COLUMN

2015.7.8 SHOWROOM

夏のお茶ご紹介(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.124
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは夏にぴったりのフレーバーティーを2種類ご用意しています。

グレープフルーツのすっきりとした風味が楽しめるフレーバーティーは、乾燥させたグレープフルーツがたくさんの茶葉とともに入っています。緑茶ベースなので後味スッキリ。ここ最近続くジメジメした雨の日にぴったりです。もうひとつの紅茶ベースのマスカットダージリンは、マスカットのみずみずしい香りと少し苦めのダージリンとの相性が抜群!香りは甘めですが、飲んでみると甘みより皮ごとマスカットが入っているようなフレッシュさを味わえます。どちらのフレーバーティーもアイスでご用意していますので、より夏らしいさを感じて頂けます。

まだまだ梅雨空が続いていますが、ショールームはディスプレイも含め夏仕様になっています。御来店の際はぜひゆっくりとご覧下さいね。おいしいフレーバーティーをご用意してお待ちしております。(ショールーム担当:青木 由紀子)   ルピシアHP

どちらも暑い季節にぴったりのフレーバーティーです。
茶葉を出した瞬間から香りが漂います。ホットもすぐにご用意ですきますのでお声かけくださいね。

2015.7.7 DESIGNER

2015新春アメリカ西海岸レポートのアンケート結果!

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.47
2015アメリカ西海岸レポート(Vol.9)は今年の1月の東京から4月の沖縄まで全国8カ所でセミナーを開催しました。昨年の10月に取材した9軒の住宅、アパートメント、ホテルなどテイストの違うインテリアスタイルを紹介したレポートは、500名近いお客様にご覧になっていただき、セミナー後に参加の皆様にどの住宅が良かったのかアンケートしました。プロの皆さんがどのスタイル、どの建築が良かったのか聞けるのは興味深く、私自身楽しみなアンケートです。次の2015Summerアメリカ西海岸レポート(Vol.10)がお盆休み明けに始まりますので、その前に結果を発表いたします。

1位:Beverly hills house /イーストコーストスタイルのアメリカンハウス 1936年建築
ビバリーヒルズに建つ1936年の住宅です。フェデラルスタイル(東海岸スタイル)の住宅で、弁護士の女性と女のお子さんの二人でお住まいで、オバマ大統領もロスに来る時にはよく訪問する家です。2007年にこの家を購入し、友人のデコレーター、マーティン・ローレンス・ブラードの手によってリノベーションされました。アメリカの中流階級以上には人気のフェデラルスタイルで、ジョージアンスタイルを取入れたインテリアになっています。大人のインテリアの住宅でした。

2位:Industrial Loft /ナビスコ工場のロフトハウス 1925年建築
今、話題のダウンタウン近くのアート地区に建つアパートで、1925年建築のナショナルビスケットカンパニー(ナビスコ)の元工場だったビルをアパートメントに改装したビルです。フォトグラファーのご主人とDJの奥様の2人でお住まいで、工場内の最上階の2フロアを改装しました。窓のあるレンガの壁やビスケットを焼くオーブンがある為に熱に強い銅製の窓枠をそのまま使い、NYのソホーをイメージし、シャヴィーな雰囲気を残したインテリアでした。今、アメリカの若者が憧れる住宅です。

3位:Venice house /建築家の環境住宅 1995年〜今も建築
海に近いベニスに建つ建築家の環境住宅。環境住宅の建築で有名な建築家デイビット・ハーツの住宅で、様々な環境に配慮した装置や新しい機器を実験しながら家族と住まう住宅です。1995年から建築が始まり今も改装が続いています。中庭のプールが南洋の雰囲気を出していて、そのプールに面した部屋がパーティスペースになっていて、住宅を作るために機器を提供した企業にその機器の発表の場として貸出すというアイデアで、いつも最新式の機器を使う住宅として進化しています。

2007年に始まったアメリカ西海岸レポートも次回で10回目のVol.10になります。そんなになるかと自分でも驚きますが、毎回違った新しいインテリアスタイルをお見せして、紹介した建築も90カ所を超えます。8月のアメリカ西海岸レポート(Vol.10)でも8カ所をレポートいたします。今回のインテリアも良い写真が沢山あります。お楽しみに!
                                (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

1位:Beverly hills house /イーストコーストスタイルのアメリカンハウス 1936年建築
2位:Industrial Loft /ナビスコ工場のロフトハウス 1925年建築
3位:Venice house /建築家の環境住宅 1995年~今も建築

