COLUMN

2017.5.16 SHOWROOM

老舗の園芸店

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.189 (名古屋・栄ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、季節やスタイリングイメージに合わせてテーブルグリーンを変更しています。ご来店頂いたお客様から植物のディスプレイを褒めていただいたり、購入先についてご質問頂く事も度々あるのですが、ショールームの植物を購入している店舗のひとつ、「名古屋園芸」さんをご紹介します。

エーディコア・ディバイズ名古屋・栄ショールームから電車で一駅の新栄町の駅にあるこちらのお店は、創業60年。都心でも四季を感じられる様にと旬の花や新鮮な植物を取り揃えていて、切花はもちろん洋ランや観葉植物、花苗等、品揃えも充実している地域に愛される園芸店です。いつ訪れてもたくさんの人で賑わっていて、お花や植物に詳しい店員さんばかりなので管理方法や用途や環境、日当たりなどの相談にも適切なアドバイスがもらえます。私もショールームでのディスプレイに悩んだときに相談させていただいていますが、親身になって丁寧に答えてくださいます。外の販売スペースになっている庭園では、季節毎に旬な植物や、季節のフルーツの栽培方法まで教えていただけるので、ずっと飽きる事なくお店にいられておすすめです。

今回、NEOCLASSICO Heritageのリビングテーブルに、室内でも比較的育てやすく、スミレに似た薄い青紫の花が可愛らしいセントポーリアという花苗をプラスしました。機会がございましたら、是非お越しの際にお立ち寄り下さい。
(ショールーム担当:小田切 里子)

店内は切り花はもちろんですが、フロア毎に種類が分かれています。写真のこちらは2階の観葉植物・室内グリーンコーナー。何度訪れても気持ちの良い空間です。
新しく仲間入りしたセントポーリア。淡い色味でとても可愛らしいお花です。室内でも比較的育てやすく年間を通してはなを咲かせます。

2017.5.15 SHOWROOM

新しいBGMのご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.188 (大阪・心斎橋ショールーム)
毎日爽やかな気候が続いて、一年の中でも過ごしやすいシーズンとなりましたね。エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、そんな季節にぴったりのBGMを取り入れました。

1枚目はボストンで活躍中のmonologの大ヒットカバーアルバム「Re:Live」の復刻版です。90年代を中心とした名曲の数々を、JAZZの解釈で再構築されました。原曲は聞いた事もあるHIP HOP、ソウル系の曲ばかりなので、ついつい聞き入ってしまいます。2枚目は音楽ライター金澤寿和(Light Mellow)さんが手掛ける洗練のコンピアルバム「Take a Trip」です。タイトル通り、思わず旅に出かけたくなるような明るい曲ばかりです。レムリアやジョン・ヴァレンティなど、往年のクラシックスも織り交ぜ彩り豊かな1枚です。3枚目はUKを拠点に活動するシンガーソングライターJoel Sarakula「The Imposter」。60’s、70’sのヴィンテージソウルを下敷きにモダンなセンスと抜群のメロディーで絶妙ソウルフル・ポップスアルバムです。

BGMはデザイナーの瀬戸が季節感や「今」の雰囲気を感じさせるサウンドを選んでいます。ぜひ心地よいメロディーに耳を傾けながらごゆっくりとお過ごし下さい。皆様の御来店お待ちしております。(ショールーム担当:青木 由紀子)

どの曲も今の季節にぴったりです。おいしいフレーバーティーと共にお待ちしております。
次回ブログでは少しリニューアルしたショールームをお届けします。

2017.4.28 DESIGNER

ミラノサローネも差別化?

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.72
三年ぶりにミラノへ行ってきました。4月4日から9日まで開催されたフィエラ会場のミラノサローネと、市内で行われる様々なデザインイベントのデザインウィークです。今回は混雑を避けるために7日の後半から回りました。イタリアでは空港や鉄道のストの影響を受けた方も多かったのではないでしょうか。この時期に合わせるように行われるストは本当に迷惑です。

ミラノで見ていたテレビのCNNでは、ユナイテッド航空のオーバーブッキングで乗客の引きずり出されるニュースが何度も流され、航空会社のビジネスクラスとエコノミーのクラスでの差別化なども話されていました。三年ぶりの見本市会場では、差別化されたブースが上位のブランドの多くに見られました。入場する際に受付をしないと入れない登録制や、エリアをVIP用と一般用と分けていて、まるで飛行機のエコノミーとビジネスです。VIPの中でもより上位顧客用のファーストエリアもあり、露骨な感じがしました。三年前までは、上位ブランドではミノッティだけだったのですが、今年は上位ブランドのほとんどがこの手法を取った展示方法でした。

