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2016.6.29 DESIGNER
デザインした物と使われ方
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.61
家具のデザインは様々な場所で使われる事を想定してデザインします。形だけでなく使い心地も大切で、その使い心地使われる方の気持ちや、身体になってデザインするのがデザイナーの仕事です。しかし、小さなお子さんや小学生の気持ちを考える事は難しく、まして身体になる事はできません。20年くらい前に小学校の椅子のデザインをした時には自分が思っている以上にとても小さく、低学年から高学年の大きさの違いに驚きましたが、自分を小学校一年生になったつもりで、人間工学のモジュールだけでなく、身体を小さくして視線を低くして感じてデザインしました。完成した小学校で座っている子供達が嬉しそに笑顔だった事を、嬉しく思った記憶があります。
先日、久しぶりに東北の宮城県の松島にある旅館へ行きました。そこは震災後に家具だけの入れ替えのご相談を受け、お客様の使い方から提案して3年前に納入した旅館です。震災で津波の被害は無かったものの、建物本体の破損があり、オープンまで1年近くかかられた旅館でした。少しでも復興のお手伝いができればと、現地にお伺いしてロビーやラウンジなど共有スペースの入れ替えを提案しました。その後、客室を和室からベッドの部屋へなど少しずつお手伝いをしています。3年前のロビーとラウンジの家具では、ファミリーのお客様が過ごしやすい旅館にしたいとのご希望があり、特にロビー周りはチェックインやチェックアウトの時に、お年寄りの利用しやすいベンチや、小さなお子さんの遊ぶスペースなどをデザインしましたが、デザインホテルのような緊張感のあるしつらえではなく、全ての方が安心できるように心がけました。
現地で、お客様の動きを見せていただき、大人の方の動きや気持ちは分かりましたが、小さなお子さんの動きと気持ちだけは、あまり理解できません。姿勢を低くして小さな子供になったつもりで歩いてみて、なんとなく感じた事を考えて、キッズコーナーのデザインをしました。それから納品日、新しい家具をセッティングしてチェックインの時間を待ちました。お年寄り連れのご家族、小さなお子様連れのお客様、ご夫婦、若いカップルなど様々な人たちの動きを見ていて、思っていた使われ方をされるのを見てホッとした事を思い出しました。久しぶりに宿泊した翌朝、ロビーで宿泊されたお客様の姿をずっと見ていました。小さなお子様連れのご家族が2組、時間差でチェックアウトされたのですが、フロント近くに置かれたキッズコーナーで楽しそうに遊び、それを安心して見ているご両親の姿、。思い描いた通りの使い方をされています。3年前の事を思い出して、そうそう、この使い方を考えて作ったんだと嬉しくなってしまいました。
そのキッズコーナーはお土産コーナーの近くにあります。それまでも同じ場所にあったのですが、以前は絨毯の上にそのまま玩具が置かれ、間仕切りが無かったので、子供達がお土産に気を取られ、じっとしていませんでした。その為に、お土産コーナーと壁で仕切り、遊ぶ所を少し上げてクッション材を敷いてご両親の腰掛ける所を作り、和に合うようなデザインをしました。想定では、親御さんのどちらかが、チェックアウトの支払いをしてお土産を買っている間、お子さんがキッズコーナーで遊んでいて、それを優しく微笑みながら見ているもう一人の親御さんの姿です。その通りの使われ方を2組の家族が続けてされていて、本当に声を上げそうなくらい、嬉しくなってしまいました。松島の旅館ではお客様が以前以上に戻り、お手伝いした部屋も予約でずっと埋まっている事を聞いて、本当に良かったと思える仕事をさせていただいて、幸せな気持ちになりました。私自身デザイナーとして、お客様が使われている姿を見る機会はそんなにありません。それが、自分では想像できない小さなお子様が使っている姿ならなおさらです。
来年の新作のデザインをそろそろしなくてはいけません。今年は今迄以上に難しい、、。相変わらずの西海岸ブームですが、それでいいのか、次はどの方向に行くのか難しいですね。企画は終わり、イメージは少しずつ固まってきたのですが、、。でも、使われる方の気持ちになった製品作りは変わりません。楽しみにしていて下さい。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)
松島温泉 小松館 好風亭のサイトへ▷



2016.5.30 DESIGNER
人の手と指の感覚
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.60