2015.6.30 DESIGNER

今のカリフォルニアスタイル

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.46
先日、ロサンゼルスへ行ってきました。9月に撮影に使用する住宅を探すロケハンなのですが、今回もいろいろな住宅を見る事ができました。今回のロサンゼルスはずっと曇りで小雨もパラつきいつものカラッとした天気と違い、日本の梅雨のようでした、、。いつもは青い空と乾いた空気の中で住宅が見れるのですが、曇天の中でのロケハンは、光の回り方やカリフォルニア建築らしさを感じるには難しいロケハンでした。一日も晴れの無いロサンゼルスを走りながら感じた事をお話します。

数年前までは景気の後退から、住んでいた家をそのままに売りに出ている住宅が多かったのですが、アメリカ経済が好転して、ウエストハリウッドからビバリーヒルズの高級住宅街は、建築中の住宅が多く見られました。そこで目立ったのが、古い住宅をリノベーションするのではなく、更地にしての新築住宅です。そのオーナーの多くはIT関係等で財を得た若い人や海外からの移住者だそうです。そういった人たちはヴィンテージ等のイメージではなく、白いクールモダンなデザインを好むらしく、外観もシャープで夜も照明がビカビカで、外観からしてあまり趣味の良い感じではなく、成金趣味的なデザインが多く見られました。

ロケハンに初めて訪れた12年前は、新しいモダンな住宅に圧倒されたのですが、100軒以上様々な住宅を見てきた今は、古い住宅をリノベーションして、ふたたび価値を与えられた家は心地よく、今のカリフォルニアスタイルのインテリアに通じる心地良く感じます。今回のロケハンでも訪問した住宅の中にも新築モダン住宅がありましたが、温かみが少なく、ぱっと見た目は「おーっ」となるのですが、住むとなるとどうなんだろうと思ってしまいました。大人の住まいというよりは、趣味の良い成金のような、。程よいヴィンテージ感のある住宅のほうが、余裕ある生活が感じられて、心地よく感じられるのですが、、。様々な住宅を見てきましたが、住宅は住まわれている方のイメージが反映されます。インテリアは知性の表現と西洋では言われるのですが、小物一つやアート一つで印象がまったく変わります。

今の流行のダウンタウンエリアにある話題のエースホテルにも行きました。場所も治安の良くなく、綺麗な場所ではありません。ロビー回りやスタッフがあまりにラフすぎて、なんだか大人のホテルとは違うように思います。日本の雑誌に多く取り上げられて今の西海岸を代表するホテルと紹介されていますが、、。その近くにある、以前取材に行ったブルックスブラザーズのビルを改装したロフトの一階にある、カフェレストランのボッテガ・ルイ/Bottega Louieに行きましたが、綺麗なインテリアとスマートなサービスは大人のカフェという感じで朝から活気があり、清潔感のあるスタッフの服装と接客は心地良く感じました。メルローズにある話題の人気レストランのCecconi’sでも同じように清潔感あるインテリアとスタッフが心に残りました。

今、日本では西海岸スタイル、カリフォリニアスタイルを十把一絡げとして、雑な仕上げがナチュラルとして取り上げられていて、インテリアも手作り感満載なラフなインテリアがカリフォルニアスタイルとして紹介されています。ファッションも清潔感があるように思えません。先のブログにも書きましたが、ジーンズでも清潔感のあるシャツ。髭があっても手入れされていて、髪の毛は刈り上げられて清潔感があるのが、今の西海岸ファッションです。ファッションの世界ではエフォートレススタイル(大人カジュアルスタイル)が主流になっています。インテリアの世界でもエフォートレスな大人のインテリア、大人の西海岸スタイルが望まれているように感じました。

今回のロケハンした住宅の中から2軒ロケをする予定です。カタログの完成は11月の予定です。まだ先の話ですが、お楽しみに!                              (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

左:昨年完成したウエストハリウッドのモダン住宅。広々としたモダンな空間ですが、美術館のようで住むには、、。右:2年前に建てられたアメリカンスタイルの住宅。30代の若い夫婦とお子さんが住まわれていましたが、優しいインテリアで住み心地が良さそうです。
左上:ダウンタウンにあるエースホテル。夜は怖い場所にあります。ロビーもスタッフもラフな感じで、環境もそうですが、清潔感が無いように感じました。左下:ウエストハリウッドにある散髪屋さん。今日も清潔感のある髪型に整えていました。右上:ダウンタウンにあるカフェ、ボッテガ・ルイ。働いている人たちが本当に清潔感があり生き生きとしていました。右下:メルローズにある話題の人気レストランのCecconi's。ここも清潔感に溢れています。

