COLUMN

2016.3.2 SHOWROOM

春のフレーバーティー(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.148
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、ご来場頂いたお客様へ、その時々の季節を感じて頂けるフレーバーティーをご用意しています。今回は春に向けて苺とお花をミックスさせたフレーバーティーをご用意しました。

緑茶ベースの「とちおとめ」は、緑茶の茶葉と天然由来の甘酸っぱい香りのとちおとめをドライし、たっぷりと使用しています。熱めのお湯を注ぐと苺の甘い香りが広がります。緑茶の苦みが和らいで飲み口もスッキリ!爽やかな風味が楽しめます。もうひとつの紅茶ベース「ミモザ」は、とてもフローラルな香りが楽しめます。エルダーフラワー、マリーゴールドが茶葉とミックスされて少し柑橘系よりのフレーバーティーです。商品名にもなっている「ミモザ」は春の訪れを告げる花。まさに春をギュッとしたような香り、味が楽しめます。

現在、エーディコア・ディバイズ東京・名古屋・大阪各ショールームでは、ご来場プレゼントキャンペーンを開催しています。3月31日までとなっておりますので、ぜひこの機会にご来場ください。一足先に春を感じて頂けるディスプレイとフレーバーティーと共にお待ちしております。                  (ショールーム担当・青木 由紀子) ご来場キャンペーンの詳細はこちらから

どちらもホットでご用意しています。ぜひ香りも楽しんでくださいね。(左:とちおとめ、右:ミモザ)
日中は太陽の光がたくさん入り込むようになりました。ディスプレの桜もそろそろ咲きそうです。

2016.2.29 DESIGNER

フォトグラファーはセンスとカット数

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.56
この十数年、海外レポート等たくさんのセミナーをしています。そのセミナーの写真は、全て私自身が撮影したものです。昔の写真を見ると下手だった事がよく分かります。数をこなすと上手くなるのか、最近の写真は綺麗に見え、展示会の壁を飾るイメージ写真も撮れるようになってきました。皆さんから「良いカメラを使っているのですか?」とよく聞かれます。最近ではミラーレスの一眼レフを使っていますが、それももう5年落ちの物で、その前は普通のコンパクトデジタルカメラでした。学生の時に写真の授業があり多少写真については習いましたが、授業を受けても上手に撮れる訳ではありません。

エーディコアで家具のデザインをして31年になりますが、カタログ撮影の為に沢山のカメラマン(海外だとフォトグラファー)と一緒に仕事をしてきました。今、お願いしている方は日本では丸山和久氏と、アメリカではDominick Guillemot氏です。二人とも本当に穏やかで、一日に沢山の写真を撮影するのに最後まで変わらずに仕事ができる方々です。フィルムもデジタルも両方できるので、光から流れる影が自然で、デジタルに頼りすぎずに自然な写真を撮れます。何より両方ともにセンスがあります。写真も構図とバランスが大切で、デザインと同じなんだという事が理解できます。私自身、様々なカメラマンと仕事をして近くにずっといるので、何をしているか観察しながら、勉強させていただいてます。フィルムの時は絞りや、立体感の出し方。この十年は写真撮影後のソフトPhotoshopの使い方。日本人カメラマンの丸山さんの後ろで、どうやって写真を調整、修正しているか見て覚えました。本など見ずに独学です。なんだか、職人の世界でテクニックを盗むような感じです。