先日、当社の製品製作を協力いただいている山形の工場で2日間、製品の製作工程を、材料取りから組立、完成まで全てを見てきました。年に一度必ず製品の全ての工程を、自分自身の勉強の為にも見るようにしています。試作で工場内で立会う事はあるのですが断片的な製造だけです。通常品として工場ラインで流れる製品を一から完成まで全ての工程を通して見る事は、工場の方もあまりありません。31年以上通っている工場ですが、いつも発見があり、本当に楽しい時間でした。その工程を見ながら、ドイツの車メーカーの工場のドキュメンタリーを見ていた事を思い出しました。
ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェのシュトゥットガルト本社の歴史的建造物のある工場を、新工場にするドキュメンタリーですが、その中で一番力を入れていたのが最先端の塗装工場でした。より高品質の塗装にするために人の手が入らないように工場全体をクリーンルーム化して、埃を取るブラッシングまで完全ロボット化した塗装ラインです。ポルシェを代表するスポーツカーの911のボディのラインはプレスするのが難しく、911が発表された1964年からボディの塗装前には人の手でなでて、少しでも歪みがあればチョークでマーキングして修正する、ハンドメイド的な工程が有名で、多くの人の手が入る作りが売りでした。そんな記憶があったので、ポルシェも完全ロボット化したんだと少し残念な気持ちになりかけました。
しかし、一つだけ人の作業が残っていました。映像の中で、塗装自体はクリーンルームの中でロボットが行うのですが、塗装の仕上り検査で、光を使い塗装品質を確認する工程です。ここにはロボットはおらず、2 人の作業員が注意深くボンネットを見つめ、手袋を使わずに素手でそっとその表面に触れていました。次の工程で研磨が必要とされる不均一な塗装を見つけるにはこれが最良の方法そうです。ロボット化が進みセンサーが発達しても人の手の感覚にはかなわないそうです。山形の工場では塗装前の下地を掌と指でなぞるように触れて、完成時もなでる検査工程を見ていて、この映像を思い出していました。物は違っても最後は人が一番のセンサーなんだなと、、。どのくらいの凸凹を、人の指は感じる事ができるのでしょうか。調べると、2013年9月12日にストックホルム大学の心理学者チームが、「人間の触覚の限界」を研究した論文を発表。論文によると、人間の指は、13ナノメートルの小さな隆起が付けられた表面と、何もない表面を区別することができるそうです。10万分の1ミリ少しの表面が分かるなんて凄い精度です。
私自身、工場内で流れている製品をいつも手に取り、なでていて、塗装仕上がりの時にも触るようにしています。家具会社によって塗装の仕上がりは違います。当社の協力工場の塗装はいつもなでているのですぐに分かります。普段の生活でも物に触れるクセがあり、洋服の生地や、鞄や靴の革素材、食べ物はスーパーでもついやってしまうそうになり、気がついて手を引いています。ついトマトや茄子なんか触りたくなってしまいます。でも、昔、母親が八百屋さんやスーパーで物を手に取りながら選んでいたのを思い出しました、キュウリはトゲトゲのある物、茄子は張りがあって指滑りがよく艶やかな物、トマトは固めでずっしりと重さがある物など、指先がセンサーだったんだと。今は袋に入っている物が多く、触れない物が多くなってきましたが、、。
ぜひ、皆さんも物を選ばれる時、家具も触って優しく触れてみて下さい。良い物かどうか分かると思います。当社の家具も全てが良い触れ心地であるように品質に気をつけないといけません。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)


2016.4.27 DESIGNER
プリンスのプロデューサーの家
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.59
4月21日にアメリカ人ミュージシャンのプリンスが亡くなりました。ちょうど、沖縄でアメリカ西海岸のセミナーをした翌日で、那覇市を走る車のFMからプリンスの事を知りました。パープルレインやプリンスの手がけた曲を聞いて、これがプリンスが書いた曲だったの?とジャンルをこえた幅広い曲作りを改めて知り、プリンスの偉大さを再認識しました。そのラジオの中で1977年プリンスが19才時、ワーナー・ブラザーズが破格の高額契約を結んだ事を言っていました。まだメージャーデビューする前で、ヒット作も無い中では異例だったと事と、ワーナーの担当者も先見の明があったんですねと、ラジオパーソナリティが言っていました。
