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2015.01.29|

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シャヴィーシックとヴィンテージ

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.41 2015年も始まってもう一月が経ちます。本年もよろしく願いいたします。昨年は西海岸ファッションが世界を席巻し、緩く楽なファッションが人気でした。インテリアの世界でもナチュラルな素材やヴィンテージといった緩い家具が人気でした。1月20日の東京から始まったアメリカ西海岸インテリアレポートには500名近いお客様においでいただきました。名古屋、大阪を含め7回開催しましたが、その時セミナー毎、スライド写真を見ながらコメントしていて感じた事があります。 ウエストハリウッドにあるジェットライナービューの1956年住宅は、60年経ても内装や家具がそのまま使われ経年変化した全てが使い込まれて良い感じでした。ダウンタウン近くのアートディストリクトの1925年のビスケット工場では、構造やパーツをそのまま残してリノベーションされたアパートメントの建物自体が本物の歴史を感じました。2軒とも数十年経て変化した本物のヴィンテージです。そういった家を完璧までにリノベーションして、より価値を見いだす不動産取引はロサンゼルスで沢山見てきました。今回、別の日に訪問した住宅で、別の経年変化した住宅を見る事ができました。それはシャヴィーシックの住宅です。 サンタバーバラの2軒の住宅で、見た目はシャヴィーな雰囲気で数十年経た住宅としか見えません。使われている家具や建材そしてスイッチ類等も古く、大切に使われてきた住宅と勘違いしてしまいました。2軒の住宅とも数年しか経っておらす、1軒の家はまだ1年でした。よくある表面を古く見せただけの仕上げならパッと見ただけで見破る事ができるのですが、、まったく分かりません。シャヴィーシックをテーマに古い建材、材料を買い集めて全てそれを使って仕上げていったとの事でした。家自体は新しいのに表面に使われている材料や金物は全て中古品でした。新築には新品の材料という日本人からは考えられません。日本でも古民家を再生させて新品のような仕上げにする事はよくありますが、、。 デコレーターのオーナーから話を聞いて理解できたのですが、ロサンゼルスには古い金具の店や古材を扱う店があります。ここまでは日本でも取扱いの店はありますが、暖炉や外壁など家本体に付随していた物で、壊れてしまいそうな物まで扱っている店があるそうです。見せていただいた家の玄関ドアにはフランク・シナトラの玄関ドアまで付いていました。イームズなどのヴィンテージ家具を価値をつけて商売にするのはロサンゼルスで始まりましたが、今では古い家を取り壊した時にでる廃材を価値をつけて販売する商売まであり、新品より高い金額で取引されているのは驚きです。中古という考えではなく、経年変化した価値あるシャヴィーな風合いに価値を見いだすのでしょうね。よく考えると産業廃棄物にしかならない物を再利用する事はエコロジーで環境に優しい事です。 上記のヴィンテージ住宅、シャヴィーシック住宅どちらも時代を経た表面が特徴です。どちらが本物と考えるとどちらも本物のような、、。捨てる物を再利用するのは本当にエコロジーな良い考え方だなと思いました。私達がお届けしている家具達も時代を超え、ヴィンテージやシャヴィーなインテリアに合うくらい使われたいと思いました。さて、今年はどんなファッションやインテリアが新しく見えるのでしょうか。そういったニュースをお届けできればと思っています。                                  (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)  

2014.12.26|

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写真とインテリア

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.40 今年も終えようとしています。皆さんはどんな一年だったでしょうか。3月までは消費税前の駆け込み需要でインテリア業界も盛況でした。当社は在庫を持たない受注製造のため、売上にはあまり関係ありませんでしたが、、。今年もしばらく続くアメリカを意識したインテリアやファッションが人気でしたが、来年はどのような新しいデザインが生まれてくるのでしょうか。私自身は4月のミラノサローネ、秋のアメリカ西海岸への取材旅行をしましたが、しっくりくるのはアメリカでした。 11月の新作ではアメリカンクラッシックをイメージした製品を発表しましたが、西海岸で取材した写真を展示の一部として使いました。私自身が撮りためた写真の中から、展示コーナー別にシーンに合う写真を選びパネルにしました。サイズはB0とB1と大きなサイズで、木製パネルにしました。LA住宅では家具だけでなく、インテリアの一部としてアートが使われます。日本では大きなアートは美術館に置かれ、小さな風景画しか使われませんが、LAでは壁面の空間を埋めるように大きなアートが置かれます。現代アートだけでなく、パサディナのハンティントンライブラリーへ行った時に家具と一緒にインテリアの一部としての展示も印象的でした。撮影に使用する住宅の現代アートが素晴らしく、当社の展示会でも家具に関係するアートパネルを製作し展示するようになりました。 10月にアメリカ西海岸の住宅を10軒訪問したのですが、壁の写真が印象的でした。1920年代のナビスコの工場だったビルを改装したロフトの住宅や、建築家の環境住宅もモノクローム写真を効果的に使い、壁面と空間のバランスをとっていました。訪問した中で一番印象的だったのが、トップフォトグラファーのグレン・ルッチフォードが作ったベニスビーチにあるThe Rose Hotel。カメラマンの彼自身が撮影した写真だけでなく、セレクトしたアートワークは素晴らしい物でした。しかも、トップフォトグラファーであっても、インテリアに溶け込むようなセレクトなのには感心しました。その他、どの住宅でも写真の多くはモノクロームの写真で、空間に違和感なく溶け込んでいました。 今回は、グレンさんのThe Rose Hotel、1920年代のナビスコ工場跡のロフト、LAダウンタウンのアールデコビルの3カ所かで撮影したカットとハンティントンビーチの夕暮れの写真を展示しました。各展示シーンに合っていたでしょうか?今は東京、名古屋、大阪ショールームの展示に使用しています。製品だけでなく、写真も見ていただければ、今回のコンセプトを感じていただけると思います。ぜひ、ショールームへ足をお運び下さい。                                   (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇) 

