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2022.11.25|

DESIGNER

最後のアメリカ西海岸ツアーに向けて

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.138 2週間続いた2023年モデルの発表会を無事終えてホッとしています。新作のコンセプトも好評でしたが、新製品へのSDG’sへの取組みが好評で、今後は従来製品の環境問題への改善も必要になる必要性を感じました。東京の展示会では撮影でお世話になっているロサンゼルス在住プロデューサーのYASUKOさんが来社されました。このコロナ禍で三年ぶりの日本への帰国で、来年2月に予定しているアメリカ西海岸ツアーの話もすることができました。今回企画中のツアーはYASUKOさんの完全帰国により最後のツアーで、9月にロスへ行ったのもツアー先と現地の安全性を確かめるためでもありました。 YASUKOさんとの出会いは、20年近く前のアメリカ西海岸でのカタログ撮影がスタートでした。国内でのロケ撮影で他社との差別化とハウススタジオでのリアリティを出す事に限界を感じていた時、香港かオーストラリアやバンクーバーで海外ロケをしたいと大手印刷会社や広告代理店に見積もり依頼をすると、製品移動費や現地での機材やカメラマンなどの撮影費が膨大になり、とても当社が出せる金額ではなく、TVCMなど出せる大企業でなければ無理だと諦めてしまいました。しかし元来諦めが悪く何か手がないかと、知り合いのカメラマンを通じてロサンゼルスの撮影プロデューサーのYASUKOさんを紹介いただき相談しました。アメリカでの撮影はあまり頭になく、ロスではモダンな建築ばかりで、クラッシックやヴィンテージなどの雰囲気のある写真は難しいだろう、そして、アメ車と同じで質の悪い建築ばかりではと思い込んでいました。 YASUKOさんに相談すると、ロサンゼルスはハリウッド映画が基幹産業で、街全体が撮影への理解もあり、市の協力体制など、撮影がしやすく、なにより世界中の建築様式を撮影する事が可能だと言われました。まずは、ロケハンに来て実際に見てみればと言われたので、すぐにロサンゼルスへ飛びました。YASUKOさんに最初にお会いした時に思ったのは、小さく華奢な身体の方で、私達のような家具メーカーが行うハードな撮影は理解していただけないかもしれないという事です。しかし、その思いはすぐに間違っていた事に気づかされました。ヨーロッパのファッション雑誌やカメラマンのための撮影プロデューサーもしているという事で、予算が少なければ、工夫しながら一緒に身体を動かして仕事をされる方で、当社の事を十分理解してくれました。最初はアメリカでの撮影なので、ロケバスやケータリングでのランチなど手配しないといけないのではと思っていましたが、ランチやドリンクの買い出しや、機材手配などYASUKOさん自ら行って、私も荷物異動など自分達でできる事は全て行い、予算の中で撮影をする事ができました。 最初は厳しい予算の中の撮影なので、それなりの写真しか難しいかと思っていましたが、YASUKOさんは日本でも有名な世界的写真家のヘルムート・ニュートンやピーター・リンドバーグなど沢山の巨匠カメラマンとも仕事をされており、プロフェッショナルとして仕事をするために、ファッションだけでなくアートや建築について深く勉強をされていて、そのプロ意識の中で様々な人とも付き合った様々なブレーンや友人がいて、撮影場所の選定で重要なインテリア小物の質から場所の良し悪しも見抜いてしまいます。そういった眼力から当社の撮影は、場所の良さだけでなく、インテリアとしても本物の空間で撮影することができました。嬉しい事に、私自身の事も気に入ってくれ、会社としての仕事を引退してからも瀬戸さんの撮影だけは続く限りはしていきますと言ってくれました。これはデザインだけでなく、仕事の姿勢がYASUKOさんと同じ一生懸命な気持ちが通じるからとの事でした。そういう事で、ウエストハリウッドのYASUKOさんの家の小物だけでなくガレージも荷物置き場に借りる関係になっていました。 何回目かのロサンゼルスでの撮影後に、お客様から当社の撮影場所を見てみたいとの話があり、撮影した場所を訪問するツアーが始まりました。撮影プロデューサーのYASUKOさんにツアー開催のアテンドをお願いする事には気が引けましたが、お話をすると、建築やインテリアが大好きで生まれ変わったら、建築家かデコレーターになりたいと思っていたので、当社のお客様のインテリアデザイナーやコーディネーターの方を案内するのは光栄で、何より新しい建築を見る事ができるので楽しみだと、それからコロナ感染まで続けてきました。今まで、アカデミー賞受賞者の家やハリウッド俳優、建築家やグッチのカメラマンのグレン・リッチフォルド氏のホテルなど雑誌に取り上げられる住宅の多くを見てきました。 いよいよ、来年にYASUKOさんの完全帰国となり、最後のツアーを開催する事になり、今までのツアーでお見せしなかったウエストハリウッドに立つYASUKO邸も訪問許可をいただきました。YASUKO邸は岩合光昭の世界ネコ歩きでも撮影された住宅です。現在、決まっている建築は、写真家の巨匠フィリップ・ディクソンのベニスビーチの住宅や、スイムファッションブランドのブルーロッド・ビーティのデザイナーの住宅の2軒、その他に最後を飾る建築や住宅を計画しています。また、YASUKOさんの友人の不動産業の方に見せていただいた60億円レベルの家を見れるように交渉しています。アメリカ西海岸のセレブが住まう生きたインテリアを見るチャンスは貴重です。申し込みは11月30日まで。このチャンスをお見逃しなく! (クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2022.11.24|

