COLUMN

2025.1.31 DESIGN

六本木ショールームのイルミネーションシステム

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.153

昨年の12月、約四半世紀振りにエーディコア・ディバイズ本社ショールームを移転、12月のショールームオープンニングイベントにはたくさんの方にご来場いただきました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。移転して2ヶ月、閑静な住宅街にあった広尾ショールームから六本木の中心とも言える賑やかなエリアに移転してきたわけですが、少しだけ六本木の街並みにも馴染んできたような気がしています。今回のコラムでは六本木ショールームのディスプレイの主役でもあるLEDファブリックフレーム構造の「イルミネーションシステム」をご紹介します。

六本木交差点から芋洗坂を少し下りたところ、通りから中庭越しに見えるエーディコア・ディバイズ六本木ショールーム。入り口の扉を開けると、ショールームのディスプレイの主役とも言える縦横3mの巨大な2つのイルミネーションディスプレイが目に入ります。正面に見える画像は、2025年モデルのラウンジチェアMD-1201L。新製品のスタジオ撮影を行っている時、瀬戸が自分で撮影したイメージカット、向かって左の画像は2025年モデルのNC-075ソファセットを、真上から撮ったユニークな画像です。壁面にぴったり収まったこのイルミネーションディスプレイ、フレームもほとんど目立たない数ミリのアルミ製の枠が見えるだけ、画像もファブリック調なのでフイルムのようなテカリや反射がありません。今までのライティングディスプレイではこれだけの巨大なサイズを製作するのも難しく、設置や画像差し替も大変な労力を要しました。今回このショールームで設置したディスプレイは、そんな労力を伴わないドイツ生まれの画期的なシステムなんです。このイルミネーションシステムを採用するにあたって、ヒントになったアイディアは昨年視察したミラノサローネでした。

昨年のミラノサローネ社員研修は、瀬戸を含めて5名で視察してきたのですが、今回もフィエラ会場と市内のショップや展示イベントをたくさん見てきました。そんな市内の視察中、瀬戸が某ショールームで目にした巨大なサイズのディスプレイがありました。布にプリントされた画像が天井から吊られていて、触れるとゆらゆら揺らぎます。巨大な画像にも関わらず大掛かりなフレームも無く至ってシンプル。私たちはさほど気に留めることもなく記憶にも残らなかったのですが、ショールームの移転が決まった時に瀬戸からそのディスプレイをイメージした提案指示がありました。ミラノで目にした布に印刷した画像をバックライトで照らしたディスプレイのイメージを具現化することです。これまでの一般的なライトディスプレイは、透過性のあるフイルムに画像を印刷して、画面のバックから照明を当てるものです。画像の交換はフイルムが折れたり歪んだりしないように行う必要があり、画像印刷もコストが高い上に大きいサイズが出来ません。既存のシステムを探したり、内装工事に絡めてオリジナルのディスプレイ制作なども検討はしてみたのですがイメージしているモノはできませんでした。そんな中、ようやくたどり着いたのが今回採用したディスプレイシステムです。様々なサイズに対応するLED照明がセットされたアルミフレームと、特殊な伸縮性のあるファブリックに画像を印刷、絵柄の交換は専門の業者に頼らず自分達で行える画期的なイルミネーションシステムなのです。六本木ショールームで検討していたサイズが縦横3mの巨大なサイズ。果たしてそんな大きいサイズのディスプレイが、綺麗に収まって自分たちでセッティング出来るようになるのか?はじめは半信半疑でしたが、テストと試行錯誤を繰り返しながらフレームを設置、画像シートも無事セットを完了!六本木ショールームにご来場いただいたお客様を真っ先にお招きするインパクトのあるイルミネーションディスプレイになりました。

2025年モデルの製品をフィーチャーした、エントランススペースに設置した2枚のイルミネーションディスプレイ。ミニマルなフレームに収められた画像は、まるで壁面がスクリーンになって光っているような印象です。広々としたショールームスペース全体から見通せるくらいのインパクトのあるディスプレイになりました。ご来場いただいたお客様からは「新しいショールームは想像を超えた広さでした」と、驚きのご意見もたくさんいただいています。ぜひ一度新しいショールームにご来場下さい。スタッフ一同皆様をお待ちしています。(開発 武田伸郎)

