AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.132
2023年がスタートしてあっという間に4ヶ月が過ぎようとしています。3年もの永い間続いていた新型コロナウィルスの自粛生活もようやく終息を迎え、本格的な回復に向けて以前の生活が戻ろうとしています。春の到来と共に街にも活気が戻ってきて、一時は本当に少なかった海外からの旅行者も目に見えて増えてきました。そんな中、4ヶ月ぶりに九州の工場へお伺いしてきました。前回の訪問時には飛行機の搭乗前の検温や消毒が実施され、機内の乗客もまばらだったのですが、今回は航空便や宿泊の予約もほぼほぼ埋まっていて慌てて予約をするような状況でした。今まではビジネス関連の方々がほとんどだった空港も、国内外問わずたくさんのお客様で賑わっていて感染が終息に向かっていることを実感しました。
4月は日本では新しい生活がスタートする新年度の季節でもあります。新入学や新しく社会人となる方のみならずフレッシュな気分になる時期。今回お伺いした九州の工場では、永年お付き合いいただいた工場長が定年となり引退されて少し寂しい気持ちになりましたが、新たな工場長が赴任され新しいスタッフの方の入社もあったりと工場生産の現場も新しいフレッシュな雰囲気を感じました。中堅どころの職人さんも、熟練スタッフの方からどんどん技を引き続いで新しい体制作りへと準備を進めているようでした。職種に限らずどの業界でも人材確保が難しい時代になっていますが、今回お伺いした工場に限らず家具の業界では若い方の参入が少なくスタッフの確保も難しい状況が続いているようです。家具のようなモノ創りに携わる職人さんは様々な経験を積まないと良い仕事が出来ません。今回入社したスタッフの方も、周りの職人さんから技を引き継ぎ経験を重ねながら新しい技術も取り入れて一流の職人さんになってほしいと思います。
工場に中々お伺いできなかったこの数年間は、現場での製品確認が中々出来なかったので出荷前に仕上がった製品の画像をへ送っていただき、仕様や仕上がりをチェックするQC活動を行なっていました。本来は直接製品を見て触れて仕上がりの良し悪しを判断するところですが、コロナ渦の間は職人さんに仕上げたばかりの製品を画像に撮っていただきメールで送信いただいて確認をしていました。はじめは手間も掛かって大変だったリモートQCですが、製品を撮影することで客観的に物を見る機会になり、製品全体を引いた目でみたり要所をクローズアップして見たりと、これまで行ってきたモノつくりを新しい視点から感じることも出来ました。新型コロナウィルスの感染対策で広がったリモートによるワークスタイルですが、モノ作りの現場でも活かされることになりました。
最近では画像のやり取りも抑えどころを双方で理解しつつ、効率も上がってきました。ただし、この2次元のモニターチェックは製品表面の仕上がりや体裁を確認するためのものになります。そのため、見た目を整える事が優先になってきます。見た目の綺麗さ、仕上がりの良さはもちろん大事ですが、それ以上に大切なのが家具の作りの良さです。椅子やソファはデザインの良さを感じながら、触れて座ってくつろいで初めてその良さを実感できます。今回工場にお伺いしてリアルな製品を確認してまわりながら「家具の良さ、家具の心地よさ」を改めて感じました。皆さんも家具のデザインをエーディコア・ディバイズのホームページでチェックしつつ、座り心地や快適さをショールームでぜひお確かめください。(開発 武田伸郎)