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2021.12.2 DESIGNER
家具とインテリアのSDG’s
AD CODE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.126
SDG’s(エスディージーズ)を掲げる企業が増え、テレビでも聞かない日はありません。改めてSDG’sについて考えてみました。2015年9月25日の国連総会国連総会で採択された国際社会共通の目標で、2030年までの新たな持続可能な開発の指針として策定した「持続可能な開発目標」Sustainable Development Goalsが、SDG’s(エスディージーズ)です。17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標なのですが、全ての事を企業が目標として達成することは不可能で、様々な企業が17の目標に対して自分達の分野で取り組みを始めています。
17の目標の中で、家具やインテリア業界が目標として取組みやすくすぐにでも実行できるのは「11. 住み続けられるまちづくりを」と「12. つくる責任つかう責任」「15. 陸の豊かさも守ろう」の3つです。この3つを達成する努力をすれば、他の目標も目標に近づきます。具体的には下記の3つの目標に対しての達成基準に対して取組む事が可能です。
11. 住み続けられるまちづくりを:持続可能な都市及び人間居住を実現する
-3 包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化。
-6 大気質、廃棄物管理への特別な配慮などを通じて、都市部の一人当たり環境影響を軽減
12. つくる責任つかう責任:持続可能な生産消費形態を確保する
-2 天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成
-4 製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成し、環境への排出を大幅に削減
-5 予防、削減、リサイクル、および再利用により廃棄物の排出量を大幅に削減
15. 陸の豊かさも守ろう:持続可能な森林の経営、土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
-2 森林の持続可能な管理の実施を促進し、森林破壊を阻止し、劣化した森林を回復し、森林再生を大幅に増加させる
エーディコア・ディバイズでは、1985年創業から、永くお使いいただけるように「一度製品化した製品を廃盤にしない」無駄な物は作らない「受注生産のオーダーシステム」環境に配慮する「国内工場で有毒物質を含まない材料で生産」自然環境に配慮する「森林循環型の木材を使用」を行いSDG’sへの取組は始まっていたのかもしれません。しかし、今後、一層のサステナブルを考えた製品作りを目指すために2022年受注分より、梱包の製品梱包時に使用している養生材の化石燃料を原料とするプラスチックカバーや発泡スチロール等の保護材を全面廃止など様々な取り組みを行います。
SDG’sについて長く書いてしまうと、取組む事がとても難しい事のように思えます。一番は物を大切に永く使っていただく事が一番で、そのために、永く使えるデザイン、強度やメンテナンス性を考えた製品作りをする事が必要です。普段から使う物も、使い捨ての製品よりも、永く使える息の長い製品を選ぶようになれば、SDG’sを実践できると思います。などと、思いながら自分の靴を修理に出しに行きました。このコロナ禍で外出や出張が少なくなり、靴の裏を減らす事は少なくなりましたが、定番のデザインで、修理可能製法と素材で作られた靴なら数十年修理しながら履く事が出来ます。それも、修理可能な状態で修理に出すことが安価に長く使えるコツです。
新しい革靴は足が慣れるまでに時間がかかりますが、履き続けた革靴はソール内のコルクが足裏に馴染んでとても履きやすくなっています。それを捨てるなんてもったいない事なんです。また、永く使った物には愛着と思い出が残っています。修理から帰った靴を磨きながら、ミラノやパリの街を歩いた事を思い出していました。良い感じに使い込まれた靴を見ながら、自分もこのように良い感じになれれば良いのになとも、、。2022年モデルも永くお使いいただける製品になったと思います。ぜひ、ショールームでお確かめ下さい。(クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)
環境への取組み 詳細はこちら


