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2021.2.21 DESIGN
抗ウイルス仕様のインテリア空間
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.106
文字通り三寒四温の時節、上着がいらないくらいの暖かい日があったかと思えば冬に逆戻りしたかのような寒い日もあり、体調管理も大変です。くしゃみをするにも気を使いますし、風邪をひいたりしたら大変なことになります。そんな状況の中、新型コロナウイルスの感染が広がり始めてから1年余りが経過してしまいました。日本でもようやくワクチンの接種が始まり、寒く厳しい冬もようやく終わろうとしています。感染者の数も徐々に終息に向かい始めているようですが、本当に感染が収まるまでは油断大敵です。
エーディコア・ディバイズでは、この感染が確認され始めてすぐに「抗菌塗装」や、抗菌仕様の実験を開始し、対策を始めました。手洗いや除菌作業と同様に、できるだけ感染のリスクを軽減して安全な生活がおくれるように家具に抗菌などの機能を持たせる対策を実施しました。しかし、抗菌仕様は早期に対応ができたのですが「抗ウイルス」対応は難航しました。資材や薬品の入手が困難で、試験や認可の取得も順番待ちの状態で時間がかかりましたが、当社の取り組みが早かったため、2021年の新作発表会には間に合わせてインフォメーションすることができました。
オプションでご注文をお受けする「抗ウイルス」仕様ですが、ここにきてご注文やお問い合わせが増えてきました。緊急事態宣言やロックダウンなどの人の移動や接触を制限しての感染防止ではなく、持続的な環境整備による感染防止策にシフトしてきたように思います。介護施設関係や住宅関係の展示場、ホームユースでのご利用など、様々なジャンルからご注文をいただいています。飲食や公共スペースでは不特定多数の方が安全にお使いいただけるように、ホームユースでは日々の生活が安心できる住環境にするために、感染リスクを抑える抗ウイルス対応のニーズが広がっています。塗料に薬剤が調合されているため、塗膜が劣化するまで継続して効果が得られる木部用の「抗ウイルス塗装」、ソファなど直接肌に触れても安心なファブリック用の「抗ウイルスコーティング」、レザーメーカーと共同開発した天然皮革の質感を活かした日本で初めての「抗ウイルスレザー」。抗ウイルス対応は3つのアイテムで対応しています。
これから本格的な感染収束に向けて、生活や経済も回復していかなくてはなりません。今後は新型コロナウイルスに限らず、感染予防がインテリア機能のスタンダード仕様になってくるかもしれません。1日でも早く、日常の生活に戻れるよう、少しでも安心な生活にお役立て出来るよう、エーディコア・ディバイズの「抗ウイルス」対応、是非ご検討ください。お問い合わせ、お待ちしています。(開発 武田伸郎)
2021.2.19 SHOWROOM
お手入れがし易い、安心安全な家具
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.324(名古屋・栄ショールーム)
長い冬が終わり草花も次第に芽吹き始め、少しずつ春の気配も感じるようになりました。とはいえ、未だ新型コロナウィルス感染の収束の見通しがつかず、インフルエンザなど様々なウィルス感染には気を付けたい状況は続いています。公共施設や家庭での手指の消毒は定着しましたが、より感染リスクを抑えるためにも手に触れる物は常に清潔に、またお手入れのし易いものが求められています。今回は、当社家具の中でもお手入れのし易い商品をご紹介致します。
当社の社名にもなっていますAD COREのシリーズの代表的なチェアのチェルボ 。その中でもチェルボ Ⅱは、背裏まで生地の張りぐるみの仕様と木タイプの2タイプが選べます。背座が木のタイプは、ビーチ材の木目が美しく、デザイン性にも優れていますが、拭き掃除などのお手入れが容易です。またこちらの商品はスタッキングが可能なので、使わない時には重ねて保管しておくこともできます。もう一点ご紹介するのは、アクリル樹脂と木製素材の組み合わせが温かみのあるPMMA+Woodシリーズのチェアです。こちらも座クッション付きのタイプとアクリル樹脂のみの2タイプからお選びいただけます。座クッション付きのタイプも座裏でボタン留めする仕様なので、お手入れの際は座クッションを外していただくことも簡単ですし、チェルボⅡと同様に背座が1枚で成型されているので、ホコリが溜まりにくく、アクリル樹脂なので水溶性の汚れはすぐに拭き取れ安心です。汚れが気になる時などは市販のリビング用洗剤を濡れふきんにとって、拭き取っていただくことも可能です。どちらの商品も木部には標準仕様として抗菌機能を持たせていますので常に衛生的にご使用いただけますが、より安心して製品をお使いいただけるようにオプションで抗ウィルス塗装もご用意いたしました。抗ウイルス塗装は、木部塗装のトップコートの中に耐薬品性にも優れているポリウレタン塗装に加え、塗装膜の中に練り込まれた抗ウィルス銀系薬剤が効果を発揮し続けます。+αの安心を、これからは家具にも求めてみませんか?木部だけでなく、張地に抗ウィルスコーティングも可能です。興味のあるお客様はぜひお問い合わせください。
