当社では年に数回、様々なリアルセミナーとWebセミナーを開催しています。先日開催したリアルセミナーには、約400名ものお客様にご来場いただきました。会場に多くの方が集まってくださる光景を見るたびに、直接お会いできることのありがたさを実感します。お客様の表情や反応をその場で感じられるのは、やはりリアル開催ならではの魅力です。一方で、当社では何年も前からWebセミナーにも取り組んできました。遠方のお客様にも情報をお届けできることは大きな価値です。リアルとは異なる難しさもありますが、より多くの方にご覧いただける機会として、年々内容や環境を整えてきました。
セミナーは「当日」が本番ですが、その成否を分けるのは準備だと感じています。リアル開催では、スタッフ総出で設営にあたります。ご来場導線を確認し、今お勧めしたい製品を自然にご覧いただけるようショールーム内の図面を引き、レイアウトを検討します。多くのセミナーでは、1人あたりの座席幅はおよそ500〜550mm、椅子と椅子の前後間隔は800mm程度で設定されることが一般的です。限られた空間に多くの方にご着席いただけるという利点はありますが、1時間を超えるセミナーとなると、どうしても窮屈に感じられることがあります。当社では、その点を非常に大切にしています。ゆったりとご覧いただける環境を整えるため、座席幅は600mm以上、前後間隔は850mm以上を目安に設定しています。通路幅もしっかり確保し移動と快適性の両立を図ります。
設営にあたっては、まず図面上に実際の椅子寸法を落とし込み、動線や視線の抜け方を確認します。単に座席数を決めるのではなく、スクリーンの見え方や前後左右の圧迫感まで想定しながらレイアウトを組み立てていきます。そして当日は、図面通りに椅子を配置しつつ、実際にその場に座ってみて微調整を行います。お客様目線で確認することを欠かしません。また、外部会場をお借りして開催する場合も、会場の広さや形状、柱の位置、天井高まで考慮しながら最適な配置を検討します。ただ椅子を並べるのではなく、「快適に過ごしていただく空間を設計する」という意識で設営を行っています。想定人数に応じた席数の調整、視認性の確認、マイクの音量や音質チェック、スタッフの配置や役割分担まで、細かく計画を立てて進めます。準備が七割と言いますが、それでもトラブルは起こり得ます。(前回はマイク機材の不調があり、一時中断する場面がありました、、、)万全を期していても想定外は起こるものですので、即座に対応できる体制とバックアップを整えています。貴重なお時間を割いてくださるお客様にとって、有意義な時間にしていただくことが何より大切です。Webセミナーも準備から配信まで全て自社で行っています。回線状況はもちろん、写り込みや光の加減、カメラの角度まで事前に確認し、リハーサルを重ねます。特に避けたいのは思わぬ配信停止です。カメラやPCだけでなく、HDMIケーブルや延長コードまでチェックし、細かな不安要素を取り除いていきます。こうした積み重ねにより、これまで大きなトラブルなく配信を続けることができています。進化する機材やアプリケーションも取り入れながら、より見やすい配信へと改善を続けています。
家具をデザインすることはもちろん重要ですが、それをどう伝えるかも同じくらい大切だと考えています。製品の背景や思想まで含めてお伝えすることで、より深くご理解いただけるのではないかと思っています。3月11日には「西海岸セミナー」をWebで開催いたします。リアル開催でご好評いただいた内容を、より多くのお客様へお届けできる機会です。代表・瀬戸がロケを重ねて撮影してきた空間をご紹介いたします。ぜひご登録のうえ、ご参加ください。(開発部 渡辺 文太)