エーディコア・ディバイズ六本木ショールーム、入り具とのドアを開けて中に入っていただくと、縦横3mの2枚のイルミネーションディスプレイがお客様をお招きします
左上:縦横3mの巨大なアルミフレームのイルミネーションシステム。両サイドにはぎっしりとLEDライトがセットしてあり上下のフレームにトランスを取り付けるシステム 右上:壁面に設置した後の点灯チェック。壁面も投射した時に影にならないよう白く塗装しました 左下:イルミネーションシステムは調光式で絵柄によって明るさをリモコンで調整できます。画像プリントをする前に校正プリントで見え方や明るさのチェックも行いました 右下:ファブリックシートをセットすると、壁面とほぼ同レベルで数ミリのアルミフレームが露出するだけの極めてシンプルなイルミネーションスタイル

2025.1.28 PRODUCT INFO.

MD-1201L

クリエイティブ・ディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。
今回はA-modeより、2025MODELとして新たに発表したラウンジチェアMD-1201Lを紹介します。

◾︎MD-1201L LOUNGE CHAIR 製品ページ

2025.1.25 SHOWROOM

ロースタイルでくつろげる新しいダイニング

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.464(東京・六本木ショールーム)
これからの季節は新生活に向け準備を始める方も多くいらっしゃると思います。お引越しの時期を控え、家具を探されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。理想の家具が全て置けるスペースがあれば良いのですが、家具を置く空間が限られる場合もあります。ライフスタイルが多様化した今、リビングスペースとダイニングスペースが融合したスタイルも見直されています。今回は、スペースを有効に活かせる新しいインテリアスタイルのアイディアをご紹介したいと思います。

2025MODELでは、円柱の柔らかな脚部と様々な形状のサイズバリエーションがあるエレガントなリビングテーブルのMD-3212に、高さ60cmが新しく加わりました。ダイニングテーブルの一般的な高さである70〜72cmよりも低めの高さ60cmのテーブルは、リビングでの軽食シーンで利便性のよいテーブルとしてお使いいただけます。システムソファやラウンジチェアと合わせればリビング使いと同時にリラックス感のあるダイニングの機能を持たせた空間使いが可能になります。
ダイニングテーブルの機能としてだけでなく、飲み物や本などを置いて大きめのコーヒーテーブルとしてお使いいただくのもおすすめです。また、ソファに座ってのデスクワークにも活用いただけます。
通常の高さのダイニングより空間が広く見える低めのテーブルとチェアの組み合わせは、コンパクトなお部屋にもおすすめです。ダイニングとリビングスペースを設けるのが難しい場合には、このようなテーブルを取り入れてフレキシブルな空間使いをしてみてはいかがでしょうか。また、ソファに座っている人とも目線が合うため、リビングとダイニングとの境界がない一体感のある空間が生まれます。リビング用の高さ35cmのサイズと組み合わせてネストテーブルのようにお使いいただくと、空間にリズムも生まれ過ごし方のバリエーションも広がります。

エーディコア・ディバイズの各ショールームでは2025MODELも含め、新しい展示がスタートしております。ぜひショールームにご来場いただき新生活のイメージを膨らませてください。なお、ショールームは完全予約制となっておりますので、ホームページからご予約くださいますようお願いいたします。当日のご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)

ご予約はこちらから

高さ60cmのリビングテーブルはフォーマルなリビングからオフィスのラウンジなどの空間でもご利用いただけます。
2種類の高さのテーブルを組み合わせると空間がリズミカルになり変化に富んだスペースになります。各々が好きな場所で過ごせる空間です。

2025.1.21 SHOWROOM

機能性に優れた張地

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.463(名古屋・栄ショールーム)
年が明け、気が付けば1月ももう終盤に差し掛かりました。暖冬と言われていた今年の冬ですが、思いのほか寒さが厳しく、先日は市内でも積雪を記録しています。今回は2025 MODEL発表と同時に追加された、新しい張地をご紹介したいと思います。

2025 MODELでは、非対称の柔らかなカーブと流れるようなフォルムで人気のNC-075ソファに新しいアイテムバリエーションが加わり、様々な組み合わせが可能になりました。張地も柔らかなフォルムにピッタリのベルベッドタッチの張地2品番と、モール糸の織りによりフェミニンで暖かな印象のブークレタイプの張地2品番が追加されました。また、シリコンレザー素材の人工皮革も加わり、より選択肢の幅が広がりました。

張地選びの際に、よくお客様からは「メンテナンスができる張地」のご希望を伺います。小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではとても気になる点だと思いますが、新しく加わったOBや、BPBCシリーズなら、水で簡単に汚れが落ちるイージーケアの機能が備わっていますのでお薦めです。既に人気のVMシリーズと合わせてお好みでお選びいただけます。次にお客様からのご要望が多いのは、「ペットの引っかきにも強い張地」です。PLや、OBシリーズのベルベットタッチの張地なら、ループ状に織り上げられていないのでペットの爪が引っかかりにくく、引っかきにも強い張地です。人工皮革のCLシリーズはシリコンレザータイプなので、本革のようなしっとりとしたテクスチャーで高級感もあり、メンテナンス性にも優れています。永く家具をご使用いただくためにも張地の機能面は重要なポイントです。アイテムやシーンに合わせてデザイン性だけでなく、機能面も含めてご検討されることをお薦めします。

