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2018.2.22 PRODUCT
PRODUCT : MD-803・804 Zaisu Chair
AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.59
今回はADCOREとして初めての和室家具、A-mode Heritage MD-803、804を紹介します。多様化するライフスタイルに対応するモダンデザインの座椅子です。
MD-803、804はMD-103NとMD-503の延長にあるデザインで、和室のあるダイニングシーンをモダンに演出します。どちらも従来の座椅子と比較してゆったりとしたサイズ感で、フレームに表情豊かなオーク材を使用しています。またバリエーションとして、底付き感のない座クッションタイプのAタイプと、座布団を組み合わせて使用するCタイプからお選び頂けます。Cタイプの座面は滑り止め加工をした張地を使用し、座布団がずれずに快適にお使いいただけます。オプションとしてオリジナル座布団クッション、MD-803-ZCをご用意しました。ウレタンとポリエステル綿を組み合わせ、へたりにくくしっかりとした座り心地です。座クッションタイプと座布団タイプ、どちらに座っても背の当たりの位置が変わらないよう、クッションの固さや厚みを調整してあります。
ダイニングチェアのMD-103NをベースにデザインしたMD-803はスクエアなデザインです。座クッションタイプは座面に厚みや固さの異なる5層のウレタンを使用しています。背にも4層の積層ウレタンを使用し、やわらかな背の当たりを実現しました。ラウンジチェアのMD-503をデザインのベースにしたMD-804はMD-803よりも更にゆったりとしたサイズで、畳の上でラウンジチェアのようにお使い頂けます。座クッションタイプは座面に厚みや固さの異なる7層のウレタンを使用しています。背中をホールドする笠木は贅沢にオークの無垢材を三次曲面に削りだし、ゆったりとしたサイズ感で柔らかな背のカーブは快適な背の当たりを実現しました。
どちらの座椅子も一般的な高さの座卓と組み合わせても使用する際、正座をしても膝がぶつからないよう、座のフレームは25mmと薄くデザインしました。薄い座のフレームと背のフレームの接続部は二本のホゾを差し込んだ後に精度の要求される仕口です。また地面に近づくにつれ広がる背のフレームが描く曲線は、強度を持たせ安定感を演出するMD-803、804オリジナルのデザインです。
和と洋のテイストを横断し、統一感を持たせるデザインのMD-803、MD-804。合わせて発表した座卓のMD-806との相性は抜群です。リビングに畳のある住宅やモダンスタイルの和室などでお使いいただけます。モダンヴィンテージデザインの座椅子をぜひショールームでお試しください。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)
■MD-803 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶
■MD-804 ZAISU CHAIR 製品ページ ▶
●画像はクリックすると拡大されます。



2018.2.15 SHOWROOM
ショールーム展示品
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.216(名古屋・栄ショールーム)
エーディコア・ディバイズ名古屋・栄ショールームに、MD-705ソファシリーズとNC-030Mコンフォートチェアの展示が加わりました。新しくバリエーションに加わった張地でお作りしております。風合いや仕様等も実際にお確かめ頂けます。
各ショールームでは、リビングとダイニングのトータルコーディネートで展示しています。売れ筋やトレンド、スタッフの意見を取り入れながら展示品を考えています。商品によって、オプションパーツを施したり住宅や建築の傾向・トレンドカラー等も加味して、お客様の参考になるように心がけています。今回加わったMD-705ソファは、根強い人気のグレー系の生地をベースに、本革ブラックのパイピング・ボタン絞りでシックでスタイリッシュなイメージに。NC-030Mコンフォートチェアは新塗装色のD-9(ヴィンテージグレー)と本革グレーのパイピングで統一感を持たせました。皆様のご要望やご意見も取り入れていきたいので、ご意見・ご要望等いつでもお聞かせ下さい。
各ショールームでは、現在一部展示現品を特別価格で販売しております。それぞれ対象の商品が異なりますのでお問い合わせください。(ショールーム担当:小田切 里子)


2018.2.6 SHOWROOM
おすすめカフェのご紹介
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.215(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイス大阪・心斎橋ショールームは大阪市中央区のほぼ真ん中にあります。少し北に向かうと、船場の卸業者や問屋さんが多く、農林会館のようなレトロな建物が並ぶエリアで、最近はおしゃれなカフェなどたくさん出来ました。中でも最近SNSで話題の「麹スタンド」をご紹介します。
「麹スタンド(こうじスタンド)」はショールームから徒歩5分ほどのところにあります。サンドイッチの種類が日替わりで2、3種類あり、小さいサイズもあるのでよくランチに利用しています。日替わりサンドはスープ付きワンコイン¥500で、お昼時には大人気です。ウッド調のカウンターとソファ席が1席あり、店内で食べる事もできます。店名の通り麹を使ったドリンクやサンドイッチなど、様々なメニューがあります。看板メニューの塩麹ロースカツサンドは、とても柔らかくジューシーで男性にもおすすめです。スイーツメニューの甘酒入りのフレンチトーストは、上品な甘みとお麩のようにふわふわした少し柔らかめの食感が絶品です。麹は、酵素の宝庫と言われ研究も重ねられ、世界からも注目されています。この酵素は、主に穀類や豆類に含まれているデンプン、タンパク質、脂肪を分解する効果があるそうです。ドリンクなら手軽に取り入れる事が出来ますね。
ショールームの近くには他にもたくさんのカフェ、レストランなどがあります。ご来店の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?とっておきのお店をご紹介しますので、お尋ねください。(大阪・心斎橋ショールーム:青木 由紀子)


