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2015.12.27|

DESIGN

年末の日赤通り

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.44 ある週末の広尾ショールーム前。冬の澄み渡る青空の中、肌寒さは感じますがとても気持ちのいい朝です。会社の前の日赤通りでは犬の散歩をする方や、ランニングしている人とたくさんすれ違います。 エーディコア・ディバイズでは、社内はもとより毎朝会社の廻りを掃除しています。最近は季節外れの暖かさのせいか、落ち葉がたくさん側溝に溜まっていて、なかなか掃除のやりがいが有ります。そんな毎日の掃除で気になるのがタバコの吸い殻。歩行者もそれほど多くない通りなのですが、毎朝の掃除の際には「誰が捨てているんだろう?」というくらい吸い殻が落ちています。長い間に溜まったものでは有りません。最近は歩きタバコが禁止になっているところが多いので、歩きタバコも少なくなったと思うのですが。せっかくの清々しい朝も、なにかマイナスされたような気がしてちょっと残念な気持ちになります。 最近カタログ等をお願いしているデザイナーの方とお話したときの事、日本グラフィックデザイナーの巨匠「田中一光」氏は、事務所に入るなり最初にする事がゴミやチリを拾う事だったそうです。(そんな状況を見たらちょっと引いてしまいそうですが・・・)ですから、田中氏が自分の事務所にお見えになるときは、マンションの階段下から事務所の中まで掃除をして準備していたそうです。そういえば、ミュージシャンでプロデューサーの「ブライアン イーノ」氏も、作業に掛かる前に録音スタジオの清掃から始めると著書で読んだ事があります。一見、実作業とは関係ない事ですが、クリエーティブな作業は、混沌の中からは生まれてこないのだそうです。AD CORE にも同じような人がいました。ショールームの中を、ゴミ(というかチリ?)を拾って歩く・・・・デザイナーの瀬戸 昇。社内で見かけると、正直○○○○することもあるんですが、きっとクリエイティビティーな思考回路と、どこかで繋がっているんでしょうね。 2015年も残すところあと少しですが、年内もしっかりお掃除をして来年に備えたいと思います。今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.12.26|

PRODUCT

PRODUCT :STAGIONI [スタジオーニ] Sofa

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.33 今回は、AD COREの中から、STAGIONI/スタジオーニを紹介します。スタジオーニは、イタリア語で「季節」と言う意味です。安定感のあるゆったりとした座面と、無垢材を削り出した背フレームが流れる様なシャープなラインを生み、独特な空間を生み出すソファとして、 2005年に発表しました。 柔らかなクッションを支える背にはソリッドのメープル材を使用、メープル材の繊細さと力強さを表したデザインにしました。背クッションもそのラインに合わせた形状で、フレームのラインに沿った形にしています。ベッドのように快適な座面は、ボタンの無い絞りが特徴です。絞りを中心にやわからなカーブを描く座面は、丁寧なキルティングの縫製技術から生まれました。内部にはポケットコイルスプリングを使用しています。深い座面の奥行きは、ゆとりのあるリラックススペースを生み出し、大小の羽毛クッションを自由にセットすることにより、様々なくつろぎのスタイルに対応します。サイズバリエーションは3人掛け/シェーズロング/オットマンの3タイプ、さらにリビングテーブルも3サイズのバリエーションを設け、木天板とガラス天板(クリア/フロスト)を用意しました。球状のソリッドメープルを削りだした脚部には、移動を可能にするストッパー機能付きのキャスターが内蔵されています。キャスターがあることで移動をスムーズに行うことが出来、様々な組合せが可能です。 その安定感のあるスタイルから、リビング以外でも、ホテルラウンジ・エントランス・ウェイティングスペースなど、様々なインテリアシーンにご利用頂いています。スタジオーニは、「季節」が変わるように、インテリアも替えることができる、システムソファです。 (エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)    ■STAGIONI 製品ページ ▶