プロのカメラマンはアングルが決まるまで本当に多くのシャッターを押します。そしてアングルが決まってからカメラ位置を固定してライティングを決めてレンズセッティングなどしていきます。アングル(構図)を決める時には、カメラマンと一緒に決めるのですが、私もデザイナーですので、自分の見せたい角度、綺麗に見える角度などありますが、私自身が気がつかない方向や高さからの構図を提案されて、それに変える時もあります。ロス撮影の時も撮影に望む前に大体の構図を決めて望むのですが、光の関係等でどうしても良く見えない時、製品自身の魅力を引き出す構図を提案いただきます。これだけはやはりセンスだなって思います。ロスの撮影でお世話になっているYasukoさんの友人で、サンローランのクリエイティブディレクター、エディ・スリマンはディオール・オムを辞めてから5年間ファッション誌等でカメラマンとして活躍していました。今でもサンローランの広告写真は彼自身が撮影しています。2年前に訪問したベニスビーチに話題のローズホテルを作ったグレン・ルッチフォードも有名なカメラマンです。ホテルのインテリアに彼のセンスが光っていました。二人とも二次元の構成だけでなく、立体的なセンスがあり、一流のカメラマンはデザイナーとしても一流なんだと思います。そうそう、今回も撮影をお願いしたドミニックさんの広大な庭と自宅は本当に素敵でした。

良いカメラはピントがきている写真は撮れますが、センスのある写真が撮れるかはどうかはシャッターを押す人のセンスなんです。それはちょっとした事なんですが、、。私自身、取材をする時は数千枚の写真を撮って使えるのは1/4くらいなんです。他はダメな写真が多いんです。皆さんもぜひ沢山の写真を撮って、良い写真を選ぶようにして下さい。
                                (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

今回も撮影をお願いしたドミニック氏。部屋の壁ギリギリまで引いての撮影です。彼のマリブにある家は3600坪ある敷地で、整備された庭が広大で、その庭に点在するスタジオとしても使う家もインテリアが素晴らしいものでした。
プラダの広告写真で有名になり、ファッションフォトグラファーとして世界のカメラマンの10人の一人と言われる、グレン・ルッチフォード氏とベニスビーチにあるROSE_HOTEL。今話題のエリアにあるホテルで、デザインホテルが主流だったLAにナチュラルな自然体な住まうようなホテルとして話題です。置かれている家具は彼自身がスワップミートで集めたヴィンテージ家具が置かれます。

2016.2.26 DESIGN

新人工場研修へ行ってまいりました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.46
先日、新入社員の工場研修に行ってきました。入社後、研修期間を経たスタッフを引率しての研修です。家具やインテリア業界の経験者から全く異業種からの転職者と経歴は様々ですが、家具を製作する現場を直接見て、仕事に活かしてもらう為の大切な研修です。

今回は、椅子・テーブルを中心にソファも製作する工場を視察しました。家具は毎日の生活に欠かせないアイテムですが、製作工程や構造、仕上げ方や塗装等、一般の方はもちろん家具に携わる仕事をしていても中々見る機会がありません。今回も資材の準備から様々な加工、組み立てから塗装工程まで、家具が出来上がるまでをしっかり見て廻りました。様々な種類の木材や大きな成型プレス機械、木材を寸分の狂いもなく加工していくNCマシンなど、初めて見る社員は驚きのまなざしで熱心に見学していました。

工場研修は、どのように家具が出来るかを実際に見事が目的ですが、それ以上に工場の熱気や匂い、職人さんの手際や気遣いなどを感じて、どれだけ手を掛けて家具が創られているかを感じてもらう事も大事だと思っています。巨大な機械や最新鋭のマシンで加工する華やかなところに目が向きがちですが、素地研磨や塗装の下塗り、梱包作業など、どの工程でもちょっとしたミスによって製品がダメになってしまいます。そんな緊張感を実感してもらうため、スタッフには工場で流れている自社製品のパーツ加工作業を体験させました。簡単そうな作業に見えても、いざ自分が手を掛けるとなると話が違ってきます。(失敗したら大変です!!)ちょっとしたハサミの入れ方、研磨ペーパーの当て方で後々不具合が生じるかもしれません。はじめは恐る恐る、でも次第に要領を掴んでくるとちょっとは?手際も良くなってきて、予定の工程を何とかこなす事が出来、研修も無事終了出来ました。

工場の皆さんには大変お手数をおかけしてしまいましたが、すごく良い研修が出来ました。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。新入社員も今回の研修で得た体験を、今後の仕事に活かしてくれると思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