DESIGN

より持続可能な製品作りへ

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.127 東京から始まった2023年モデルコンセプト説明会が先週末の名古屋にて終えることができました。新型コロナウィルスの感染がはじまって3年が経過しようとしていますが、今年からWEBを活用した展示会からリアルなコンセプト説明会のみにしました。たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。2023モデルのデザインコンセプトも好評でしたが、製品に環境性能を持たせた事に皆さんから注目が集まりました。 今年の新製品は、エーモードブランドからMD-1301チェアと1302テーブル、エーディコアブランドから2002年に製品化したMASSAシリーズと2003年モデルのソファベッド SOGNO をリニューアルしました。2023モデルは環境へ配慮した持続可能な製品作りを目指し、構造材やクッション素材の検討を重ねました。ソファ工場のある大分県の日田市は江戸時代から天領で檜や杉の生産地でした。その日田市に国産合板工場があり、森林を守る為の日田杉間伐材を利用した合板を生産していたことが今回の新製品に使用するきっかけになりました。これまではソファの構造材に南洋素材の9ミリラワン合板を使用していましたが、今年のソファシリーズには構造体に森林保全や二酸化炭素の固定に貢献する12ミリの国産杉合板を80%以上使用しました。ネジやボルトを効かせる強度が必要な箇所にのみ硬木を用いています。 チェアとソファのクッション材に使用するウレタンフォームには、工場製造時に発生する端材をリサイクルしたリボンテッドフォーム(チップフォーム)を使用しました。リボンテッドフォームはヘタリの少ないクッション材ですが、従来の製品ではベース部分のみの20%程度の使用率でした。2023モデルのソファでは、リボンテッドフォームを硬さの異なる種類を組み合わせることで80%以上使用しています。クッション材以外にもポケットコイル上部の保護材に、衣料品の端切れや残反をリサイクルしたフェルトを敷き快適性を犠牲にしない耐久性を持たせることが出来ました。また、椅子やソファの「規格ファブリック」の見直しを行い、環境や働く人にも配慮して生産されている繊維製品 Oeko-Tex Standard100「エコテックス®スタンダード100」を11アイテム採用しました。今後も環境に配慮したファブリック製品の規格採用を進めていく予定です。 エーディコア・ディバイズでは1985年創業当時から、永くお使いいただける製品を目指し「一度製品化した製品を廃番にしない」、無駄な物を作らない「受注生産のオーダーシステム」の取り組みで自然環境に配慮する製品作りに取り組んできました。2023年モデルでは、さらに環境に配慮した物作りの取り組みを進めた第一弾の製品になります。各ショールームに2023年モデルを展示していますのでぜひご覧になってください。エーディコア・ディバイズでは人と地球に優しい製品作り、サステナブルな取組みを進めていきたいと思います。(開発 武田伸郎)