2015.12.25|

SHOWROOM

ショールームのBGM(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.141 12月というのに暖かい日が続き、街ではまだ銀杏の葉や紅葉も見られますが、気がつけばもう年末。慌ただしい日をお過ごしではないでしょうか?気温は季節外れでも聞こえてくる音楽で季節の移ろいに気づくことがあります。 ショールームにご来場いただいた際にBGMに耳を傾けていただいたことはありますでしょうか?エーディコア・ディバイズのショールームでは季節ごとにディスプレイ、フレーバーティーとともにBGMもチェンジしています。目で見て触れる家具やディスプレイ、香りと味わいを楽しむフレーバーティー、そして耳からエーディコア・ディバイズの世界観を感じて頂けるようにクリエイティブ・ディレクターの瀬戸が音楽もセレクトしています。今のBGMはANTHONY STRONGのジャズアルバム「ON A CLAR DAY」。華麗なピアノとオーケストレーションで、オリジナル曲やジャズ・スタンダードからスティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、エルヴィス・コステロのナンバーまでジャズ・アレンジで納められ、エーディコア・ディバイズ 2016年 MODELのテーマ“エフォートレスシック”を表現する洗練された大人の音楽です。肩の力を抜いてゆったりとBGMを聞きながら、家具をお選びいただけます。 これから年末年始のお休みで、旅行や帰省、年明けのカウントダウン、お正月、家でのんびりなど、皆さんそれぞれの過ごし方があると思いますが、心地いいBGMを探してみてはいかがでしょうか? (ショールーム担当:西條 恵理)

2015.12.09|

SHOWROOM

冬のフレーバーティーご用意しています(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.140 エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームでは、冬の季節にぴったりのフレーバーティー2種をご用意しています。 紅茶ベースの「キャロル」は、ケーキを思わせるストロベリーとバニラがベースになっています。お湯を注いだ瞬間にふんわりと甘い香りが全体に広がります。更にローズの花びらがたくさん使われているので、甘すぎずストレートでもしっかりと味わって頂けます。少しだけ入っているココナッツが意外にも全体のまとめ役になっています。もうひとつは緑茶ベースの「ウメ・ヴェール」。こちらは「キャロル」とは対照的に和をイメージして、甘酸っぱい梅で緑茶をふんわり香り付けしています。梅の果肉がそのまま入っているので、すっきりした味わいを感じて頂けます。どちらのフレーバーティーも今の季節にぴったりな味わいでほっと一息ついて頂けるフレーバーティーです。 エーディコア・ディバイズ各ショールームでは2016年新作を含む新展示が始まっています。温かいフレーバーティーをご用意して皆様のご来場お待ちしております。(ショールーム担当:青木 由紀子)『LUPICIA』サイトはこちら

2015.12.01|

SHOWROOM

クリスマスディスプレイ(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.137 クリスマスイルミネーションの点灯式のニュースもあちらこちらで聞かれ、街が華やかに彩られる季節となりました。エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでも、クリスマスディスプレイにチェンジしました。 エントランスには毎年恒例のクリスマスツリーです。今年のテーマは2016MODELの新作と同様、「エフォートレスシック」。ゴールドとブラウンを基調に落ち着いた装いです。1階の『NEO CLASSICO』 はシルバー・ホワイトにゴールドと赤でアクセントを付け、華やかで落ち着きのあるイメージにしました。3階の『AD CORE』はホワイトにゴールドやシルバーを加えスタイリッシュなイメージにしています。『A-mode』はウッドやクラフト感がある器に花をそえ温かみのある印象に。雪の結晶やトナカイ柄のCASAMANCEのクッションもアクセントに加わりクリスマスの装いです。それぞれのシーンで、いろんなクリスマスを感じて下さい。また、先日発表された2016モデル新作が名古屋、大阪を廻り12月より東京・広尾ショールームの通常展示に加わります。ぜひ、脚をお運び下さい。温かいフレーバーティーをご用意してお待ちしております。 12月1日(火)〜5日(土)には、元エーディーコア スタッフだった、フィレンツェ在住の木象眼細工職人、望月貴文さんの個展「PATINA 時に磨かれた美」を開催してます。ぜひ、お立ち寄り下さい。 望月貴文さんのサイトへ (ショールーム担当:西條 恵理)

