COLUMN

2013.11.21 DESIGNER

アメリカ西海岸の雰囲気とヴィンテージ

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.25
エーディコア・ディバイズでは11月6日より15日まで新作展示会を開催していました。今年もアメリカ西海岸の雰囲気と今回のテーマ「ヴィンテージ」を出すために、ショールーム前のガレージに愛車の1962年のカルマンギアを置いていました。

昨年と同じと思われた方も多いのではないでしょうか?個人的にはかなり手を入れたつもりなのですが、、あまり外観では分かりません。しかし、中身は昨年よりかなり現代車に近い改修がされています。ヘッドライトはHIDライトになり夜間走行もかなり明るくなり快適に。方向指示ランプや、テールランプ、メーターランプも電球だった物をLED化して、視認しやすくなり、他の車からの視認性も上がりました。また、大きく変わったのはブレーキです。エンジンのチューンナップはしていたのですが、ブレーキがドラムブレーキで不安でした。今回は前輪をディスクブレーキに交換しました。そしてスチールホイールをアルミホイールに。ライト関係はオリジナルパーツが販売されている訳ではないので、LEDも含めて、知り合いの方(素人)に特別に作ってもらいました。ブレーキはプロの方に、、。アメリカから取り寄せたディスクブレーキを取り付けようとしたのですが、外に出過ぎてしまい、中に入れるためにサスペンションビームを切って中に入れたり、アルミホイールを削ったり、かなり苦労しましたが、なんとか奇麗に納まりました。

今の車のほうが快適なのは確かですが、古い車のデザインはノスタルジックで可愛く思います。今の使い古しを表現したてきとうなデザインがヴィンテージと誤解されていますが、しっかりした物を使い込んだ物が本当のヴィンテージです。物を大切にして使い続けるイメージを表現した展示でした。        (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

ショールーム前のガレージに置きました。
テールランプは方向指示器、ブレーキ、ポジションライトの3カ所合わせて55個のLEDが付けられています。元のドラムブレーキは熱を持つと効きが悪くなるのですが、新しいディスクブレーキはCBパフォーマンスのアメリカ製で、坂道や高速でも安心です。
5スポークのアルミホイールは70年代前半にデザインされた日本製の物です。取付部を削って後ろも前もギリギリに納まりました。

2013.10.31 DESIGNER

製造国もブランドの一つ

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.24
最近、アメリカブランドの製造業がアメリカ国内に回帰しているニュースを聞くようになりました。 
GMやアップル社、IBMからPC部門を買収した中国のレノボのノートブックなどを、アメリカ国内工場で製造を始めるとの事です。アメリカ国内消費者のナショナリズムや、海外での製造コストの高騰が原因だそうです。昔からアメリカのブランドは高収益を上げるために、安価で製造できる場所に工場を替え続けました。高校時代に買ったアメリカスニーカーブランドの製造はU.S.A。大学時代には韓国、インドネシア、中国、今はどこで作っているのでしょうか。そのスニーカーブランドに対する気持ちは工場がU.S.Aから変わってから、購入する気持ちが萎えてしまいました、、。洋服など昔から製造国を確認して購入するようにしているので、洋服でもすぐにタグを見てしまいます。やはりそのブランドのある国で作られたものがオリジナルのような気がして、、。

アメリカファッションブランドの製品はしばらく「MADE IN U.S.A」のタグを見る事は少なくなっていたのですが、最近、U.S.Aを見る事が多くなってきました。衣料品の世界でもMADE IN U.S.Aを全面に出してブランドイメージを高めようとしています。イタリアブランドの「MADE IN ITALY」とのようなブランドイメージではなく、希少価値のように、他には無い物という印象でしょうか。アメリカブランドのジーンズやスニーカーなど昔のヴィンテージ物は「MADE IN U.S.A」でそのタグが付いた物は価値ある金額で取引されています。ブランドは製造している場所も重要視されるようになってきています。製造する国が信用できる国であれば安心して使えるような気がするからでしょうか。日本のファッションブランドも「MADE IN JAPAN」のタグを付けた物が増えてきています。食品だけでなく、身につけたり、使う物もどこで作られているかを気にするのも大切なような気がします。

11月6日から始まるエーディコア・ディバイズの新作発表会。新カタログはアメリカ西海岸で撮影しましたが、カタログ印刷は国内です。展示される新作はもちろん、今までの製品は全て日本国内で製造されています。今回も楽しい展示会、パーティー、ノベルティを準備していますので、ぜひおいで下さい。お会いするのを楽しみにしています。
                                (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

昨年発表の501モデルのダイニングセットは、1957年のヴィンテージ住宅で撮影しました。
左:20年以上前にアメリカで購入したVANSのスニーカーは「MADE IN U.S.A」レア物です。右上のLevi's501はアメリカの工場が閉鎖されて現在エジプトで作られています。(昨年モデルはハイチで作られていました)右下のLeeは学生時代に履いていた物で「MADE IN U.S.A」です。ウエストが29インチでした、、。

2013.10.31 OTHERS

「アメリカ西海岸・インテリア研修旅行」に行って参りました!

