Recent Posts
-
2025.04.30
ミラノサローネとデザインイベントを憂う
-
2025.04.30
ブランドを支えるもの
-
2025.04.25
六本木ショールームのご案内
-
2025.04.24
ライフスタイルが変わっても長く使い続けられる「システムソファ」
-
2025.04.18
ランプで灯すくつろぎの空間
-
2025.04.08
リビングテーブルの有効活用
-
2025.03.31
モダン建築の修復とリノベーション
-
2025.03.27
思わぬ場所で出会うエーディコアの家具
-
2025.03.26
床の色と家具のコーディネート
-
2025.03.26
六本木ショールームまでのアクセス方法
Back Number
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2018.4.6 SHOWROOM
大阪・心斎橋ショールームに展示が増えました。
大阪・心斎橋ショールームに、MD-205ダイニングテーブルとMD-202チェアの展示が新しく加わりました。A-modeらしいシンプルモダンなデザインで様々な場所でご利用頂けます。
展示のMD-205ダイニングテーブルはW1800×D900ですが、サイズバリエーションとしてW1500×D800、W900×D900があります。W1500サイズは4人で十分お使い頂けますが、奥行きが80cmとコンパクトですので、ダイニングスペースにゆとりをもってレイアウトする事が出来ます。また、天板が32mmと薄く軽やかなデザインですので、お部屋を広くみせることが出来ます。シンプルなので、様々なデザインのチェアと合わせる事が出来、塗装色によって雰囲気も変わりますので、お部屋の雰囲気にも合わせて、お客様のイメージに合ったコーディネートが可能です。MD-202チェアは、スチール脚でスタッキングが可能なチェアです。シンプルですが座面にはしっかり厚みがあり、座り心地もオススメです。ダイニングだけでなく、PCデスク用等にもお使い頂けます。
ショールームでは、様々な写真をご用意しておりますので、色々なコーディネートをご覧になって頂けます。実際に薄さや、軽さ、座り心地も実感してみてください。大阪・心斎橋ショールームへのご来場お待ちしております。
(ショールーム担当:三谷 佳菜子)
2018.3.30 DESIGNER
旅立ちの季節
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.83
東京では桜の染井吉野がいつもより早く満開になりました。染井吉野は学生時代を過ごした西日本では卒業式の桜で、巣立つ時の少し寂しい花のイメージでしたが、東京に就職して最初の仕事がお花見の場所取りで、東日本の桜は入学や入社の新しい門出の花なんだと思い、同じ桜でも感じ方が違う事を思いました。今年の桜は本当に早く、広尾本社近くの臨川小学校の桜の前で卒業式の写真撮影している子供達を見ながら、この子達は卒業の花のイメージになるんだろうなと思いました。春は当社の新しいモデルの旅立ちの季節にもなっています。
毎年、新作のスタートは遅いのですが、今年は、昨年秋に発表した2018年の新作チェアが好調です。当社のポリシーの「廃盤にしない」「大量生産をしない」「国内生産」ことから、数年先のデザインをイメージをして製品化した製品が多く、いつもは徐々に販売数が伸びてきて数年後に売れている事が多いのですが、今年はすぐに販売実績が上がっています。その製品の出荷前の品質検査に山形の工場へ行き、完成品を見ながら強度試験の時の事を思い出していました。当社の椅子はJIS規格の繰返し試験の3倍をクリアした強度を実証してからでないと発売はできません。その為に製品化の途中で公的な工業試験場で試験実施し、その試験にパスさせる事が製品開発の最後の仕事です。
新製品を創る時には強度的な事も考えながらデザインを行うのですが、太く頑丈そうなデザインではインテリアに邪魔になります。空間に溶け込みながら、どこにでもありそうで無いのが、私のデザインポリシーなので、最初に描くスケッチは細く華奢なラインのデザインになります。華奢なデザインは構造が強度に直結するので、構造自体を考える必要があります。2018年モデルのMD-801は構造的にも初めて取り組んだ椅子なので、強度試験に立会うために工業試験場に向かいました。椅子の強度試験機は昔はほとんどの県の工業試験場にあったのですが、試験機を製作している会社が無くなり、残っている試験機が少なくなった事もあり、日本でもあまり多くありません。椅子を製作してる山形の工場から一番近かった山形市の工業技術センターの試験機も無くなり、試験機があるのは山形から車で2時間にある庄内の山形県の試験場です。県の工業技術センターは地域の特産物の技術力向上を支援する為に設置され、食品から金属製品の様々な技術的研究を行い、様々な試験も行っています。椅子の試験は山形の特産技術部で行っていました。椅子も山形の特産物なんだなと、思いながら試験場に向かいました。
