COLUMN

2013.6.12 SHOWROOM

巨大なびわの木!(東京ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.39
やっと梅雨らしい気候になって来ましたね。雨の日はお出掛けがついつい億劫になりますが、こんな時こそお気に入りのレインシューズを履いて街に繰り出してみてはいかがでしょうか?

現在ショールームのお向かいにある大きなびわの木が、実をタワワに実らせています。2階の屋根を有に越す高さで、こんなに大きなびわの木を見たのは初めて!と感動しています。高すぎてどなたも取れないのでしょうか。食いしん坊の私には気になって仕方がありません。さらに「びわ」について調べてみたところ、枇杷は食用として楽しむだけではなく「大薬王樹」と呼ばれ、民間療薬として親しまれてもいるそうです。乾燥させて「ビワ茶」や直接患部に貼る生薬「枇杷葉」など、先人の知恵が生きた植物なのですね。

ぜひショールームにお越しの際には、その大きさをチェックしてみて下さい。(ショールーム担当:巻嶋 久美子)

ショールームから撮った枇杷の木です。
こんなにたくさんの実がついています!

2013.5.28 SHOWROOM

おやつの時間(大阪ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.38
エーディコア・ディバイズ大阪心斎橋ショールームの隣のビル1Fに、昨年6月、突如ドーナツ屋さんが現れました。その名も「wacca」。

ショールームのある南船場2丁目は、会社や事務所が多く、午前11時頃から等間隔でパラソルお弁当屋さんが並ぶランチタイム激戦区です。更に少し奥まったビルの薄暗い正面玄関前にドーナツ屋さんがあります。「どうしてドーナツ?」といった感じでしたが、実はネットや口コミで大人気のお店という事が判明!気になりのぞいてみると、可愛い小さなお店でテイクアウトのみですが、連日たくさんの方が買っていかれるのを目にします。実際に食べてみると、おいしい!!!すっかりファンになってしまいました。アメリカンなどっしりとしたチョコたっぶりドーナツもおいしいですが、waccaのドーナツは優しい自然な味で、ついついもう一つ食べたくなるそんなドーナツです。

本店は大阪御幣島で、南船場店は2号店。国産の材料、有機食材をメインに、約10種類の様々な味のドーナツとクッキー、ラスク、カレーパンなどがずらっと並んでいます。更に不定期で限定ドーナツが登場するとの事。私も連日通う事になりそうです。エーディコア・ディバイズ大阪心斎橋ショールームにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。どの味がおいしかったか教えてくださいね。(ショールーム担当:青木 由紀子)
waccaのHPはこちらから

SEDIC PLACE2F、窓の青いロゴマークが目印のエーディコア・ディバイズ大阪心斎橋ショールームのお隣のビルになります。手前右の木製の看板が目印。
お店のショーケース。ドーナツだけではなく、カレーパン、ロールケーキまで。なんだかワクワクします♪

2013.5.28 SHOWROOM

癒されます・・。(東京ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.38
梅雨の気配も感じられますが、ショールームの入口を開けていると、心地よい風が入り新緑の薫りを届けてくれます。

広尾のショールームには、ときどきフラワーアレンジントや外の植え込みに季節感のあるお花が出現します。今、外の植え込みにはアジサイとラベンダー、受付にはイエローのバラやホワイトのカラーなど涼しげなグリーンが組み合わされていて、とても華やかな雰囲気です。
実はこちらのアレンジント、社長である北島の奥様がアレンジメントしています。良い香りのする色とりどりの花々があるだけで、お客様との会話もほっと和みます。外の植え込みのお花は、時折立ち止まって写真に納められる方の姿も見受けられます。通りががりの方にも楽しんで頂いてるようですね♪

毎回素敵なアレンジメントも楽しんでいただける、エーディコア・ディバイズのショールームへぜひご来店ください。(ショールーム担当:巻嶋 久美子)

ダイナミックなグリーンがすてきなアレンジ
外観を彩るパープルが鮮やかなラベンダー
ピンクが優しい印象のアジサイ

2013.5.28 DESIGNER

職人技の製品と技無しの製品

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.17
6月4日の東京から始まる家具セミナー。今回はソファの作り方の第二弾と無垢テーブルの作り方。どちらも職人技が物の出来を左右します。その取材で九州の協力工場へ数日間お伺いして、職人さんの近くでじっくり見てきました。

