COLUMN

2024.8.27 SHOWROOM

インテリアコーディネートの基本2

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.449(東京・広尾ショールーム)
前回のコラムで、理想のインテリアを実現するためのインテリアコーディネートのポイント「①インテリアのテイストを絞り込む」「②配色を意識する」についてご紹介させていただきました。今回は、家具のサイズと動線についてご紹介したいと思います。

ポイント3-家具のサイズを決定する
使い易い空間づくりには、部屋の広さと家具のサイズのバランスが重要です。そして、快適に過ごすためにはストレスがない動線を確保することも大切なポイントです。部屋、家具の両面から気をつけるポイントをご紹介します。

部屋の広さに合った家具のサイズを選ぶ
ショールームで家具を見た時と、実際にご自宅に搬入したときのサイズ感の違いに驚くことがあります。ショールームは天井が高く解放的な空間が多いため、家具のサイズ感を把握しづらくなっている場合があります。検討している家具のサイズを、図面にレイアウトをして確かめるのが良いのですが、図面がない場合は実際に設置する部屋を採寸し、どのくらいのサイズ感になるか確認する事をお勧めします。当社のショールームでは図面をお持ちいただければ、図面を見ながらアドバイスさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

必要な生活動線を考慮する
家具を配置する場合、生活動線を考えずに進めるととても使いづらい部屋になります。例えば、ダイニングでは椅子を引くためのスペースや通路の確保など、住む方の人数や使用頻度なども考慮しスペースを確保しなければいけません。一人が通れる生活動線の幅は最低約600mmといわれています。ただし、リビングルームなど人が集まるスペースとベッドルームなどの個室では生活動線の基準も異なります。部屋別、家具別に考慮していく必要がありますので、今のレイアウトを参考に生活動線を検討するのもお勧めです。

搬入経路を確認する
家具のサイズを決める際には「搬入経路」の確認も重要です。特にソファなどの大型家具はドアや階段の寸法によって部屋の中に運び込めない場合があります。一般的な搬入経路は玄関や開口の広い掃き出し窓などですが、マンションの場合はエレベーターに乗るサイズが絶対条件です。戸建の場合は、クレーンなどを使って釣り上げる方法もありますが費用がかかります。他にも扉の開閉方向や、窓の位置、コンセントの場所について事前に確認しておくと、家具のサイズを決めるときや配置をする際に役立ちます。

間や余白を大切にする
部屋の広さと家具のサイズを考慮するだけではまだ、洗練された部屋にはなりません。空間を広く感じさせるために、間や余白を作ってみましょう。特に生活動線上に物を配置しない方が生活もしやすく、すっきりとした印象を与えます。余白部分があることで、洗練されたゆとりのあるインテリア空間が生まれます。

エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、インテリアコーディーネートのご相談を承っております。理想のお写真や図面をお持ちいただけましたらご希望に合わせてご提案させていただきます。お気軽にショールームスタッフにお声がけください。皆様のご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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上:キャビネットからテーブルまでの通路を確保していますので、ダイニングに座っていても人が通れる動線になっています。
下:窓や壁からの距離を確保されていますので、ダイニングやソファの周りを回遊できる動線になっています。
空間に余白のあるレイアウトは、開放感があり空間が広く感じられます。

2024.8.26 PRODUCT INFO.

PADRONA AD-984/985

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はAD COREより、ゆったりとしたサイズのベーシックでモダンなスタッキング機能付きダイニングチェアのAD-984/985 PADRONAを紹介します。

◾︎ PADRONA CHAIR 製品ページ

2024.8.9 SHOWROOM

コーディネートの幅を広げるリビングテーブル

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.448(名古屋・栄ショールーム)
連日、全国各地で猛暑日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。出来るだけ日中の外出を控えたり、ご自宅では空調を効率的に利用するなど、夏バテ気味の身体を癒す時間もとても大切です。今回は、ご自宅で快適に過ごすためにリビングテーブルのコーディネート方法などをご紹介したいと思います。

ソファとセットでお使いいただくことが多いリビングテーブルですが、リビングテーブルにも様々なタイプのご用意があります。木質で仕上げたタイプや、アクリル樹脂を使ったタイプ、異素材を組み合わせたタイプなど、仕様もデザインも様々です。
PMMA+Woodのアクリル樹脂天板のタイプは、天板がクリアなので圧迫感もなく、敷き込んだラグやカーペットのデザインを邪魔することなく楽しめます。また、高さや天板の形状によっては、ソファレイアウトに合わせて活用できます。MD-807の高さのある横長タイプのリビングテーブルは、ソファの背面に配置をしてディスプレイ棚としてだけでなく、お飲み物やリモコンなど、身の周りの物を置くのに使い勝手良くお使いいただけます。また、背面にテーブルを持ってくることで、ソファ前の空間を広く有効的に活用いただけます。また、ロータイプのリビングテーブルをソファサイドにレイアウトをすれば、ソファとの一体感のあるコーディネートをお楽しみいただけます。手元を照らすテーブルランプを置いたり、お花や小物をディスプレイするなど、インテリアコーディネートの幅も一層広がります。
他にも、小振りな円形テーブルは、サイドテーブルとして必要な場所に移動させてお使いいただくこともできます。限られたスペースを有効に使えるので、リビングだけに限らずプライベートルームでもラウンジチェアやお気に入りのチェアと組み合わせて、軽くお食事をしたり、ちょっとしたデスクワークなどにもお使いいただけます。

