COLUMN

2022.2.24 SHOWROOM

ダイニングテーブル天板の素材と特徴

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.359(東京・広尾ショールーム)
少しずつ暖かい日差しも届くようになり、春の兆しを感じるようになりました。春は新生活を迎える方も多く、引越しを機に家具をお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか?生活スタイルが変化した今、ダイニングテーブルに求められる機能も変わりつつあります。そこで今回は、ダイニングテーブル天板の素材と特徴を紹介したいと思います。

ダイニングルームは、ご家族や親しい方たちと食事をする団らんの場です。テーブルも、家族の好みのインテリアやライフスタイルに合ったものを選ぶと、より楽しい時間を過ごしていただけると思います。更に最近では、在宅ワークのデスクになったり、お子さんの勉強机になったりとダイニングテーブルの用途も広がっています。そして、テーブルの顔とも言える「天板」は、面積が大きくお部屋全体のイメージを決めますので、各々の素材の特徴と合わせてお選びください。
1. 木製天板
木製の天板は木の種類や塗装色もバリエーションが豊富で、幅広い世代の方に人気です。また、木目がそれぞれ違い個性があります。経年変化で色の濃淡が変化していくのも魅力の一つです。木製の中でも「無垢材」は天然木の1枚板や剥ぎ合わせのものがありますが、木目の美しさや自然の素材感が特徴です。傷がついても修理できるケースが多く、良いものを長く使いたい方にお勧めです。A-modeのMD-107NやMD-607は無垢材の天板を使用した人気のダイニングテーブルです。一方、「突板」を使用した天板は、天然木を薄くスライスしたシートを芯材に貼っていますので、綺麗な木目が特徴です。材料を無駄にせず製作できますので、資源や環境に配慮したエコな商品でもあります。当社でも突板を使用したテーブルはバリエーション豊富にありますので、お好みに合わせてお選びいただけます。
共通の注意点としては、木製のテーブルにはウレタン塗装を施していますが、高濃度のアルコールには弱いので、頻繁にアルコール消毒をする環境でお使いの場合には、当社ではオプションで抗ウイルス塗装をお勧めしています。その場合、アルコールや次亜塩素酸水に耐性ができますので、より安心してお使いいただけます。
2. ガラス天板
ガラス天板の特徴は何と言ってもクリアな透明感と圧迫感の無さです。ダイニングスペースが狭い場合には、空間が広く見えますのでガラス天板はお勧めです。また、液体が染み込みにくい素材なので、汚れにくいのも特徴です。グラスなどを直接置くと音がしますので、ランチョンマットなどを利用すると、より使いやすくなります。当社では、A-modeのMD-1102GやAD COREのCENTROシリーズは、人気のガラステーブルです。
3. セラミック天板
セラミック天板はキッチンの天板に使用されることも多く、人気が高まっている素材のひとつです。耐朽性・耐熱性が高く、汚れにくいのが特徴です。高級感のある見た目や独特の質感がインテリア性も高いので、セラミック天板を選ぶ方も増えています。また、耐アルコール性もありますので、頻繁に食卓をアルコール消毒する場合には特にお勧めです。当社のセラミック天板のMD-1102Cテーブルは、天板の色を黒と白の2色から選ぶことができて人気の商品です。
4.人工大理石天板
一般的な人工大理石天板は、耐朽性・耐汚性が高く、比較的熱に強いのが特徴です。当社では2022モデルのMD-1202Mテーブルの天板に人工大理石を使用していますが、そちらの素材は、植物由来の原材料を50%以上使用した「バイオマーブル®︎」を用いています。有害なフェノールを原材料に使用しておりませんので、環境に優しい商品です。SDGsの取り組みが一般化してきていますので、そのような意識をお持ちのお客様にもお選びいただいています。

代表的な素材をご紹介しましたが、木製のダイニングテーブルはサイズや価格のバリエーションが多く、幅広い層の方にお選びいただいております。ガラスやセラミック、人工大理石などの天板は、木製にはない長所や個性を持っています。材質・大きさ・重さ・価格など総合的な観点から、それぞれのライフスタイルに合ったダイニングテーブルをお選びください。ショールームでは、お客様からの様々なご相談を承っておりますので、お悩みやお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)

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バイオマーブルの人工大理石を使用したMD-1202Mテーブル
左上:オーク無垢材を天板に用いたMD-107N。天板には素材感を最大限に生かすために、ランダム接ぎのうずくり加工を施しています。 右上:天板トップにメープルとマホガニーの突板を用いたSOTTILE。テーブルサイドを極限まで薄く見せた天板とコーナーにセットした脚でシャープなデザインです。 左下:ガラストップ天板のCENTROⅡ。天板とメープル材の脚部を繋ぐスチールフレームのカーブを描くデザインが軽やかです。 右下:様々な感染リスクに対応するために使われる消毒液にも考慮し、次亜塩素酸水や高濃度のアルコール液への耐性が強いセラミック素材を天板に用いたMD-1102C。