今回のセミナーのA-modeのソファも新製品の試作をする際には工場へ通い、隅々まで知っていたつもりでしたが、最初から最後までずっと製品が出来上がるのを通しで見るのは初めてです。手の込んだ仕事を手早く仕上げるのは本当に感心します。想定した時間内で作業をするので、素早く、写真を撮るのに苦労します。それでも要点を押さえながら、サクサク作り上げるのは職人技です。近くで見られながら作業をするのは嫌だろうな、、と思いながらシャッターを切ります。でも、皆さん嫌な顔一つせずに見せてくれます。以前、当社は印刷した会報誌を製作していて、その時にも撮影をしたのですが、その時は、嫌そうだったのですが、今回はなんだか嬉しそうに、作業のコツを教えてくれながら進めてくれます。ふと壁に目をやると7年前に取材した印刷物を大切に置いてくれていました。それをひらいて私はここに映っているんです。と話してくれました。いつもは黒子の職人さん達なのですが、製品を使われるお客様に自分達の姿を見せられる事が晴れやかな気持ちに思っていただいているようでした。

家具のバネを作っている工場へも行きましたが、そこの職人さんもこれを見て欲しいと作業を実演してくれました。バネは座り心地を左右する大切なパーツなのですが、表からは絶対に見えません。それを見せられる機会は本当に無いと言われていました。ソファの中身の木枠も同じです。見えない所を作る職人さん達がきちっとした物を作り、表面を仕上げる職人さんが、最後を仕上げる、技の連携で物は作られている事を再認識しました。私達はそういった職人さん達に支えられて、製品を皆様に届ける事ができています。

九州の家具の産地である話しを聞いたのですが、某会社が輸入している製品を西海岸イメージの家具に変えたとたんにクレームが激減したそうです。品質が上がったのではなく、今迄だとクレームだった仕上げが、西海岸風という事で、お客様の目が緩くなって助かっているという話しでした。それを聞いて複雑な気持ちになりました。適当な作りで許される物が増えているようです。でも、日本にはお客様の厳しい目で鍛えられた職人技があり、それに答えられる職人さんがいます。その職人さんの為にも丁寧に作られた製品をいつまでもお届けしなければと思いました。
(エーディコア・ディバイズ クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2004年の3月に発刊した会報誌です。NC-016の作り方を1から細かく説明しています。工場の方も分かりやすいと評判でした。
今回セミナー用に取材したMD-110ソファです。最初は木の骨組みだった物が立体的な形になります。形はシンプルですが、コイルスプリングを使った手の込んだ中身です。

2013.5.27 DESIGN

驚愕の素材表現

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.11
家具の仕事に携わる事で木材を見る機会が度々あります。椅子のフレームに用いる無垢材やテーブルトップに使用する突き板など、家具材として吟味された綺麗な材料がほとんどですが、色見や木目の表情等、品質を揃えるのが年々難しくなっています。

製材したり木取りをすると分かりますが、木材にはきれいに揃った良材はほんの一部分しかありません。良材だけ使おうとすると沢山の部分を破棄する事になります。出来るだけ捨てないで活かしたいと思うのですが、プロダクト製品として家具をお届けする場合そうもいきません。色や木目も製品の一部ですから、一定のバランスが求められます。しかしご存知の通り地球規模で資材が不足し、伐採が制限されている木材も多く非常に悩ましい問題です。

そんな折り、仕事で木目柄の塩ビタイルを集める事があったのですが驚愕のサンプルが沢山集まりました。節やシミ、逆目や着色ムラが出ているものまで、本物より本物?らしい素材が沢山あるのです。普通ははねてしまうような不良材の表情を見事に表現していました。すでに奇麗な材料を再現する域を超えて、よりリアルな素材表現を実現していました。技術の進歩に驚きながら、これも資源保護の一つで「これで良いじゃん?!」と思う反面、ちょっと腑に落ちない寂しい気持ちも残りました。今まで天然木の表面材を使用していたメーカーさんが、木目プリントの化粧合板に変更する話しも耳にします。木目や色のバラツキに対処する為と、せっかく天然木を用いても見栄えがコストと折り合わなくなっているのだと思います。

AD CORE でも資材調達には大変苦労しているのですが、製造をお願いしている工場をはじめ協力会社の皆さんのおかげで可能な範囲で奇麗な材料の製品をお届けしています。大切な資源を無駄にしないよう材料の厚みや構造を工夫したり、色見が揃わないものは着色する製品に回したりするなど、創意工夫を重ねています。出来るだけ奇麗な材料を使いたい気持ちと、資源を大切にするバランスを取りながら、これからも製品をお届けしたいと思います。
(エーディコア・ディバイズ 企画開発/武田伸郎)

薄らと表出する節目、揃っていない木目と不均一な斑模様。あえて良くない材料を表現!??
MD-107のホワイトアッシュ無垢天板です。吟味された綺麗な素材で、自然な優しい木目が特徴です。