2015.6.29 DESIGN

LA カタログ撮影ロケハンに行ってきました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.38
澄み切った抜けるような青空と心地よい乾いた風・・・梅雨の日本とはうってかわって清々しい初夏のロサンゼルス!そんな気分で乗り込んだ今年のカタログ撮影・ロケハンでしたが、今年は異常気象なのか空港に着いた瞬間ムッとした湿気が身体にまとわりついてきました。(ロスはどんなに暑くても空気が乾燥しているので、ほとんど汗をかかないのですが)時には小雨がパラつくあいにくの天候。今回のロケハンは、終始どんよりとした空模様で天候には今ひとつ恵まれませんでしたが、今年も素敵な住宅をたくさん見る事が出来ました。

渡米前に、瀬戸がロケーション物件をつぶさにチェックし、見たい物件をピックアップ。物件情報があっても、改装中やオーナーが変わったりと見られない場合もたくさん有ります。(時にはアポも取っているのに実際訪問してみたら見れない!なんて事も)視察の時間も限られているので、件数と場所のコーディネートも重要です。最近の瀬戸は、これでもかっていうくらいGoogleearthを使いこなしているので、まだ見ぬ物件も経路や大きさ、ロケーションのイメージもあらかた掴んでいます。事前に周到な準備をし、スケジュールを立ててロケハンに臨みました。

今回のロケハンは、天候には優れませんでしたが大きなトラブルも無くオーナーの皆さんも非常に良い方ばかりで順調に進みました。カタログ撮影をイメージしながら、瀬戸が詳細に画像を納めてきました。ここで撮影した写真は、カタログ撮影の検証はもとより、インテリアセミナーで皆さんにお見せする画像でもあります。引きやアングル、光の入りや背景まで、計算しながら写真に納めます。(物件が決まると、寸法もあたってないのに帰国してから平面図を起こすのには毎回驚きます!!)現在、画像を見ながら、どの物件で撮影するのか思案中です。

今年のカタログ撮影は、どんなイメージで進めるのか、これから練り上げていきます。アメリカ西海岸のインテリアセミナーもこれまでとは違った雰囲気を感じさせる住宅を紹介出来ると思いますので、そちらも是非お楽しみにして下さい。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

ダウンタウンを一望出来るベバリーヒルズの豪邸・・・なのに、霞がかかって此処は何処??
外の風景も重要です。ブルーのプールと濃い緑溢れるガーデン・・・・でも、どんより。

2015.6.26 PRODUCT

PRODUCT : 016-MODEL Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.27
今回はNEO CLASSICOの中から、016-MODELを紹介します。重厚で張りのあるたたずまい、クラフトマンにより丁寧に創り込まれた存在感のあるソファシリーズです。 016-MODELは、モダンクラシックとでもいうべき、現代にフィットした落ち着きのあるデザインをコンセプトに作られました。座にはコイルスプリング、背にもウェーブスプリングを使用し、伝統的な手法を用いた懐かしい座り心地のソファとして、2005年に発表しました。

サイズバリエーションは、1人掛けから3人掛けまでの3種類を用意しました。座面のコイルスプリングの上に、5層もの硬さの違うウレタンを載せて深みのある座り心地に仕上げています。背にはカーブに合わせたウェーブスプリングを使用。一般的なソファの背にはバネを使用しませんが、ウェーブスプリングを使用する事により上質なクッション性をもたせました。その上に、硬さと形状の違うウレタンを重ねて背のカーブを綺麗に形造ります。昔ながらのワラ芯を思わせるようなアームには、へたりの少ないチップウレタンを使用しています。アーム正面の装飾部分の立体的な仕上げや、アーム側面のやわらかなラインは、職人による手仕事があって実現しました。またこのシリーズの為に鞣した天然レザーを取り入れ、しっとりとした風合いと風格のある仕上りが堪能できます。

016-MODELは、モダンでシンプルなソファとは一味違う、シート・背に鋼製のバネを使用した、伝統的な製造方法で職人が丁寧に作り上げた製品です。へたりのこないしっかりとした仕上がり感と重厚な深みのある座り心地で、永くお使い頂けるソファシリーズです。

(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)

   ■016-MODEL 製品ページ ▶

左:016-MODELの1P内部フレーム 右上:上部のフレームには人の動きによって木部にSバネが当たって音がしないようフェルトをはさみ固定。左右のゴムベルトは沈み込みによって木フレームを感じることを防ぐ為に動きを抑制させてます。右下:座のコイルスプリングを四隅にテープで固定することで、横方向の揺れを防止します。
左上:背には硬さの違うウレタンを5枚重ねてセットします。右下:座面のバネ上には、ウレタンがバネで傷まないようにネットを張り、硬さの異る5層のウレタンを重ねます。右上:アームにはへたりにくいチップウレタンを使用。右下:アーム正面の装飾部分はアームの張り作業を考え、別パーツに分けています。