2022.11.23|

SHOWROOM

クリスマスツリーとショールームの新展示

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.386(東京・広尾ショールーム) 秋は展示品セールや2023NEW MODELコンセプト説明会などイベントが続いていましたが、気が付けば今年も残すところ1ヶ月となりました。今年は3年ぶりにイベントを再開したテーマパークもあり、街のあちらこちらで華やかなイルミネーションやクリスマスツリーが見られ冬の訪れを感じます。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、エントランスにクリスマスツリーを飾りました。夏にリニューアルを行ったエントランスにソファを展示していますので、リビングに飾っているかのようです。 吹き抜けのエントランスに飾る高さが3mもあるツリーは見応えがありますが、セッティングにはいつも工夫を凝らしています。モミの木の枝は、上向きに広げると本物のような枝ぶりになるので丁寧に広げていきます。照明を取り付けオーナメントを飾っていきますが、毎年テーマカラーを決めてオーナメントをセレクトしています。今年は心地よい暖かさを感じられるように、赤のオーナメントを中心にブラウンとゴールドを合わせ、シックな中に華やかさも感じられるツリーにしました。夕方ライトが点灯すると、ショールームの前を通る方たちもツリーを見上げています。各ショールームでは、2023MODELと合わせて新しい展示もスタートしております。人気のモデルやお客様からお問い合わせが多い商品を中心に展示をしております。新しく加わったファブリックで張っている商品もございますので、ショールームでぜひご覧ください。ショールームのデコレーションもクリスマス仕様に、華やかな装いで皆様をお迎えしております。 東京・広尾ショールームでは、11月30日(水)~12月3日(土)までイタリア トスカーナ州フィレンツェ在住の木象嵌細工アーティスト 望月貴文氏の作品展示を開催いたします。テーマは「Radica」。ラディカとは木の瘤(コブ)のこと。特に珍しい部分の瘤材を直径42cmの円板に固定し、その自然の杢目からのインスピレーションで様々な景色を表現した新作が展示されます。繊細な象嵌のイタリア伝統技術に触れてみませんか。皆様のご来場をお待ちしております。 (ショールーム担当:西條 恵理) ショールーム予約はこちら▷ 木象嵌細工アーティスト 望月 貴文氏 作品展示「Radica」のご案内はこちら▷

2022.11.22|

SHOWROOM

環境にも配慮した2023MODEL

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.385(名古屋・栄ショールーム) エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、2023年モデルを含む新しい展示が始まりました。2023年モデルは、環境にも配慮し70年代を意識したデザインです。今月開催されやコンセプト説明会にご来場いただいたお客様からも「懐かしい気持ちになる」「安心感のあるデザインですね」と嬉しいお声をいただきました。 名古屋・栄ショールームに展示しているダイニングセットは、4人掛けでくつろげるφ1200です。ソファセットは3人掛けとオットマンの組み合わせですが、柔らかい印象からか圧迫感もなく、丸みのあるデザインと相まってまとまりのある空間となっています。ダイニングのコンフォートチェアにはオプションハンドルも施されており、機能面だけでなく背面から見た際のアクセントにもなり、優しさや心地よさの中に今の時代に合ったモダンなデザインも兼ね備えています。また、中材やクッション材にもこだわった環境に配慮した家具です。また、新しく追加する張地は、国際基準をクリアした安心・安全なファブリックです。張地そのものの安全性だけでなく、家具の製造過程に携わる全ての人々の安全を第一に考えられています。名古屋・栄ショールームの2023年モデルにもこれらの張地が使用されております。優しいニュアンスカラーと温かみのあるアクセントカラーを合わせたり、異なるピンク系の張地を張り分けて花弁のような彩りを添えたチェアなど、コントラストをもたせながらも優しい雰囲気になっています。アクセントカラーを用いたり、カーテンやラグなどと色をリンクさせたりと、コーディネートの幅が一気に広がりますので、お気軽にショールームスタッフにご相談ください。 ショールームでは2023年モデルだけでなく、従来の人気モデル、また新しい張地も大判でご覧いただけますので是非実物に触れて座り心地やテクスチャーをご確認ください。皆様のご来店をお待ちしております。(ショールーム担当:水野未佳子) ショールーム予約はこちら▷

