COLUMN

2015.12.1 SHOWROOM

クリスマスディスプレイ(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.137
クリスマスイルミネーションの点灯式のニュースもあちらこちらで聞かれ、街が華やかに彩られる季節となりました。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、クリスマスディスプレイにチェンジしました。

エントランスには毎年恒例のクリスマスツリーです。今年のテーマは2016MODELの新作と同様、「エフォートレスシック」。ゴールドとブラウンを基調に落ち着いた装いです。1階の『NEO CLASSICO』 はシルバー・ホワイトにゴールドと赤でアクセントを付け、華やかで落ち着きのあるイメージにしました。3階の『AD CORE』はホワイトにゴールドやシルバーを加えスタイリッシュなイメージにしています。『A-mode』はウッドやクラフト感がある器に花をそえ温かみのある印象に。雪の結晶やトナカイ柄のCASAMANCEのクッションもアクセントに加わりクリスマスの装いです。それぞれのシーンで、いろんなクリスマスを感じて下さい。また、先日発表された2016モデル新作が名古屋、大阪を廻り12月より東京・広尾ショールームの通常展示に加わります。ぜひ、脚をお運び下さい。温かいフレーバーティーをご用意してお待ちしております。

12月1日(火)〜5日(土)には、元エーディーコア スタッフだった、フィレンツェ在住の木象眼細工職人、望月貴文さんの個展「PATINA 時に磨かれた美」を開催してます。ぜひ、お立ち寄り下さい。
望月貴文さんのサイトへ
(ショールーム担当:西條 恵理)

落ち着いたシックなツリーが大人のムードを醸しだしています。
雪の結晶やトナカイ柄のクッションの裏面はチェック柄。赤のロープクッションは華やかな印象です。

2015.12.1 DESIGNER

家具の着こなし

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.52
11月11日から始まった30周年&2016年新作発表会が先週の大阪で終了し、1000名を越えるお客様に来ていただきました。30周年としては特別な事はせず少人数制の説明会を26回行い、目の前で創業時の話や新作のデザインコンセプト、製品説明を聞いていただき、その後、ゆっくりお座りいただきながら、スパークリングワインやコーヒーなどをお楽しみいただきました。家に招かれたようにリラックスした雰囲気での新作発表会だったと好評でした。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

説明の時にも少し触れたのですが、家具をデザインする時に考えている事です。服を選ぶ時にはデザインだけでなく、着心地も重要なポイント。それと一番大切なのは自分に似合っているかです。私は車選びは乗り心地だけでなく、自分に似合っているかを考えます。ショールームに鏡があればいいのですが、それは無理なので、試乗する時にショーウィンドウに映る車を見ています。それでしっくりきていると間違いない車になります。椅子やソファを選ぶ際にはデザインだけでなく、掛け心地、置かれる空間に合っているかを選ばれると思います。私は椅子やソファをデザインする時は、構造やデザインを考えながら、座り姿をイメージします。座り心地は工場で実際に作りながらつめていきますが、座り姿も座り心地と同じで、座り方や少しのモジュールで変わってきます。肘の置き方、足を組んだ時、立つとき、様々な条件の時を思いながら試作を進めていきます。一番は人が座って美しく見える椅子。30年前にデザインした細い鹿脚を持ったチェルボは脚から座が浮いて、座の存在感を無くしました。人が座ると脚先しか見えません。女性が座って美しく見える椅子です。

椅子やソファは空間にただ置かれる存在ではありません。人が使う空間には必ず人が存在します。人が座って見える姿も大切なポイントなんです。小さな人には埋もれるような大きなラウンジチェアは似合いません。逆に大きな人には小さなラウンジチェアは窮屈そうで似合いません。洋服と同じでバランスが大切なんです。でも、人の大きさに合わせて洋服のサイズはありますが、家具はサイズがありません。平均身長に合わせてモジュールを組んでいきます。私の身長は170センチなのですが、日本男性の平均身長くらいです。今は若い人では男女の平均は170センチに近いのでしょう。その自分が心地良いくらいがちょうど良いと思ってモジュールを決めていきます。大きすぎず小さすぎず、、。人が座って綺麗に見えるバランスが、座って一番快適なんです。皆さんもぜひ、座り心地と一緒に座る姿も感じて選んで下さい。自分にぴったりの家具は使い姿も綺麗なはずです。それと長く使える構造、デザインも大切です。20年後に置かれていても古くならない物を選んで下さい。

さて、新作も2016年の発売に向けて工場で準備中です。良い製品をお届けできるように、現場での準備もしなければ、、発表会を終えてから準備、これからがデザイナーとしても大切な仕事なんです。もう発注いただいているお客様もいらっしゃいます。工場での初出荷に向けてクオリティを高めないと、、。(クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

左上:東京はお立ちのお客様がいましたが、見渡せる説明会です。右上:名古屋は目の前のセントラルパークの紅葉と緑の樹木を目の前に家にお招きしたような説明会です。左下:チェルボクワトロの説明をしています。アームチェアにお座りの男性の座が脚から浮いたように見えます。右下:お客様の名城さん。新作のラウンジチェアにお座りいただきオットマンに脚を乗せていただきました。女性にもちょうど良いサイズ感のラウンジチェアです。ラウンジチェアがお似合いです!