2014.12.25|

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物造りとは

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.39 家具を造り出す作業は表面のデザインだけでなく、使い心地、座り心地、強度など様々な事を考えながら造ります。普段見えない中身がとても重要です。でも、その中身を見る機会はなかなかありません。ラウンジチェアやソファの構造を書いた資料は少なく、社会人になって工場で勉強しました。 社会人になって間もない頃、埼玉の工場で試作の張りをお願いしていて、待ち時間にその工場で張替えを待っている椅子やソファを剥がさせてもらいました。最初はお手伝いのつもりでしたが、その大変さにビックリしたのですが(張るより剥がすほうが手間)海外製品や古い家具の中身を見る事ができるので、次第に夢中になりました。気がつくと指や手のひらが水ぶくれに、、。それからその工場へ行くたびに剥がすお手伝いと称して、勉強させてもらいました。その時の経験は何事にも変えられない知識となって自分の物になりました。 11月に発表したウィングチェアは回転脚付きの少し背の低いバージョンより少し背辺りが固いとのお客様の声がありました。回転脚タイプは座った時の衝撃をガスダンパーで受け、背も後ろに少し動くために柔らかく感じますが、木脚タイプはダイレクトで動きが無いために固く感じるのが原因でした。展示会後に工場で職人さんと一緒に改良を行い、同じ掛け心地を感じられるようにしました。その際に布を剥がす事をしたのですが、久しぶりに何百本のタッカーを抜きながら、若い頃に張り替え工場で剥がさせてもらった事を思い出しました。この大変さを知らずに手直しや、やり直しを頼んではいけないな、、と。気がつくと水ぶくれが出来ていました。         (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.12.03|

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DJとデザイン

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.38 11月12日から始まったネオクラシコブランドの新作展示会、ネオクラシコ・ヘリテージはご覧いただいたでしょうか。こんなアメリカンクラッシック家具のデザインを待っていたと言われるお客様も多く、今までの展示会の中でも一番手応えを感じた新作でした。ネオクラシコブランドは過去のインテリアスタイルを現代のデザインにリデザインしたブランドです。昔のデザインをだた形作るのではなく、再構築するのは大変なんです。 最近、音楽業界でヒットチャートを賑わせているのが、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)やAvicii(アヴィーチー)などのDJ。アメリカだけでなく、ヨーロッパでも大人気です。DJというと古くはラジオのディスクジョッキー、少し前はディスコやクラブの選曲者というイメージだったのですが、現代のDJはミュージシャンの曲を再構築し、それを挿入したCDをヒットさせ、巨大なスタジアムでコンサート(と言っても演奏する訳ではなく、ターンテーブルで音楽を発信する)を開催するアーティストの総称となりました。Aviciiは、ハリウッドに数百万ドルの豪邸を購入したセレブリティです。 自分から音楽を生み出す事はなく、他人の音楽を利用したDJのCDが売れている事が不思議でなりませんでした。AviciiやCalvin HarrisのCDを聞くと、オリジナル曲をアップテンポにしたり、さびの部分のリズム挿入で乗りのよい曲にし、オリジナルでは成し得なかったヒット曲に変えてしまうセンスは驚くばかりです。でもオリジナル曲を聞くと、元曲も良くなければヒットにならなかった事も分かり、それを選んだDJのセンスも理解できました。 当社のネオクラシコブランドはヨーロッパの歴史あるインテリアスタイルの家具をヒントにリデザイン(最適化)しています。今回のヘリテージシリーズもジョージアンスタイルを基本としたスタイルを現代のインテリアスタイルに合うようにリデザインしています。今回の仕事を思い返すと、AviciiやCalvin Harrisのようにオリジナル曲をそのまま使う事とは違いますが、元のデザインをモチーフに新しいデザインを生み出す事ができているように思いました。今回のヘリテージシリーズも、数世紀前のオリジナル家具よりも現代に合わせて最適化できているようにも思います。 来年1月から10月にアメリカ西海岸で取材した住宅のセミナーを予定しています。今回は新作ヘリテージのインテリアスタイルのアメリカン住宅も多く、今までとは少し違ったインテリアスタイルのセミナーになると思います。お楽しみに! (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.10.30|