2022.11.21|

SHOWROOM

NEWファブリックのご紹介

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.384(大阪・心斎橋ショールーム) 秋の季節も終わりに近づき、寒さが日に日に増してきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。11月9日の東京からスタートした2023ニューモデル コンセプト説明会が、無事終了しました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。2023モデルは新しい時代を見据え「NEXT DESIGN NEW 70’s」 をテーマに見た目に優しく身体や精神的にも心地よいネオセブンティーズデザインを目指しました。 2023 モデルの発表に合わせて5アイテム29色のファブリックが新しく加わりました。人気のグレー系やベージュ系、クッションなどでのアクセントとして取り入れやすいパープル、イエロー、オレンジも加わり、より多くのバリエーションの中からお選びいただけるようになりました。今年はカラーバリエーションだけでなく、環境にも配慮したファブリックを追加いたしました。今回追加されたファブリックは全て有害物質を自主規制し、安全性を認証しているファブリック(エコテックス スタンダード)です。また、環境には配慮したレザー調のファブリックの、ELシリーズも加わっています。ご自宅用からホテルや飲食店、病院、オフィスまで様々なシーンに合わせて楽しんでいただけるファブリックです。また、ショールームの展示品には人気のファブリックの新色を採用しておりますので、製品に張った雰囲気をイメージしていただけると思います。 当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ショールームスタッフのマスクの着用、定期的な換気、家具類の消毒、次亜塩素酸での加湿など、徹底した感染予防対策に努めて皆様をお待ちしております。ご予約のうえ、どうぞ安心してショールームへご来場下さい。暖かいフレーバーティーをご用意して皆様のご来場をお待ちしています。(ショールーム担当:天川 唯) カタログ請求はこちら▷

2022.11.07|

DESIGNER

ネオ70年代デザイン

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.137 11月9日からエーディコア・ディバイズの2023モデルの新作発表会がスタートします。今年のテーマは「NEW70’」として製品作りを進めてきました。その触りを少しお話ししたいと思います。70年代のインテリアイメージはヴィヴィットカラーやプラスチックのイメージを持たれがちですが、それとは違い今のインテリアに合うようにリデザインされたセブンティーズデザインに注目が集まっています。注目されたのはファッションの世界で1970年代が注目され、若者を中心に新しい70年代の解釈がされ、さまざまなデザインにも取り入れられています。アメリカのオークションサイトでは1970年代デザインのソファが高額で取引されるようになり、ミッドセンチュリー家具から70年代家具に人気が移りつつあります。 私自身、小学校から高校まで1970年代をリアルに過ごしたので、昭和時代のファッションは古臭く、特にあの時代のファッションのベルボトムパンツなんてもう絶対来ないと思っていましたが、1990年代以降に生まれたY世代やZ世代にとっては生まれる20年以上前の時代の事で、古い感覚より新しい感覚で、今のファッションと組合せて使われています。私がデザインという言葉に初めて触れたのは1975年のスーパーカーブームでイタリアカロッテェリアの存在に胸踊らせた中学生時代でした。家具に興味を持ったのは高校のインテリアデザイン学科に入学してからで、書店の洋書コーナーでイタリアのインテリア雑誌のINTERNIやdomusを手に取った時の衝撃は忘れられません。また、その時代の洋書にあったオリベッティのマリオ・ベリーニデザインのタイプライターの広告で工業製品の美しさを知りました。 1970年代は、世界ではウォーターゲート事件、泥沼化していたベトナム戦争のサイゴン陥落よる終結、中東戦争での石油ショックの発生、スリーマイル島の原子力発電所の事故など暗い事が続きました。日本では大阪万博、沖縄返還、沖縄海洋博など明るい出来事が多くありましたが、日本列島改造論からの急激なインフレーション、石油ショックでの景気低迷やトイレットペーパー不足噂による狂乱、青酸コーラ無差別殺人、ロッキード汚職事件など暗いニュースも多くあり、1970年代の世相は今の時代に似て、不安が続く年代でもありました。その不安な時代の70年代終盤にその不安さを和らげるように世界では、柔らかな新しいデザインが生まれインテリアデザインにも多く取り入れられ、低い柔らかな形のモジュラーソファや椅子のデザインが生まれました。 2020年からの新型コロナウイルスの影響で、多くの人は働く場所や生活環境を急激に変える必要がありました。その事からリラックスできる環境空間や、目に優しい色合いと身体的心地よさが求められるようになりました。心を落ち着ける効果のある暖色系のブラウンや開放的な空間や、柔らかな座り心地のソファなど、70年代の柔らかなデザインが今の時代にピッタリだったのではないでしょうか。もう一つの70年代のファッションは、この数年、カジュアルな洋服の着こなしに対して社会全体が容認し、ノーネクタイやデニムでの出勤が許されるようになり、スニーカーがトレンドとして認められるようになった事、この閉鎖的な環境から解放されるようにリラックスしたフバギースタイルやオーバーサイズのファッションが合ったからです。しかし、1970年代そのままでなく、より進化したファッションやインテリアスタイルに生まれ変わってきています。 エーディコア・ディバイズではこの数年、エフォートレススタイル、大人のカジュアルをイメージしてデザインを発表してきました。2023モデルでは「NEW70’」として大人の快適なネオセブンティーズデザインを発表します。デザインだけでなく、より環境に配慮したこれからの家具がご覧いただけます。ぜひ、東京広尾、大阪心斎橋、名古屋栄ショールームでお確かめください。今回もレコードジャケットをイメージしたカタログ持ち帰り用のバッグやお土産を用意してお待ちしています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2022.11.07|

