COLUMN

2017.12.26 PRODUCT

PRODUCT : MD-805 Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.57
先月に引き続き2018年のニューモデル、A-mode Heritage MD-805ソファを紹介します。シンプルで低く抑えられたスタイルは1970年代のモダンなインテリアシーンをイメージしてデザインしました。

サイズバリエーションはW2400のワイド3PからW2100の3P、W1800の2Pソファに片アーム、コーナーソファを組み合わせることで様々なシーンに使えるシステムソファです。更にシェーズロングやオットマンを組み合わせ、サイズバリエーションのあるL型ソファとして使用することが出来ます。空間を広く見せるため背やアームを低く抑え、座の高さも380mmと低く設定しました。ポケットコイルを使用したしっかりとした深みのある掛け心地の座クッションが、オーク材の脚とフレームのボトムに乗せられ、低くスクエアな背とアームに囲まれる構成です。

シンプルに見える背やアームにも座り心地を考えたデザインが施されています。背や肘が当たる内側の芯材はテーパーが取られ、ウレタンフォームを付けることで柔らかな当たりになるようにしました。背の置きクッションは二重になっており、しっかりと腰をサポートして使用する場合は二重で、リラックスして使用する場合は薄いハードボードを外して、更に両方外して奥行き720mmのデイベッドとしてもお使い頂けます。ボトムはテーブルと同じようなフラッシュ構造で、厚みが55mmあり70mmのオーク材との組み合わせで高い強度を実現しています。全ての張りはカバーリングシステムを採用しメンテナンス性にも優れ、ファブリックを変えることでまた違った表情を見せます。

シンプルでスクエアなスタイルの中にも、ナチュラルで素材感のある柔らかな印象のMD-805。モダンすぎずナチュラルすぎないデザインはニュートラルな空間に溶け込み、ファブリックの組み合わせにより様々な表情を見せます。ぜひショールームで座り心地とともにお確かめください。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)

■MD-805 SOFA 製品ページ ▶

●画像はクリックすると拡大されます。

左上:背のクッションは二重に置くと座の奥行きが500mmになり、腰の当たりがしっかりサポートされるため小柄な女性でも快適にお使い頂けます。薄いハードボードを取り外すと奥行きが550mmになり腰の当たりが柔らかくなるため、大柄な男性でもリラックスしてお使い頂けます。左下:中身が二つに分かれた背クッションは、カバーの内部にもファスナーが取付けられ、カバーリングになっています。右上:座クッションにはポケットコイルを使用しています。右下:クッションの内部構造。スクエアな背クッションも、身体に当たる部分には柔らかなウレタンフォームが付いています。※写真は試作段階の物です。
左上:テーブルと同じようなフラッシュ構造のボトム。周りを囲むオーク材は置き式の座クッションがずれないよう、縁が立ち上がっています。左下:ボトムの裏面。ボルトを取り外すと背、座、アーム、全てを取り外すことができます。脚部はオークの無垢材を贅沢に削りだしています。右上:カバーリングシステム。背とアームはボトムから取外しカバーを交換します。取り外しやすいように見えない位置にファスナーを付けました。右下:背とアームは樹脂棒をガイドに位置を決め固定します。

2017.12.19 SHOWROOM

ショールームBGMのご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.210(名古屋・栄ショールーム)
先日の新作展示会に伴い、エーディコア・ディバイズ各ショールームで流れているBGMが新しくなりました。こちらのBGMはクリエイティブ・ディレクター瀬戸が選んでおり、各ショールームでは商品イメージやシーン等によって変えています。

