COLUMN

2016.4.26 DESIGN

木材の王様「エボニー」

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.48
先日お仕事の引き合いで、エボニー(黒檀)材をいろいろと当たっていました。エボニー材なんて本当に久しぶりで、最後に使用したのがすでに20年前??チェストの把手に無垢材のエボニーを使った記憶があります。エボニーといえば木材の最高級品、伐採も国際条約で禁止されている貴重な木材でおいそれとは使えない素材ですが、「ここはエボニーじゃないと」、というところにも使えなくなりつつあるようです。

エボニーはピアノの鍵盤や弦楽器の指板(弦を指で押さえる部分)などに使われる、非常に硬くて摩耗に強い木材です。元々貴重な素材でしたが、ギターなどの指板にも使われていました。代表的なモデルがギブソン社のレスポールカスタム、マーチン社のアコースティックギターも有名です。僕が初めて購入したギターがレスポールカスタムのコピーモデルでした。(確か6万円)値段からして指板がエボニーであるはずも無く、それっぽく見えたのは違う樹種に着色していたんだと思います。(ちなみに半年後に買い替えた2本目はちゃんとしたエボニー指板でした)

このブログを書くにあたって最近のギターのマテリアルを見ていたら、本家本元・オリジナルであるギブソンUSAがエボニー指板の使用を止めており、数年前から「リッチライト」という樹脂素材を使用していました。貴重な資源を保護し、環境問題に対処することは致し方ない事だと思いますが、本家ギブソンのギター指板が樹脂になってしまったという事実は少なからずショックでした。コストと品質管理のためにはやむおえない選択だったのだと思いますが、・・・何かとても寂しい気持ちになりました。

私達の業界でも資材不足から来る価格の高騰、製品のバラツキや品質を均一化するために、天然の木材ではなく人工突板やプリントの表面材が続々と誕生しています。一見して本物と見間違う程出来が良いモノもあり、天然資材より本物らしく見えて?バラツキもありません。いまはまだフェイク扱いの人工木材マテリアルですが、将来は人工木材が当たり前の時代が来るかも、というか来ているんでしょうね。僕はまだ弾いた事はないのですが、リッチライト素材のギターは、音もタッチもエボニー素材のものと判別出来ないくらいの出来のようです。僕は「天然素材こそ最高」と未だ思っていますが、「天然素材」の捉え方が、徐々に変わりつつあるのかもしれません。
(企画開発 / 武田 伸郎)

こちらが今回サンプル用に製作したエボニー(黒檀)の突板。濃淡のメリハリの効いた木目です。
右がリッチライト指板のギブソン・レスポールカスタム。左はエボニー指板のレスポール。違いは・・・分かりませんよね。音や演奏性でも違いが分からないようです。
こちらは自前のフェンダー・ストラトキャスター。右の指板はローズウッド、左はメープル指板。どちらも貴重な木材ですが、エボニーと比較するとまだ入手出来る素材のようです。

2016.4.26 PRODUCT

PRODUCT :053-MODEL Lounge Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.37
2014年にスタートしたネオクラシコブランドのアメリカンクラッシックシリーズ、ヘリテージに2016年モデルとして、053-MODELなど2点のラウンジチェアを発表しました。ヴィンテージ、フェミニンからスタートしたシリーズはエフォートレスシックをキーワードに、エレガントな大人なカジュアルをイメージしたデザインはスタートから多くのご指示をいただいてます。

その中でも今回紹介する053-MODELは、デザインと掛け心地の良さから一番人気の製品になっています。ベルジャン・スロープ・アームチェア/053-MODELはシンプルな19世紀ベルギースタイルのインテリアをモチーフにデザインされ、その時代流行したウィングチェアのウィングを控えめにし、なだらかなアームを持つシンプルなラウンジチェアです。頭まで包まれる空間は、静かで落ち着いたパーソナルな空間を創るために効果があります。

053の構造は、体重を支える座に鋼製ウェーブバネを木フレームにしっかりと固定、その上に多層のウレタンとスーパーソフトウレタンを使用したクッションを置きました。特徴のハイバックの背は弾性ベルトをクロスに組み上げ、腰の当たりはしっかりとしたウレタンフォームを使用、背から頭にかけては雲の上に寝ているような柔らかさを出すためにスーパーソフトウレタンを多層に重ね、背骨のカーブに沿うような形状に作られています。その柔らかな座り心地は女性(150センチ)から男性(190センチ)の方まで、巾広い身長の方に、快適にご使用いただけるように、開発時に試作を重ね細かなモジュール設定を行い完成させました。

包み込むような柔らかな座り心地は、ただ柔らかいのではなく、しっかりとした木フレームと鋼製バネに守られた、安心できる長くお使いいただけるラウンジチェアです。住宅のリビングだけでなく、コントラクト物件でも長くお使いいただける製品です。ぜひお座りいただきお確かめ下さい。          (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

