COLUMN

2018.2.6 SHOWROOM

おすすめカフェのご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.215(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイス大阪・心斎橋ショールームは大阪市中央区のほぼ真ん中にあります。少し北に向かうと、船場の卸業者や問屋さんが多く、農林会館のようなレトロな建物が並ぶエリアで、最近はおしゃれなカフェなどたくさん出来ました。中でも最近SNSで話題の「麹スタンド」をご紹介します。

「麹スタンド(こうじスタンド)」はショールームから徒歩5分ほどのところにあります。サンドイッチの種類が日替わりで2、3種類あり、小さいサイズもあるのでよくランチに利用しています。日替わりサンドはスープ付きワンコイン¥500で、お昼時には大人気です。ウッド調のカウンターとソファ席が1席あり、店内で食べる事もできます。店名の通り麹を使ったドリンクやサンドイッチなど、様々なメニューがあります。看板メニューの塩麹ロースカツサンドは、とても柔らかくジューシーで男性にもおすすめです。スイーツメニューの甘酒入りのフレンチトーストは、上品な甘みとお麩のようにふわふわした少し柔らかめの食感が絶品です。麹は、酵素の宝庫と言われ研究も重ねられ、世界からも注目されています。この酵素は、主に穀類や豆類に含まれているデンプン、タンパク質、脂肪を分解する効果があるそうです。ドリンクなら手軽に取り入れる事が出来ますね。

ショールームの近くには他にもたくさんのカフェ、レストランなどがあります。ご来店の際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?とっておきのお店をご紹介しますので、お尋ねください。(大阪・心斎橋ショールーム:青木 由紀子)

左上:レンガ造りの建物の1Fにあります。右上:コーヒーはもちろん、レモンシロップやアルコールなどもあります。左下:店頭にはその日のメニューが並びます。水曜日・10食限定でお弁当もあります。右下:一番おすすめの塩麹ロースカツサンド!とても柔らかく女性の方にもおすすめです。
ショールームでは、暖かい日差しが入る日が多くなりました。

2018.1.31 DESIGNER

完全受注とジャストインタイムの違い

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.81
2018年になって早、ひと月が経ちます。今シーズンは本当に寒い日が続いて、北陸の大雪から始まり、東京、名古屋も大雪で、その後の寒さから凍った雪が、道路にはりついたままになっていますが、みなさん怪我などされていませんでしょうか? 私自身、4年前の雪で、捻挫した事もあり、慎重に雪道を歩幅を狭くして、ちょこちょこ歩くようになり、滑らずにすんでいます。雪に慣れていない方は、ペンギン歩きして滑らないようにして下さい。

年度末を向かえ、徐々に工場も忙しくなってきました。当社の受注生産での販売方法を始めた33年前には、在庫商売が常識で、当社は在庫を持たない家具メーカーとして異端児扱いをされましたが、今では多くの家具メーカーが受注生産をうたうようになり、国内工場でありながら、需要期では2ヶ月納期や、数年前の消費税の増税時には半年先の納期など、すごい長さの納期での受注が聞かれました。当社の2週間〜3週間納期の受注生産はいまや短い納期になっていて、当社の事を短納期メーカーとの認識もされるようになってきました。

33年前に山形の製造工場と始めた受注生産は、ジャストインタイム生産方式で、完成在庫を持たず、納期を頂く代わりに、お客様に必要とされる物を必要なだけ、必要な仕様でお届けする事を目指しました。2〜3週間お待ちいただく代わりに、色やファブリックを自由にお選びいただき、お客様だけのセミオーダーシステムとして、お客様だけの家具をお造りしようと決めました。しかし、原材料から加工ではとても2週間では間に合いませんし、クオリティも保つ事はできません。木製家具では、乾燥された無垢材から削りだしたフレームを寝かせる事によって含水率を均一化して、反りや割れなどを防いで、組み立てる必要があるからです。この前段階の在庫を、寝かすと言いますが、その在庫を持って初めて受注生産ができるのです。当社では棚前在庫と言いますが、この寝かす方法はずいぶん前に訪れたデンマークの巨匠と言われる家具を作っている工場でも、品質を保つために同じ方法の寝かしを行っていて、伝統的な製造工場でも同じ方法を取っていた事に感心しました。

当社では、寝かしたフレームの在庫を持って、ご注文をいただいてから、表面研磨をして組み立てて、塗装を施して、張り込みをしてお客様の元にお届けしています。今ではブランドで合計すると22色の中からお客様のインテリアに合う色をお選びいただき、テーブルは、お客様に合うサイズ変更に対し、特注対応できるようになっています。その製品を山形や九州の国内工場で、寝かしの材料の数によりますが、通常の数であれば、2週間〜1ヶ月程度でお届け出来るようなシステムを作っています。需要期を理由に、だんだん納期が伸びていく受注生産のメーカーとは違うんです。ただ、数千脚のご注文には2〜3ヶ月かかりますが、、。