VIP用エリアは空いていてゆっくり見て座る事は出来ますが、一般用エリアは混んでいて、座る事も見る事もなかなかできません。私はプレスカウンターで申請して、中でゆっくり写真を撮り座る事は出来たのですが、ミノッティではいつもの広報担当が辞めてしまい、日本の代理店を通せと入らせてもらえませんでした。そこで、一般用エリアに入ったのですが、人混みの中で製品を見る事は出来ませんでした。この手法を取るブースの中には、VIP用のエリアが一般の倍の広さの所もあり、本当に今の飛行機の中のビジネスクラスのようです。ブランドの中には展示ブースをガラス張りにして、その外で展示だけは見られる所もあり、中にいて写真を撮っていると、ガラス外からの視線を感じ、動物園の動物になったような気持ちになりました。混雑している一般ブースを見ると入れて良かったと優越感にも浸れますが、なんだか人を差別してるようで、デザイナーとしては、複雑な気持ちになります。でも、この人出では、商談など売上げに直結する見本市会場では購入していただくお客様をより大切にする事は仕方ないかなとも思います。

市内のデザインイベントでは企業PRの展示が多く、そういった差別化された展示はあまり見られません。エルメスやルイ・ヴィトンなどのスーパーブランドもインテリアに関する展示を行っていたのですが、さすがスーパーブランド、誰に対してもスマートな対応で感心します。ルイ・ヴィトンでは東京で昨年開催されたボンボヤージュ展と同じように、係員が通り過ぎる人に声をかけながら、説明をしていました。その一人に声をかけられて、話を聞いていると、「こちらにどうぞ」とドアを開けて別室へ。中に入ると私達だけで、、外では触る事のできなかった作品を触れたり座る事ができ、説明もしてくれます。なんてスマートな接客なんだと感心します。あとで会場を見ていると、それっぽいお客様を見つけては中に案内しています。さすがスーパーブランド、皆さんには知られないようにさりげない差別化をしていました。なんだか世の中、顧客第一主義、、。クラス分け、、。世界中に広がっているどこかの国の自国第一主義のような印象を肌で感じたミラノでした。日本ではクラス分け差別を感じる事はありませんが、イタリアでは身なりで人を判断する事を感じます。つま先から頭まで視線が往復している事を何度も感じました。それなので、イタリアではスーツにネクタイをして歩くようになります。ロサンゼルスのラフな格好の方が私には合っているんですが、、。

肝心なサローネと市内イベントはどうだったかというと、見本市会場の作り込まれた展示やデコレーションはいつもながら素晴らしく、グリーン等の使い方が大胆なブースが多く、和を感じさせるインテリアが印象的でした。しかし、どのブースもグレイッシュな色合いでみんな同じに見え、写真整理をしていてもすぐにどこのブランドか思い出せません。向いている方向は同じなのでしょうが、クラス分けされた展示手法だけが記憶に残ったミラノでした。今回のミラノはレポートセミナーはしませんが、私自身が、興味を持った35カ所のインテリアやデコレーションの写真を収録したCDを販売します。お楽しみに!
(クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

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左上:ベッドブランド Flouのブース。中に廊下があり、部屋とはガラスで仕切られています。一般の方は廊下から部屋を見ます。右上:Poliformのブース。入口が両側にあり、右側が一般エリアです。人が溢れています。右下:同じPoliformのブースでVIPエリアでゆっくり見れます。しかし、その上に飲食しながら商談できるファーストエリアがあります。通常分からないように目隠しされていますが、ここは下からも見えます。左下:Molteni&cのブースは登録制でインヴィテーションを持った人が優先的に中に入れます。
今年は和を感じるインテリアが多く見られました。インテリアはグレイッシュな色のブースがほとんどで、植物使いが大胆になり、樹木を使った中庭的なスペースがあります。左上:Poltronaflouのブース。障子をイメージした壁で仕切られカエデが置かれます。障子枠の素材はポプラ材なので、檜のような白さはありませんが、、。右上:カエデの植栽を植え日本をイメージした外観です。左下:Poliformのブースも植物のあるスペースにグレーの窓枠があります。右下:収納ブランドのLEMAのブースです。森のように大きい植物が置かれたスペースが中心にありました。

2017.4.27 DESIGN

日本武道館

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.60
先日、まだちょっとだけ桜の花が残る九段下の日本武道館に行ってきました。皇居の周りを走る事はありますが、武道館を訪れるのは久しぶりです。最近はほとんど聴かなくなったロックミュージックですが「彼らだけは観たい!」と思っていたマンチェスターのバンドが22年振りに来日(僕は初来日の時しか観ていないので実に25年振り!)、しかも武道館での公演!!期待と不安を胸にワクワクしながら会場に向かいました。