2015.12.01|

DESIGNER

家具の着こなし

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.52 11月11日から始まった30周年&2016年新作発表会が先週の大阪で終了し、1000名を越えるお客様に来ていただきました。30周年としては特別な事はせず少人数制の説明会を26回行い、目の前で創業時の話や新作のデザインコンセプト、製品説明を聞いていただき、その後、ゆっくりお座りいただきながら、スパークリングワインやコーヒーなどをお楽しみいただきました。家に招かれたようにリラックスした雰囲気での新作発表会だったと好評でした。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 説明の時にも少し触れたのですが、家具をデザインする時に考えている事です。服を選ぶ時にはデザインだけでなく、着心地も重要なポイント。それと一番大切なのは自分に似合っているかです。私は車選びは乗り心地だけでなく、自分に似合っているかを考えます。ショールームに鏡があればいいのですが、それは無理なので、試乗する時にショーウィンドウに映る車を見ています。それでしっくりきていると間違いない車になります。椅子やソファを選ぶ際にはデザインだけでなく、掛け心地、置かれる空間に合っているかを選ばれると思います。私は椅子やソファをデザインする時は、構造やデザインを考えながら、座り姿をイメージします。座り心地は工場で実際に作りながらつめていきますが、座り姿も座り心地と同じで、座り方や少しのモジュールで変わってきます。肘の置き方、足を組んだ時、立つとき、様々な条件の時を思いながら試作を進めていきます。一番は人が座って美しく見える椅子。30年前にデザインした細い鹿脚を持ったチェルボは脚から座が浮いて、座の存在感を無くしました。人が座ると脚先しか見えません。女性が座って美しく見える椅子です。 椅子やソファは空間にただ置かれる存在ではありません。人が使う空間には必ず人が存在します。人が座って見える姿も大切なポイントなんです。小さな人には埋もれるような大きなラウンジチェアは似合いません。逆に大きな人には小さなラウンジチェアは窮屈そうで似合いません。洋服と同じでバランスが大切なんです。でも、人の大きさに合わせて洋服のサイズはありますが、家具はサイズがありません。平均身長に合わせてモジュールを組んでいきます。私の身長は170センチなのですが、日本男性の平均身長くらいです。今は若い人では男女の平均は170センチに近いのでしょう。その自分が心地良いくらいがちょうど良いと思ってモジュールを決めていきます。大きすぎず小さすぎず、、。人が座って綺麗に見えるバランスが、座って一番快適なんです。皆さんもぜひ、座り心地と一緒に座る姿も感じて選んで下さい。自分にぴったりの家具は使い姿も綺麗なはずです。それと長く使える構造、デザインも大切です。20年後に置かれていても古くならない物を選んで下さい。 さて、新作も2016年の発売に向けて工場で準備中です。良い製品をお届けできるように、現場での準備もしなければ、、発表会を終えてから準備、これからがデザイナーとしても大切な仕事なんです。もう発注いただいているお客様もいらっしゃいます。工場での初出荷に向けてクオリティを高めないと、、。(クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2015.11.30|

DESIGN

夜更けの靴修理工房

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.43 山手線、目白駅からほど近い、線路沿いにあるお店。数年前、夜のランニング中に見つけました。夜の10時過ぎ、ひっそりと静まり返った通りに、一件だけ煌煌と明かりが点いていました。旧い民家をお店にしている風で、中には使い込まれた靴が並んでいます。日を改めて、昼間にお店を覗いてみました。 お店にはスタッフが一人、作業用のエプロンをした若い職人といった感じです。店内には、所狭しと並んだ修理を待つ靴達。ベーシックなしっかりとした靴ばかりで、オーナーもお客様も靴好きである事が窺えます。このお店は靴や鞄の修理のみを請け負うショップで、4年程前にオープンしたとのこと。オーナーは以前グラフィックデザインの仕事をしていたのですが、広義のマーケットに向けた仕事ではなく、もっとダイレクトに仕事を実感出来る仕事がしたくて転職をしたんだそうです。元々靴好きだったそうですが、4年の厳しい修行の後、一発発起してお店をオープン。靴の修理から革の染め直し、スニーカーの踵の補修等も行っていて「良いモノを永く」という思いを込めて仕事をしているそうです。 時間を経て自分に馴染んだ靴は何ものにも変えられませんが、靴の修理も量販店の靴が買えるくらい掛かります。でも、量販店の靴は長年使えるような修理には耐えられません。痛んでしまったら買い替えです。家具もそうですね、椅子やソファも同じです。ソファ等は経年でどうしてもクッション材のウレタンが劣化したり、布地が傷んだりしてメンテナンスが必要となりますが、決して安く有りません。しかし最近は、コストが掛かっても長く使い続けるお客様が増えています。資源や環境に配慮しての事なのでしょうか。製品の骨格がしっかりしていれば、メンテナンスにもしっかり応えてくれます。もちろん、靴も家具も大切にご使用いただく事が大前提ではありますが。 「良いモノを永く」というコンセプトは昔から色んなところで使われてきましたが、そういう意識がようやく根付いてきたのでしょうか。AD CORE の製品でも、10年前、それ以上前の製品を修理、メンテナンスするご依頼が増えています。「良いモノを永く」は、ブランド設立時に瀬戸が掲げたコンセプトの一つ「製品化したモノは廃番にしない」という思いが込められています。AD CORE は、今年ブランド設立30周年を迎える事が出来ましたが、これからも永くお使いいただける家具を、皆様にお届けしたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.11.27|

