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思わぬ場所で出会うエーディコアの家具
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2022.11.7 DESIGN
2023ニューモデル撮影レポート
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.126
このところ一気に気温が下がり、秋を通り越して冬が到来したような寒い日が続いています。寒暖差が大きい時期なので体調管理には注意したいところですが、冷たい雨の降る10月初旬、神奈川の某スタジオで今年の新製品の撮影を行いました。試行錯誤を繰り返し、瀬戸が撮影日直前まで九州と山形の工場を行き来してようやく新製品が完成。2日に渡って仕上がったばかりの新製品の撮影に臨みました。
今年はハウススタジオでのロケ撮影は行わず、白いホリゾントのスタジオでの撮影です。ここ数年で関東エリアの巨大な撮影スタジオが閉鎖してしまい、家具の撮影が出来る広いスタジオをキープすることが難しくなっているのですが、今回は国内撮影を長年お願いしているカメラマンの丸山さんが利用しているスタジオをキープすることができました。スタジオとバックヤードがとても広く、トラックで搬入口まで着けることが出来るのでとても便利なスタジオでした。今年の新製品はサイズもゆったりしていて重量感のあるアイテムが多いので、搬入や移動が楽だったのでとても助かりました。今回は2日間でイメージカットと製品カットを50カット近く撮る予定、加えて製品の特徴を収める説明カットはデザイナーの瀬戸が自分で撮るかなり強行な分刻みのスケジュールです。家具のスチール撮影もデジタル化されて以前ほどは時間が掛からなくなったとはいえ、光や陰影を作り込んでの撮影は簡単にはいきません。綿密な香盤表を元に早朝からスタートダッシュを掛け撮影を進めました。
今年の新製品は、構造資材をできる限り国産材を用いたりクッション材にリサイクルフォーム材のリボンテッドフォームを用いるなど、環境に配慮した製品創りを目指しました。その影響もあって今年の製品は、ボリューム感としっかりと重さのある製品に仕上がりました。座り心地も上質で快適なのですが、重量があるためスタジオでのセットや移動は大変です。大きなサイズになると製品を箱から出す作業だけでも大変な場面があったのですが、撮影スタッフの皆さんの協力によって撮影をスムーズに進めることができました。メインの製品撮影を効率よく進めるかたわら、瀬戸は自前のカメラで次々と説明カットを収めていきます。プロのカメラマンが驚くほどの手際良さ、瀬戸の説明カットは先に完了、時間のかかるイメージカットも加速度的にスピードを上げなんとか予定内の時間で撮り終えることができました。
2023のニューモデルのコンセプトは「NEXT DESIGN 70’s」、どこか懐かしさもありつつ現在の視点には新鮮なスタイル。今年は視覚的にも手触りも優しい環境の負荷にも配慮したファブリックを採用して、快適でよりリラックスしたインテリア空間を意識しました。製品作りにもこだわりましたが、撮影にもこだわって良い画像が撮れたと思います。今月9日からはじまる 2023 ニューモデル新作展示で、ぜひご覧になってください。撮影した画像で製作したタブロイドをご用意してお待ちしています。(開発 武田伸郎)


2022.11.2 SHOWROOM
環境に配慮した家具
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.382(名古屋・栄ショールーム)
朝晩は冷え込む日も多くなり、日に日に秋も深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょか。環境への配慮が求められる現在ですが、エーディコア・ディバイズでは、1985年創業から様々な環境への取組みをしてきました。
2022年モデルでは、より環境に配慮した製品作りにこだわリ、永くお使いいただける耐久性や材料を無駄にしない構造の製品を発表いたしました。その代表的な製品がダイニングテーブルのMD-1202Mです。ホワイトアッシュ材のフレームに人工大理石、バイオマーブルをトップに使用しています。バイオマーブルは、植物由来の原料を50%以上使用した環境配慮素材で、有害な原材料を使用していない環境に優しい建材というだけでなく、水のみで汚れも落ち易く、丈夫でキズも付きにくいため永くお使いいただけます。セットでお使いいただけるダイニングチェアMD-1201A/Cの脚部は、材料を無駄にしないデザインで、座クッションには耐久性のあるリサイクルチップウレタンを使用し、環境に配慮しながらも座り心地にこだわったチェアとなっています。このリサイクルウレタンは、以前から展開をしていますエブリシングクッションの中材にも使用されています。クッションカバーの天然皮革は、部位によって質感の異なるレザーを無駄のないように組み合わせてデザインされており、エコなクッションとしても人気があります。11月9日には、いよいよ2023モデルが発表されます。さらに進化した製品発表をどうぞご期待下さい。