また、既に弊社製品をお使いのお客様にも新しく採用した張地をお薦めしています。ダイニングチェアやソファなど、張地の傷みや汚れが気になる家具をお使いではありませんか?弊社ではメンテナンスもお受けしております。製品をお預りして、クッション材などの中材の交換や張替えも可能です。毎日身体を支え、これからも永くご愛用いただきたい家具ですので、機能面も備わった新しい張地に張替え、気持ち良く新年をスタートさせてください。

エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、完全予約制にて皆様のご来店をお待ち致しております。より気軽にショールームへお立ち寄りいただけるよう「自由見学」枠を新設いたしました。ご自分のペースでゆっくりご覧いただけますので、お気軽に活用ください。皆様のご予約をお待ちいたしております。

(ショールーム担当:水野 未佳子)
ご来場予約フォームはこちらから

左:2025MODELのNC-075にはOBシリーズ(オアシスベルベット)を張っています。ベルベットの風格もありながら、引っかきにも強く、イージーケアが可能な機能性張地です。 右:今回追加された5種類の新張地。デザイン性やカラーバリエーションは、トレンドを意識しながら機能性にも富んだ張地です。
左:昨年の発表当時から大人気の張地VMシリーズ(ビロードミスト)も、イージーケア対応可能です。止水機能も付いていますので、食べこぼしも安心です。右:MD-1105ソファには新張地PLシリーズ(パラレルベルベットN)を張っています。ベルベット調で手触りもしなやかです。

2025.1.17 SHOWROOM

大阪ショールームのソファご紹介

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.462(大阪・心斎橋ショールーム)
冬らしい日が続いていますが、年が明けると気持ちは春に向かっていきますね。これからご新居への入居やお引越を控え、家具選びをされている方も多いのではないでしょうか?今回は、大阪ショールームに展示している人気のソファ2点をご紹介いたします。

リビングの主役といえばソファです。デザインやサイズ、座り心地などご購入の際のポイントはいくつかありますが、じっくり選んで最適なものを見つけて下さい。
おすすめの1点目は流れるような有機的なフォルムが印象的なソファNC-075です。2024年モデルとして発表したソファですが2025年のモデルは使いやすい4人用にワイドアップのセパレートされたセットと、有機的な形はそのままにシステム構成できる30度と60度のコーナーソファ、それに合わせるオットマンをバリエーション追加しました。背や座が柔らかなカーブを描いており、ボリューム感のあるシルエットはリラックスした時間を過ごしていただくのにぴったりです。柔らかく体重を支えながら、しっかりとした座り心地です。お客様からは「ほっと一息つける」「体に優しい座り心地」などとご好評いただいており、2025年モデルとして既にご注文をいただいているお客様も多くいらっしゃいます。

2点目は上質さをテーマにしたネオクラシコブランドのソファNC-009です。座面下、座面にもスプリングが入っており、ダブルクッションのシートは柔らかな座り心地で快適さがあります。背には羽毛クッション、アーム部分にもウレタンフォームが入っています。奥行きが広く、体型、身長問わずお掛けいただけるソファです。付属の置きクッションはファブリックの選択によってデザインのアクセントになり、置き場所によって座り心地の調整にもご使用いただけます。その中でもサイドに置いてある小さいクッションはアームの汚れ防止になり、ソファの台輪は傷や汚れから守る役割をしており、細かい部分まで工夫しているソファです。お客様からは「奥行きがあるのでゆったり座れる」「長時間座っていられる」とこちらも大人気のソファです。

エーディコア・ディバイズの各ショールームでは、こちら以外にも様々なスタイルのソファを展示しております。ぜひお立ち寄りいただきお試し下さい。ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:天川 唯)
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左上:大阪ショールーム展示品NC-075-HR-R+HR-L+C60組合せソファ。右上:NC-075-3PRです。流れるような有機的なフォルムのキドニーソファです。
NC-075プロダクトページ▷
左上;大阪ショールーム展示品NC-009-3Pソファ。右上:座面下、座面にもクッションのダブルクッションで柔らかな座り心地で快適さがあります。柔らかさの中にも張りのある掛け心地で、長くお使いいただける耐久性があるソファです。
NC-009プロダクトページ▷