SHOWROOM

記念品オリジナルせんべい(名古屋・栄ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.138 エーディコア・ディバイズは、今年でブランド発足30周年を迎えました。先日、東京・名古屋・大阪各ショールームで行われた新作展示会にご来場いただいたお客様へ、記念品としてエーディコア・ディバイズオリジナルでオーダーした手焼きのせんべいをお配りしました。 気になるオリジナルデザインは、社名ロゴとデザイナー瀬戸のオリジナルニコちゃんの組み合わせ。そのまま焼印を製作し、職人の手により一枚ずつ丁寧に刻印されています。 この記念品のせんべいをお願いしたのは、エーディコア・ディバイズ代表の北島の出身地でもある愛知県名古屋市大須にある「朝日軒」さん。記念品の玉子せんべいの他にもカステラやキャンディー等も取り扱っており、大須商店街のアーケードの中にあるお店は、連日多くのお客さまで賑わっています。朝日軒さんの玉子せんべいは、どこか懐かしくやさしい味で、ついつい手が伸びてしまいます。皆様も大須商店街にお出掛けする事があれば、是非朝日軒さんへ足を運んでみてください。元気な店員さんがお出迎えしてくださいます。(ショールーム担当:小田切 里子) 朝日軒HPへ→

2015.11.25|

PRODUCT

PRODUCT:MD-201 Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.32 今回は、A-modeの中から、MD-201を紹介します。目指したのはあくまでもシンプルでオーソドックスなチェア。脚部にはビーチ材、座面ベースにはファニチャーメッシュを使用しました。ふっくらとした厚めのウレタンと、ゆとりを持たせたサイズでしっかりとした掛け心地を持たせたチェアとして、 2010年に発表しました。 テーパー処理を施した脚部と、後脚の角度を浅めにデザインしたことで、シャープな印象を際立たせます。座面には布バネ・ファニチャーメッシュの上に4層のウレタンを使用し、ゆったりとした座り心地に仕上げました。背中のクッションも4層のウレタン、アームチェアの内側には3層のウレタンを使用しています。直線的に仕上った様に見えるフォルムにも内側のカーブと背裏にもカーブを描くことで、スクエアなフォルムに柔らかさを表しました。見えない内部フレームにも強度を考え、ダボとホゾを併用してフレームを組み上げています。さらに背と座面の張地を貼り分けることにより、オーソドックスなフォルムに変化をつける事が出来ます。また便利なオプションハンドルも用意しました。スチールにクロームメッキ仕上げの持ちやすいハンドルは、購入後の取付けも可能です。 MD-201は、シンプルでスクエアなフォルムをベースにしたスタイルにより、ダイニング以外でも様々ななインテリアシーンに合わせてご利用頂いています。柔らかなラインの中にもシャープな印象を感じさせるチェアです。 (エーディコア・ディバイズ 企画開発/菊地 裕輔)    ■MD-201 製品ページ ▶

2015.11.09|

SHOWROOM

いよいよ大阪にて展示品セール始まります!(大阪・心斎橋ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.136 東京・名古屋各ショールームで大盛況で終了しました、展示品一掃セールですが、ついにエーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールームにて14日土曜日・15日日曜日に開催致します。今回は目玉商品を一挙ご案内します! なんと言っても今回の目玉は、2015年新作のネオクラシコ ヘリテージ!大阪・心斎橋ショールームでは円形のテーブルとソファセットを展示していますが、どちらもセール対象となります。特にダイニングセットは大人気のベージュの花柄スリップカバー付です。もちろん外した状態でもお使い頂けるので、簡単にインテリアのアレンジができます。他にも単品チェア、TVボード、照明などもセール対象です。更には大阪では展示していなかった大人気商品もご用意しております。このブログでも御紹介させて頂いた革小物のコースターやマットもこの2日間のみ30%オフにて販売しますので、ぜひこの機会にご自宅用またはプレゼントなどにいかがでしょうか? 最後にスペシャルな情報としまして、なんとご購入頂いたセール商品をその場でお持ち帰り頂いた場合、更に5%オフさせて頂きます!この2日間のスペシャルなイベントにぜひお気軽に御来店ください。お待ちしております。                                          (ショールーム担当:青木 由紀子)

