COLUMN

2024.2.24 SHOWROOM

SHOWROOM バーチャル ツアー

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.431(東京・広尾ショールーム)
春からの新生活やお引っ越しに向けて家具をお探しになる方も多い時期です。家具は実際の使い心地を確かめて購入したいアイテムですが、デザインやスタイルも使い心地と同じくらい大切です。初めて行くショールームはどんなところなのか?どんな商品を見ることができるのか?と思われる方もいらっしゃると思います。エーディコア・ディバイズでは、リアルな感覚でショールームを見ていただく事ができるように、ホームページに各ショールームの3D画像をバーチャルツアーとして掲載しています。ホームページの「SHOWROOM」から各ショールームのバーチャルツアーをご覧いだけます。

バーチャルツアーではエントランスからショールームに入り、実際にショールーム内を動いているかのようにご覧いただけます。ブランドごとにシーン展開をして展示をしておりますので、それぞれのブランドのリビングダイニングのコーディネートシーンがイメージしやすいと思います。また、メイン展示の製品は「i」をクリックするとポップアップで製品の詳細がでてきますので、そちらをクリックするとホームページの製品ページをご覧いただくことができ、製品の詳細や納入事例などをご確認いただけます。
「この商品が見たいのですが、ショールームに展示品はありますか?」とお問い合わせをいただくことが多いのですが、バーチャルツアーで展示を確認いただけますのでとても便利です。また、視点が移動できるので、製品の正面だけでなく、別の角度や背面もご覧いただけます。いつでも最新の情報をチェックしていただけるように、ショールームの展示が変わる度に画像もアップデイトしていきます。遠方のお客様や外出が難しいお客様は、ぜひご活用ください。

現在、ショールームは2時間枠での完全予約制となっておりますので、事前にバーチャルツアーをご覧いただくとファブリックや塗装色の選定にゆっくり時間を取れます。バーチャルツアーを見ながらお電話での問い合わせににも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
ショールームご来場予約はこちら▷

バーチャルツアーでは赤丸のお好きなポイントからのショールームの展示状況をご覧いただけます。
右下:気になる製品がありましたら「i」をクリックしていただくと、ホームページの製品ページをご覧いただくことができます。
3Fショールームには2024MODELのMD-3211-3PLソファや2023MODELのMD-1301チェア、MD-1302テーブルなどA-modeやAD COREを中心に展示をしています。

2024.2.21 SHOWROOM

自分好みにカスタマイズ

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.430(名古屋・栄ショールーム)
2月に入りまだまだ寒い日が続いていますが、栄近くのお花屋さんでも梅や桜が並び、少しずつ春の訪れを感じます。街を行き交う人も増え活気が戻ってきました。新年度を控えたこの季節、気持ちも新たに家具を新調する方も多いです。当社の家具は、ご注文をいただいてから製作をする受注生産なので、
お部屋の雰囲気やお好みに合わせてカスタマイズしていただけます。今回はお客様のご希望に合わせて選べる塗装色や張地、様々なオプションパーツをご紹介します。

ショールームでは、お部屋の雰囲気やお好みのスタイル写真などをご持参いただければ、イメージに合った家具をご提案させていただきます。木部のカラーは、22色ご用意しています。ブランド毎にAD CORENEO CLASSICOの規格色は全13色、メープル材をメインとした木肌の優しいセミオープン仕上げの3分艶塗装です。A-modeは製品によって5色と9色、A-mode HeritageNEO CLASSICO Heritage9色の展開で、ナチュラルやヴィンテージテイストに合うよう全艶消しのオープン仕上げです。張地はリサイクル原料を使用した環境に配慮したファブリックや、撥水機能や水だけで汚れを落とすことが出来るイージーケアの機能が備わったものもご用意していますので、汚れが心配なダイニングチェアなどにお薦めです。チェアにつけるオプションハンドルは、張地の防汚対策やチェアを動かし易いといった機能面だけでなく、家具のアクセントとしても効果的です。また、MD-1105のソファアームなどはオプション対応となっていますので本革仕様にして高級感を演出することも可能です。

オリジナル感を演出するために最近人気のテクニックが、張地の張り分け仕様です。チェアやソファの背表面・背裏面で色分けを楽しめます。製品によっての張地の適正や、張り分け生地の相性など、お気軽にショールームスタッフにお問い合わせください。

エーディコア・ディバイスでご希望に合わせて自由に家具選びをお楽しみください。ショールームは現在も完全予約制とさせていただいておりますので、安心してご来店いただけます。当日のご予約も大歓迎です。ホームページからもご予約は可能ですので、お気軽にご予約の上ご来店ください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
ショールームご来場予約はこちら▷
(ショールーム担当:水野 未佳子)

左:ファブリック張地のMD-1105ソファに、本革張りアームをオプションで取り付けました。 右上:塗装色は製品に合わせてお選びいただけます。 右下:スムースレザーのASSや、リサイクル原料を使用した環境にやさしいRT、モコモコとした優しい手触りのFRなど、新しい張地も展開しています。
左上:チェアデザインに合わせてハンドルのデザインも豊かです。 左下:ハンドルを取り付けることで引き締まり、空間のアクセントになっています。張地も背表/背裏で色分けして奥行き感が増しています。 右:栄ショールームのMD-3211ソファは、背表/背裏/座面で色分けしています。