今年の新作展示会のテーマに合わせてセレクトした楽曲の1枚目は、LUSRICA「MELODY PLACE」。デジタル音が気持ちを明るくしてくれるので午前中からお昼に掛けての時間帯にピッタリの1枚です。2枚目はSubmerseの「Are You Anywhere」。90年代初期のスロウジャムとインストゥルメンタル・ヒップホップをベースに、様々なサウンドをMIXした、聴いていて楽しくなるアルバム。シンセサイザーが所々ブレンドされていてとても新鮮です。夕方から夜に掛けては、繊細で透き通った歌声とデジタルな音源の中に、鍵盤やサックスで深みをだしたFKJのデビュー・アルバム「French Kiwi Juice」。FKJはSNSの動画で人気に火がついたアーティストで、様々な楽器を即興演奏する動画も是非ご覧下さい。最後の1枚はマイルス・デイヴィスとビル・エヴァンスのコラボアルバム「Complete Studio & Live Masters」モダンジャズの両巨頭二人のコラボレーションによる、コンパイルアルバムです。テーマの曲を調べて行く内に様々なジャンルやアーティストのヒットのきっかけ等、知る事が出来ました。時間体や気分、空間によって音楽をチョイスすることは、様々な生活シーンでとても重要な事だと思います。

2018年モデルイメージは新製品の「1970年代モダンヴィンテージ」。その時代は、トレンドの多様化、バリエーションの時代でした。個人の好きな物を選択するというスタイルです。ショールームのBGMもポップで軽快な音楽から、しっとりとした大人のジャズまでバリエーション豊かです。心地よいメロディーに耳を傾けながら、お気に入りの家具を見付けにいらしてください。皆様の御来店お待ちしております。 (ショールーム担当:小田切 里子)

左上:LUSRICA/「MELODY PLACE」右上:Submerse/「Are You Anywhere」 左下:FKJ/「French Kiwi Juice」右下:MILES DAVIS & BILL EVANS/「Complete Studio & Live Masters」
心地の良いBGMでお寛ぎ下さい。

2017.12.13 SHOWROOM

新しい展示品入荷しています。

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.209(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2018年新モデルを含む新しい展示が始まりました。

2018モデルのMD-805ソファは低くシンプルなスタイルで、1970年代のモダンなインテリアシーンをイメージしています。ダイニングテーブルMD-802はエクステンション機能を備えていますので、様々なシーンに対応します。ショールームではW1800サイズを展示していますが、両サイドを伸張するとW2300になります。来客があった場合もテーブルセッティングはそのままで、天板サイズを伸張する事が出来、非常に使いやすサイズになっています。伸張時には天板トップと平滑になり、しっかりと強度も保てます。女性でも簡単に伸張する事が出来ますので、ぜひショールームでお確かめください。また、和の空間にモダンなインテリアシーンを創りだす 座卓MD-806、座椅子MD-803も登場しました。実際に座椅子にお座り頂き、座り心地をお試し頂けます。お客様からはそのゆったりしたサイズ感やあぐ らを組んでも座卓に脚が当たらない所など大変好評を頂いています。

他にも新しいファブリックを使用したダイニングセット、ラウンジチェアなど入荷しています。木部の素材、塗装はもちろん、新しい張地もご覧頂けますのでぜひ実物に触れてみてください。皆様の御来店をお待ちしております。                                          (ショールーム担当:青木 由紀子)

2018新モデルのMD-801,802セット。左上:片側だけ伸張しても使用できます。
ぜひ実際に座ってみて、背のクッション性などご確認ください。

2017.11.30 DESIGNER

デザインは構造を考えるという事

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.79
東京から始まった2018年モデルの新作発表会は、先週の大阪で新作展示会が終わりました。今回の新作はいつも以上に中身に時間をかけた作りが多く、見えない所に時間を費やしました。お客様からは椅子やソファの座り心地の良さの感想をいただきました。その中でもダイニングテーブルのデザインと伸長式の機能についてかなりの反響をいただきましたが、製品だけ見られた方は、スムースな動きの伸長機能が、既製品を使って動いていると思われた方もいらっしゃいました。

西洋では昔から伸長式のテーブルは来客用のフォーマルダイニングに使用されていますが、モダンなタイプが少なく、セットした後の移動が困難だったり、伸長する場合にテーブル上の物を全て取りのぞく必要があったり、天板の厚みがあるのでアームチェアが中まで入らなかったりと、ウィークポイントがいろいろあります。当社のMD-802はモダンなフォーマルダイニングテーブルとして使用可能で、伸長式に見えない完成されたデザインを目指しました。また、テーブルとしての十分な強度と、可動時の耐久性を持たせるように、伸長機能の強度にもこだわり、オリジナルの機構を設計し完成させ、特許出願を行いました。お客様からはトライ&エラーを繰り返して何度もの試作を行ったんでしょうね?と言われましたが、設計に時間はかかりましたが、2度の試作で完成する事ができました。