その事を聞いて、2012年にサンタモニカの家を訪ねた時の事を思い出していました。その家は1940年代に整備されたサンタモニカの海に近い住宅地に建つ家で、リチャード・ノイトラが設計し1948年に建てられた住宅を、本来姿にリノベーションし、ヴィンテージ家具と合わせ、センス良いカリフォルニアスタイルに蘇らせていました。その家のオーナーはJeff Ayeroff氏で、奥様と2人で家を隅々まで案内してくれました。家の中は素晴らしいヴィンテージ家具に囲まれ、音楽関係のアートが多く置かれていて、ただ者のセンスではありません。ジェフさんはサンタクロースのような方で、温和な優しげな話し方が印象的な方でした。仕事の事を聞くとワーナー・ブラザーズの副社長で、プロデューサーとして、マドンナやプリンスのデビューを手がけたと話されていました。後で聞くとA-HAなど有名アーティストの話も、、ミュージックシーンの時代を作ってきた方でした。日本のYMOとも仕事をして日本にも何度も行っている日本びいきの方でした。その時は素晴らしい家に目をとられ、住宅の事しか聞けませんでしたが、ミュージシャンの事もお聞きししておけば良かった、、。
ジェフさんのノイトラ設計の家は1948年に建てられ、彼が1980年に購入し2000年に増築と改装をしたそうです。子供の頃からこの家の事は知っていて、手に入れるのが夢だったとの事。その理由は彼のお父さんが家具の工房をしていて、ノイトラ設計の住宅の収納家具を多く製作していたそうで、この家もお父さんについて訪問した事があり、ノイトラ設計の建築を見て育ったそうです。大人になってノイトラの家を手に入れる事が夢で、ワーナー・ブラザーズで様々なプロジェクトを成功させ、この家を手に入れる事ができたと話されていました。手に入れたい夢の家の収納家具を、お父さんが作っていたなんて、なんて素敵な話なんだろうって感激しました。2012年の夏に訪問して4年経ちますが、そのセンス良いインテリアやライフスタイルは、まさに今のカリフォルニアスタイルの旬の姿でした。プリンスのプロデュース手がけた、音楽業界のムーブメントを創りだすセンスは、インテリアやライフスタイルを創るセンスにも現れていたんだなと、プリンスの曲を聞きながら思い出していました。
時代を越えるデザインはヴィンテージとして残っています。ジェフさんのような方に50年後に手に入れたいと思われるような家具のデザインができればいいのですが、、。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)


2016.4.27 DESIGNER
車の燃費
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.58
三菱自動車の不正燃費が報道されています。三菱自動車だけが悪いのでしょうか?車を所有していないと分かりませんが、車を購入する際に見たカタログ表記の燃費を出すことは至難の運転です。皆さんもそう思った事はありませんか?
昔は平地を一定速度で走った場合の60キロ定地走行の燃費で、それが市街地での10項目の走行パターンを想定した10モードになり、1991年から10.15モードになりました。それがより実際の走行に近いモードとして2011年から今のJC08の燃費表示になりました。でもその試験は実際の走行でなく、シャーシダイナモとよばれるローラー機械の上で動かすだけです。その車を操作するのは、レース最高峰のF1ドライバーに匹敵するくらいのテクニックを持った、神の脚を持つと呼ばれるテストドライバーが行うそうです。
私自身、車好きなので、様々な車を乗ってきましたが、最近の燃費表示は一般道路を普通に走っても絶対に出ません。出張のたびに様々なレンタカーを運転しましたが、絶対に出ません。これは今の実際の走行に近いと言われるJC08になってからよけいに感じます。昔の10モード燃費のほうが、実際に丁寧に走ると越える事があったのですが、今はどういう運転をしたらこの数値が出るのか不思議で、各メーカーの燃費表示に疑問を持っていました。これはエコカー減税を導入してからよけいにひどくなっていると感じました。エコカー減税を受ける為に、ただ数字を上げているだけなのかと、、。何台かを乗り継いでいるメルセデスも以前は、カタログの燃費表示より良い数値を出す事ができたのに、5年くらい前から一ミリもこの燃費を越える事はできなくなりました。営業マンに聞くと、実際に走った試験ではありませんから、、。と言葉を濁すだけです。
実際の燃費を不正に表示していた三菱自動車は悪いと思いますが、三菱自動車だけの問題でしょうか?他のメーカーも一般の方が出せない燃費を表示しているのには変わりありません。私の乗っているメルセデスも同じで。昔はカタログ表示より良い燃費で走る事ができたのに、、。この燃費モード事体本当の使用条件での燃費ではありません。それを決めた国にも問題があります。少し前まで、欧米車の燃費はカタログ表示は実燃費に近い表示だったのが、エコカー減税になってからかなり乖離するようになったのも問題です。欧米車は本国でのカタログでの燃費表示は日本の数値より悪い表示がされています。これは実際に走行する数値に近い試験だからです。特にアメリカでの燃費表示は実走行に近い数値です。エコカーの代表のプリウスも日本ではカタログ表示31km/Lですが。アメリカでは23km/Lとまったく違います。アメリカではカタログ通りに燃費が出ないと訴訟されてしまうからです。日本では多少誇大表示をしても訴える人はいないからと思っているのでしょうか。