寒い工場の中で、一点づつ、お客様だけの製品を作っている職人さんの手を見ながら、お客様と遠く離れた場所だけど、物作りで、お客様と職人さんがつながっているんだなと感じる事ができました。これから本格的な需要期に入ります。製品によってはお待ち頂く事はあるかもしれませんが、一ヶ月以内にお届けできるように工場の職人さんも頑張っていますので、早めのお問い合せをお待ちしています。  (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

左上:NC-051Aの完成品 右上:加工されたパーツを寝かせておく棚倉です。製品の需要に合わせてある程度の数を置いて寝かせます。左下:オーク材の無垢材です。切削加工された状態で寝かせて、組み立てる前に研磨されます。寝かせる間に割れや反りが出た物は外されます。右下:棚に置かれたパーツをご注文ごと一台一台組み立てて、塗装されます。

2018.1.28 DESIGN

創作和食をご堪能下さい。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.69
新しくスタートした2018年ですが、1月ももう終わろうとしています。今年は例年にない大雪と寒波襲来で厳しい寒さが続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。先日、飲食店超激戦区の神楽坂にある創作和食のお店「としまや」さんへ行って来ました。昨年2月にオープンしたこのお店で、エーディコア・ディバイズの椅子をお使い頂いているんです。お客様の納入例をホームページでご紹介する「Works」でもご紹介していて、是非一度お伺したいと思っていました。

設計の段階から商品を見て頂き、お店のコンセプトやインテリアのアプローチから製品や仕様を決めていただきました。納入写真ではお店の様子は見ていたのですが、実際はどんな雰囲気なのか?どんなお料理が出るのか期待してお伺しました。神楽坂下へ向かう道から細い通りに入った雰囲気のあるお店が並んでいる一角に「としまや」さんはありました。エントランスのガラスに粧飾した幾何学模様が目印(実はこの模様、ガラスにクリアバンポンを張ったモノなんです)。お店に入ると予約したカウンターに案内されました。カウンターとテーブル席で20名ほどでしょうか、お店はほぼ満員でした。スタッフの方はシェフとコックさんの2名とサービスの3名ですが、慌ただしい雰囲気はなく、心地のいいタイミングでお料理も運ばれてきます。コースのお料理は、どれも鮮やかな盛りつけがされていて食べるのが惜しいくらい。しかも見た目はきらびやかでも味は普通(?)の、ありがちなパターンではなくとっても美味しいんです。味も盛りつけもとても繊細なんですが、完全オープンなキッチンの目の前で調理しているのですが、ナーバスな気配は微塵もなくどこかほっとするような雰囲気さえ感じました。シェフの豊島屋さんに、お店のオープンに至るいきさつやこだわりをお聞きしながら、最後の締めまで堪能させて頂きました。

因に「としまや」さんは、今年初めて開催した「エーディコア・ディバイズ納入事例写真コンテスト」で、飲食部門賞を受賞したお店なんです。和モダンのインテリアに、A-modeのMD-101NSが溶け込みとても居心地の良い空間でした。鮮やかな盛りつけのお料理も皆さんにご紹介したかったのですが、おっさんがカウンターでインスタ映えよろしく画像をカシャカシャ撮るのも気が引けたので、是非お店で実際にご堪能下さい。 (開発/武田伸郎)

■「としまや」さんWorksご紹介ページ ▶

ガラスに装飾された幾何学模様が目印です。
A-mode MD-101 チェア越しに見える、旬の食材を活かしたお奨めメニュー。

2018.1.25 SHOWROOM

ダイニングテーブルの選び方。

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.214(東京・広尾ショールーム)
東京は4年ぶりの大雪が降ったり、寒波が来たりと冬らしい日が続いていますが、この時期には気持ちは春に向かっていきますよね。これからご新居への入居やお引越を控え、家具選びをされている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ダイニングテーブルを選ぶポイントをご紹介します。