アイデア次第で幾通りにも活用できるリビングテーブルをくつろぎのスペースに取り入れ、普段の生活をより快適にお過ごし下さい。各ショールームでもアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご要望をお聞かせ下さい。お客様にとってベストなご提案をさせていただきます。皆様のご来店、ご予約をお待ちいたしております。
(ショールーム担当:水野 未佳子)
ご来場予約フォームはこちらから

左:PMMA+WoodのTA-007リビングテーブルなら圧迫感なく、ラグのデザインもお楽しみいただけます。 右上:ソファ背面に設置することで、空間を有効にお使いいただけます。 右下:アームレスタイプのソファサイドに合わせて、一体感のあるレイアウトが可能です。
左上:コンパクトなサイドテーブルなら、ソファに引き込んで省スペースでお使いいただけます。 左下:1台のリビングテーブルを移動させながら、様々なシーンでお楽しみください。 右上:ラウンジチェアと合わせて、自分だけのスペースを演出できます。 右下:ノートパソコンを置いてデスクとしても活用いただけます。

2024.8.1 SHOWROOM

照明でリラックスした空間作りはいかがでしょうか

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.447(大阪・心斎橋ショールーム)
エーディコア・ディバイズでは様々なインテリアシーンにお使いいただける照明機器をラインナップしています。今回は、照明器具としてだけでなくインテリアのアクセントにもなるライティング製品をご紹介させていただきます。

NEO CLASSICO HeritageのRA-071シリーズは、ヴィンテージブロンズ仕上げのフレームがアンティークな印象をかもし出し、お部屋の雰囲気もランクアップされます。シンプルで飽きのこないデザインが人気のRA-071Hは、コンパクトなサイズのシェードとブラックの支柱で、どんな空間にも馴染み、お部屋もすっきりと見えます。スタンドタイプはリビングのコーナーやソファの後方などに設置するのがおすすめです。雰囲気を高めたいときなど、空間のアクセントとしても広く利用でき、天井へ光を反射させ部屋を間接的に明るくします。フロアスタンドは下から見上げた時に光源が目に入らないように、シェード下部には乳白色のアクリル板を取付けています。テーブルランプのRA-071Lは、サイドテーブルやナイトテーブルに置けば、手元を明るく照らします。手元灯として実用性がある一方、リビングではソファの脇やキャビネットの上に置いていただくことでインテリアのアクセントにもなります。テーブルランプは、低い位置にある光源が歩く人の目に直接入らないように、シェード上部に乳白色のアクリル板が取付けられています。
また、本体が有田の陶磁器(深川製磁)で作られているRA−061は、透き通るような白い陶磁器とファブリックシェードが作る優しい光のテーブルランプです。こちらをコーディネートすれば、お部屋が上質な雰囲気になります。
エーディコア・ディバイズのライティングシリーズは、全て調光スイッチで光量を変えることができるので、光の演出が可能です。ゆったり間接照明だけで過ごされるのも素敵です。

やさしい光の照明で落ち着いた温かみのある空間を作ってみませんか。各ショールームにない製品もございますので、お気軽に各ショールームにお問い合わせください。皆様のご予約・ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
◾︎ RA-071H・RA-071L 製品ページ
◾︎ RA-071H-NC 製品ページ
◾︎ RA-061 製品ページ
ショールームご来場予約はこちら▷

左上・左下:NEO CLASSICO HeritageのRA-071シリーズです。右上:光源が目に入らないように、シェードには乳白色のアクリル板を取付けています。右下:RA-071H-NCフロアスタンドです。コンパクトなサイズのシェードとブラックの支柱です。
有田の陶磁器で作られているRA−061。白い陶器とファブリックシェードが作る優しい光のテーブルランプです。

2024.7.31 DESIGNER

ロサンゼルスで不動産エージェントになる

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.158
パリオリンピックが日本勢のメダルラッシュで盛り上がっていて寝不足の毎日です。5月に取材で訪れたロサンゼルスで次回のオリンピックが開催されますが、1932年のマラソンで作られたコースがオリンピックブルーバードとして名を残しています。この道はハリウッドからサンタモニカへ行く時や日本人街のソーテルに行く時に良く使う道で、ロス市内では珍しく真っ直ぐでなく、緩やかな坂やカーブなどある道です。ロサンゼルスの真夏にオリンピックと思われるかもしれませんが、最高気温は30度を超える日でも朝は20度を下回る日も多い爽やかな天候の場所です。酷暑の日本にいるとロサンゼルスの爽やかな天気が恋しくなります。