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今のカリフォルニアスタイル

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.37 先日、アメリカ西海岸へのインテリア取材に行ってきました。今回は新しいモダンや1950年代のヴィンテージ住宅だけでなく、1930年代のアメリカン、1920年代のアールデコ建築のロフトなど様々なインテリアスタイルを見る事ができました。場所もロサンゼルスのハリウッド、ビバリーヒルズ辺りの住宅街だけでなく、ダウンタウンや今注目のアート地区、ベニスやアボットケニー通り、サンタバーバラなど様々な地域を回ってきました。 今回は、しばらく続きそうな、カリフォルニアスタイルの今を再確認するのが目的の一つ。日本のコーヒーブームでは、恵比寿の猿田彦コーヒーや、小さなコーヒーカフェが人気です。そのブームの大元の西海岸のコーヒーショップがどのような感じになっているのかも興味あり、アート地区にあるハンサム・コーヒー・ロースターズや日本に進出したオーガニックコーヒーで人気のUrth Caffe(アースコーヒー)も現地でどんな様子かを見に行きました。 ウエストハリウッドのUrth Caffeに行くと、夜10時を過ぎようとしているのに、凄い人、、。マシンを使って入れられたコーヒは酸味と苦みが強く、スタバと変わらないなあ、、と思ってしまいました。環境に優しい、オーガニックという事で人気なのかなと、、。次の昼にアート地区のハンサム・コーヒーへ行きました。店の外壁にブルーボトルのマークが、、。ブルーボトルコーヒーのお店になっていました。ブルーボトルコーヒーはサンフランシスコ発祥でコヒー業界のアップルと言われるコーヒーショップです。中では店員が和やかにお客様と言葉を交わしながら、コーヒーを一杯ずつペーパードリップで入れています。効率は悪いのですが、苦みの少ない香りの高いコーヒーで、とても美味しく感じました。インテリアは明るく、ジーンズにエプロン。シャツを腕まくりしたスタッフは髪を短くしてキチッと分けて清潔感があり、シンプルなインテリアと、笑顔の接客は今のカリフォルニアスタイルを感じました。 カリフォルニアスタイルというと、ラフなインテリアとラフな服を着た長髪で無精髭というイメージですが、今のカリフォルニアスタイルはシンプルでナチュラルだけど、清潔感を大切にしたお店が人気です。泊っていたホテルの近くのメルローズにあるお洒落な床屋では夜9時過ぎているのに、まだ営業中。どんな髪型?と見ると短い清潔感あるカットをしています。昨日、ブルーボトルで見た店員のような髪型。清潔感が今のカリフォルニアスタイルなんですね。 いよいよ11月12日の東京から新作展示会です。今回の製品はアメリカンクラッシック。今回の展示会の見せ方やスタッフのファッションもアメリカンを意識して考えないと、、。展示会では香り高いコーヒーを入れてお待ちしています。お楽しみに!                        (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)     

2014.09.26|

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図面に書けない物

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.36 今、撮影する新製品の仕上げのために、工場で確認作業の毎日です。九州、東北の工場のため移動が長いので大変なのですが、私にとっては今が一番楽しい時期。まだ暑い工場内で職人さんの手仕事を見ながら一緒に作り上げるのは、やりがいを感じます。デザインスケッチしてる時より、実際の形ができてくる時のほうが楽しいのは作るほうが好きだからなんでしょうね。 スケッチを書いて図面化して、工場の職人さんに試作をお願いするのですが、図面に明記できない箇所が沢山あります。それは椅子やソファの張りに関係するものです。張りのステッチの入れ方、座り心地の固さ、座の張りの盛り上げ方など、、。図面を渡す時に打合せしていても、最終的に現場に行って確かめないと決まりません。特に座り心地の硬め、柔らかめ、普通と書いても、人それぞれ感じ方が違います。なんとなくとしか表現できません。もう十年以上、試作をお願いしている職人さんはそのなんとなくを感じ取って形を仕上げていきます。特にソファは木枠にウレタンを貼って形を作るので、使う材料によってまったく違う座り心地になります。 ウレタンは硬度が同じでも、比重が違う物があり、パサついた物、しっとりした物、ラバーっぽい物、ウレタンフォームのチップを固めたチップウレタンなど、いろいろな種類があります。一般的に比重が重く密度が高いほうが、価格は高いですが耐久性があります。座や背に羽毛を使うとファーストタッチは良いですが、復元性が悪く、手でクッションを叩いてほぐさないとぺったんこになります。最近では、綿や羽毛のような柔らかなタッチに近いのですが、復元力のある綿のような柔らかいスーパーソフトウレタン等があり、当社のソファでは表面に使います。 ソファなど中身の見えない製品は、同じように見えて、最初の座り心地が同じでも、長く使うと全然違ってきます。お店では中身を見る事ができないので、判断が難しいですが、座の置きクッションはファスナーを外して、中袋のファスナーを外せば中のウレタンを見る事ができます。何層になっているか、触った感じが良いかを見るだけでも、なんとなく分かります。ぜひお店でファスナーを下げて中身に触れてみて下さい。良いウレタンはきっとタッチも良く、中身の袋やウレタンのカットや張りも綺麗なはずです。 いよいよ11月の新作発表会が近づいてきました。その前に写真撮影をしなくては、、。今回も面白い場所で撮影したカタログができる予定です。皆さんお楽しみに。                        (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.08.29|