環境への配慮を重荷に感じることなく、日常の生活にエーディコア・デイバイズの家具や小物を取り入れ、ストレスなく身近なところから環境への取り組みを始められませんか。何気ない日常がエコにつながる生活をお楽しみください。(ショールーム担当:水野未佳子)


2022.10.29 SHOWROOM
2023年モデル新作発表に向けて
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.383(東京・広尾ショールーム)
秋も深まり、今年は3年ぶりに各地でイベントが再開されたニュースを耳にするようになりました。インテリア業界では秋にイベントが多く開催されておりますので、足を運んだ方も多いと思います。当社でも、9月末から開催していた展示品セールに多くのお客様にご来場いただきました。次は、11月9日から東京・広尾ショールームでスタートする2023年モデルの新作発表に向けて準備中です。
2023年モデルは、新しい時代を見据え「NEXT DESIGN NEW 70’s」 をテーマに新製品を発表いたします。見た目に優しく身体や精神的にも心地よいネオセブンティーズデザインを目指しました。A-modeブランドからはダイニングセットを新たにリリースし、さらに、2002年モデルのAD COREブランドMASSAをシステムソファに再構築、また、2003年モデルのソファベットSOGNOをリデザインして東京・大阪・名古屋同時に11月9日(水)より展示発表します。また、各ショールームでは2023年モデルの展示と共に、各ブランドの人気モデルやお問い合わせの多い製品を新しい仕様でご覧いただけます。また、環境に配慮した新しいファブリックシリーズも加わります。これから春の新生活に向けて家具をご検討のお客様はぜひご来場ください。
ショールームでは、徹底した感染防止対策を行い、安心してご来場いただける環境を整えております。完全予約制にてご来場を承っておりますので、ホームページのショールーム予約フォームもしくは、お電話にて事前にご予約ください。当日のご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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2022.10.6 SHOWROOM
ショールームを秋の装いに
AD CORE DEVISE SHOWROOM COLUMN Vol.381(大阪・心斎橋ショールーム)
暑さもだいぶ和らぎ、朝晩は秋らしい風が吹くようになってきました。街中のショーウインドウも一気に秋の装いに変わってきましたね。エーディコア・ディバイズ各ショールームでもディスプレイを秋仕様に変え、皆様をお迎えしております。
秋のディスプレイは、オレンジ系の実ものや、秋らしくダークグリーンなどの落ち着いた色味の植物を取り入れ、グッと秋らしい装いにしています。小物やクッションもオレンジや、グリーンを用いて秋の暖かさを加えました。ソファやカーテンを季節ごとに変えるのはなかなか難しいですが、クッションや小物に季節の色を加えるだけでお部屋の雰囲気はガラッと変わります。皆様も気分転換にお部屋の模様替えをされてみてはいかがでしょうか。エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、家具の買い替えのご相談を承っておりますので、イメージチェンジされたい方や、困ったことがございましたらお気軽にご相談ください。
只今開催している展示品セールは10月で終了し、11月上旬には2023新作モデルを含む新しい展示がスタートします。是非、お近くのショールームにご来場下さい。WEBでご覧いただいた家具や、気になる家具がございましたら、ショールームで実際に掛け心地などお試し下さい。季節に合わせた暖かいフレーバーティをご用意してお待ちしております。
当社ショールームでは、引き続き完全予約制にて皆様のご来場を賜っております。ショールームスタッフのマスクの着用、定期的な換気、家具類の消毒、次亜塩素酸での加湿など、徹底した感染予防対策に努めて皆様をお待ちしております。ご予約のうえ、どうぞ安心してショールームへご来場下さい。(大阪・心斎橋ショールーム:天川 唯)


2022.9.30 DESIGNER
アメリカ西海岸の今
AD CORE DEVISE DESIGNER COLUMN Vol.136