2015.10.30|

DESIGNER

気がつけば30年

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.51 気がつけばエーディコアでデザインを始めて30年になります。ついこの間、上野の国立博物館で20周年の記念展示会を開催したと思っていたら時間の経過は早いものです。いまだに国立博物館の本館を借り切っての20周年の事はお客様から、凄かったと言われます。国宝を見ながら博物館内でのパーティや、スワロフスキーで特注した、当社のマーク入りのペンダントヘッドのお土産など、準備など本当に大変でしたが、良い思い出です。それからもう10年経ちました。 30年前にエーディコアを立ち上げる時のメンバーとして参加したのは、大学を卒業して1年を少し過ぎた1985年でした。マレーシアで樹液を取り命を終えたゴムの木の利用を考えていた会社のデザイナーとして参加しました。結局、ゴムの木は家具としてはモロく使えない木材だった為、天板などの集成材の使用だけにとどまりましたが、他の材料を使って家具のデザインと販売をする事になりました。その時に社のコンセプトとして掲げたのは21世紀まで作り続けられる家具。廃盤にしないデザイン、大量生産せずに、必要とされる方の為だけに国内で受注生産する事、JIS規格の繰返し試験の3倍の強度を持つ事など、社内の約束事に出発しました。世の中の製品の多くは数年経つと、デザインが古くなったり、性能面でも古くなり、廃盤になる事が多くあります。ずっと使い続けていただきたい、そうする事で、廃棄する物が少なくなれば、本当の意味の環境に配慮した事ではないかと考えたからです。 しかし、長く使えるデザイン、古くならないデザインをする事は経験の少ないデザイナーには難しい事で、本当に悩む日々が続きました。その頃から心にあったのは、どこにでもありそうで無いデザイン。一番最初にデザインしたのは、サーコロという四角いスツール。重ねられるシンプルなスツールで、和にも洋にも合う椅子として様々な場所で使われています。次にデザインしたのはCERVO/チェルボという座が脚から浮遊している椅子です。CERVO(イタリア語で鹿)のような脚は色を選べ、故障しても交換できるようにスチールパイプにビスで取付けられる構造で、座と背もステンレス製のバネになるLアングルで組まれました。図面を書く時に苦労したのは、スチールフレームの図面で、木部を組立てからの完成姿からの寸法を割り出すのに、計算機でsin,cos,tanの計算を一日中して割り出し、木部に入れる鬼目ナットにかかる強度も計算して、数日かかって作った計算表を見ながら図面を書きました。数学ってこうやって役に立つんだ、勉強を多少していて良かったと思いました。椅子の完成図ではなく、パーツ図から全て書き終えたのですが、それからが大変でした。 家具の工場といえば設備上から、木製の工場、スチール工場と分けられていて、その両方を組み合わせた家具製品はその頃存在していませんでした。経験が少ないから、そういった常識を知らずにデザインしたからこそ出来た椅子なんです。最初に木製の工場へ図面を持って行った時には、こんな雑貨のような椅子を作れるか!と工場の方から怒鳴られられました。今度はスチール工場にフレームをお願いしにいった時には、何度何分と細かな誤差も指定した図面に、こんな精度のパーツなんて作れるか!と怒鳴られました。若造が持ってきたわけ分からん図面だからと返されそうになりましたが、元来、強情な性格に育ったせいか何度も工場へ通い、やっと作っていただいたのがCERVOです。最初はJIS規格の強度試験が通らずに、何度も試験場を往復して角度の調整、溶接方法、木部の鬼目ナットなど変更してやっと製品化になりました。木工場の社長からはこんなのは売れないと言われての発売です、、。しかし、1986年頃から始まるカフェバーやプールバーのブームで、発表直後から電話の鳴りっぱなしで、数万脚発売するヒット製品になりました。デザインは構造からという事を本当に実感した仕事でした。 30周年は、今の時代に合うような、ナチュラルな展示会を各ショールーム内で開催する事になりました。新作のデザインのような優しい空気に触れていただければと思っています。先月、アメリカ西海岸で撮影した写真を使用した総合カタログも大改訂されます。会場でお渡しするトートバッグとお土産もデザインしました。ほっこりするような物ですので、お楽しみに!                               (クリエイティブ・ディレクター/瀬戸 昇)