僕はライブ鑑賞でしか観たことがないのですが、日本武道館は1964年に『武道の殿堂』として開館、第18回東京オリンピックで初めて正式採用された日本の国技・柔道の競技会場として使用され、以来様々な武道の大会や振興普及事業が行なわれてきました。一方、さまざまなイベントにも利用されていて、コンサート会場としては「ロックの聖地」とも言われています。国内外を問わず伝説的なコンサートが多数開催されてきましたが、海外アーティストが武道館公演をきっかけに世界的にブレイクした例も多いですよね。日本武道館は年間約200以上のイベントが開催され「空いている日は無い」といわれるほど50年以上に渡り日本の文化を支えてきたホールなのです。

日本武道館の設計は山田守氏。日本の象徴でもある富士山の曲線をイメージしたと言われる緩やかな勾配を持った屋根が美しい。アリーナ席を含めると約14.000人収容出来るホールですが、観客の見易さを考慮して視線の距離が最長でも40m以内になるよう正八角形の平面形状に設計され、どの席からもステージをある程度ちゃんと観る事が出来ます。そんな武道館ですが、2020年の東京オリンピックに向けて改修工事に入る事が発表されました。久しぶりに訪れましたが、座席や通路、休憩室やトイレ等、設備の旧さは否めませんでした。人の動線やバリアフリーの対応等、現代のレベルでは許容出来るレベルではないので、改修工事は必須なのでしょうね。

ビートルズの日本武道館公演から50年、今週のポールマッカートニーの武道館公演でも「武道館改修前の最後のコンサート」と謳われていました。改修は2019年9月からの予定ですが、僕が改修前の武道館を訪れるのも今回が最後かもしれません。演奏も十分堪能してきましたが、歴史ある日本武道館の雰囲気もしっかりと記憶に刻んで来ました。皆さんも機会があればぜひ脚を運んでみて下さい。(企画開発/武田伸郎)

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日本武道館アリーナ席から見上げた日の丸です。
25年振りに観たストーンローゼスのライブ!ギターバンドでこれだけ踊らされるのは彼等だけ。

2017.4.26 PRODUCT

PRODUCT : MD-705 Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.49
今回は2017年の新モデル、A-mode Heritage シリーズからボタン絞りとパイピングが特徴の、ナチュラル感と上質さを併せ持つ組み合わせ自由なシステムソファ、MD-705をご紹介します。

発売直後から好評を頂いているMD-705、ホワイトオークの無垢材を贅沢に使用したフレームに、パイピングとボタン絞りを施した背と座をセットしたシンプルなデザインです。全体の奥行き850mmとコンパクトなスケールながらも、座面の奥行きは630mmに設定し、ゆったりとお使い頂けます。ホワイトオークを削り出した脚部は滑らかなカーブを描きフレームにつながります。脚部の断面を楕円形にすることで、細身で洗練された印象ながらしっかりとした強度を実現しました。

ボタン絞りを施したフラットな座面にはポケットコイルを使用し、しっかりとした掛け心地で、デイベッドのようにもお使い頂けます。このボタン絞りを座面、背だけではなくアームにも施し、3人掛けのソファーとシェーズロングなどソファをL字に組んだ際にもアームから背へと途切れることなくボタンの並びが続くようデザインしました。また厚みの異なる背クッションとアームのクッションを、ソファを組み合わせた際に一点で繋がるように丁寧にデザインしました。ボタン絞りとパイピングは通常の共布に加え、3色から選べるレザーのオプションもご用意しました。

パイピングとボタン絞りがシンプルなデザインのアクセントになり、モダンとヴィンテージの印象を併せ持つMD-705。しっかりとした掛け心地でフォーマルさを求められるコントラクトの空間にもお使いいただけます。さまざまなインテリアに合わせることができるMD-705であなたの空間をコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/富所 駿)

■MD-705 ソファ 製品ページ ▶

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左:ホワイトオークの無垢材を贅沢に削りだした脚部。滑らかなカーブを描きフレームにつながります。右上:アームから背裏上部につながるパイピングはフォルムをシャープに際立たせます。右下:脚部の断面を楕円形状にすることで、細身な印象で十分な強度を持たせました。
撮影のためクッションを取り外した状態です。 左上:アーム部にもボタン絞りを施すことで、ソファを組み合わせた際にもボタン絞りの並びが途切れません。左下:座面のクッションにはポケットコイルを使用し、しっかりとした掛け心地。デイベッドのようにもお使い頂けます。右:厚みの異なるアーム部のクッションと背クッションのラインを美しくつなぐ事で、違和感無くソファーを組み合わせる事が出来ます。