2024.1.30 SHOWROOM

インスタグラムのご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.429(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズのショールームは、東京・大阪・名古屋にあります。自然光が入る各ショールームで、オリジナルブランドの製品をそれぞれのシーン展示でご覧いただけます。ショールームにご来場いただくお客様の中には、インターネット検索やインスタグラムから見てご来場されるお客様もたくさんいらっしゃいます。

エーディコア・ディバイズ公式インスタグラムは、東京・大阪・名古屋の各ショールームからの情報をショールームスタッフが投稿しています。当社の最新ニュースだけでなく、ショールーム担当目線での製品情報やマテリアルの詳細、納入事例、近隣でのイベントの情報などを発信しています。また、ご購入いただいたお客様が納品された家具をご紹介下さった投稿をご覧になり、当社を探してご来場いただく場合もあります。実際の生活空間で使用している様子がわかるので、よりリアルにイメージできるのだと思います。インスタグラムをご覧になったお客様で、よくお問い合わせいただく製品はMD-1202・1201ダイニングセット、MD-1105システムソファです。MD-1202のダイニングテーブルの天板は木製天板の他に、傷や熱にも強いバイオマーブル(人工大理石)もお選びいただけます。MD-1201チェアは腰のあたりが包み込まれるようで、アーム部分に腕をのせても背からなだらかに下りていき、心地よく、年代問わず人気です。MD-1105ソファはサイズのバリエーションが豊富なソファで幅に加えても奥行きもD900mmとD1100mmをご用意しています。お客様のお好みで組み合わせを楽しんでいただけるという点でも大変人気なソファです。AD CORE DEVISEのオフィシャルインスタグラム(adcoredevise_official)をまだフォローしていない方は、この機会にぜひフォローしてください。

新作商品を掲載したミニカタログも発行しました。ミニカタログには新作だけでなく当社で人気の売れ筋商品のシリーズが掲載されています。ショールームまでお越しいただくことが難しいお客様は、ミニカタログからも充分に商品の良さを感じていただける内容となっていますのでお気軽にお問い合わせください。
(ショールーム担当:天川 唯)
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左:インスタグラム画面 右上:2024年ミニカタログ 右下:QRコードを読み込んでいただくとインスタグラムの画面になります。エーディコア・ディバイズのオフィシャルインスタグラム(adcoredevise_official)をまだフォローしていない方は、この機会にぜひフォローをお願いいたします。
左上・左下:MD-1202、1201ダイニングセットです。右上・右下:MD-1105システムソファです。右下:手前が奥行きD900mm、奥がD1100mmです。是非実際にショールームでご覧ください。

2024.1.30 DESIGNER

アート家具の価値

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.152
2024年もひと月が経ちますが、時間の流れる速さは年齢のせいなのか、世の中の流れる速さのせいなのか本当に早く感じます。時間の流れで価値が出るのがアンティークと呼ばれる物やアートです。アメリカ西海岸撮影でお世話になっているYASUKOさんから驚くような話を聞きました。YASUKOさんは日本への完全帰国されるためにパームスプリングスの別荘とウエストハリウッドの自宅を手放す事になり、パームスプリングスの別荘は昨年末に販売してすぐに買い手がつきました。30年前に$225,000(3,000万円)で購入した家が$1250,000(1億9,000万円)で売れたとの事、なんと購入価格の6倍以上です!それと同時にウエストハリウッドの自宅にあるダイニングセットが2,000万円で売りに出されていると、、。正月の眠気も飛ぶようなメールに驚きました。

パームスプリングスは別荘地として有名で、フランク・ロイド・ライト設計の落水荘オーナーのカウフマンの西海岸の別荘としてリチャード・ジョセフ・ノイトラが設計した別荘があります。その他にフランクシナトラやエルビスプレスリーなど有名人の別荘もある場所です。YASUKOさんの住宅は1956年に建築家ドナルド・ウェックスラーの自邸として建てられました。ウェックスラー自身が最も思い入れのある家で、従軍時の日本で影響を受けた建築でゼンハウスと呼ばれた家です。YASUKOさんも彼自身からインテリアをオリジナルの状態で使って欲しいと話されたことから、オリジナルの状態と1950年代の家具や小物でデコレーションをし所有されていました。日本では有名建築家の設計でも70年近く経た住宅には価値が付きませんが、その価格で販売できた理由が建物の歴史だけでなく、インテリアが重要という事で置かれる家具や小物、アートも含めた全体が価値を生むそうです。