2015.10.26|

DESIGN

1985年から30年後の現在

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.42 会社の通り道添いに、スバル自動車のショールームがあります。通常は新車や話題のモデルが展示してあるのですが、先日通り掛かった時に懐かしい旧車がいくつも展示されていました。僕と同じ歳のスバル360から丸目が可愛いスバル1000、往年の名車レオーネまで、ピカピカで並んでいました。中でも目を引いたのが、ちょっと未来チックな「アルシオーネ」。当時では珍しいリトラクダブル(格納式)ヘッドライトは、スーパーカーみたいで質実剛健なスバルのイメージとはちょっとかけ離れていましたがとても印象に残っています。発売が1985年、今からちょうど30年前になります。スピルバーグの映画「バックトゥザフューチャー」が公開されたのもちょうど30年前。1985年当時の高校生(主演マイケル J フォックス)が、30年前にタイムスリップするストーリーでしたね。映画で描かれていた30年後の世界が、現在の世界とどう違うのか?巷ではいろいろニュースで報道されていました。昭和生まれのオジさんからすると、1985年はそれほど前には感じないものですが・・・30年前といえばだいぶ昔のことになるのかもしれません。 AD CORE がファニチャーブランドとして誕生したのが1985年。ブランド発足30周年を迎える事ができました。発足当初 AD CORE は、それまでの業界にはない色んな事にトライしてきました。異素材を組み合わせたハイブリットの椅子や在庫を持たずにオーダーをいただいてから生産する受注生産システム、「3ヶ月連続で新製品を発表」なんてこともやった事が有りました。当時のコンセプトが「21世紀まで作り続けられる家具」。いつの間にか21世紀も過ぎ、発足から30年が経過しました。当時、ベストセラーだった弊社の看板製品「CERVO」も、カフェブーム全盛時の爆発的な生産数には及びませんが、未だ人気の製品です。製品アイテムもたくさん増えましたが、いくつもの時代を乗り越え、どの製品も未だ現役です。 デザイナーの瀬戸が思い描いてきた、使い捨てでは無いデザイン。「家具」は、プロダクト製品の中でも懐古主義的ではない時代を超えて残り続けるマスターピースになりえるジャンルです。古ければ良しとするヴィンテージの世界観とも異なり、昔のデザインでも現代にフィットし、生き続ける事が出来ます。若い頃「○○名作家具が誕生から数十年!!」なんて目にするたび「すごいなぁ」と、感心していたものですが、AD COREが30年という節目を迎えた今、そんな理想の世界にちょっとだけ近づけたのでしょうか。これからも、1年1年を重ねて、新たな歴史を重ねてがんばりたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.10.25|

SHOWROOM

座った人に感動を与えるチェアとは?(東京・広尾ショールーム)

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.135 エーディコア・ディバイズ東京・広尾ショールームでは、ここ数ヶ月であるチェアのお問合せが立て続けにありました。両方ともデパートやホテルで座った椅子が本当に座り心地が良く、調べていただいたら、エーディコア・ディバイズのチェアだったとのことでした。偶然にも、NC-020という同じシリーズでした。 お一人目は、日本橋高島屋8階レストランにあるNC-020 チェアに座ったところ、とても座り心地が良くてご自分用に1脚ご購入したいとショールームにお越しいただいたご婦人。ご自身の身長に合わせて脚カットをされて、ご来場当日ご購入いただきました。もう一件は、高松のクレメントホテル に設置いただいたNC-020 チェアのお掛け心地をお気に召して、ご連絡くださったご年配の男性。生地や木部色を選びに行けないのでとの事で、何度かサンプルをやり取りしてご決定いただきました。大変喜んでいただけて、温かいお手紙にご趣味の俳句も添えて送っていただけました。一脚のチェアが人に感動を与え、手に入れたいと思っていただくことはそれほど多くはないと思います。それも、一番身近に置きたいと自分用に1脚だけ買われたチェアは、毎日の多くの時間をそこで過ごして頂けることでしょう。 ぜひ、皆様もエーディコアディバイス東京広尾ショールームにお越しいただき、お気に入りの1脚を見つけてください。これからSALEもございますのでお買い得な1脚も見つかるかもしれませんね!ご来店心よりお待ちしております。(ショールーム担当:巻嶋 久美子)