DESIGN

2023ニューモデル撮影レポート

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.126 このところ一気に気温が下がり、秋を通り越して冬が到来したような寒い日が続いています。寒暖差が大きい時期なので体調管理には注意したいところですが、冷たい雨の降る10月初旬、神奈川の某スタジオで今年の新製品の撮影を行いました。試行錯誤を繰り返し、瀬戸が撮影日直前まで九州と山形の工場を行き来してようやく新製品が完成。2日に渡って仕上がったばかりの新製品の撮影に臨みました。 今年はハウススタジオでのロケ撮影は行わず、白いホリゾントのスタジオでの撮影です。ここ数年で関東エリアの巨大な撮影スタジオが閉鎖してしまい、家具の撮影が出来る広いスタジオをキープすることが難しくなっているのですが、今回は国内撮影を長年お願いしているカメラマンの丸山さんが利用しているスタジオをキープすることができました。スタジオとバックヤードがとても広く、トラックで搬入口まで着けることが出来るのでとても便利なスタジオでした。今年の新製品はサイズもゆったりしていて重量感のあるアイテムが多いので、搬入や移動が楽だったのでとても助かりました。今回は2日間でイメージカットと製品カットを50カット近く撮る予定、加えて製品の特徴を収める説明カットはデザイナーの瀬戸が自分で撮るかなり強行な分刻みのスケジュールです。家具のスチール撮影もデジタル化されて以前ほどは時間が掛からなくなったとはいえ、光や陰影を作り込んでの撮影は簡単にはいきません。綿密な香盤表を元に早朝からスタートダッシュを掛け撮影を進めました。 今年の新製品は、構造資材をできる限り国産材を用いたりクッション材にリサイクルフォーム材のリボンテッドフォームを用いるなど、環境に配慮した製品創りを目指しました。その影響もあって今年の製品は、ボリューム感としっかりと重さのある製品に仕上がりました。座り心地も上質で快適なのですが、重量があるためスタジオでのセットや移動は大変です。大きなサイズになると製品を箱から出す作業だけでも大変な場面があったのですが、撮影スタッフの皆さんの協力によって撮影をスムーズに進めることができました。メインの製品撮影を効率よく進めるかたわら、瀬戸は自前のカメラで次々と説明カットを収めていきます。プロのカメラマンが驚くほどの手際良さ、瀬戸の説明カットは先に完了、時間のかかるイメージカットも加速度的にスピードを上げなんとか予定内の時間で撮り終えることができました。 2023のニューモデルのコンセプトは「NEXT  DESIGN  70’s」、どこか懐かしさもありつつ現在の視点には新鮮なスタイル。今年は視覚的にも手触りも優しい環境の負荷にも配慮したファブリックを採用して、快適でよりリラックスしたインテリア空間を意識しました。製品作りにもこだわりましたが、撮影にもこだわって良い画像が撮れたと思います。今月9日からはじまる 2023 ニューモデル新作展示で、ぜひご覧になってください。撮影した画像で製作したタブロイドをご用意してお待ちしています。(開発 武田伸郎)