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立体的に見る事、見せる事

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.35 私たちの眼が顔の前に向いてついている理由は(他の動物の多くは頭の横に目がついています)、祖先が恐竜の生き残りの巨大肉食鳥を避けて、樹の上に生活するようになり、枝から枝へ飛び移るための距離感を計るために、立体的に景色が見えるように顔の前に眼球が移動したそうです。その後、寒冷化した地球で、エサ不足に陥った霊長類はエサを見つけるために、遠くまで見える視力を持つようになり、さらに目を進化させたそうです。 デザインの仕事をしていて大切な事は、いかに立体的に物の形を考えられるかです。紙に描くスケッチを陰影を付けて描くのも、完成の姿を立体的にイメージするからです。家具の三面図は平面ですが、外形線、内接線や補助線など様々な線に強弱をつけて、平面だけど立体的に見えるような描き方を心がけます。全て同じ線で描いてしまうと、のっぺりとした図面になり、図面から形が伝わってきません。職人さんが作る時に間違わないように、図面から浮き出て見える図面を描くのが、図面描きのこつで、それが死命だと、学生の頃にアルバイトしていた家具工場の設計の方に教えられた事を今でも思い出します。今は使わなくなりましたが、トレーシングペーパーで椅子の図面を描いていた頃は、鉛筆の筆圧や固さを変えながら描いていました。それも紙面の中にバランス良く描けるかも大切です。 今でもその頃のバランス感覚や表現方法が、カタログ製作や撮影等の時に本当に役に立っています。今では、パソコンを使って描くようになり、線の強弱がディスプレイ画面では見えなくなり、レイアウトも後で調整できるので、描き始めの準備をしなくてもよくなりましたが、昔はトレペに描く前に、別の紙で構想して、薄い線で下書きをして、レイアウトを確認してから実線を描きました。そうしないと実線は消しゴムで消すと白くなり、青焼きすると白く線が出てしまうので、汚い図面になるからです。また鉛筆だったので、図面が汚れないように、描いている途中でも定規を拭いたり、直接、紙に腕が当たらないように紙を置いたり、、、。本当に大変でした。そして、いかに平面の図面が立体的に見えるかを心がけ、0.5ミリ、0.3ミリのシャープペンを使い、ペンを回しながら、均一な線で強弱を付けていました。本当に手間でしたが、それが今の仕事に役だっています。 最近は、電車内で見かけるサラリーマンや子供達がしているスマホゲームや、立体的に見えない説明図(取扱い説明書もパソコンで見るようになり線が均一化したり)が多いように感じます。せっかく進化して、立体的に見る眼や立体的に考える脳を持ったので、使わないともったいないような気がします。でも、年齢を重ねて、遠近が弱くなってきた事に焦りを感じている今日この頃ですが、、。 11月発表の新作は陰影を形に表現した製品を出す予定です。お楽しみに! PACEのサイトへ▷                                  (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.07.30|