今回のロサンゼルスに行った目的はYASUKOさんの友人ブレアさんの不動産会社が仲介するハイエンド住宅のオープンハウスを見るためです。その他、話題のホテルやスーパーなど取材してきました。いつもは住宅オーナーにコンタクトして訪問するのですが、今回の取材方法はいつもと違います。ロサンゼルスではオープンハウスの開催日は、火曜が不動産エージェント向けの開催日で、日曜が一般向けへの開催日になっていて、オープンの時間は11時から2時の3時間の短い時間です。オープンハウスの情報はネットにUPされている訳でなく、複数の不動産会社から出た情報をそのエージェントが持っているだけなので、どこにも出ていません。一般向けのオープンハウスはその不動産会社のネットで開示されていますが、他の情報は他の不動産会社のネットから見るか、家の表に出ている看板から見るしかありません。なので一般向けは日曜の事もあり近所の方の来場が多いようです。ネット社会のアメリカでもオープンハウスの情報は少ないようです。

火曜の不動産エージェント向け日は、一社だとなかなか販売しにくい高額物件を同業者にも開示し、その不動産会社の顧客を日曜に誘致する事が目的で、日曜の一般向けでもセキュリティが守られる選ばれた方でないと困ります。以前見に行った30億円から55億円の住宅で一般向けの日曜日に来られている方は、きちんとした方が多く、ラフな服装の方はいませんでした。住宅のオープンルームへ行く際には着飾って行くのが行くのがTPOなんでしょうか、、。私自身はYASUKOさんの友人の住宅を見せていただく時にも失礼のないように、プレスの効いたシャツとパンツは着て行きます。今回はエージェント用のオープンハウスという事もあり、少し緊張しての訪問でした。みなりもそうですが、今回はいつも同行してただけるYASUKOさんが自宅販売のために忙しく、ブレアさんから渡された物件一覧の紙を持って1人でレンタカーで回る事になったからです。

今回はハイエンド住宅が並ぶベルエアとビバリーヒルズの4軒を回りましたが、1軒が新築、3軒は住み替えのためのオープンルームで、素晴らしいデコレーションと、オーナーの生活をそのまま見る事が出来ました。オープンハウスと効いて1人で大丈夫かと不安でしたが、ブレアさんの会社名を言って中に入ると、係の人がついて来る事は無く自由に見る事が出来ました。プライベートな部屋や要所には人がいますが、写真撮るのに邪魔にならないように気をつけてくれます。どの家も素晴らしい家でしたが、新築のデコレーションされた家はどこかよそよそしい印象で、住まいとして使われている家の方は人の気配と安らぎを感じます。オーナーが揃えた調度品やアートが人の気配を感じさせ、より価値があるように感じました。これが価値を上げる住まいなのかと感心しました。ミラノで見る展示会よりロスで見る住宅のインテリアに魅力を感じる事の理由がこれなんです。

ロサンゼルスで不動産エージェントになると表題に書きましたが、エージェントなったつもりでいつも以上に住宅の取材をする事が出来ました。3時間という短い時間で回るので忙しかったのですが、どの家でも前の家で一緒だった他の不動産会社の人と会うと、さっきも一緒だったねと挨拶を交わしてくれます。一軒の家では夜にシャンパンパーティをするからぜひ来てねと言われました。夜景も見てもらいたいからの理由でしたが、家を売るためにパーティーをするのもハイエンド住宅の売り方なんだと驚きました。8月21日22日のセミナーでは今回取材の住宅からホテルのようなモダン系の2軒と話題のホテル2箇所をご案内いたします。お楽しみに!(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

オープンハウスの不動産会社は4軒とも違う会社でした。日本のように近隣に何個も看板を置く事はできないようです。左:ブレアさんがオーナーのザ・エージェンシーの看板で赤い看板で目立ちます。巨大なホテルのような新築住宅です。右:青い看板で、オーナーが住みながらのオープンハウスです。こちらもベルエアの山の上にある景色が素晴らしい住宅で、夜にシャンパンパーティがあるので夜景も確認できるので是非来てくださいと言われました。
アメリカンクラッシックの住宅2軒は住みながらのオープンハウスです。左:白い看板が目立たなく、通り過ぎてしまいました。オークションで有名なクリスティーズの不動産部門のオープンハウスです。2022年に完成の住宅で11時になってもゲートが開かず、呼び鈴を推してゲートを開けてもらいました。右:ビバリーヒルズにある住宅で道路に看板が無く、玄関の脇にナチュラルな看板がありました。ここの担当者が一番熱心でした。