業、インテリア家具業界の一部だけでなく、私たち個人個人が真剣に取り組む時 期になっています。当社のカーボンニュートラルへ向けての取り組みは2年前から始めてきましたが、より取り組みを進める事にしました。

持続可能な製品作り
エーディコア・ディバイズで は 、1985年創業から永くお使いいただけるように 「一度製品化した製品を廃盤にしない 」無駄な物は作らない「受注生産のオーダーシステム」環境に配慮する「国内工場で有毒物質を含まない材料で生産」自然環境に配慮する「森林循環型の木材を使用」に取組み、2022年から製品梱包時に使用している養生材の化石燃料を原料とするプラスチックカバーや発泡スチロール等の保護材を全面廃止し 、リサイクル可能な材のみを使用し、サステナブルな製品製造へ取組みを本格的に始めました。
2023年モデルでは製品自体へのより環境へ配慮した製品作りを目指し、ソファの構造体に は国内の森林保全や二酸化炭素の固定に貢献する国産材合板(杉と檜の針葉樹合板) を80%以上使用し、チェアとソファのクッション材として使用するウレタンフォームには80% 以上工場製造時に発生する端材やリサイクルされたリボンテッドフォーム ( チップフォーム ) を使用しました。使用するファブリックには350種以上の有害物質を対象とした世界最高水準の安全 な製品の証明 、生産にたずさわる人や環境への負荷にも配慮したサステナブルな工場の認証などを受けたOeko-Tex Standard 100のファブリックを採用しました。

2024年からの取り組み
2024年モデルの大分県日田市で製造するソファ製品は中材料を見直し、構造体については大分県の100%国産材合板(杉と檜の針葉樹合板)と100%リサイクル材の厚紙(佐賀県産)を使用し、クッション材も95 %以上を工場製造時に発生する端材やリサイクルされたリボンテッドフォーム(チップフォーム)を使用し、ファブリックもリサイクルファブリックを使用した、完全環境型ソファを発表しました。
国内で製造される家具の多くは輸入材に頼っており、ソファなどに使用される合板は南洋材のラワンが使用されています。その合板は海上輸送によって輸入され、国内流通でも二酸化炭 素が排出されています。現在当社で使用する国産材合板はソファ工場のある大分県日田市の 近くにある合板工場で作られています。合板工場には周りの環境負荷を無くした最新鋭の設備 があり、その工場から100キロ圏内の地元で伐採された杉や檜の針葉樹だけを使用し合板に加 工されています。その合板工場の近くにあるソファ工場で造る事によって、木材が合板工場への輸送、合板工場からソファ工場へ輸送される際の二酸化炭素の排出を極限まで抑えられて います。また、その杉や檜も植林と森林管理を行い、二酸化炭素の吸収量を増やす事になっています。当社のソファ工場は木材産地から製品完成までの距離が極近距離であり、これこそ、 究極のカーボンニュートラルではないでしょうか。2023年末には従来モデルの全てのソファフ レームの輸入合板を廃し、国産材合板(杉と檜の針葉樹合板)を使用する事にしました。
2022年からエーディコア・ディバイズはエコテックス100の安全性の認証を受けたファブリックを多く採用し、2024年モデルからはその割合を60%以上にしました。また新しくリサイクルファブリックも採用し、より環境に配慮した物作りを目指しています。

環境配慮製品のデザイン
環境へ配慮された製品は、木材をふんだんに使用した、いかにもナチュラルテイストというイ メージですが、エーディコア・ディバイズでは、本来の環境配慮の性能は中身だと思ってい ます。材木の貴重な白い所(マグロのトロ)だけを表面的に使用するよりも赤芯や黒芯や 節まで全てを使い切る事が本当の意味での環境保護で、モダンデザインの見えない中に、 二酸化炭素排出量を極限まで減らした、環境に優しい材料、人に優しい材料を使用する事が当社のできるカーボンニュートラルへの取り組みと考えます。

 

【代表取締役 瀬戸 昇がカーボンニュートラルへの取り組みを紹介しています】