現在、ショールームは緊急事態宣言の発令に伴い、営業時間を変更しております。また、名古屋ショールームは当面の間土曜日営業をお休みさせていただいております。詳しくはHPをご確認のうえご予約ください。各ショールームでは定期的な換気や次亜塩素酸消毒などの拭き掃除も徹底しておりますので、どうぞ安心してご予約ください。皆様のご来店をお待ちいたしております。(ショールーム担当:水野 未佳子)
▷ショールームご予約フォーム
2021.2.5 SHOWROOM
人気アイテムのご紹介
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.323(大阪・心斎橋ショールーム)
まだ寒い日々が続いていますね。今の時期は春先にお引越しを予定されている方も多く、ご来場されるお客様から「売れ筋はどちらですか?」とご質問をいただきます。そこで今回は、2020年の人気アイテムをご紹介いたします。
昨年度の人気アイテム1位のチェアはA-modeシリーズのMD-101です。シンプルなデザインは空間を選びません。スタイリッシュな印象のスチール脚と、和モダンな空間にも合う木脚タイプがございます。「MD-101のチェアを見にきました」と言っていただくお客様も多く、検討された方は決定いただくケースが多いです。
テーブルの1位はチェアと同じシリーズのMD-105です。こちらもスチール脚デザインで、スチールのモダンな雰囲気と木天板の温かみがバランスよく合っています。天板カラーをヴィンテージカラーにすると、カリフォルニアスタイルのシャヴィーな空間にも合います。お客様からは「木目の感じが良いですね」「シンプルで飽きなさそう」とのお声をいただいています。
ラウンジチェア1位はNEO CLASSICO Heritageシリーズの043-MODELです。こちらは、フレンチスタイルのウィングバックチェアをモチーフに、強度のある成形合板がしっかりと身体をフォールドします。木脚の他にガスダンパー上下機能付きキャスターもございます。キャスタータイプは、ワーキングチェアや、オフィスのミーティングチェアとしてもお使いいただけます。お客様からは、「デザインに一目惚れしました」「座り心地がとても良いです」との嬉しいお声をいただいています。
ソファ1位はA-modeシリーズのMD-210です。このソファは、サイズのバリエーションも豊富で、1人掛け、2人掛け、3人掛け、片アーム2人掛け、シェーズロング、オットマンのタイプがありますので、空間や生活スタイルに合わせてレイアウトをアレンジしていただけます。ウェーブスプリングの座にポケットコイルスプリングの座クッション、柔らかな背のウレタンクッションとの組み合わせは深みのある座り心地です。こちらも検討していただいた場合の決定率が高く、満足度も高い製品です。
人気アイテム1位の製品をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。今回ご紹介したアイテムは全て各ショールームに展示しています。ショールームでは、お客様のご要望をヒアリングしながらご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。また、当社の製品の木部は全て抗菌塗装を標準化しており、オプションで抗ウイルス塗装、ファブリック抗ウイルスコーティングもご用意しております。尚、オンラインによる製品紹介も行なっていますので、お気軽にお問い合わせください。(ショールーム担当:中谷 有里)
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2021.1.29 DESIGNER
不動産投資のフリップとは
AD CODE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.116
昨年末、NHKのBS番組で「ハリウッド華麗なる物件案内」という番組を放送していて、アメリカ・ロサンゼルス不動産事情を、現地の日本人のセレブ御用達不動産ブローカーの案内で見せていました。今、アメリカではファッションや店舗を持つ業態が壊滅的な状況で、ブルックスブラザーズなど有名ファッションブランドの破綻や、高級チョコレートのゴディバの北米撤退など多くのニュースが流れています。しかし、株式投資や不動産投資は活発で、特に不動産の売買は高級物件を中心に動いています。アメリカでのカタログ撮影でお世話になっている、プロデューサーの靖子さんに聞くと、靖子さんの住まいのあるウエストハリウッドには、今、セレブの映画俳優やお金持ちの多くが仕事場への通勤短縮にと住んでいたマリブから、ウエストハリウッドに移り住んでいて、エリアの不動産価値を高めているそうです。
アメリカ西海岸で撮影を始めて、建築ツアーでも多くの住宅や建築を見てきましたが、多くのオーナーは、少し住んで高く売って次にステップアップすると言われていて、特にインテリアデコレーションに力を入れている住宅ほど、仕上がりが素晴らしく、家具やアートも家の一部として一緒に販売されます。それが住宅の価値を上げる事にもなっているそうです。その事もNHKのBS番組の中でも紹介されていて、その不動産投資法が「フリップ」という名前で紹介されていました。私自身もロケハンの時に何軒か転売で利益を上げているオーナーに会うまでは、古い住宅が付加価値をつけて転売されている事を知りませんでしたが、リノベーションされた家の中を歩いて、その意味と実情を知る事ができました。日本では古い物件を購入し、かなりの予算をかけて新しくしたとしても、新築と同じ金額で取引されることはありえません。