2018.1.31 DESIGNER
完全受注とジャストインタイムの違い
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.81
2018年になって早、ひと月が経ちます。今シーズンは本当に寒い日が続いて、北陸の大雪から始まり、東京、名古屋も大雪で、その後の寒さから凍った雪が、道路にはりついたままになっていますが、みなさん怪我などされていませんでしょうか? 私自身、4年前の雪で、捻挫した事もあり、慎重に雪道を歩幅を狭くして、ちょこちょこ歩くようになり、滑らずにすんでいます。雪に慣れていない方は、ペンギン歩きして滑らないようにして下さい。
年度末を向かえ、徐々に工場も忙しくなってきました。当社の受注生産での販売方法を始めた33年前には、在庫商売が常識で、当社は在庫を持たない家具メーカーとして異端児扱いをされましたが、今では多くの家具メーカーが受注生産をうたうようになり、国内工場でありながら、需要期では2ヶ月納期や、数年前の消費税の増税時には半年先の納期など、すごい長さの納期での受注が聞かれました。当社の2週間〜3週間納期の受注生産はいまや短い納期になっていて、当社の事を短納期メーカーとの認識もされるようになってきました。
33年前に山形の製造工場と始めた受注生産は、ジャストインタイム生産方式で、完成在庫を持たず、納期を頂く代わりに、お客様に必要とされる物を必要なだけ、必要な仕様でお届けする事を目指しました。2〜3週間お待ちいただく代わりに、色やファブリックを自由にお選びいただき、お客様だけのセミオーダーシステムとして、お客様だけの家具をお造りしようと決めました。しかし、原材料から加工ではとても2週間では間に合いませんし、クオリティも保つ事はできません。木製家具では、乾燥された無垢材から削りだしたフレームを寝かせる事によって含水率を均一化して、反りや割れなどを防いで、組み立てる必要があるからです。この前段階の在庫を、寝かすと言いますが、その在庫を持って初めて受注生産ができるのです。当社では棚前在庫と言いますが、この寝かす方法はずいぶん前に訪れたデンマークの巨匠と言われる家具を作っている工場でも、品質を保つために同じ方法の寝かしを行っていて、伝統的な製造工場でも同じ方法を取っていた事に感心しました。
当社では、寝かしたフレームの在庫を持って、ご注文をいただいてから、表面研磨をして組み立てて、塗装を施して、張り込みをしてお客様の元にお届けしています。今ではブランドで合計すると22色の中からお客様のインテリアに合う色をお選びいただき、テーブルは、お客様に合うサイズ変更に対し、特注対応できるようになっています。その製品を山形や九州の国内工場で、寝かしの材料の数によりますが、通常の数であれば、2週間〜1ヶ月程度でお届け出来るようなシステムを作っています。需要期を理由に、だんだん納期が伸びていく受注生産のメーカーとは違うんです。ただ、数千脚のご注文には2〜3ヶ月かかりますが、、。
寒い工場の中で、一点づつ、お客様だけの製品を作っている職人さんの手を見ながら、お客様と遠く離れた場所だけど、物作りで、お客様と職人さんがつながっているんだなと感じる事ができました。これから本格的な需要期に入ります。製品によってはお待ち頂く事はあるかもしれませんが、一ヶ月以内にお届けできるように工場の職人さんも頑張っていますので、早めのお問い合せをお待ちしています。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2018.1.28 DESIGN
創作和食をご堪能下さい。
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.69
新しくスタートした2018年ですが、1月ももう終わろうとしています。今年は例年にない大雪と寒波襲来で厳しい寒さが続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日、飲食店超激戦区の神楽坂にある創作和食のお店「としまや」さんへ行って来ました。昨年2月にオープンしたこのお店で、エーディコア・ディバイズの椅子をお使い頂いているんです。お客様の納入例をホームページでご紹介する「Works」でもご紹介していて、是非一度お伺したいと思っていました。
設計の段階から商品を見て頂き、お店のコンセプトやインテリアのアプローチから製品や仕様を決めていただきました。納入写真ではお店の様子は見ていたのですが、実際はどんな雰囲気なのか?どんなお料理が出るのか期待してお伺しました。神楽坂下へ向かう道から細い通りに入った雰囲気のあるお店が並んでいる一角に「としまや」さんはありました。エントランスのガラスに粧飾した幾何学模様が目印(実はこの模様、ガラスにクリアバンポンを張ったモノなんです)。お店に入ると予約したカウンターに案内されました。カウンターとテーブル席で20名ほどでしょうか、お店はほぼ満員でした。スタッフの方はシェフとコックさんの2名とサービスの3名ですが、慌ただしい雰囲気はなく、心地のいいタイミングでお料理も運ばれてきます。コースのお料理は、どれも鮮やかな盛りつけがされていて食べるのが惜しいくらい。しかも見た目はきらびやかでも味は普通(?)の、ありがちなパターンではなくとっても美味しいんです。味も盛りつけもとても繊細なんですが、完全オープンなキッチンの目の前で調理しているのですが、ナーバスな気配は微塵もなくどこかほっとするような雰囲気さえ感じました。シェフの豊島屋さんに、お店のオープンに至るいきさつやこだわりをお聞きしながら、最後の締めまで堪能させて頂きました。
因に「としまや」さんは、今年初めて開催した「エーディコア・ディバイズ納入事例写真コンテスト」で、飲食部門賞を受賞したお店なんです。和モダンのインテリアに、A-modeのMD-101NSが溶け込みとても居心地の良い空間でした。鮮やかな盛りつけのお料理も皆さんにご紹介したかったのですが、おっさんがカウンターでインスタ映えよろしく画像をカシャカシャ撮るのも気が引けたので、是非お店で実際にご堪能下さい。 (開発/武田伸郎)