2022.11.02|

SHOWROOM

環境に配慮した家具

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.382(名古屋・栄ショールーム) 朝晩は冷え込む日も多くなり、日に日に秋も深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょか。環境への配慮が求められる現在ですが、エーディコア・ディバイズでは、1985年創業から様々な環境への取組みをしてきました。 2022年モデルでは、より環境に配慮した製品作りにこだわリ、永くお使いいただける耐久性や材料を無駄にしない構造の製品を発表いたしました。その代表的な製品がダイニングテーブルのMD-1202Mです。ホワイトアッシュ材のフレームに人工大理石、バイオマーブルをトップに使用しています。バイオマーブルは、植物由来の原料を50%以上使用した環境配慮素材で、有害な原材料を使用していない環境に優しい建材というだけでなく、水のみで汚れも落ち易く、丈夫でキズも付きにくいため永くお使いいただけます。セットでお使いいただけるダイニングチェアMD-1201A/Cの脚部は、材料を無駄にしないデザインで、座クッションには耐久性のあるリサイクルチップウレタンを使用し、環境に配慮しながらも座り心地にこだわったチェアとなっています。このリサイクルウレタンは、以前から展開をしていますエブリシングクッションの中材にも使用されています。クッションカバーの天然皮革は、部位によって質感の異なるレザーを無駄のないように組み合わせてデザインされており、エコなクッションとしても人気があります。11月9日には、いよいよ2023モデルが発表されます。さらに進化した製品発表をどうぞご期待下さい。 環境への配慮を重荷に感じることなく、日常の生活にエーディコア・デイバイズの家具や小物を取り入れ、ストレスなく身近なところから環境への取り組みを始められませんか。何気ない日常がエコにつながる生活をお楽しみください。(ショールーム担当:水野未佳子) 2023モデル説明会参加申し込みはこちら▷

2022.10.29|

SHOWROOM

2023年モデル新作発表に向けて

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.383(東京・広尾ショールーム) 秋も深まり、今年は3年ぶりに各地でイベントが再開されたニュースを耳にするようになりました。インテリア業界では秋にイベントが多く開催されておりますので、足を運んだ方も多いと思います。当社でも、9月末から開催していた展示品セールに多くのお客様にご来場いただきました。次は、11月9日から東京・広尾ショールームでスタートする2023年モデルの新作発表に向けて準備中です。 2023年モデルは、新しい時代を見据え「NEXT DESIGN NEW 70’s」 をテーマに新製品を発表いたします。見た目に優しく身体や精神的にも心地よいネオセブンティーズデザインを目指しました。A-modeブランドからはダイニングセットを新たにリリースし、さらに、2002年モデルのAD COREブランドMASSAをシステムソファに再構築、また、2003年モデルのソファベットSOGNOをリデザインして東京・大阪・名古屋同時に11月9日(水)より展示発表します。また、各ショールームでは2023年モデルの展示と共に、各ブランドの人気モデルやお問い合わせの多い製品を新しい仕様でご覧いただけます。また、環境に配慮した新しいファブリックシリーズも加わります。これから春の新生活に向けて家具をご検討のお客様はぜひご来場ください。 ショールームでは、徹底した感染防止対策を行い、安心してご来場いただける環境を整えております。完全予約制にてご来場を承っておりますので、ホームページのショールーム予約フォームもしくは、お電話にて事前にご予約ください。当日のご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。 (ショールーム担当:西條 恵理) ショールーム予約はこちら▷ 2023モデル説明会参加申し込みはこちら▷

2022.10.06|

SHOWROOM

ショールームを秋の装いに

AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.381(大阪・心斎橋ショールーム) 暑さもだいぶ和らぎ、朝晩は秋らしい風が吹くようになってきました。街中のショーウインドウも一気に秋の装いに変わってきましたね。エーディコア・ディバイズ各ショールームでもディスプレイを秋仕様に変え、皆様をお迎えしております。 秋のディスプレイは、オレンジ系の実ものや、秋らしくダークグリーンなどの落ち着いた色味の植物を取り入れ、グッと秋らしい装いにしています。小物やクッションもオレンジや、グリーンを用いて秋の暖かさを加えました。ソファやカーテンを季節ごとに変えるのはなかなか難しいですが、クッションや小物に季節の色を加えるだけでお部屋の雰囲気はガラッと変わります。皆様も気分転換にお部屋の模様替えをされてみてはいかがでしょうか。エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、家具の買い替えのご相談を承っておりますので、イメージチェンジされたい方や、困ったことがございましたらお気軽にご相談ください。 只今開催している展示品セールは10月で終了し、11月上旬には2023新作モデルを含む新しい展示がスタートします。是非、お近くのショールームにご来場下さい。WEBでご覧いただいた家具や、気になる家具がございましたら、ショールームで実際に掛け心地などお試し下さい。季節に合わせた暖かいフレーバーティをご用意してお待ちしております。 当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ショールームスタッフのマスクの着用、定期的な換気、家具類の消毒、次亜塩素酸での加湿など、徹底した感染予防対策に努めて皆様をお待ちしております。ご予約のうえ、どうぞ安心してショールームへご来場下さい。(大阪・心斎橋ショールーム:天川 唯)