生活スタイルやご家族の人数、用途によって適したダイニングテーブルは異なります。テーブルを置く場所や用途などイメージを膨らませて、お気に入りのダイニングテーブルを見つけて下さい。
1.生活スタイルや用途によって選ぶ
ダイニングテーブルはお食事をするのがメインになりますが、パソコンや作業をしたりするスペースにもなります。お客様を迎える事が多かったり、リビングと兼用で使われたりとそれぞれ用途が異なると思います。来客が多いけれど、普段はスペースを有効に使いたい場合は、サイズを変えられるエクステンションテーブルがおすすめです。また、リビングと兼用で使う場合には、高さを押さえた低めのダイニングテーブルが便利です。
2.デザインとサイズを選ぶ
お部屋の広さと使用する人数でサイズを選びます。一人が快適に食事をする際に必要なスペースは幅60cm×奥行40cmといわれています。1〜2人用は80cm×80cmや90cm×90cm、4人用は150cm×90cmのサイズで、ゆったりお使いいただけます。6人用は180cm×90cm、210cm×100cm、8人用では240cm×100cm以上のものが目安となります。フォーマルなダイニングテーブルとしては、奥行100cm以上必要です。奥行が90cm以上のダイニングテーブルは、中央に大皿や調味料が置けたり、お花を飾ったりできるゆとりがあります。円形や楕円形は長方形のテーブルに比べて専有面積が広いので、スペースが充分に確保出来ない場合は長方形がおすすめです。また、ダイニング周りに必要な空間としては、椅子を引くスペース(70〜80cm)や人が通るスペース(60〜90cm)を確保できると快適です。
3.素材と色を選ぶ
ダイニングテーブルの木の色味は、フローリングの色や部屋のドア・建具などと合わせるとまとまった印象になります。明るめの色味はナチュラルでカジュアルな印象に、濃いめの色味は高級感や重厚感があり落ち着いた印象になります。無垢材の天板は使い込むほどに愛着が湧きますし、ガラス天板はモダンな雰囲気になります。お部屋の雰囲気に合わせてお選び下さい。

ダイニングテーブルといっても、お食事されるだけでなくパソコンをしたりお子様が勉強したりと用途は様々です。快適にお使いいただくには目的に合った素材やサイズ選びが欠かせません。また、快適に暮らすための動線の確保も大切です。お困りの事がございましたら、お気軽にショールームにご相談下さい。
(ショールーム担当:西條 恵理)

4人用で人気のA-mode MD-105Nシリーズのダイニングテーブル。幅150cmならゆったり4人掛け、幅180cmなら6人でもお座り頂けます。片側をベンチにしたスタイルも人気です!
上:エクステンション式のダイニングテーブルMD-802。天板を引き出すと、前後2人分のスペースが広がります。下左:テーブルサイドを極限まで薄く見せた天板のAD-053(SOTTILE)。モダンな印象のダイニングテーブルです。下右:今までの無垢材テーブルにはない、モダンなテーブルシリーズMD-107。奥行が95cmあり、ゆったりしています。

2018.1.25 PRODUCT

PRODUCT : MD-801 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.58
先月に引き続き2018年のニューモデル、A-mode Heritage MD-801ダイニングチェアを紹介します。MD-801は座面の幅が500mmとダイニングチェアとしてはゆとりのあるサイズ感で、成型合板で作られた柔らかな曲線がモダンヴィンテージな印象を与えるデザインのチェアです。

椅子の構造にはAD COREが得意とする成型合板の技術が盛り込まれています。フレームはビーチの単板を重ねる枚数を場所によって変える、不均等厚合板という技術を用いています。前脚と後脚は柔らかなカーブでつながり、左右のフレームは笠木と座の前部のみで接続し、3次曲面の成型合板である背座を組み合わせる事で強度のある椅子ができあがります。また、背座とフレームの固定部には、クリスマスツリークリップという自動車にも使われるパーツを使用し、メンテナンスが可能な構造になっています。しなやかにフレームが動くことで荷重を逃す構造になっています。

すっきりとしたアームの接続部は、高い精度で削りの加工を行い、ホゾとダボを併用し強度を高めています。背中に回ったフレームには椅子を引きやすいように手かけの掘りこみを施しました。シンプルでフラットな印象の座面にも、深い座り心地を実現するために様々な工夫が施されています。シェルの座面中央部に20mmのくぼみをもたせ、薄いウレタンを7層、さらに硬さの異なる2枚のウレタンを重ね計9層、41mmの厚みのあるクッション構成になっています。背座のシェルは一体でありながら座は柔らかく背は硬いウレタンを使用し、上質な座り心地を実現しています。

シンプルで柔らかいラインが特徴的なMD-801。新しさと懐かしさ、両方を感じることができるモダンヴィンテージのデザインです。高度な加工技術とディテールのこだわりによってデザイン性と機能を両立しました。見た目からは想像できない上質な掛け心地とモダンヴィンテージのデザインをぜひショールームでお試しください。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)

■MD-801 DINING CHAIR 製品ページ ▶

●画像はクリックすると拡大されます。

左:成型合板で作られたフレームの構成。右上:背座とフレームの接続部。クリスマスツリークリップという樹脂製のパーツを押し込み固定します。フレームに傷をつけずに取り外すことができ、メンテナンスが可能です。右下:不均等厚合板という技術を用いられた脚部。部位によって異なる枚数の単板を重ねプレスすることで、厚みが緩やかに変化し美しい仕上がりです。
左上:アームとフレームの接続部。ホゾとダボを併用することで高い強度を実現します。左下:手かけが掘り込まれた背のフレーム。右上:ウレタンの構成。20mmの座面のくぼみを埋めるように7層のウレタンを重ね、更に2層の硬さの異なるウレタンで覆っています。右下:フラットな座面の仕上がり。計41mmの積層ウレタンが深みのある掛け心地を生み出します。