2015.11.30 DESIGN

夜更けの靴修理工房

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.43
山手線、目白駅からほど近い、線路沿いにあるお店。数年前、夜のランニング中に見つけました。夜の10時過ぎ、ひっそりと静まり返った通りに、一件だけ煌煌と明かりが点いていました。旧い民家をお店にしている風で、中には使い込まれた靴が並んでいます。日を改めて、昼間にお店を覗いてみました。

お店にはスタッフが一人、作業用のエプロンをした若い職人といった感じです。店内には、所狭しと並んだ修理を待つ靴達。ベーシックなしっかりとした靴ばかりで、オーナーもお客様も靴好きである事が窺えます。このお店は靴や鞄の修理のみを請け負うショップで、4年程前にオープンしたとのこと。オーナーは以前グラフィックデザインの仕事をしていたのですが、広義のマーケットに向けた仕事ではなく、もっとダイレクトに仕事を実感出来る仕事がしたくて転職をしたんだそうです。元々靴好きだったそうですが、4年の厳しい修行の後、一発発起してお店をオープン。靴の修理から革の染め直し、スニーカーの踵の補修等も行っていて「良いモノを永く」という思いを込めて仕事をしているそうです。

時間を経て自分に馴染んだ靴は何ものにも変えられませんが、靴の修理も量販店の靴が買えるくらい掛かります。でも、量販店の靴は長年使えるような修理には耐えられません。痛んでしまったら買い替えです。家具もそうですね、椅子やソファも同じです。ソファ等は経年でどうしてもクッション材のウレタンが劣化したり、布地が傷んだりしてメンテナンスが必要となりますが、決して安く有りません。しかし最近は、コストが掛かっても長く使い続けるお客様が増えています。資源や環境に配慮しての事なのでしょうか。製品の骨格がしっかりしていれば、メンテナンスにもしっかり応えてくれます。もちろん、靴も家具も大切にご使用いただく事が大前提ではありますが。

「良いモノを永く」というコンセプトは昔から色んなところで使われてきましたが、そういう意識がようやく根付いてきたのでしょうか。AD CORE の製品でも、10年前、それ以上前の製品を修理、メンテナンスするご依頼が増えています。「良いモノを永く」は、ブランド設立時に瀬戸が掲げたコンセプトの一つ「製品化したモノは廃番にしない」という思いが込められています。AD CORE は、今年ブランド設立30周年を迎える事が出来ましたが、これからも永くお使いいただける家具を、皆様にお届けしたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

靴修理工房「glue」。22時過ぎても明かりが煌煌と灯っています。開店時間は一応20時までみたいですが・・・。

2015.11.28 SHOWROOM

2016新作の展示はじまります(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.139
先日開催した新作展示会で発表した2016年モデルですが、各ショールームにて既存商品を含む新展示が始まりました。

1986年に生まれたチェルボですが、そのチェルボシリーズに新しくチェルボクワトロが誕生しました。大阪・心斎橋ショールームでは新作のリベルタデゥエと共にご覧頂けます。又、布張り・革張りでご用意していますのでぜひ比べてみてくださいね。その他ネオクラシコヘリテージからはダイニングセット、ソファセットを展示しています。昨年誕生したD-6色で合わせ柔らかい印象となっています。展示会でも大人気だったNC-053ラウンジ、NC-054ラウンジも展示していますので背の高さや感触など座ってご確認ください。

大阪・心斎橋ショールームはワンフロアですが、ブランドごとに違った空間をご覧頂く事ができます。新しいモノクロのパネル、ラグ、照明も追加されよりシックでゆっくりとご覧頂けます。構造や製品の説明もしっかりとさせて頂きます!皆様のご来場お待ちしております。(ショールーム担当:青木 由紀子)

ネオクラシコ ヘリテージは少しエレガントで華やかな印象に。
ぜひお気に入りのチェア、ソファでゆっくりとご覧ください。

2015.11.27 SHOWROOM

記念品オリジナルせんべい(名古屋・栄ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.138
エーディコア・ディバイズは、今年でブランド発足30周年を迎えました。先日、東京・名古屋・大阪各ショールームで行われた新作展示会にご来場いただいたお客様へ、記念品としてエーディコア・ディバイズオリジナルでオーダーした手焼きのせんべいをお配りしました。

気になるオリジナルデザインは、社名ロゴとデザイナー瀬戸のオリジナルニコちゃんの組み合わせ。そのまま焼印を製作し、職人の手により一枚ずつ丁寧に刻印されています。

この記念品のせんべいをお願いしたのは、エーディコア・ディバイズ代表の北島の出身地でもある愛知県名古屋市大須にある「朝日軒」さん。記念品の玉子せんべいの他にもカステラやキャンディー等も取り扱っており、大須商店街のアーケードの中にあるお店は、連日多くのお客さまで賑わっています。朝日軒さんの玉子せんべいは、どこか懐かしくやさしい味で、ついつい手が伸びてしまいます。皆様も大須商店街にお出掛けする事があれば、是非朝日軒さんへ足を運んでみてください。元気な店員さんがお出迎えしてくださいます。(ショールーム担当:小田切 里子)
朝日軒HPへ→

記念品の中身は、エーディコア・ディバイズ オリジナルデザインの玉子せんべい!!
職人さんの手により一枚一枚丁寧に刻印されています。