Recent Posts
-
2025.06.25
エーディコアとロサンゼルスの思い出
-
2025.05.30
ビジネスマナーとブランド力
-
2025.04.30
ブランドを支えるもの
-
2025.03.27
思わぬ場所で出会うエーディコアの家具
-
2025.02.27
来日公演大盛況、マルーン5・ジェームズさんお宅訪問記
-
2025.01.31
六本木ショールームのイルミネーションシステム
-
2024.12.25
独立系時計ブランドとエーディコア
-
2024.11.29
2025モデル撮影と新ショールームでの新作展示会
-
2024.10.30
東京ショールームが移転いたします
-
2024.09.30
椅子やソファの印象を決定づけるファブリック
Back Number
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2017.2.26 DESIGN
教会坂下トレーニング
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.58
先週、東京マラソンが開催されましたが大変なにぎわいでしたね。今年で11回目ということですが、僕は今年も抽選に外れてしまい(今回で7回目?)レース前日の夜に、コースの準備が整った皇居周辺を走る「夜間一人東京マラソン」も、今年は膝痛のため出来ませんでした。
マラソンを始めて膝痛がここまで悪化したのは初めてです。マラソンはトレーニングが結果に直結するので、練習を積まないとレースに臨めません。そこで、膝痛改善のストレッチなどを行ないながら練習方法を変えてみました。時間を掛けずに効果が上がると言われる「坂道トレーニング」を実践しています。「坂道トレーニング」は、怪我のリスクを避けるため、長時間走やスピード練習はせずに、坂道を走る事で心肺と脚部を強化するというトレーニングです。最近はこればかり、痛みが出たら即終了です。
坂道トレーニングは短時間で行なえるのが魅力ですが、ただのルーティーンになってはつまらなくてすぐ飽きてしまいます。そこでお気に入りのコースを選んで走る事にしています。最近のお気に入りは、家からほど近い「目白が丘教会」のすぐ下にある坂道。この教会はフランクロイドライトの高弟として知られた遠藤新氏の設計で、小石川から移築された建築物です。大谷石を用いていますが外観も痛みは少なく手入れが行き届いています。坂道ダッシュを終えたあとは、近衛町の大ケヤキを通り過ぎ、アウトドアショップやセレクトショップのディスプレイを眺めながらゆっくりと帰ります。
先月の末には、リタイヤ覚悟でひたちなか市のマラソンに参加しましたが、何とか完走だけは出来ました。これからあと2レース、エントリーしています。練習も十分ではなく無理は出来ませんが、坂道トレーニングの効果はいかに?今から楽しみです。(企画開発/武田伸郎)


2017.1.28 DESIGN
ペット愛好家の皆様へ
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.57
空前のペットブームだそうです。(犬、猫、というと愛好家は憤慨するというので)わんちゃん、ネコちゃん大盛況で、犬の散歩をしている方の何と多い事か。TVの番組もしかり、ブログやインスタのSNSもわんちゃんネコちゃんだらけ。自宅のマンションのにも犬を飼っている方がいて、毎日きゃんきゃん大変です。私も猫を一匹飼っておりますが、現在の猫は2代目で、初代の猫は博多生まれの日本猫でした。5回も引っ越しがあったので、ネコも大変だったと思いますが(飛行機でもよく移動していました)13歳で亡くなりました。野性味溢れるネコで、子供の頃は柱によじ上って柱をガリガリにしていました。トイレは一回も粗相する事無く行儀の良い子でしたが、ツメ研ぎはキチンと憶えてくれませんでした。ソファを2台、ボロボロにされました。周りのペット愛好家の方々も、ツメ研ぎの被害が深刻で、あきらめている方も多いようです。「天然皮革なら大丈夫」とか「人工レザーならツメ研ぎしない」など、諸説ありますが革でも人工レザーでもツメ研ぎするネコはいるようです。
そこでご紹介したいのが、AD COREの規格ファブリック「ローグプレーン」。aランクのリーズナブルなファブリックですが、ポリプロピレンの特殊な糸を使用し、凹凸の少ない組織により引っ掻き耐久性に優れた製品です。織りのテキスタイル製品なので、ツメ研ぎで完全に無傷という訳ではありませんが、通常の引っ掻き試験の10倍にあたる1000回の引っ掻き試験でも目立ったキズが無くクリアしているので、ペット用として十分使用出来る機能を持っています。ペットを飼っている方、ペットを飼おうか悩んでいる方、わんちゃんネコちゃんのツメ研ぎでソファがボロボロになってあきらめている方、ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。(ちなみにうちの2代目ネコはもうすぐ7歳、アメリカンカールとバーミーズという品種の混血です。ツメ研ぎ場でしかツメ研ぎをしないとってもお行儀の良いネコでございます)
(企画開発/武田伸郎)