デザイナーは表面の形を考える事が仕事と思われていますが、私自身は家具は構造も考えるのがデザイナーの仕事と思っています。椅子は構造体がそのままデザインで、構造とデザインは同じです。子供の頃にスーパーカーブームだった時に、レーシングカーやバイクのデザイナーになりたかったのも、表面の形だけでなく、中身と一緒に考えないと機能的な形ができない事をなんとなく感じていたからだったのを記憶しています。動く物は何でも好きで、小さな頃からなんでもバラして組み立てるような事をしていて、今では車やバイクの足回りやエンジンなどバラしています。車やバイクのエンジンや足回りは機能的に考えられていて、耐久性にも優れた設計がされていて、家具の設計に参考になる事が多くあります。若い人には、どんな構造にも考えられた機能があるので、表面より中身を見た方が良いと言います。また、形には意味と理由があり、デザインも同じで、理由が無いデザインは価値が低いと話をします。

新作の伸長式のテーブルは引出しのように天板が出てきて、天板のトップと同じ高さに上がり、固定する事が条件で、スライドと上昇して戻り止まるという動作が求められました。最初に動作姿を決めて機構を考えて行き、動作するスライド量から脚の位置が決まり、動きから機能のスライドレールを考えました。今はCADがあるので、精度ある図面と動きのシュミレーションを描く事ができるので、昔のように手書きの図面から想像するだけでなく、比較的早く形にする事ができました。でも、最初は頭の中の動きを手書きのスケッチにして、出張中の機内でペンで手帳に書いた絵が基本設計をして設計をしました。動きは模型を作って確認し、実際の伸長時と納まり時のカクッとある手応えのあるキャッチは試作時に修正して完成させました。完成した形はシンプルで動きもスムーズなので、サラッとしたデザインと設計に見えますが、頭の中では何度もシュミレーションして創り上げた物なんです。私自身、サラッと簡単に見えて実は難しいデザインの方が好きなんです。

新作展示会も終え、各ショールームには新作が展示されてます。お忙しく発表会へ来られなかった方はぜひ、新しい伸長式のテーブルや中身にこだわった椅子、ソファをお確かめ下さい。かなりの自信作です!
(クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

MD-802のエクステンションテーブル。MD-802-180 W1800からW2300へ片側W250ミリづつW500伸長します。 テーブル木口に納まっている時には伸長式とは見えません。
左上:エーディコア・ディバイズのテーブルは裏の仕上げが必須なので、伸長した天板裏も仕上げています。 左下:天板が移動する動作方法を決めて、右下:動作させる為のスライドレールの溝形状を考えました。

2017.11.28 SHOWROOM

今年のクリスマスツリー

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.208(東京・広尾ショールーム)
秋のイベントが終了し、街が華やかに彩られる季節になりました。あちらこちらでイルミネーションやクリスマスツリーが見られ、楽しい気分になりますね。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、エントランスにクリスマスツリーを飾りました。

ショールーム用の大きなツリーは、飾り付けの作業もなかなか大変です。3mもの高さがあるツリーの枝を生きているように丁寧に広げ、オーナメントを飾っていきます。自分たちで飾ると愛着がわき、何度もオーナメントを入れ替えたりイルミネーションを調整したりと、納得がいくまで繰り返してしまいます。イルミネーションが点灯すると、ショールームの前を通る人たちもツリーを見ながら通り過ぎて行きます。今年のテーマカラーは赤。ウッディなオーナメントを合わせて、ナチュラルさをプラスし温かみのあるツリーになりました。

エーディコア・ディバイズの各ショールームでは2018モデルの新作家具も含め新しい展示がスタートしています。エクステンション機能を持つダイニングテーブルや座椅子、座卓等これまでになかった製品がラインナップに加わっております。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)

エントランスのドアには、赤いポインセチアやリボンのスワッグを飾りました。リースとはまた違った雰囲気です。
2018モデルの新作をフルラインナップで展示しております。