AD CORE DEVISE OTHERS BLOG Vol.2
2013年10月2日(水)~7日(月)と10月5日(日)~11日(金)の計2回、全31名の方に参加いただき、「アメリカ西海岸・インテリア研修旅行」を実施致しました。今回で4回目となるロサンゼルスインテリア研修ツアーですが、今までとは異なる内容で、住宅だけでなく、オフィスや公共施設・ホテルといった幅広い建築やインテリアを、ビバリーヒルズ・ダウンタウン・サンタモニカ・パームスプリングスのエリアで見てきました。
もちろんクリエイティブ・ディレクターの瀬戸は全2回のツアーに参加。私は後発組で、名古屋営業担当の正木とともに13名のお客様をお連れしました。今回視察した内容は、次回のセミナーでお話したり、ブログでUPされると思うので、私はレストランについて書くことにします。

このツアーでは、朝食はホテル・昼食は視察地近くのカフェなど、夕食はホテル近くのレストランでイタリアン・和食・カリフォルニア料理・メキシカン・・・と毎日異なるジャンルの料理をいただきました。参加した13名と私たち2名すべて女性で、男性は瀬戸ただひとり。たぶん周りは、何の団体?と怪しい感じで見ていたかもしれません。どれもおいしかったのですが、特に印象に残ったレストランは、ビバリーヒルズでいただいた和食「The IZAKA-YA by KATSU-YA」とカリフォルニア料理の「CHAYA」というお店で、どちらも予約が取りづらいとても人気のあるレストランと聞いています。「The IZAKA-YA by KATSU-YA」は、“海外の和食”だから正直期待はしていなかったのですが、料理の味付けや出し方が日本人好みだし、お酒も日本酒があり、新潟でオリジナルのお酒を造って出しているそうで、すごく香りも味も良く、飲みやすかったです。お店の雰囲気・スタッフの方も明るく元気で日本人スタッフもいたので安心でしたし、本当に大満足でした。

また「CHAYA」は、カリフォルニア料理でどんなものが出るんだろうとわくわくしていました。前菜・サラダ・メイン・デザート、全部おいしいかったのですが、一番テンションが上がった料理が、マツタケのリゾット!日本ではいただく機会が全くないので、香りを楽しみながらじっくり堪能しました。

このツアーでは、視察地だけでなく、レストランも現地コーディネーターとともに選んでいるので、至れり尽くせりの内容となっています。こんなツアーは、どこの旅行会社を探してもありません。是非、みなさんもADCORE製品をバンバン使っていただいて、一緒に本場のアメリカ建築を見に行きませんか?
(エーディコア・ディバイズ 業務/岡田 里恵)

「The IZAKA-YA by KATSU-YA」にて。アメリカとは思えない!
「CHAYA」にて。右下の写真の右上が、堪能したマツタケのリゾット。

2013.10.30 DESIGN

ポップアートと美術鑑賞

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.17
先日、新国立美術館で開催されていたアメリカン・ポップ・アート展を見てきました。悪天候にもかかわらず大変なにぎわいで、人気の高さを感じました。今回の展示は、ポップアートの総明期からアートシーンに貢献してきたパワーズ夫妻のコレクションを公開するもので、60年代のポップアート最盛期の作品をこれだけ展示するのは日本では初めて。ウォーホールの代表作「200個のキャンベルスープ缶」をはじめ、ポップアートの巨匠たちの作品が多数展示されていました。

アメリカン・ポップアートは、アメリカ西海岸でカタログ撮影を行うようになり、その存在や価値をよく知るようになりました。LACMA(ロサンゼルスカウンティ美術館)にも脚を運び、ポップアートの持つパワーをまのあたりにしたのですが、そんな美術館級のポップアートが、カタログ撮影や下見で訪問した邸宅に自然に飾られています。「アート」は、美術館にあるモノではなく「インテリアや生活に自然にあるべきモノ」なのだと教えられたような気がします。ポップアートは画廊ではなく、インテリアショップの一つのファクターとして自然にあるべきものなんだと。加えて感心するのが、オーナーの「アート」に対する造詣の深さ。有名、無名を問わず作品は多岐にわたりますが、価格やネームバリューで飾る意識は全く感じられず、超メジャーな作品と名も無い作品をバッチリ組み合わせるセンスには本当に脱帽です。

今年、カタログ撮影の下見をした邸宅にもウォーホールとリキテンシュタインの2大巨匠の作品が飾られていました。クリーンでモダンな邸宅でしたがポップアートがインテリアにインパクトを与えていました。かたやカタログ撮影を行ったテラソーの床が印象的な邸宅には、村上隆さんや奈良美智さんのアート作品がたくさん飾られていました。親日家のオーナーでしたが、本場アメリカのポップアートに引けを取らないくらい日本のポップアートの評価が高く、コレクションしているのだそうです。日本の家具もポップアートに負けないくらい評価されるようにがんばりたいですね。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

アメリカン・ポップ・アートの2大巨匠、ウォーホールとリキテンシュタインの作品。
リビングに鎮座する奈良さんの巨大な犬のオブジェ!!

2013.10.30 SHOWROOM

SALE後のショールーム。(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.58
ずいぶん寒くなり、秋まっ盛りになってきましたね。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでは、先週土日で行われていた展示品一掃SALEがご好評のうちに終了いたしました。一日目は台風の影響で、午前中の大雨にも関わらず、OPEN前よりお並び頂きご購入くださった皆様本当にありがとうございました。

本日、1年間毎日見てきた愛着のある家具達をお客様のもとへ運び出し、新作展示会に向けてショールームをすっかり空にしました。現在、どこかのダンススタジオかと思うくらい広々とした空間が広がっています。来週、新しい商品がこの空間にどんな彩りを添えてくれるのか今からワクワクしています。

11月6日(水)、7日(木)、8日(金)は2014年新作発表会&パーティーです。今回はカリフォルニアスタイルの新作が並びます。ぜひこの機会に皆様お誘い合わせの上ご来場ください!  (ショールーム担当:巻嶋 久美子)

ダンススタジオみたいですが広尾ショールームです。来週には新作の家具が入ります!