昭和の雰囲気を残す建物の一角の部屋には大きなスチールフレームの試験機が置かれています。フレーム自体は大きいのですが、構造はあっけないくらいシンプルで、かなりアナログです。水平な鉄板の上に置かれた椅子の座に、人が座る事を想定して55キロの砂袋を置きます。そして後脚に蝶番を付けて軸にして、前脚を正確に5センチ上げるように背中の上を後ろからワイヤーで引っ張ります。昔高校生の時に教室でよくした椅子の前足を上げる格好です。それをいきなり落とします。そうすると床の鉄板に前脚からガタンと落ちて滑り前に行こうとします。椅子全体が歪み、グン、バタン、ギャーと音を立てて、椅子から悲鳴が上がり、耳を塞ぎたくなります。通常なら一般家庭用木製椅子なら4000回でパスなのですが、当社は3倍の12000回の試験を行うので、それは過酷な試験です。工業試験場の担当官は椅子の状態を見るために、ずっとその前にいてくれます。全て終えるのに2日かかります。
担当官の方にお話を聞いたのですが、壊れる椅子は機械をセットする時に分かるそうです。当社の事は覚えていてくれて、定期的にずっと試験を出しているメーカーとして認識してくれていました。強度試験をパスするタイプは、動かない固めたタイプと、力を逃して揺れながら持つタイプと2つあるそうです。どちらが良いかは言えませんが、固めたタイプはいきなり壊れるそうで、力を逃すタイプの方が面白いデザインが多いそうです。当社の椅子も華奢で一見持たない印象だけど、上手く力を逃して試験を無事終えるそうです。今回の新作は1度目にクリアして試験的には合格でしたが、フレームにヒビが発生していたので、万全を期して再度試験を受けて完全に合格しました。
そうやって当社の全ての椅子は試験をパスして、初めて製造を始められます。人の全体重を乗せる椅子だからこそ、安心してお座り頂けるように、最初に作られた子達は過酷な試験を受けるんです。そしてやっと世の中に出て行けます。桜の季節になると旅立つ人達が多いのですが、当社の家具たちもお客様の元に旅立ちます。さて、そろそろ2019年モデルの開発に取りかからないといけません。今年はどんなタイプのデザインをしましょうか。お楽しみに! (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)
動画:55キロの重りを座に乗せて、前足を5センチ浮かして落下を12,000回(1分間に25回)繰返します。全て終わるのに8時間かかります。途中1,000回ごとに緩みや破損が無いかを確認するので、試験は2日間に渡ります。


2018.3.29 DESIGN
真夜中の国際空港再び
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.71
今週、成田国際空港でお使い頂いているアームチェアのメンテナンスに伺いました。国際空港は休館日もなく大柄な海外の方もご使用になるため定期的なメンテナンスが必要になりますが、今回はラウンジチェアのアームパーツ交換の作業になります。これまでも何度か国際空港のお仕事でお伺しているのですが、空港内の作業は入館する手続きが厳しく、夜間の作業という事も有り、独特の雰囲気の中での作業になります。空港はいつもと違う世界への入館の申請確認をしている間、数年前のミラノサローネ期間中に行なわれた某インテリア誌主催のイベントを思い出しました。
何年か前になりますが、ミラノサローネの期間中に某インテリア誌主催のイベントが開催されたのですが、その会場がいつもユニーク。古城やアイススケートのスケートリンク場で行なったり、その年はミラノ国際空港の飛行機の格納庫で開催されました。パーティーの招待状にはパスポートを持参下さいと表記してあり、会場に訪れるといつも航空機に搭乗する時のセキュリティーチェックを受けパスポートを提示しないと入場出来ません。入り口にはパスポートを持参していない入場出来ない人がたくさんいました。パーティー会場は、飛行機が並んだ格納庫。特別な場所にいる感覚満載でとてもワクワクした思い出が有ります。
今回はメンテナンスのお仕事で空港にお伺しているので、照明も落とされ人気のないひっそりとした空港館内ですが、それでもなにか特別な感じがします。空港内の作業は最終便が飛び立ってから。今回の最終便は21時過ぎなので、それまでに入館の手続、セキュリティーチェック、持ち物のチェックを行ないます。パスポートまでは必要ないのですがこれが事の外大変で、カッターの刃からドライバー1本まで事前申請して入館します。出館する際も同じチェックが行なわれるため、それだけで2時間近くを要します。ゲートを通る時は免許証の提示を求められます。目的のサテライトへは車で移動しますが、空港の滑走路脇を通過するので、飛行機を仰ぎ見ながら車を走らせます。なんかちょっとドキドキする感じです。館内のメンテナンスは、人気のない空港ラウンジ、真夜中の作業です。今回の作業はラウンジチェアのアームパーツの交換。限られた時間の中で作業を進めますが、中々思うように進みません。慎重に進めながら、ようやく手慣れてくると進捗具合も見えてて、集中してくると作業のスピードも増してきます。