女性スタッフはテーブル脚部の研磨作業。研磨した粉で真っ白に・・・。
男性スタッフは繊細な張りの為のパイピングのカット作業。

2016.2.26 PRODUCT

PRODUCT :MD-202 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.35
今回から製品紹介をデザイナーの視点で、その製品の一押し、こだわった部分のクローズアップを伝えします。今回はA-modeブランドからMD-202を紹介いたします。

エーディコア・ディバイズ製品ではスタッキング可能な椅子は多くあります。木製フレームと金属フレーム、CERVOのような木金混合のタイプがありますが、金属フレームのスタッキングは軽量で、コンパクトにスタッキングできます。このような金属フレームの椅子は一般家庭より、コンベンションや学校、企業の中のコントラクトでのお使いが中心でした。大きな社員食堂では一度に5000脚以上の納入実績もあります。その金属フレームの椅子の中でA-modeブランドのMD-202は、クッション性の高い座り心地の良さから、コントラクト物件より、一般家庭のダイニングとして多くお使いいただいていた椅子です。そのMD-202がこの春に社員食堂へ1000脚納品されます。コスト面では厳しい社員食堂に当社の製品をお使いいただくのは、デザイン性や耐久性だけでなく、座り心地も評価いただいての事だと思います。そのMD-202のこだわりを紹介いたします。

MD-202のデザインは、A-modeのブランドイメージのアメリカ西海岸のモダン住宅をイメージした、シンプルでスクエアなデザインです。フラットな座と背がシンプルなストレートなスチールパイプのフレームに乗ったとてもシンプルなデザインで、一見硬そうな印象を受けます。しかし、腰掛けると、固めのウレタンと驚くほどの深みのある描け心地に驚かれると思います。合板の上に薄いクッションが乗っただけの椅子に見えますが、実はお尻を乗せる座の部分が丸くお椀のようにへこんでいて、そのへこみを隠すような厚みのクッションが座の中心部に使われているからです。座の周りは25ミリのウレタンフォームを使用していますが、座には40ミリのウレタンフォームが使われています。その座を受ける脚部は存在感を無くすようにとても細いパイプが使われます。しかし、スチールパイプは車やバイクにも使われるハイテンション鋼を使い強度にもこだわりました。

椅子は実際に座ってみないと分からない物があります。座り心地が良さそうで、長時間座っているとお尻が痛かったり、硬そうに見えて、とても快適な座り心地だったり、本当に見た目では分かりません。椅子を選ぶ際にはじっくり座ってみて下さい。                              (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

■MD-202 製品ページ ▶

左:一見するとフラットな板が折れ曲がった座で硬そうに見えます。右:座を横から見ると座裏がお椀状に出っ張っているのが分かります。
デザインのスケッチです。脚の前後フレームをつなぐのは薄いスチールプレートで、その間にお椀状に座の成形合板が乗せられます。その為に表からは座の本当の形状が見えません。しかし、座の本当の厚みは70ミリ近くあります。

2016.2.25 SHOWROOM

春のディスプレイ(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.147
もうすぐ3月だというのに近頃は寒の戻りで寒い日が続いておりましたが、今週からは暖かな陽射しが降り注ぐでしょうか?そろそろ冬服にも飽き、少し軽やかに春のファッションを楽しみたい頃になってきました。

季節を少し先取りして、エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームではディスプレイを春モードにチェンジしました。今回のテーマは「Pink bloom」。ショールームにピンクのお花が咲き乱れるイメージです。随所で春を感じていただけたらと思います。NEO CLASSICOには“桜”、NEO CLASSICO Heritageには“カランコエ(クイーンローズ パリ)”、AD COREには“ヒヤシンス”。ヒヤシンスからは甘い香りが漂ってきて心が癒されます。桜はあっという間に満開になり今、見頃です。

これから春バージョンのクッションの入荷を予定しております。お花に囲まれた空間で春のインテリアやファッションのイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?春のヒントを探しにぜひご来場下さい。お待ちいたしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)

蕾だった桜はあっという間に満開!一足お先にお花見です。
“ヒヤシンス”は球根から育てるのも楽しめます。八重のお花が可愛い“カランコエ“。