しかし、アメリカでも古い住宅を新しく改装しただけで不動産価値が上がるわけではありません。人気のエリア、有名建築家の設計、有名人が住んだ家、人気のミッドセンチュリー時代のモダン住宅など、二度と手に入らない物件など人が欲しがる条件がいろいろあります。価値を上げるリノベーション手法は2つあり、建てられた時代と違う、新しいデザインを施した住宅で、多くは景観と置かれる家具が価値を上げてます。一方は、建てられた時代のオリジナルに戻すリノベーションで、有名建築家やその時代に人気だった建築家や有名人が住んだ家で、家具もその時代に合わせリプロダクトでないオリジナル家具で、コンセントやスイッチ類まで、その時代の物が使われています。ここまで徹底するかと驚く事が多くありましたが、相当なセンスと努力が価値を高めて利益を上げるフリップにつながります。
アメリカではいろいろな物に価値をつけて商売にしています。現代アートの取引もそうですが、有名なのは自動車で、古い車だけでなく、人気の車種でそれをオリジナルの状態にレストアして当時と同じ走りを取り戻した車に価値が付けられます。昔は古いフェラーリでしたが、この数年はナローポルシェと言われる1970年代の901型で、1960年代の356型と言われる古いポルシェより価格が沸騰しました。Gパンと言われるデニムも同じで、日本から火がついたのですが、戦中のデニムや鉱山内で発見される1920年代のリーバイスには数万ドルの価値が付けられてデニムハンターという仕事を生業としている人もいます。どれも欲しがる人がいるから価値が上がり、どの物も今では手に入らないという希少性が条件になります。日本の大正時代の着物があっても二束三文なんですが、、。
1月13日に開催したアメリカ西海岸セミナーでは原爆の父のオッペンハイマーが住んだ1960年代の住宅も紹介しましたが、照明スイッチや置かれる小物までこだわった住宅でした。今年はどのような情報をお伝えできるのでしょうか、実際に行って感じた事をセミナーとしてお伝えするのが私のスタイルです。次のセミナーをお楽しみに!
(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
2021.1.27 DESIGN
オンラインミーティング活用術
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.105
新たな2021年がスタートして、早1ヶ月が過ぎようとしています。新型コロナウイルスの感染状況は日々めまぐるしいく変化していますが、今は1日でも早く安心して過ごせる日が来るように一人一人が感染防止に努めるしかありません。すでに1年の長期にわたり世界中がウイルスの感染対策を強いられていますが、この感染の発生により生活や仕事の面でも様々な変化がありました。オンラインミーティングの普及もその一つです。
感染防止期間中「出来るだけ人と接触しない」ことを推奨され、どうやってコミュニケーションを図るかが問われてきました。これまでもネット回線を使った会議なども使われていましたが、あまり広く普及はされていませんでした。しかし、昨年の移動自粛期間にZoomをはじめとするオンラインミーティングは、あっという間に広まって定着しました。当初はいろいろと問題があったようですが、利用者が増加するにつれどんどん改善されて、今ではいつでもどこでも他者とつながるコミュニケーションツールとなりました。TV放送でも必須のツールとなりましたよね。エーディコア・ディバイズでは、リモート出勤時の朝礼ミーティングから始まり、新作発表会をはじめ5回にわたるオンラインセミナーを開催してオンラインコミュニケーションツールを活用してきました。現在は、お客様とのコミュニケーション以外にも、生産をお願いしている工場との打ち合わせにもオンラインミーティングを活用しています。
エーディコア・ディバイズでは、アイテムの特徴により製品に適した工場に生産を依頼しています。木加工に特化した工場、張りが得意なところ、金属加工だけをお願いしている会社もあります。長年のお付き合いがあり定期的に訪問している工場ですが、移動自粛によりお伺いできない状況が今も続いています。昨年は新製品の開発でもZoomを使ったリモートミーティングを行いましたが、現在は製品チェックをZoomミーティングで行っています。複数の参加者が共通の資料やモニターを共有したり発言を行えるメリットを生かしての打ち合わせです。工場内での現場、設計室、東京の事務所など、各所から一同に参加できるので非常に効率的。スマートフォンで参加すれば移動カメラとしてのミーティング参加も可能になります。今は自粛制限で出来なくなっている「お客様による製品の工場検査」も、オンラインで開催できます。今までは出張の時間やコストを掛けて行なっていた工場検査も、オンラインなら効率的に実施が可能です。
はじめはギクシャク気味だった工場とのオンラインミーティングも、徐々にスムーズに開催できるようになってきました。(私も口が重いのですが現場の方はシャイな方が多いので・・・)来月からワクチン接種が開始予定で感染終息に向けて明るい兆しも見え始めていますが、まだしばらくは自粛期間が続くと思われます。1日でも早く感染が収束し、皆さんと安心してお会いできる日を待ちながら、それまではオンラインミーティングを活用しながら、しっかりコミュニケーションを取っていきたいと思います。(開発 武田伸郎)