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2013.5.12 DESIGNER
世界的なコードバンの品薄
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.16
最近、アメリカファッションが人気です。アメカジだけでなくトラディショナルの世界でも同様、無骨なアメリカ靴が人気で、特にAldenという靴ブランドが人気です。
先日、アメリカのAlden販売店へ行きました。Aldenはアメリカブランドで、無骨なデザインが多く、コードバンを使った靴がこの数年人気です。その店に張り紙があり、世界的なコードバンの品薄で生産数が少なくなっているとの事でした。店員さんに聞くと、Aldenの靴が世界的に人気な事と、その流行に敏感な日本人がコードバンの靴をこぞって買っているからだと、、。コードバンは馬のお尻の革で、形から日本ではメガネ、西欧ではシェルと言われています。きめ細やかな革は磨くとなんとも言えない艶が出ます。急にコードバンが必要になってもそれほど多く生産できずに、品薄状態だそうです。コードバンを扱うタンナー(鞣し工場)は世界に3社しかなく、アメリカのホーウィン社と日本の大喜皮革、あとは自社一貫製造をしているフランス靴メーカーのJMウェストンしかないそうです。
世界的なコードバンの品薄に日本人が関わっている話を聞いて、右へならえの流行は昔から変わらないんだなと、その店で買ったクリームを使って、数年前に手に入れたコードバンの靴を磨きながら、少し考えてしまいました。コードバンは美しい艶が出ますが、雨に弱くシミができるので、雨の日には履けないんです。雨の多い日本には不向きな素材なのですが、この艶が好きなんだなあ。
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2013.5.1 DESIGNER
テキトーと適当は違う
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.15
最近、ラフでカジュアルなファッション、インテリアが流行っています。お店の床材も中古の床材や古材を使ったインテリアが多く見られます。塩ビタイルでも綺麗な素材を転写したのでなく、古材や節のある通常では使わないものを転写した物が見られます。その多くはヴィンテージをイメージして使われていますが、ヴィンテージとラフさを少し誤解して理解されているように感じる事が増えてきました。
ヴィンテージイメージとして作られている家具やインテリアの作りは、テキトーに作られている物が多くあります。本当の職人は作らない、職人には作れないような素人が作った物が多く見られて、残念に思えます。ヴィンテージとはワインの当たり年、車や家具も良い時代に作られた物をヴィンテージと言います。古くラフに作られたものを言うのではありません。良い時代に職人が一生懸命作った物が大切に使われ時代を経て、ヴィンテージの物になるのです。ハンドメイド定義も職人が丁寧に作った物よりも、テキトー(適当とは違います)に作った物が手作りらしく思われているようなに感じる事も多くなってきました。
良い時代は景気が良かった時代で、職人が時間をかけて作れた時代です。それがアメリカのミッドセンチュリーの時代で、1950~60年代は車やインテリアもデザインだけでなく、作りが良い品が多く、今でも十分使えます。LAの住宅ではミッドセンチュリー時代の家が多く残り、それをリノベーションして住んだり、販売されています。それが時代に敏感な人達が所有し、それに憧れる人々に広がっています。1956年のジョン・ラトナー設計のマークさんの家や、1948年のリチャード・ノイトラ設計のワーナー副社長の家は窓の金具一つまで職人仕事が再現された本物のヴィンテージでした。
日本では少し違った意味でのテキトーが広がっている事が少し気になります。職人仕事を大切にした程よい適当であればいいのですが、、。当社の家具もヴィンテージになるように、良い物を作らなくては、、。
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)


2013.4.30 DESIGN
真夜中のエアポート
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.13
先日、成田空港のお仕事で納品にお伺いしました。以前、メンテナンスの時もお伺いしているので、セキュリティーの厳しさは承知していたのですが、ボストンマラソンのテロ事件の直後だった事もあり、ことのほか厳重なチェックとなり入館退出に時間が掛かって夜通しの納品となりました。
今回納品させていただいたスペースには、7年ほど前から弊社の製品をお使い頂いています。ネオクラシコのラウンジチェアは木部の塗装メンテナンスを行なっているので、ある程度品質を維持していますが、アームを人工レザーで張りくるんでいる特注のラウンジチェアは、張り地の
痛みが目立っていました。経年変化もあるので、ある程度は仕方が無いところですが、痛みの原因として日々のクリーニングも考えられます。
公共の不特定多数の方がお使いになるスペースではクリーニングと消毒を兼ねてアルコールで拭き掃除をする場合も増えているようです。ビニールレザーや人工皮革にアルコールを用いると、表皮の損傷や軟化、硬化などの症状が出て耐久性が落ちてしまいます。お手入れする場合は薄めた中性洗剤で固く絞った布で拭く、拭いた後は水分を残さないようにするのがポイントです。最近は本物と遜色ない人工皮革もあり、見た目や触感で選んでしまいがちですが、公共性の高い場所でお使いになる家具については、対薬品や止水、妨汚や耐油対応など、用途に合った張り地を選ぶ必要がありますよね。
静まり返った空港ロビーで作業の合間の休憩中に、ひっそりと佇んだ真夜中の飛行機を眺めながら・・・そんな事を考えていました。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)


2013.4.30 DESIGN
ご近所納品事例 その1
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.10
自宅のそばにあるカフェ。一見するとチェーン店のようにも見えますが、オーナー経営のこだわりのカフェです。2フロアあるのですが、2Fがソファが並んでいるラウンジスペースで、1Fが AD CORE のチェアとカウンターチェアが並んでいるカフェスペース。ウィンドーからも覗けますが軽快なフォルムの AD – 991A フィーノチェアと、奥のカウンターにはスラリと伸びた脚のカウンターチェア AD – 913 ゼフィーロが並んでいます。
オープンした時「うちの椅子が入ってる」と、喜んで通っていたのがこの間だったような気がするのですが、いつの間にか10年近く経過していました。コーヒーが好きなので、気が向いた時に散歩がてら時々利用しています。オーナー経営のカフェだからなのか、あまり慌ただしい雰囲気も無く、本なんか読みながらまったりした時間を過ごします。ここでは携帯をいじったりしている人もあんまりいないような気がするんですよね。うちの製品はありませんが、2Fは天井が高くお店の人も殆ど来ないのでゆっくりしたい時は2Fに登ります。いつも空いてる訳ではないのですがほとんど満席になる事もありません。サイドメニューのオリジナルフードも美味しいです。
一度、木製の脚に破損があり、6年程前にメンテナンスをしましたが椅子は今も元気にがんばっています。目白駅から歩いて5分。機会がありましたらお立ち寄り下さい。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)
La Cucina Caffe ラ・クチーナ カフェのサイトはこちら。

2013.4.26 SHOWROOM
ショールームの彩り(東京ショールーム)
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.34
爽やかで、気持ちの良い気候になってきました。気候が良いと、いつもより少し脚を延ばして外出したくなりますね♪
ただ今、ショールーム前の恵比寿方面から六本木通りに抜ける道沿いには鮮やかなピンクのツツジが咲き誇っています。ショールームに鮮やかなアクセントが加わり、毎朝、足取りも軽く出社しています。とても気持ちのいいルートですので、お散歩に広尾ショールームから骨董通りまで抜けてインテリアショップ散策などはいかがですか?お天気の良い日にぜひお試し下さい。(ショールーム担当:巻嶋 久美子)