2016.12.23 DESIGN
製品達の活躍の場
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.56
先日終了した、注目の人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」通称、逃げ恥?、皆さんご覧になっていましたでしょうか。ドラマの劇中に AD CORE の家具が使われていました。主人公の伯母役、石田ゆり子さんの自宅のダイニングチェアに、我が社の代表作であるCERVOが使われていました。突然の登場でびっくりしましたが、独特のフォルムの椅子なので一目でそれと分かります。今回はタイアップや製品の貸出しはなかったので、ドラマの制作会社やスタイリストの方のセレクトで使っていただいたのでしょうか。人気ドラマだった事もあり「ドラマに出てたね」と皆さんから声を掛けていただきました。常日頃、家具のご注文いただいて様々な所へ納めさせていただいていますが、どんな所でどんな風にお使いいただいているかを知る機会は本当に限られています。今回のドラマのように、思いがけない所や素敵な場所に製品を使っていただいているのを見ると本当にうれしくなります。
先日も、茨城県の坂東市役所にメンテナンスのため初めてお伺したのですが、素晴らしいスペースに使っていただいていて感激しました。市街地の道路から「坂東市役所」の表示に沿って細い道に入り「こんな場所に?」と、思いながら角を曲がると、開けたスペースに坂東市役所がこつ然と姿を現しました。石、木材、ガラスを用いながらオープンスペースを大胆に使ったモダンで素晴らしい建物です。広々としたエントランスの吹き抜け、しっかりとした無垢材の床、ロビーから受付、働く職員の方全体を見渡せるオープンなフロア、モダンですが落ち着きのあるインテリア。そんな市庁舎のロビーや会議室でAD CORE の家具をお使いいただいていました。メンテナンスのお仕事が無ければ、訪れる機会が無かったかも知れません。身近な所で出会うAD CORE の家具もうれしいものですが、いろんな素敵な空間でAD COREの家具が活躍しているのを見るとまた別のうれしさがあります。こんな出会いが家具の仕事をする上で喜びに繋がるのだと思います。
今年も一年が過ぎようとしています。一年間皆様には大変お世話になりました。来年も素敵な出会いがたくさんあるようにがんばりたいと思います。(企画開発/武田伸郎)


2016.11.29 DESIGN
岡山のとても素敵な Cafe & Bar 「TACSUM」
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.55
先日、岡山市内にある Cafe & Bar のカウンターチェアのメンテナンスに行ってまいりました。岡山駅から徒歩10分、大通りから少し入った静かな通りにそのお店は有りました。民家を改装したアクセサリーショップやファッションのお店が並ぶちょっとオシャレな落ち着いた場所です。お店のあるビルの奥まったステンドグラスの扉を開けると、薄暗い店内には艶やかな一枚板のカウンター、そしてそのカウンター前に AD-023C(ルッソ カウンターチェア)が並んでいました。落ち着いたインテリア似合わせて、座面に「鋲」をあしらった特別な仕様です。オーナーの方にご挨拶をして早速作業に掛かります。オープンする夕方までにはメンテナンスを完了させなくてはなりません。
根気のいる作業ですが、段取りに沿ってようやくメドが立った所でちょっと休憩をとりました。その際にオーナーの方からとてもおいしいコーヒーをいただきました。甘党の僕はカフェマキアート。しっかりしたエスプレッソの香りと何ともいえない上品な甘さが最高でした。このお店は、お酒もさることながらカフェにも非常にこだわっていて、お酒の後にコーヒーを頼まれるお客様もたくさんいらっしゃるそうです。おいしいコーヒーをいただきながら、お店のこだわりも聞かせていただきました。
圧巻の一枚板のカウンタートップの前には、揃いの材料で肘置きが設えてあります。酔ったお客様が肘をついたりもたれかかったり、お酒を飲む姿が様になるように設えたのだそうです。ドーム型の天井には、影が映り込まない角度で照明を当てたり、店内全ての照明がそれぞれ調光出来るようにしてあるなど、隅々にまでこだわりを感じます。ふと気がつくと、このお店には飲食店特有の「臭い」がしません。アロマを炊いている訳でもありません。煙草の臭いもしないと思ったら全席禁煙!!更なるこだわりを感じました。
お店は今年でオープンからちょうど10年、AD CORE の椅子も布の張り替えをしながら10年お使いいただいていました。こんなにこだわり抜いたお店でお使いいただいて、うれしさ倍増ですね。なかなかお伺いする事は出来ませんが、色んな所でAD CORE の製品がしっかりお使いいただいているんだなと実感しました。これからも長くお使いいただけるような製品作りを目指して、がんばりたいと思います。(企画開発 / 武田 伸郎)


2016.10.27 DESIGN
日本のモダンデザイン 1965
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.54
1965年、東京オリンピックが開催された翌年、ビートルズが来日する前の年になりますね。今から約半世紀前のことになります。アメリカが世界を席巻したミッドセンチュリーを経て、世界中の様々な影響を受けながら日本でも建築をはじめとする独自のデザインや文化が生まれ始めた時代です。
来月発表する今年の新製品を、1965年に設計された建築物で撮影を行いました。ディレクターの瀬戸が、不思議なアンテナで探し出してきたほとんど知られていない物件です。日本では旧い建築物は資産価値が無くなるため、貴重で素晴らしい建築物でも建て替えられてほとんど残らない状況にありますが、今回撮影を行なったこの建物は、奇跡的に一部水回りを増設しただけで、設計当初の状態をほぼ保ったまま使われていました。床や天井はもちろん、木製の窓枠(だいぶ建て付けが悪くなっていましたが)まで当時のまま。オーナー曰く「多少不便かもしれないが、出来るだけオリジナルのまま」お使いになっているそうです。その建築は、外観も内装も派手さが無く天井も高くないのですが、これまでカタログ撮影で見てきた様々な西海岸の住宅には無い、日本的なモダニズムを感じました。壁面コーナーの微妙な曲面やエントランスに設けた天窓からの光など、上手く説明が出来ないのですが、派手さや豪華さではなく、端正で控えめなディテールにこだわった心地良い空間がそこにはありました。もちろん眼下に広がる湘南の海も、心地の良い空間の大切なファクターの一つだと思います。
撮影時期の天候がほとんど雨続きで、天気予報でもほとんど雨でしたが、ピンポイントでその日だけ予報が外れて快晴!!撮影も無事終了することが出来ました。今年の新製品は、昨年までの西海岸スタイルから視点を変えて日本的なモダンをテーマにしました。60年代というのもキーポイントです。来月からスタートする新作展示会、新しいパンフレットの出来映えもぜひご覧下さい。(企画開発 / 武田 伸郎)