DESIGNER

本物のヴィンテージ

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.34 アメリカファッションの勢いは止まりません。最近のファッション誌のキーワードはヴィンテージ。以前も書いたのですが、本来、ヴィンテージとはワインにおいて、ぶどうの収穫から醸造を経て、瓶詰めされるまでの工程を表す言葉で、当たり年の事をさす言葉だったのですが、車や家具、オーディオだけでなくファッションの世界でもヴィンテージという言葉を使うようになりました。 エルメスのカレ(スカーフ)でヴィンテージと言われる物があります。昔の柄のリバイバルではなく、1970年代の初めまでに作られていたスカーフが本当のヴィンテージなのだそうです。70年代初めまでは日本産のシルクを使って作られており、その後は、コストの関係で中国産になり、今はブラジル産のシルクを使って作られています。日本産のシルクで作られたスカーフは品質が高く、ぬめるような手触りで、今の乾いた感じではありません。その日本製のシルクのスカーフはアメリカではヴィンテージとして高価な金額が付いて取引されているそうです。ヴィンテージと称して80年代90年代の中国産、ブラジル産のシルクを使った物が売られている事がありますのでご注意下さい。 ヴィンテージカーと言われる車があります。最近、聞いた話なのですが、フォルクスワーゲンの1950年代の車を日本からアメリカへ輸出しているそうです。少し前に流行ったワーゲンバスの50年代から60年代の物が人気なのだそうですが、数年間にアメリカから日本へ輸入されたバスが、アメリカへ戻っているそうです。エアコン無しマニュアルで運転しずらいので、乗らなくなり、眠っている車を、その車を販売した会社が、売ったお客様に電話して販売した同じ金額で引き取るという事をしてるそうで、買った金額で引き取ってくれるとあって、大体のオーナーはすぐに売ってくれるそうです。それをアメリカに持って行くと2倍~3倍の金額で売れるとあって、アメリカにどんどん帰っているそうです。 アメリカでは少し前からヴィンテージが流行っていて、流行に敏感な若者だけでなく、一般的にライフスタイルに取り入れられているようです。古い良い時代の物に価値を付けてビジネスにする商魂は凄いなと思いますが、古いものが価値あるという事で、大切に使われ、後世に残される事は良い事だと思います。骨董と同じで本物のヴィンテージを見分ける知識と目は必要ですが、、。 今度、田舎に帰った時にお洒落だった母のクローゼットを見てみようかなと思いました。エルメスのヴィンテージスカーフがあるかも。皆さんも探してみては?                                  (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.06.30|

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2014西海岸インテリアレポートアンケート結果!!

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.33 5月28日から始まったミラノレポートは東京、名古屋、大阪、福岡の4カ所で800名以上のお客様に参加いただき、ミラノサローネやミラノ市内イベントなどミラノデザインセミナーの関心の高さを再認識しました。次回も価値ある情報をお届けできるようなセミナーを企画いたします。でも、ミラノセミナーは取材した内容をできるだけ多く、正確に伝えるための体力は本当に大変なんですよ、、。 ミラノ取材への出張直前までアメリカ西海岸セミナーを開催していました。今回もどの建築が良かったかアンケート投票をしていただいていましたが、発表がまだでしたので、結果を発表いたします。セミナーの中でレポートした住宅は9軒、その中で好きな住宅のベスト3のアンケートをお願いしました。今回はいつもの住宅だけでなく、アパートメント、ホテルや公共建築もレポートしたので私自身結果が楽しみでした。700名近いお客様からいただいた結果は! 第1位はマリブのアカデミー賞受賞者の住宅、2位はエンチーノの女性建築家の住宅、3位はサンタモニカのヴァイスロイホテル。4位はパームスプリングスのYASUKOさんの禅ハウスでした。1位の住宅はモダンすぎず、大きすぎず、ちょうど良いリアリティの感じる家で、2位の女性建築家の住宅は1980年代にリノベーションされ、30年以上経た時を経ても新しく感じる家でした。3位のホテルは女性デコレーターが手がけたハリウッドリージェンシースタイルのデザインホテルでした。僅差で4位だったのは、カタログ撮影やお客様のツアーでお世話になっているLA在住のYASUKOさんのパームスプリングスの別荘。本物のヴィンテージ家具が配置されたインテリアは見事でした。 先日、一時帰国されたYASUKOさんとお会いしたのですが、当社の建築巡りツアーが仕事に役立ったと感謝されました。世界的なファッションブランドのクライアントから、CM撮影のロケーション場所で難しいリクエストがあり、昨年10月に私たちのツアーで訪れたLA市内に建つカソリック教会の天使の大聖堂の事を思い出して、提案したら、OKになりクライアントから感謝されたそうです。アメリカ西海岸ツアーの住宅や建築は、いつもYASUKOさんと二人で視察場所を悩みながら決めています。今年の10月のツアーでは住宅だけでなく、LAダウンタウンのホテルやショップ、サンタバーバラのスパニッシュハウスなど様々な建築が見れるように検討しています。ツアーのお客様だけでなく、私自身、コーディネーターのYASUKOさんも楽しみになるツアーだからこそ、良いツアーになるんです。                                   (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇) アメリカ西海岸ツアーのサイトへ▷

