COLUMN

2014.3.29 DESIGN

中国地方、工場探訪のお話です。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.23
先日、出張で中国地方の工場をいくつか廻ってきました。初めて訪れる地域が多く新鮮な出張行程でしたが、日本国内にも色んなところで家具作りに携わる人がいるんだと再認識しました。しかし、家具に限らず国内の生産工場が日に日に減っていて、今回も廃業した同業者のお話をたくさん耳にしました。今でこそ少し景気が持ち直しているものの、厳しい状況は変わらないようでした。

そんな中、独自の取り組みで家具作りを進めている工場は、活気があって若いスタッフも目につきました。そして、活気のある工場の共通点が、工場内で皆さんに元気よく挨拶していただける事です。(効率からすれば目を離さず作業を進める方が良いのかもしれませんが)それもやらされている感がありません。それは家具作りの作業にも表れていて、モノつくりを楽しんでいる雰囲気が伝わってきました。ある工場では、塗装仕上げを全てまかされている、まだ経験も浅いスタッフが、踊るような手さばきでガン拭き塗装をしていて、すごく楽しそうでした。(この方は抜群に勘所が良いのだそうです!)そういう気持ちがないと長くは続かないし、良いモノも出来ないのかもしれませんね。

AD CORE の製品作りは難しいと言われます。これまでも製品化するにあたり、工場の方に「こんなの出来ねぇ・・・」なんて言われながらモノ作りをしてきました。でも、苦労して出来た製品ほど、出来た時のうれしさも格別でクオリティも高かったような気がします。これからも工場の方々と、切磋琢磨しながら家具作りに携わっていきたいと思いました。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

いろいろとご説明いただきながら、工場を見せていただきました。