2022.09.30|

DESIGNER

アメリカ西海岸の今

AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.136 久しぶりにアメリカロサンゼルスへ行ってきました。2020年2月から2年半ぶりの海外です。アメリカ西海岸建築ツアーが復活できるか、現地のコロナ感染の状況や建築インテリア状況を見る事が目的です。2年半ぶりのロサンゼルス空港は少ない入国者数で混乱も無く、短時間に入国する事が出来ました。日本と違うのはマスク無しの人がほとんどで、空港内でのマスク着用を呼びかける垂れ幕だけが虚しく揺れていました。レンタカー会社のカウンターに並ぶ人のほとんどはマスク無しで、マスクをしている方が恥ずかしく思えるほどで、コロナ感染は無かったような雰囲気です。急激な円安で覚悟はしていましたがレンタカーもホテルも値上がりで、2年半前の2倍近い値段になっています。 定宿のウエストハリウッドのホテルは改装が終わり新しくなっていましたが、駐車場代が2年半前に1泊32ドルだったのが55ドルになっていたのには驚きました。いつも行くスーパーのTrader Joe’sでの生活必需品の値上がりはそんなに感じませんでしたが、高級オーガニック系のホールフーズではかなり値段が高く感じる物が多く、一般的な食品でもクラスの価格差が大きくなっているようです。ガソリンは市内の安い所でレギュラーで1ガロン(3.78L)5.2ドルと日本円で約200円と、2年半前の3.5ドルとはかなり値上がりしています。一般的なハンバーガーのFATBURGERのオリジナルが6.5ドルでドリンク付けて10ドルなので、日本円で1,450円。日本では同じ物が980円なのでかなりの割高です。エリアの価格差も大きく、サンタモニカのアボットキニー通りの普通のテイクアウトのサンドウイッチが20ドルと3,000円近くするので、ランチで1人5,000円払う事もありました。今のアメリカではエリアやクラスの差が大きくなったと感じました。 感染予防で外食する事はありませんでしたが、街の飲食店は感染前の賑わいに戻っています。インテリアやファッションの店がどうなっているか、ラ・ブレアにあるショッピングセンターのグローブを見に行きました。ザ・グローブはショーッピングモールの中でも勝ち組でしたが、行くとアパレルショップの多くが閉店していて中堅アパレルの苦境を感じ、いつも行く2階建の大きなスペースを持つインテリアのクリエイト&バレルだった場所がアップルストアに変わっていました。今、世界の企業の中で最も収益を上げているアップルは各地で新ストアをオープンさせていて、ザ・グローブの新ストアは昨年11月にオープン、同時期にダウンタウンにもアップルタワーシアターを新オープンさせいました。現地でも話題になっている2箇所を見てきました。 現在、主なアップルストアはノーマン・フォスターが率いるイギリスの建築設計事務所フォスターアンドパートナーズが設計しています。Apple at The Groveはグローブの中で最も大きなスペースがあり、9.5メーターの高さの全ての天井には鏡面素材が使用されその鏡天井が外まで伸び、店舗内の空気感を外まで伝える効果があり、道の向こうを歩いているのに店舗内にいるような感じを受けます。外のファザードには横3メートル、高さ9.5メートルの大きな引き戸があり、開け放された扉から反対側の扉を通して自然換気されています。両側の展示壁の前には16本の生木のベンジャミンツリーが床下に掘られたポッドに植えら、天井の直線状の天窓から自然光が取り入れられ外にいるようです。また、外のベンジャミンツリーと一体になったインテリアが建物内と外の空気の境界を無くしています。シャープでモダンな素材とナチュラル素材の組み合わせは、こらからのインテリアの方向性を感じます。 ダウンタウンのApple Tower TheatreはLAのダウンタウンの大規模都市再生のプロジェクトとして1927年にチャールズ リーによって設計された映画館を再生した店舗で、特徴的な時計台とテラコッタファサードと漆喰のインテリアを復元し、劇場の天井中心にあるドームには南カリフォルニアの空を再解釈したフレスコ画が描かれていました。一階の客席部は展示スペースで、二階の階段席には革張りのベンチが置かれ使い方レクチャーの席として使用されています。様々なフォーラムを行うアップル劇場としての機能もある店舗でした。アップルザグローブ、アップルタワーシアターどちらの店舗も劇場的要素を入れ、売るだけでなくブランドの世界観を見せるための店舗は、世界で最も収益を上げる会社の勢いを感じる店舗でした。 ザ・グローブのアップルストアにいて当社の広尾本社を思い出しました。エントランスも吹き抜け展示空間の前に大きな樹木があり、3階の天窓まで届く大きなベンジャミンツリーはここより背が高いかもと。やはり、生木の植物は癒されるなと思いました、ちょうど、11月初旬の新作展示前の展示品セールが始まりました。この機会にショールームへお越し下さい。アメリカ西海岸ツアーは現地プロデューサーYASUKOさんの完全帰国に伴い2023年2月に最後のツアー開催を予定しています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2022.09.29|