■053-MODEL ベルジャン スロープアーム チェア ▶

当社の東京広尾スタッフの営業課長の下山君(182センチ)と小山内さん(155センチ)の座り姿です。二人とも快適に座れます。巾広い身長に対応する、腰と背のバランスのモジュールを決めるために試作を重ねました。
左:背は腰と背で弾性ベルトの引っぱりを変えて腰の部分は少し固めにしてウレタンフォームも背より固めの物を使用して腰を支えます。座フレームには鋼製バネが張られます。右上:アーム内側には合板にチップウレタンが張られしっかりとした形を作りその上から柔らかなウレタンが張られます。右下:アーム外から背裏には優しいカーブを出すために綿が貼られています。(通常ならウレタンフォームを使用)

2016.4.22 SHOWROOM

広尾のタケノコ2016(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.154
春爛漫とまではいきませんが、ようやく温かくなりいよいよ春の陽気になってきました。街では色とりどりの花々を見かけるようになり、気分も華やぎます。

芽吹きの季節の到来とともに、エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームにも“旬”が訪れます。ショールームの南側の庭に広尾界隈では珍しい竹林があるのですが、すくすくと成長した竹は3階まで伸びて日差しや視線を遮ってくれています。そして、この季節になるとタケノコがニョキッと顔を出します。成長するスピードには驚いてしまいます。毎年、何本か生えてきますが竹を増やしたいところは残し、その他は間引いています。今年は1本収穫し、採れたてをその日のうちに茹でました。先端部分はオリーブオイルを塗ってグリルで焼いていただきました。香りも高く、とても柔らかくて美味でした。新鮮なタケノコはえぐみもなく、タケノコご飯も美味しくいただきました。渋谷区広尾産のタケノコなんて、なかなか食べられませんね。春を感じる食卓になりました。

今年は3本の竹の子が成長を続けています。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームにご来場の際は、窓越しに竹の子の成長具合をご覧になって下さい。ご来場お待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)

地面の中にいたタケノコを掘るのに30分以上かかりました。
採れたてのタケノコはシンプルにタケノコご飯とグリルで焼いていただきました。

2016.4.14 SHOWROOM

ショールームの植物のご紹介(名古屋・栄ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.153
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、季節に合わせて生花やグリーンをディスプレイしています。お部屋の空間の中にひとつあるだけでも雰囲気が明るくなります。

インテリアには欠かせない存在の植物ですがエーディコア・ディバイズ各ショールームでは、担当のスタッフが寄せ植えやアレンジしてディスプレイしています。室内でも長持ちすることや、見た目が愛らしい人気の多肉植物…お花屋さんですでにアレンジされているものはもちろん美しいですが、自分の好みの物をチョイスして花器にささっと植えるだけで、案外簡単に出来てしまい愛着もわくものです。

そこで、ご自身で寄せ植えを作るのに興味があるけど、なかなか…と言う方にはホームセンターなどがおすすめです。植物1株のお値段も¥100〜500程度で購入ができ、品揃えも豊富です。多肉植物のアレンジポットや、アレンジフラワー等もかなりお手頃に作る事が出来ますよ。ショールームにお越しの際は是非スタッフ自慢のアレンジもご覧下さい。日に日に暖かい季節になって参りましたのでこれからの植物の成長も楽しみです。植物の植え方の手順やアレンジの仕方、育て方等いつでもアドバイスさせていただきますので、お気軽にお声掛け下さい。              
(ショールーム担当:小田切 里子)

ホームセンターで、カゴ一杯に購入しても、合計約¥2,500程度。お買い物は朝一番がおすすめです!入荷したばかりの新鮮な植物がたくさんありますよ!
上画像にて2パターンのアレンジができました!!

2016.4.6 SHOWROOM

おすすめコーヒースタンドご紹介(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.152
エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームのある南船場のお隣、堀江地区にあるサードウェーブ系コーヒースタンド「グランノットコーヒー」をご紹介します。

今コーヒー業界ではお店独自の厳選した豆を使用し、1杯ずつハンドドリップで提供するコーヒーが大人気です(サードウェーブコーヒーなどと言われています)。有名なところでは「ブルーボトルコーヒー」が挙げられていますが、大阪でもたくさんのコーヒースタンドが出店しています。中でもグランノットコーヒーは大阪のサードウェーブ系コーヒーの中心的なお店で、コーヒーはもちろん軽食やスイーツも楽しめます。テイクアウトも可能なのでこれからの季節、ちょっと立ち寄って公園などで楽しむのもおすすめです。

最近は気軽に本格的なコーヒーを楽しめるように、様々なマシーンやグッズが販売されています。こちらのお店でもコーヒー豆の購入が可能なのでご家庭で楽しむ事が出来ます。ショールームではそんなコーヒータイムにぴったりの家具・インテリアをご提案します。コーヒーを楽しんだ後にでも、ぜひお気軽にご来店ください。お待ちしております。                                             (ショールーム担当:青木 由紀子)

左上:この辺り特有の間口小さめ、縦に長い店舗です。右上:こちらの店内サインパネルはSNSで大人気。皆さんもご覧になったことがあるかも?左下:マスターに相談しながら、その日の気分に合わせてコーヒーをチョイスできます。右下:ケースの中にはスイーツが並びます。他にフレンチトーストなどもあります。
ドリップコーヒーは定番ですが、私のおすすめはカフェラテ。甘さ控えめでスッキリ!ラテ¥430、チョコブラウニー¥270