YASUKOさんのアートや家具へのセンスや審美眼は関心するばかりで、建築家や美術、音楽アーティストの知識も幅広くウエストハリウッドの自宅書斎に置かれている幅広いジャンルの蔵書の多さが物語っています。その審美眼で揃えられた自宅に置かれる家具やアートもサザビーズの担当者が調査に来るくらいのコレクションです。私自身は学生時代に習ったヨーロッパで活躍したデザイナーは知っていますが、アメリカで活躍したデザイナーはイームズやジョージナカシマくらいしか知りませんでした。しかし、アメリカ西海岸に通うようになり、知らないデザイナーの多さとヴィンテージ家具市場がある事を知りました。ロサンゼルスへ初めて行った時にヴィンテージショップへ行き、ジョージナカシマの古い椅子があったので買おうとして値札を見ると、ペンシルバニアの工場で彼自身が製作したオリジナルで数万ドルして驚いた記憶があります。

YASUKOさんのウエストハリウッドの自宅にはブロンズ彫刻で作られたダイニングセットがあり、いつもこのダイニングセットは凄いなと思っていました。デザイン的というよりそれを選ぶYASUKOさんのセンスが凄いと思っていました。ウエストハリウッドの家にはファイヤープレイスやシェルフも同じ作者の物が置かれています。その家具の製作者はポール・エヴァンスというアメリカの家具デザイナーで彫刻家でもあり、アメリカンクラフト運動への貢献は有名です。ペンシルバニア州のジョージナカシマの工房近くに友人と工房を構え、お金の無い彼らはジョージナカシマの廃材から木材を調達していたそうです。1950年代から銅製のチェスト製造を始め、彫刻を施した家具を発表し、スチールや真鍮をパッチワークした家具シリーズを作りライン化しました。有名人のためのカスタムアイテムも作り、今の限定版アート家具の先取りをしました。エヴァンスは1987年に55歳で事業を辞めた翌日に心臓発作で亡くなりましたが、21世紀に入ると彼の作品は評判が高まり、最も収集価値のある作品の1つになりました。レニー・クラヴィッツ、トミー・ヒルフィガーも熱心なコレクターである事からコレクターアイテムとして高騰し続けています。

YASUKOさんの家にあるブロンズ彫刻の脚を持ったテーブルと椅子のダイニングセットは貴重で、特に天板のオリジナルガラスが残っている物は貴重品です。先日、アメリカのアート販売サイトでポール・エヴァンスのダイニングセットが販売されていて、YASUKOさんの家のダイニングセットと同じ数のセットで13万ドルの価格が付けられていました。13万ドルといえば2,000万円近い金額です!YASUKOさんに聞くと30年前にニュージャージー州のオークションで$4,500(675,000円)で購入、$500で運んでもらったそうです。30年経ち30倍近い価値になるなんて驚きです。今、自宅にある家具やアートはインターネットオークション以前のオークション会場で購入した物ばかりだという事で、フォルナセッティのオリジナルキャビネットもあります。本当に昔から確かな審美眼を持っていた事に驚かされます。投資目的で手に入れた訳でなく、自分の好きなインテリアにするために購入した物が時間を経て価値が上がっている事こそ本当の審美眼なんでしょうね。

プルーべやイームズのコレクターはいますが、ポール・エヴァンスなど本当のコレクターアイテムは聞いた事がありません。版権切れのリプロダクト製品でない、オリジナルメーカーの初期モデルが本当に価値があるんです。日本だと汚いただの中古家具に思える物も価値を見い出しビジネスにするアメリカ人の商魂も驚きますが、不動産や家具、車まで古い物を大切にしながら次の時代に引き継ぐ事にもつながっています。日本人も古い物を大切にする気持ちは他の国以上あると思いますが、骨董やアートしかビジネスにできていない事は残念に思えます。当社もそろそろ40年でヴィンテージと言われる年代の歴史がある製品もまだ現役です。これからも永く愛される家具を作っていかなければと思いました。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

1957年に建建築家ドナルド・ウェックスラーが自邸として建てた住宅で30年前にYASUKOさんが225000ドルで購入しました。左上:道に面した庭は芝生でなく、石庭が作られZEN HOUSEという名がつけられました。左下:暖炉のあるリビングで枯れる家具はミッドセンチュリー家具です。右側の玄関ドアは中国風に見えます。右上:プールのある中庭。テラスの。右下:ダイニングに置かれる家具だけでなく、ガラス小物やアートもミッドセンチュリー物です。YSUKOさんのZEN HOUSEは家具付きで売られたそうです。
1967年に建てられたウエストハリウッドの自宅イギリス在住時にクリスティーズのオークションで購入したアートが壁を飾ります。右上:1960年代に作られたポール・エヴァンスのブロンズ家具。独特のデザインです。写真では6脚ですが、サイドチェアが2脚あり8脚セットでガラス天板はオリジナルです。右下:ブロンズ製の彫刻シェルフ。ポール・エヴァンスのオリジナルサイン入りで、ダイニングよりも貴重なアイテムです。左下:アート販売サイトで1969年のダイニングセットで13万ドル(2,000万円)の価格が付けられています。ガラス天板はオリジナルではありません。

2024.1.29 PRODUCT INFO.

MD-3212

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-modeより2024モデルの柔らかな脚部とエレガントな天板のリビングテーブル、MD-3212を紹介します。

◾︎ MD-3212 LIVING TABLE 製品ページ