2014.05.29|

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インテリアは総合力とバランス

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.32 ミラノレポートのスライドを製作する為に、取材した写真の編集作業をしていました。撮影した写真をそのまま使用するのではなく、Photoshopでパースを直し、暗さや色なども補正して加工しています。広角レンズを使うインテリア写真では縦方向にパースがつくのと、斜め取りの時にパースがきつすぎる時があるので、加工しないとちゃんとした空間に見えません。今回も数千枚の写真の中から1200枚の写真を選んで加工し、その中の600枚を使用しました。 取材をした内容や、プレスリリースを見ながらスライド原稿を作り終えて感じたのは、インテリアの力です。家具はそれだけで存在しているのではなく、空間、レイアウト、組合わせ、小物など、総合的な関係から存在しています。どれが欠けてもいけません。それができているブランドのブースは人気があり、ヨーロッパの低迷する景気の中でも売上げを伸ばしています。それを感じたのが、あるブランドの展示です。いつもミラノサローネ会場で注目されるブランドのブースが、今年とても残念な展示だったからです。そこでもらったプレスリリースは、なるほど、立派なテーマだったのですが、、。著名デザイナーがデザインしたブースのデザインだけでなく、家具の置き方やデコレーションが、???というような様子で、観葉植物がプラスッチックの鉢のままで置かれていたりで、とてもインテリアと呼べるものではありません。わざと狙っているのかと思ったほど、、。展示されている製品も良く見えませんでした。 集客が多く、素晴らしいと感じたブランドは製品単体の置き方でなく、スタイルとしての展示ができている所でした。空間のデザイン、レイアウト、デコレーションのトータルバランスが取れていて、置かれる製品の本来の美しさをより引き出しています。その中でも空間の良さを左右するのはレイアウトとデコレーション。小物使いや家具とのバランスが取れている展示はリアリティがあり、本当に心地良い空間になって、来場者の共感を得られるようです。ミラノで良かったのは、Moooi。以前は巨大な馬の照明や変わったビジュアルが目立つ製品本位の展示だったのですが、今年は空間とトータルバランスの取れたスタイル展示になっていました。撮影や取材で訪れるLAの住宅は生活するリアルなインテリアですが、その中は建物だけ、家具だけ、でなく、小物やそれらを組み合わせるデコレーションがされています。ミラノサローネの会場でも再認識しました。 ミラノで取材した写真は家具の写真だけでありません。今回もそれを展示する空間、花や、小物のデコレーションの写真も多数収蔵したCDを作りました。お楽しみに!                                (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.05.26|

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物の本当の価値

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.31 最近、いろいろな所で本当の金額が分からない時があります。日本の良さは価格表示が公正で、同じ条件で品質など中身も比較できて、安心して購入や利用ができる所でした。販売する側では価格.Comなどで価格を比較され、販売金額の競争が激しくなっていています。その中で、表示する金額や中身の量で、安く見せようとする販売が目立つようになってきました。 ドラックストアなどで、ティッシュボックス5個入りの値段表示で店頭に並びますが、200枚組400枚が当たり前だったのが、180組360枚、150組300枚まで、サイズも小さい物があります。鼻をかもうとしてあれっ、なんだかサイズが小さいと思って広げてみるとサイズが小さい、、。通常サイズが244ミリ×275ミリが195ミリ×205ミリで、面積60%のサイズでした。トイレットペーパーもシングルが標準55メートルが40メートルや30メートルへ。長さだけでなく、ティッシュと同じ、幅まで小さくなってる物があります。なんだか寂しい話ですが、本当の価格が分からなくなってしまいます。 街の駐車場もどこも同じ時間の金額表示だったのが、30分200円、20分500円、15分300円、12分200円など、、1時間にしないと本当の金額の比較ができません。最大料金が12時間3000円、10時間2800円、3時間2000円など小さく書いている文字をちゃんと見ないと、支払い時に予想外の金額に驚く事があります。選ぶ側もちゃんと計算しないといけないのですが、、。消耗品もそうですが、リピーターよりも今だけの商売を優先しているような事が多くなっているような気がします。 ミラノサローネで取材中に製品の重さについて聞く事がありました。展示されていた椅子が見た目より重たかったので、なぜ?と聞くと、不思議そうな顔をして、テーブルも椅子も重くなければダメでしょう。しっかりした製品の証ですと、。良い物には適度な重量感がなければダメで、それを価値として選ばれるからとの事でした。自分で製品の良さを判断する消費者が多いからだとも聞きました。日本では搬入のしやすさから、軽くサイズがある程度小さくや、掃除のしやすさから軽い椅子が望まれる事があります。しかし、長く使えるようにする為に、強度がある堅い材料を使い、見えない箇所に手をかけて製品を作るとある程度の重量になります。テーブルも同じです。 物の本当の価値を感じるにはリピートするか、永く使わなければ分かりません。そんな長く使っていただける製品作りをしなくてはいけません。今回の開発ブログで取り寄せた、一昨年に発売の椅子の見えない木フレームの加工を見て、見えない所を手間のかかった物作りを少し嬉しく感じました。                                  (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.04.30|

