COLUMN

2013.4.8 DESIGNER

世界でいちばんスゴい宿 10選

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.14
東京では、3月になって急に暖かくなり、桜が咲いたと思ったら冬のような寒さでした。爆弾低気圧が去った昨日は空が高く、秋のような空。こんな日は旅に出たいなと、なんとなく本屋さんに立ち寄ってみたら、Pen最新号の旅の特集をしていました。その中で世界で一番スゴい宿10選が掲載されていました。

どんな宿が?と思って世界のスゴい宿の中に見た事のある建築が、、。LAで最初に撮影に使った、デコレーターのゾーラン(Xorin Balbes)さんの家でした。今はSowden Houseとして売りに出されて、レンタルもされています。この家はフランク・ロイドライト・ジュニアが設計し1928年に立てられました。撮影に借りた2006年に初めて訪れた時には、バリのリゾートホテルのようで、建物の外観がジョーズの口のような事からジョーズハウスと呼ばれていました。持ち主のゾーランさんはデコレーター(インテリアコーディネーター)だけあって、作りだけでなく、置かれた小物の全てデコレーションが素晴らしく、時間を忘れるほどでした。

撮影の時には個人の持ち物ですが、LAの歴史的建築物という事で、LA市に許可を申請して、市の職員が立ち会う条件が付けられました。そうすると、道路にはカラーコーンが置かれ、撮影部隊のトラックや車が置けるように配慮されて、さすが映画の都だと感じました。6月のロケハンにはこれを越える家に巡り会えるか、、楽しみです。
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

Pen最新号の旅の特集「旅の達人が教えてくれた、世界でいちばん好きな場所。」の記事。一泊¥232,950(保証金、税金別途)たぶん一棟でだと思います。ホテルのスウィートに宿泊すると思えば安いんでしょうか。場所はハリウッドの古くからある住宅街にあります。往年のハリウッドセレブライフを楽しみたい方はぜひどうぞ。
バリのリゾートのような、インカのような、、。外から見たイメージがジョーズの口みたいなので、近所ではジョーズハウスと呼ばれていました。プールサイドにはブーゲンビリアの花が咲いて、本当にリゾートです。
当社のカタログでLAで最初に使った住宅です。1928年の建築はNEO CLASSICOブランドの家具にぴったりです。右下のベッドルームの窓の外には仏像の頭が置かれています。

2013.4.5 SHOWROOM

CASAMANCEクッションの新柄が入荷しました。(東京ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.29
エーディコアディバイズの各ショールームでは、フランス発のファブリックメーカーCASAMANCE(カサマンス)社のクッションをディスプレイに取り入れ販売しています。
4月になり、暖かみのあるクッションから春夏にピッタリの爽やかなクッションに変更しました。カサマンスのクッションの特徴は、斬新なカラーリングのコーディネーションと天然素材をふんだんに用いたクオリティーの高さです。暮らしの中で色を組み合わせることの楽しさや、素材とテクスチャーが生み出す光を楽しむという優雅な気分を感じてみませんか。まずはクッション1個からスタートするのはいかがでしょう。(ショールーム担当:巻嶋 久美子)

CASAMANCEホームページ

白いソファに明るめの色を加えるだけで春らしい雰囲気に。 左より:W450×H300¥13,230/W500×H350¥17,798/W500×H300¥11,760(税込・クッション中材込)
表と裏で異なる表情のクッションが多いのもカサマンスの魅力です。その日の気分に合わせてコーディネートしてみて下さい。W450×H250¥16,433(税込・クッション中材込)

2013.4.4 DESIGNER

カリフォルニア・デザイン 1930-1965

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.13
国立新美術館で「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」展が開催されています。ミッドセンチュリー時代のカリフォルニアで展開したモダン・デザインをテーマとした大規模な展覧会です。この展示会の新聞記事を見て、一昨年のLAで見た事を思い出しました。

一昨年、エーディコア・ディバイズ総合カタログ用の撮影をLAで撮影を行いました。撮影後、息抜きにLACMA/ Los Angeles County Museum of Art でのティム・バートン展を見にいった時にちょうど、カリフォルニア・デザインの企画展も開催されていました。イームズ邸の再現もされていましたが、家具だけでなく、車やアート小物の展示が多く、アメリカが一番豊かな時代に生み出されたナチュラルなデザインの作品が多く展示されていました。私自身知らないデザイナーが沢山あり、楽しい時間を過しました。

今はファッションもカリフォルニアファッションのロンハーマン(といっても店はLAのみ)が大人のカジュアルファッションとして大人気ですが、インテリアもカリフォルニアスタイルが人気です。一時期のイームズ流行ではない、インテリアスタイルとして定着しつつあります。2年前の展示会が今六本木で巡回されていますが、今のLAの旬はどちらへ向っているのでしょうか。6月のロケハンが楽しみになりました。
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

LACMAはレンゾ・ピアノ設計の新館など建物も見応えがあります。LAへ行かれた際にはぜひ立寄を。
LACMA(ラクマ)Los Angeles County Museum of Artホームページ

LACMAの企画展時の建物とカリフォルニア・デザイン展のイームズの自宅の再現(2011年LAにて)
ミッドセンチュリー家具もイームズだけではありません(2011年LAにて)
車も展示された幅広い展示会でした。写真の規制もなく、リラックスした展示会でした。(2011年LAにて)