車の魅力は燃費だけではありません。どちらにしてもカタログ通りの燃費はいかないのですから、運転好きな方は操縦性、快適な移動が好きな方は、しなやかな走りやインテリアを、経済性だけが必要なら実燃費の良い車を、、。車に要望する事を第一に選んでもいいのではないでしょうか。30年以上所有している古いカルマンは飛ばすと燃費は悪いですが、ゆっくり走ると15km/Lくらい走ります。キャブのセッティング次第で変わるので、大変ですが、それも面白いんです。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)


2016.3.31 DESIGNER
車のインテリアトレンド
AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.57
若者の車離れが言われるようになってしばらく経ちます。時々、学生へのセミナー講師をする時に好きな物はなんですか?と聞くと誰からも車という言葉は聞こえてきません。私達の年代はスーパーカーブームで、男の子の好きな物の代表は車でした。今でも車は大好きで、車のデザインはその時の技術やデザイン指向がよく分かるので、新しい車が発表されると必ずチェックします。仕事柄、気になるのは外観よりもインテリアです。
自動ブレーキや追随式クルーズコントロールなど自動運転が近づく中、自動車に求められるインテリアが変わりつつあります。今までは操作性や視認性が重視されたインテリアが常識で、ドイツ車に代表される高級車も質実剛健が常識でした。20年近い前から車には、パーシブドクオリティ/感性品質と言われる品質の基準が言われるようになり、ドアのチリ(隙間)やインテリアで、できるだけ隙間の少ない質感の高い仕上がりが求められるようになりました。アウディからそのデザインが顕著で、フォルクスワーゲングループ全体でのパーシブドクオリティの高さが自動車業界で話題になり、売上げにも貢献し、その後のアウディの売上げの好調さの理由にもなりました。車のドアやインテリアの隙間は製作時の精度のUPだけでなく、車自体の剛性にも関係し、隙間を少なくするためには車体の強さなど車全体の性能を上げる必要がありました。(ただ隙間を少なくしただけでは、パーツ同士が当たり社内にギシギシ音が発生します)そうした事から高級車でなければ表現出来ないクオリティの基準です。そのパーシブドクオリティを上げるのが一時期の車のインテリアのトレンドでした。それが遅れていたのは高級車の代表のメルセデスです。それがアウディ、BMWから比べ、見た目品質が落ちる理由からか売上げにも影響していました。
今、新しい車のインテリアはパーシブドクオリティの高さが常識となった為、次のトレンドに移りつつ有ります。ドイツ車には今迄、質実剛健の精神から飲み物のカップホルダーや物入れなども付いていない車種も多く、操作性が重視されていましたが、自動運転が間近になる中、操縦性だけでなく移動中にいかに快適に過ごせるかが重要になってきました。最近のドイツ車にはカップホルダーや収納は常識で、香水のアトマイザー機能も付くものがあり、日本車の快適機能もお手本になっているようです。現在、車のインテリアの方向性で先を進んでいるのがメルセデスベンツ。一時期のインテリアの仕上り感がドイツ車の中でも劣っていたのが、新しいCクラスから始まった新世代から方向性を変え一段上のクラスまでのデザインと仕上がり感になり、他社の同クラスを凌駕すると言われています。デザインを取りまとめるディレクターが、ゴードン・ワグナー氏になってから大きな変化になってきました。新世代のメルセデス・ベンツのデザインは、生活の為に追求した質実剛健的な道具としてではなく、官能的や情緒的に表現されるデザインで、生活に豊かさやゆとりや彩りを与える道具として方向へ変わってきました。これがより多くの人に分かり易い魅力として受け入れられて今のメルセデスの好調さの要因になっています。メルセデス・ベンツ新世代のインテリアデザインは「コンテンポラリー・ラグジュアリー」高級でシックなラグジュアリーデザインが今の高級車の指針になっています。
車への求める形が変わりつつある中で、次のデザインを作り出すのは難しく、膨大な時間と開発費用がかかる自動車開発では本当に大変な作業で、冒険はしにくい事だと思います。性能差が少なくなってきた今、デザインが売上げに影響する主になりつつあります。当社の今年のモデルは「エフォートレスシック」肩の力を抜き、ほどよく気崩した大人のカジュアル。「コンテンポラリー・ラグジュアリー」さを知った大人のインテリアを目指しました。そろそろ2017年モデルの企画に入らないといけません。次のステージはどこへ、、。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)