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ミラノサローネ2014

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.30 二年ぶりにミラノへ行ってきました。ミラノサローネと言えば、ミラノ市全体で開催されるイベントと思われていますが、本来はフィエラ見本市会場で開催されるミラノサローネ国際家具見本市の事です。その期間に合わせて開催される市内イベントの総称をフォーリサローネ(サローネの外)と呼ばれています。見本市会場ではミラノサローネ国際家具見本市とユーロクッチーナ国際キッチン見本市(隔年)の展示会があり、それ以外にも国際バス・トイレタリー見本市、サローネサテリテなど、国際家具見本市とは別に展示会が開催されています。正式にはミラノのフィエラ会場で開催されている各見本市と市内のイベントを見てきましたというのが正式なんでしょうね。 フィエラ会場で開催されるミラノサローネ国際家具見本市は、販売目的で世界中のバイヤーや関係者が集まります。商談する場所として、お金をかけた展示ブースはインテリアデザイナーやデコレーターが手がけ、近年はスタイルとして見せるブースが主流です。一方、市内のイベントや展示会の多くは企業や個人のPRがメインで、デザインのみの展示が多くインスタレーションが中心です。目的がはっきり違うので、その事を頭に入れて視察する必要があります。 この数年は、期間中のホテル代の高騰は驚くばかりで、一昨年に高騰して一泊¥57,000だったホテルが¥77,000になっており、宿泊することを止めました、、。期間外なら¥10,000程度なので、ちょっと驚くような金額です。来年はミラノ万博開催で、年間通して高騰したホテル代になってしまうのでしょう。DUOMO近くのデパート、リナシャンテもスーパーブランドのセレクトショップになり、お土産コーナーの食品売り場もとても手の出る価格ではありません。そこで売っていたキャンディやチョコレートは、市内のスーパーマーケットで売っている物の倍以上の金額がついていました。これじゃ、普通の人は買えないなあ、、と思って見回すと、ロシア系、アラブ系、アジア系の人しかいません。買う人がいればその値付けをするイタリア商魂を感じて、何も買わずに出てしまいました。こんな事しているとミラノを訪れる人はいなくなってしまうのではないでしょうか、、。 今年のミラノはどうったのかというと、ホテルの高騰も影響したのか、人が少なかったように思いました。フィエラ見本市会場では人気ブースはいつも以上の混雑で、そうでもないブースは閑散としていて、市内イベントは寂しい人出だったように感じました。この数年続く景気の低迷で、ミラノ市内を訪れる人は確実に少なくなっているようです。デザインはどうだったかと言うと、一言で表現するのは本当に難しく、販売先の国やターゲットによって各社デザインや見せ方を変えているので一言では言えません。ターゲットをしぼったデザインと、そのスタイルの見せ方ができているブランドが好調のように感じました。好調ブランドの素材や色使いは独自で見るものがあります。ミラノレポートは今回、個人的な目線で厳選したレポートをする事になりました。CDも販売する予定ですので、お楽しみに! (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.03.31|

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素材の産地は

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.29 3月も終わりです。東日本大震災の大変さや辛い事を思い出した方も多かったのではないでしょうか。3年前の3月、年度末の繁忙期に東北の交通が麻痺し、山形にある協力工場からの荷物が出荷できず、お客様にご迷惑をおかけしました。お客様に納期変更の依頼や、トラックをチャーターし新潟経由で材料や物資を運び、帰りに製品を持ち帰る手配など、社員全員が対応に追われた日々を思い出しました。その時の納期変更を快くお受けいただいたお客様、電力が無く、ガソリン、材料も底をつく中、作っていただいた工場の方々に本当に感謝しました。あの頃は日本が一体になり、胸を熱くする日々でした。その後、農作物に対する放射能の問題、それに対する風評被害があり、放射能の検査を行い安心して物流ができるシステムを各団体が作り上げ、日本の生産管理のレベルの高さから、安心して物を購入できるようになりました。 しかし、先日、広島の協力工場へ行った時の事、少し考えさせられる話を聞きました。その工場は老舗の箱物工場で、当社のデスクを試作していただいています。日本の箱物の多くは湿度の高い日本の気候に合うように、内部に桐材を使用しています。桐材の多くは海外産ですが、高級な物には国産の桐、その中でも会津桐は木面の細かさ、白さや光沢、水を通さない気密性の高さからブランド材として使用を表記する材料でしたが、その工場の取引先から「会津桐を使うな」との声があり、その材料が使えなくなっているとの話でした。会津桐の産地は、会津でも福島県大沼郡三島町という新潟との県境で放射能の飛散の無かった地域なのですが、福島県だからという事でした。調べると、喜多方市にある桐の博物館が経営難で昨年閉館していました。原発事故の風評被害だそうです。 材木については警戒区域や計画的避難地域での材木の出荷は制限されており流通していません。また、木材自体には空気中に拡散した放射能を取込んで蓄える性質は無く、水分や養分を吸い上げるのも表皮に近い辺材で、材料に使える心材は木質化していてその機能はありません。汚染地域でサンプリングした木の樹皮を測定して数値が高かったとのニュースから木本体が、放射能が含まれていると思われているようです。ましてや汚染地域から遠く離れた地域の材を同じと思われては困ります。そのような風評被害で、日本の伝統工芸が窮地に追い込まれ、それに使うための材も流通できなくなっています。その話を聞いたのが、広島の工場だったというのも複雑な思いでした。 当社の製品は日本国内、東北の山形、九州の大分で製造しています。材料は国内で作られたフォースターの合板、ヨーロッパ、北米の物がメインで森林循環型の木材を使用し、安心できる塗料、接着剤を使用しています。産地不明の材料を使うのではなく、きちんとした管理された材料を使う事が、安心できる製品になると思います。それができるのは日本の工場だからです。震災後3年を経て、物作りは素材からという事を再認識しました。地域だけで判断するのではなく、管理された素材を使った安心した材料か製品かをメーカーに聞いて判断下さい。                                (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.02.28|