DESIGN

家具のメンテナンスはサスティナブル

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.125 あれほど暑かった夏も、台風一過、一雨ごとに少しづづ秋めいて過ごしやすい気持ちの良い季節になってきました。夏にかけて広まった第7波の新型コロナウイルスの感染もようやく終息に向かっています。もう3年余り続いている感染対策の生活ですが、私たちの生活にも色々な影響がありました。感染対策に基づいた、商空間やオフィスのリノベーション、在宅やリモート勤務に合わせた住空間の充実など、インテリアの業界にも様々な変化がありました。その中で増えていたのが家具のメンテナンス、椅子やソファの張り替えのお問い合わせです。 昨今はコントラクトやホームユース共に、サスティナビリティの意識が高くなっているので、リノベーションの物件でも家具を買い替えるのではなく、今まで使っていた家具をメンテナンスしてお使いになる方が増えています。お使いになっていた愛着のある家具を、手を加えてリフレッシュし、さらに永くお使いいただく、製作側もユーザーの皆様も双方で環境に配慮した空間作りが増えています。最近お問い合わせをいただく、椅子やソファの張り替えも、リノベーティブな対応の一環のようです。エーディコア・ディバイズ製品の張り替え対応は、痛んだ表面の張り地を変えるだけではありません。座り心地を左右する座面のベース部分や、クッション性を持たせるウレタン素材など、緩んでいたり劣化している場合は、手直しやパーツの補充を行い、見た目だけでなく使い心地もリフレッシュしてお届けします。ソファの張替えなどで、コスト的に割高な印象を持たれるお客様もいらっしゃいますが、布を剥がす手間等もありますが、中身までしっかり手を加えてお届けするための費用ですとご説明させていただいています。表面の張り地だけでなく、中身までしっかり手を加えた椅子やソファは、長年お使い頂いた愛着のある家具が見た目と同時に座り心地も刷新されるのでお客様にも非常に喜んでいただいています。 もう一点メンテナンスのお問い合わせで多いのが、天然皮革のキズや傷みについてです。天然皮革は鞣しや仕上げにもよりますが、椅子張り用のファブリックや人工皮革と比べても耐久性が非常に優れています。その分コストも上がってしまうのですが、天然皮革張りのソファは10年以上お使いになっても品質をしっかりキープしている例も珍しくありません。そんな耐久性のある天然皮革なので、一部分だけに傷がついたり、局所的に劣化が生じた場合、他の部分は全く問題がないのに張り替えてしまうメンテナンスを躊躇してしまう場合があります。本来であれば、全体を張り替えるメンテナンスがベストですが、軽度な症状の場合、費用的なご要望に合わせて、部分的な補修も可能な場合があります。傷んだ傷をウレタン樹脂などで補填、表面を研磨仕上げを施し、革の色に合わせて塗装補色するとても繊細なメンテナンス作業ですが、通常のご使用には問題ないレベルまで補修が可能な場合があります。お使いになっている革、痛んだ症状に合わせて対応を検討させていただきますので、お悩みの場合は是非ご相談ください。 エーディコア・ディバイズの製品は、ブランド発足時からご注文をいただいた製品のみを製作してお届けするサスティナブルな意識に基づいたモノ作りです。生産する側だけでなく、お使いになる方もサスティナブルの意識がますます高くなってきています。家具は生活の中で愛着を持って永く使い続けていくアイテムの一つ。新しい家具のお問い合わせはもちろん、お使いになっている当社製品のメンテナンスについても、是非お問い合わせ下さい。(開発 武田伸郎)