2013.4.4 PRODUCT

PRODUCT :LUSSO [ルッソ] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.2
AD COREらしい、”贅沢” ミドルバックチェアLUSSO/ルッソ !!!
今回お伝えします製品LUSSO/ルッソはイタリア語で「贅沢」を意味します。2002年に発表され、落ち着いた気品あふれるテイスト、大人ならではの愉しみを味わえるシリーズとして、今でも人気のあるAD COREブランドLUSSO/ルッソの隠されたポイントをお話します。

AD COREらしいシャープなラインを持ったミドルバックチェア。一般的な張り上がりのミドルバックチェアとは違う、エーディコア・ディバイズが導き出した回答製品です。ステータスのあるレストラン等に適した、クラスを感じさせるチェア、フレームはオープン仕上げのオーク材を使用しています。背座が張りぐるみのAタイプと、背が木部を組み合わせたCタイプがあります。特にCタイプは高度な工作技術があってこそ実現できた製品です。

その高度な工作技術とは、現在では当たり前となってるコンピューター制御された”NCルーターマシン”を使用した工作技術です。昔は鉋や手加工によって成形されてましたが、今はコンピューターで作図された図面により、手で加工するより精度の高い角度・自由曲線のカーブ成形が可能になりました。この技術をフルに使っているLUSSO/ルッソはサイドチェアで17個、アームチェアで19個の木パーツを使用して製品化されています。特に背部は強度と形状をきれいに出す為、成形合板を使用しています。強度のある成形合板を使用したことで背と座のセパレート式が可能になり、これまで手加工では実現できなかったものが、現代の家具作りとして誕生した製品だと実感します。

またこのLUSSO/ルッソにはオプションとして、アルミダイカスト製のハンドルが用意されています。このハンドルは移動時に両手でしっかりと持て、布張りタイプの背中の汚れ防止にも役立ちます。このハンドルもクリエイティブ・ディレクター 瀬戸昇がデザインしました。構造から細部にいたるまで、家具の常識にとらわれずこだわり抜いた家具、オーソドックスに見えて実はその”さりげない贅沢”を感じてみてください。(エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)
■LUSSO 製品ページ ▶

現在東京ショールームに、サイドチェア/アームチェアのCタイプが展示中です。
①背部と座のフレームの構造、背と座がご覧の通り分かれています。 ②オプションのハンドルはCタイプにも取付け可能、またジャケットハンガーとしてもお使い頂けます。 ③背部の特徴あるラインと、セパレートと思えない背と座が接する部分をご覧ください。

2013.3.29 DESIGNER

LA建築とインテリアデザインセミナーのアンケート結果発表!

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.12
1月14日のエーディコア・ディバイズ東京から始まったLA建築とインテリアデザインセミナーは3月6日の沖縄を最後に全国13カ所600名を越えるお客様にご覧いただきました。大雪で脚を捻挫し松葉杖の東京からのセミナーでしたが、今回も穴を開けずにすみホッとしています。

各会場で皆様に、今回の住宅で一番印象に残り、気に入った住宅のベスト3を選ぶアンケートをお願いしました。次回の撮影に使用する住宅の参考にしたいと思ったのですが、プロの皆様が今、どのような意識を持って家を選ぶのか、どのインテリアが好まれるか、結果にとても興味がありました。会場では500名を越えるお客様からコメントとベスト3を記入いただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。今回の家はピエール・コーニッグのケーススタディハウスや、マリブのガーデンハウス、今の建築家のモダン住宅など様々なテイスト9軒を取材しましたが、どの家も今のLAできている旬のデザインばかりです。

結果は、1位 マリブのガーデンハウス、2位 果樹園の中の環境住宅、3位 ワーナーの副社長のサンタモニカの家、でした。どの家も1930年代からLAで始まるカリフォルニアスタイルの家で、4位になったノイトラの事務所兼住宅の建築家、リチャード・ジョセフ・ノイトラから始まったスタイルの建築です。世界的にもクールなモダンなインテリアから、ナチュラルで優しいモダンなインテリアが好まれてきていますが、皆様も同じ思いなんですね。2013年モデルの製品創りが間違っていなかった事と、次のデザインへの道を感じた結果でした。

今年はミラノサローネの取材は行きませんが、6月のロケハンと9月には撮影にLAへ行く予定です。8月にロケハンの模様をLAセミナーとして開催する予定ですので、楽しみにして下さい。 
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

1位 マリブのガーデンハウス(1954年-2004年改装)ハーパスバザー誌の元編集長のジュディスさんの家です。3エーカー(3600坪)の庭にはジュディスさんのアートが置かれ、東屋が点在するガーデンハウスです。
2位 果樹園の中の環境住宅(2003年)ドキュメンタリー映画監督の奥様と土壌改良の専門家のご主人と2人のお子さんがお住まいで、7エーカー(8600坪)の農薬漬けだった果樹園を農地改良して、オーガニックな生活をされています。
3位 ワーナーの副社長のサンタモニカの家(1948年-2000年改装)ノイトラ設計の住宅です。オーナーのお父様はノイトラ設計の住宅の家具職人でした。その家を手に入れてお住まいです。
4位 ノイトラの事務所兼住宅(1936年〜1966年)ノイトラがアムステムテルダムの建材メーカーVDLの援助を受けた実験住宅で、奥様と3人のお子さんと住みました。