2021.12.1 DESIGN
脱炭素社会への取り組み
AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.115
取り組みが始まった当初は、賛否両論があり、ちょっとした混乱もありましたが、今やお買い物の際には袋が有料になる事は常識になりました。世界的なカフェチェーン店がプラスチックのストローを廃止したり、プラスチックのゴミを出さないようマイボトルを活用したりと、大手企業が進めているカーボンニュートラル(脱炭素社会)とは別に、これまでの環境対策より一歩踏み込んだ対策が私たちの生活にも定着してきたようです。
サスティナブル、SDGsの取り組みも広がっていますが、家具を製作している私たちに最も関連があるのが、二酸化炭素の排出を削減して地球温暖化を抑える脱炭素社会への取り組みです。2021年は脱炭素社会元年とも言われており、大手企業ではSDGsの対策を大々的に進めていますが、エーディコア・ディバイズでは、ブランド発足当時からSDGsの指標に沿ったモノ創りを行なってきました。大量消費が経済の主役だった1980年代。たくさん生産し、単価を可能な限り抑えて最大数を販売する。旧くなったモノは新しいものに買い換えて消費する時代でした。そんな時代に、当社ではご注文をいただいたものだけを製作し、メンテナンス性を重視した永く使い続けることが出来る製品を送り続けてきました。製品化したものは廃盤にせず、発売から30年以上経過したモデルでも製品として今も生き続けています。
そして今、新たに取り組んでいるのが、カタログなどの印刷物の削減や、配送に使われる梱包材の化石燃料を原料とする資材を廃止する取り組みです。大切な家具をお届けした後に残るたくさんの梱包材。4人家族のご家庭にダイニングセットをお届けした場合、椅子4脚とテーブル1台分の梱包材が残ります。擦り傷や打痕を防ぐ「ミラーマットシート」やビニール袋、保護材の発泡スチロール等は、家庭用のゴミで処分するのも大変です。商業施設などの大規模な物件の場合、養生や梱包材の処分だけで、スタッフやトラックの手配が必要な場合もあります。梱包に使用された資材は「残材」と呼ばれ、1度しか使うことがありません。誰もがもったいないと感じている資材ですが、効果とコストの兼ね合いから廃止できないのが現状でした。
エーディコアでは2022年から新たな取り組みとして、化石燃料を原料とする梱包資材を廃止することにしました。リサイクル資材を積極的に取り入れ、環境に負担をかけない製品創りを目指していきます。コスト対策や製品配送の安全性など、難しい課題がたくさんありましたが、今取り組むべき事として出来ることから積極的に行なっていきます。日々改善を重ねてより良いSDGs、カーボンニュートラルへの対応を進めていきたいと思います。(開発 武田伸郎)


2021.12.1 PRODUCT INFO.
MD-1202 TABLE
2021.12.1 PRODUCT INFO.
MD-1201A/C COMFORT CHAIR
クリエイティブディレクター瀬戸 昇が、デザイナーからの視点で写真だけでは伝わらない製品の魅力を動画でお伝えします。今回は2022モデルより北欧モダンデザインのヴィンテージ家具を意識した、クラフト感のある優しいフォルムのコンフォートチェア、MD-1201をご紹介します。
■MD-1201 COMFORT CHAIR 製品ページ ▶

2021.11.30 SHOWROOM
環境に配慮した新ファブリックシリーズ
AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.351(東京・広尾ショールーム)
エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、先月発表した2022モデルと合わせて新しい展示がスタートしております。新作のダイニングセットやバリエーションが豊富になったシステムソファに加え、お客様からお問い合わせが多い商品や売れ筋の商品をブランドごとにご覧いただけるように、コーディネート展示しております。毎年、新作の発表に合わせて規格ファブリックの入れ替えも行なっております。今回は2022モデルのテーマである「Peace of mind and eco-friendly・環境に優しい安心」を踏まえ、環境に配慮したファブリックシリーズが加わりました。
ベルベット素材に織り柄をプリントしたEB(アースベルベット)シリーズと日本製のOW(オックスウェーブ)シリーズは、有害な化学物質が含まれていないことを証明する「エコテックス®️スタンダード100」を取得しています。各国の繊維製品への有害物質規制は様々ですが、「エコテックス®️スタンダード100」は全ての国の規制をカバーできるよう、世界最高水準の安全基準となっています。ショールームの展示品に採用しておりますので、ソファやチェアに張った雰囲気をご覧いただけます。
ゆったりとした奥行きとシンプルな形状のシステムソファMD-1105と、柔らかなフォルムが人気のチェアMD-901にはEBシリーズを張っています。ベルベット特有の滑らかな手触りがお客様からも好評をいただいています。シンプルになりがちなベルベットも、織り柄がプリントされておりますので風合いが出ます。OWシリーズはカラーがミックスされていますので、様々なカラーとコーディネートしやすいファブリックです。
新型コロナウィルスの感染拡大などの影響もあり、身の回りの物に安心・安全を求める傾向は、高まっているように思います。それだけでなく、物作りの背景にも関心を持つ人が増えています。エーディコア・ディバイズでも使われる材料から見直し、環境に配慮し「環境に優しい安心」な製品を2020モデルの新製品として発表しておりますので、ぜひショールームでご覧ください。ご来場をお待ちしております。
(ショールーム担当:西條 恵理)
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