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これからのファッションは

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.28 先日、いつも行く洋服屋さんで私と同じくらいの年齢の店長と70年代後半の話になりました。前回のブログで書いた、スケートボードを久しぶりに出した事を話をしたら、ボードやパーツの話になり、盛り上がってしまい、ファッションの話になりました。ついこの前まではケネディ特集があったり、60年代といっていたような気がしたのですが、ファッションの今は70年代後半になっています。ファッション誌ではスケートボーダー特集をしていたり、スタジャンや、アランセーターやカウチンセーターの記事があったり、70年後半そのものです。それを知らない世代に新しいファッションとして受け入れられているようです。でも、それをそのままではなく、カッティングやデザインを今の時代に置き換えて出しています。 盛り上がった私達のそばで、私の担当の20代後半の子はキョトンとした顔で見ています。自分の生まれる前の事なので、流行っていた頃のイメージがつかめないのでしょう。私自身も若い頃に50~60年代の、ファッションに憧れていたけど、実際どうだったかは想像でしかできません。今から思うと、中学から高校時代はアメリカ東海岸のアイビー、プレッピーファッションが来て、その後西海岸のアメリカンファッションになり、カウチンセーターやスタジャンだった記憶です。アイビーファッションは親の世代なので、記憶にはまったく無かったのですが、格好良く感じて取り入れていて、その後の西海岸ファッションに凄く新しい印象を受けました。その後のDCブランド、アルマーニファッションも、。 その頃、新しく感じていたファッションがまた再燃しているのは不思議な感じですが、一度経験している者として、若い世代よりはアドバンテージがあるように感じます。インテリアの世界でもその頃のデザインが気になります。本業のデザインでも若い世代には負ける気がしないのは、その経験があるからなのでしょうね。想像の世界ではなく、実際の経験があります。私と同じ世代のアラフィフ世代の方も同じではないでしょうか?でも、そろそろまったく違う新しいデザインの方向性を見つけなければいけないのですが、、。 ウールリッチのシャツ、アランセーター、スタジャンなど久しぶりに引っ張り出してみましたが、サイズ感が少し違うかな、、。少しお直ししないと。                 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2014.01.31|

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自分の始まりを思い起こす

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.27 1月も末ですが、本年初めてのブログです。本年もよろしくお願します。もう一ヶ月経ったのですね。1月はアメリカ西海岸セミナーで飛び回っていました。あと少しで千秋楽です。十数回、この季節に休む事無く、最後までセミナーできる身体に育ててくれた両親に感謝します。 先日、雑誌社の取材を受けました。自分自身の話をする時、に必ずデザイナーを志したきっかけを聞かれます。忙しい毎日に、なんでこの仕事をしようと思ったのか?なんて忘れかけていました。改めて言葉にしてみるとと思い出します。私がデザインの仕事をしようと思ったのは、アメリカにきっかけがありました。高校1年生の時に初めて見たアメリカ西海岸の文化を紹介した雑誌「ポパイ」に影響され、スケートボードやモトクロスバイク、ジョギングなどの新しいスポーツやそのファッションを格好良いと感じ、自分に取り入れました。 スケートボードには本当にのめり込んで、高校2年生の時、プロになろうと思い、武者修行に渡米したのですが、結局は諦める事に、、。その時に肌で感じた、アメリカの巨大なショッピングセンターや公共の建物、ポップアート、、。とりわけ街全体にエアコンが効いている巨大な街のようなモールに驚き、そのインテリアデザイン、置かれている様々な家具等のデザインに、なんだか魅力を感じ、帰国する時にはそんな物の形を作る仕事をしたい、その勉強をしようと思っていました。親にとっては、渡米前とは、全く違った志を抱いて帰国した子供には呆れた事だと思います。その経験がなければ、今の自分は無かったでしょう。今思えば、アメリカに行かせてくれた親に感謝です。 高校2年生からずっと今の仕事を目指してきたので、飽きやすい性格の自分がよく持ったものです。久しぶりに、自分の始まりを思い起こす事をして、その時に目指した仕事ができているかを思うと、まだまだ頑張らないと、、と思いました。恥ずかしいのですが、高校生の時に思ったのがNYの5番街に店を出す事です。それまで頑張れるかどうか、、。年の始めに自分の始まりを思い起こす事もいいかもしれません。 (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)