久しぶりにアメリカロサンゼルスへ行ってきました。2020年2月から2年半ぶりの海外です。アメリカ西海岸建築ツアーが復活できるか、現地のコロナ感染の状況や建築インテリア状況を見る事が目的です。2年半ぶりのロサンゼルス空港は少ない入国者数で混乱も無く、短時間に入国する事が出来ました。日本と違うのはマスク無しの人がほとんどで、空港内でのマスク着用を呼びかける垂れ幕だけが虚しく揺れていました。レンタカー会社のカウンターに並ぶ人のほとんどはマスク無しで、マスクをしている方が恥ずかしく思えるほどで、コロナ感染は無かったような雰囲気です。急激な円安で覚悟はしていましたがレンタカーもホテルも値上がりで、2年半前の2倍近い値段になっています。
定宿のウエストハリウッドのホテルは改装が終わり新しくなっていましたが、駐車場代が2年半前に1泊32ドルだったのが55ドルになっていたのには驚きました。いつも行くスーパーのTrader Joe’sでの生活必需品の値上がりはそんなに感じませんでしたが、高級オーガニック系のホールフーズではかなり値段が高く感じる物が多く、一般的な食品でもクラスの価格差が大きくなっているようです。ガソリンは市内の安い所でレギュラーで1ガロン(3.78L)5.2ドルと日本円で約200円と、2年半前の3.5ドルとはかなり値上がりしています。一般的なハンバーガーのFATBURGERのオリジナルが6.5ドルでドリンク付けて10ドルなので、日本円で1,450円。日本では同じ物が980円なのでかなりの割高です。エリアの価格差も大きく、サンタモニカのアボットキニー通りの普通のテイクアウトのサンドウイッチが20ドルと3,000円近くするので、ランチで1人5,000円払う事もありました。今のアメリカではエリアやクラスの差が大きくなったと感じました。
感染予防で外食する事はありませんでしたが、街の飲食店は感染前の賑わいに戻っています。インテリアやファッションの店がどうなっているか、ラ・ブレアにあるショッピングセンターのグローブを見に行きました。ザ・グローブはショーッピングモールの中でも勝ち組でしたが、行くとアパレルショップの多くが閉店していて中堅アパレルの苦境を感じ、いつも行く2階建の大きなスペースを持つインテリアのクリエイト&バレルだった場所がアップルストアに変わっていました。今、世界の企業の中で最も収益を上げているアップルは各地で新ストアをオープンさせていて、ザ・グローブの新ストアは昨年11月にオープン、同時期にダウンタウンにもアップルタワーシアターを新オープンさせいました。現地でも話題になっている2箇所を見てきました。
現在、主なアップルストアはノーマン・フォスターが率いるイギリスの建築設計事務所フォスターアンドパートナーズが設計しています。Apple at The Groveはグローブの中で最も大きなスペースがあり、9.5メーターの高さの全ての天井には鏡面素材が使用されその鏡天井が外まで伸び、店舗内の空気感を外まで伝える効果があり、道の向こうを歩いているのに店舗内にいるような感じを受けます。外のファザードには横3メートル、高さ9.5メートルの大きな引き戸があり、開け放された扉から反対側の扉を通して自然換気されています。両側の展示壁の前には16本の生木のベンジャミンツリーが床下に掘られたポッドに植えら、天井の直線状の天窓から自然光が取り入れられ外にいるようです。また、外のベンジャミンツリーと一体になったインテリアが建物内と外の空気の境界を無くしています。シャープでモダンな素材とナチュラル素材の組み合わせは、こらからのインテリアの方向性を感じます。
ダウンタウンのApple Tower TheatreはLAのダウンタウンの大規模都市再生のプロジェクトとして1927年にチャールズ リーによって設計された映画館を再生した店舗で、特徴的な時計台とテラコッタファサードと漆喰のインテリアを復元し、劇場の天井中心にあるドームには南カリフォルニアの空を再解釈したフレスコ画が描かれていました。一階の客席部は展示スペースで、二階の階段席には革張りのベンチが置かれ使い方レクチャーの席として使用されています。様々なフォーラムを行うアップル劇場としての機能もある店舗でした。アップルザグローブ、アップルタワーシアターどちらの店舗も劇場的要素を入れ、売るだけでなくブランドの世界観を見せるための店舗は、世界で最も収益を上げる会社の勢いを感じる店舗でした。
ザ・グローブのアップルストアにいて当社の広尾本社を思い出しました。エントランスも吹き抜け展示空間の前に大きな樹木があり、3階の天窓まで届く大きなベンジャミンツリーはここより背が高いかもと。やはり、生木の植物は癒されるなと思いました、ちょうど、11月初旬の新作展示前の展示品セールが始まりました。この機会にショールームへお越し下さい。アメリカ西海岸ツアーは現地プロデューサーYASUKOさんの完全帰国に伴い2023年2月に最後のツアー開催を予定しています。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