いつの間にか日付も変わった頃、、、当日の作業も無事完了しました。予定の時間より早く終わりましたが、真夜中の作業は中々大変です。現場を撤収した後は、検査官の到着を待ち、再び荷物検査と出館手続き。セキュリティーチェックを通過して外の空港エリアに出ると、ちょうど桜が満開の季節、この時期にしては暖かい心地良い春の風が吹いていました。あと数時間もすると、人で賑わう空港に戻りメンテナンスをした椅子をお使いになるお客様もいらっしゃるんでしょうね。帰りしたくをして車に乗り込み、空港先導車に導かれながらゲートへ出て夜の国際空港を後にしました。
(開発/武田伸郎)


2018.3.23 SHOWROOM
ソファの選び方。
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.220(東京・広尾ショールーム)
今年は例年より桜の開花が早く、あっという間に春を感じるようになりました。冬服から春服へ衣替えするように、インテリアも春らしく模様替えしたくなりますね。お引越や新生活で家具を買い替えたり、新しく揃えたりする季節でもありますので、ソファの選び方をご紹介します。
リビングの主役といえばソファですね。デザインやサイズ、座り心地など気にされる点はいくつかありますが、じっくり選んで最適なものを見つけて下さい。
1.生活スタイルや用途によって選ぶ
ライフスタイルによって最適なソファは違ってきます。ご自身やご家族がリビングでどのようにくつろいで過ごしているか?今後どのように過ごしたいか考えてみて下さい。ご夫婦2人でゆったりくつろぎたい、来客が多いのである程度の人数が座れるようにしたい、ダイニングテーブルで過ごす時間が長いのでソファはコンパクトに・・・など、最適なソファのスタイルがみえてきます。
2.デザインとサイズを選ぶ
ソファのスタイルは単に、デザインの違いだけではありません。リビングでどのように過ごしたいか?ソファで何をしたいか?によって最適なデザインは変わってきます。人気のカウチタイプは足を前に伸ばしてリラックスしたい方にはピッタリです。ベーシックなストレートタイプは、アームの高さや有無でくつろぎ方が変わります。オットマンを合わせるとカウチスタイルにもなり、来客時にはスツールとして使えますので、フレキシブルにお使いいただけます。コーナータイプはゆったり座れますので、大家族や来客が多い場合にお勧めです。
3.素材を選ぶ
ソファの張地に使われる素材は、本革、ファブリック、合成皮革があります。風合いや座り心地などお好みもありますが、それぞれのメリットとデメリットや素材の性質を理解して暮らし方に合う張地をお選び下さい。価格やバリエーション、メンテナンス性など最適なものをみつけて下さい。
エーディコア・ディバイズの各ショールームでは、様々なスタイルのソファを展示しております。ショールーム界隈の桜を見ながら、ぜひお立ち寄りいただきお試し下さい。ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)


2018.3.22 SHOWROOM
春がきました。
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.219(大阪・心斎橋ショールーム)
初めまして、今月より大阪・心斎橋ショールーム担当になりました三谷 佳菜子と申します。本社での研修を終え、大阪で皆様の家具選びのお手伝いを精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。
3月に入り徐々に気温も暖かくなり、各ショールームではディスプレイやクッション等が春らしくなりました。桜やチューリップといった春のお花をディスプレイし、全体的に暖かみのあるショールームになってます。街でも春らしい鮮やかな色のお花が咲いていたり、ショーウィンドウも春を感じる事が多くなりました。大阪の桜の開花は3月20日の様で、今週は雨も多かったのですが、ショールーム付近の桜は7分咲きでほぼ満開状態でした。ショールームから徒歩5分ほど御堂筋沿いに面している難波神社では、桜の他にも唯一桃や椿も咲いていました。
来週辺りからは天気も良い様なので満開になるのではないでしょうか。ぜひ桜を見ながら大阪・心斎橋ショールームへお立ち寄りください。(ショールーム担当:三谷 佳菜子)

