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2019.05.09|

SHOWROOM

音楽に耳を傾けながらお気に入りを見つけてください

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.260(大阪・心斎橋ショールーム) 5月に入り、外出するのがとても気持ちの良い季節になってきました。ショールームのビルエントランスに植えられた若葉の緑がとても綺麗です。エーディコア・ディバイズ各ショールームで流しているBGMが新しくなりました。こちらのBGMは全てクリエイティブ・ディレクター瀬戸がシーズンごとにCDショップで何枚も視聴し、こだわり抜いて選んでいます。 今回セレクトした楽曲の1枚目は、ジュリアン・マルシャルの繊細なソロ・ピアノ作品「INSIGHT」。静かで柔らかなピアノ音が心地よく、まるで深い眠りから目覚めたような心落ち着くアルバムです。「Insight=物事の本質を見抜くこと」と名付けられたプロジェクトで、デジタルのみリリースされていたシリーズが、リマスタリング仕様で発売されました。2枚目は同じくジュリアン・マルシャルの「INSIGHT IV」。こちらも1枚目と同様、美しいピアノ音がベースで、穏やかな癒しの空間を作り出します。ほっとした午後に聞くとぴったりなアルバムです。1枚目と比べると、和音が新たに彩られ、聴くとメンタルヘルスを整える効果もあるそうです。美しいジャケットは、写真家デヴィット・ブロスによるもの。インテリアとして飾っておいても絵になります。3枚目は、American Footballの「American Football」。こちらはボーカル入りです。ショールームではインストゥルメンタルのBGMが多いのですが、こちらを聴いて納得しました。とても美声です。まるで楽器の音の一部のように演奏とマッチしています。最後の1枚は日本人ミュージシャンbohemianvoodooの「MOMENTS」。ジャズ、ラテン、ファンクミュージックを軸としながら活動しているインストバンドで、メロディアスなアンサンブルが好評です。こちらは、よりレンジの広い豊かなアルバムに仕上がっています。特に「石の教会」は聴くと明るく穏やかな気分になります。朝の通勤タイムに聴くと1日快適に過ごせそうです。音楽を変えただけで、ショールームの空気が変わりました。インテリアや時代の空気感、イメージから音楽をセレクトする事は重要で、ヒットチャートや流行にとらわれない独自の選曲だと思います。心地よいメロディーに耳を傾けながら、ショールームでお気に入りの家具を見つけてください。皆様のご来店をお待ちしております。 (ショールーム担当:中谷 有里) エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、5月31日(金)までスプリングキャンペーン&グリーンフェアを開催しています。この機会にぜひご来場ください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。 スプリングキャンペーン&グリーンフェアの詳細はこちら▶︎  (ショールーム担当:中谷 有里)

2019.04.26|

DESIGNER

革靴は実用品

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.96 冬から春への季節の変わり目は衣替えの時期です。洋服と同じで靴も衣替えさせる方も多いのではないでしょうか。私はこの時期に靴のメンテナンスを行います。先日の日曜日に久しぶりにまとめて靴磨きをしました。普段のメンテナンスはするのですが、使っていない靴や冬に多く履くブーツなど、しばらく履かない靴をメンテナンスしたり、これから多く登場する靴に風を通したりします。 革靴は使い方とメンテナンスによって何十年も履く事が出来ます。持っている靴で一番古いものは25年前に購入したスペイン製の靴ですが、かかとだけでなく、オールソールと言われる底全体の張替えを2回しています。最初は革のソールでしたが、2回目はラバーソールのゴム製にしました。今はオールソールする時は、ほとんどラバーソールです。若い頃は歩いている時に後ろから見えるのが嫌だったのですが、滑って危ないのと、晴れた日しか履けない革底よりラバーソールの方が楽だからです。ジョンロブやエドワードグリーンなど高級ブランドもラバーソールの靴を普通に出すようになったのも実用性を求める人が増えたせいでしょうね。007のジェームス・ボンドはジョンロブを履いていますが、アクションシーンの多いダニエルクレイグの履いている靴はラバーソール。それでないと、あんなに走る事はできません。私も気がつくと半分以上の靴がラバーソールに変わっていました。 革靴のパーツは大きく分けて、表面のアッパーと内側のライニング、中底のインソール、靴底のアウトソール、ヒールなどの部位があり、アッパーには牛の生後6ヶ月以内のカーフや二年以内のキップと言われるきめの細かな革が使われます。表皮を裏に使うスェードも同じ牛革です。他に馬の尻の部位のコードバンや、クロコダイルやリザードなど爬虫類の革も使われる事もあります。ソールには革、革とラバーのハーフ、ラバーがあり、雨の日はラバーソールの靴が安心して履く事ができます。 表面の革の高級素材として馬のお尻の革のコードバンもありますが、雨に濡れると膨れてしまうので、あまり履く機会がありません。アメリカ靴のオールデンのコードバンを使った靴が人気で、革を製造しているホーウィン社のシェルコードバンが品薄でコードバンの靴は高騰しています。独特な艶はなんともいえない綺麗さなのですが、表面の吟面の無いコードバン層だけの革なので、強度が高いわけでは無く、実用性はあまりありません。一方、牛革も表面の仕上げによって雨に弱い物があります。生後の種類だけでなく、タンニンやクロム鞣しの革本体の鞣しの種類と、表面の仕上げにも吟面付き、ガラス、エナメル、型押し、スエードなどあり、最後の表面にはワックス仕上げ、ラッカーやウレタンの塗装仕上げの顔料仕上げがあります。 なんだか分からなくなるくらいに種類がありますが、牛革でも靴クリームを塗ると染み込む物は表面がコーティングされていない革なので、雨が染み込みます。こういったクリームを付けて磨くと風合いが変わってくるので、自分なりに仕上げられるので、磨き甲斐があります。日曜日、20足近い靴を磨くのに半日以上かかりましたが、子供の頃に両親の靴を日曜日毎に磨かされた事を思い出していました。 社員からはマニアと言われますが、1年か2年に1回購入して、大切に使ってようやくこの数に、、。どれもオーソドックスな定番デザインです。自分のデザインテイストと同じです。靴を磨きながら廃盤にならないデザインってこんな感じなんかなと再認識しました。秋の新作に向けて新作をデザインを始めています。お楽しみに。 (クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2019.04.24|

SHOWROOM

グリーンのある暮らし

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.259(東京・広尾ショールーム) 大型連休のゴールデンウィークも間近ですね。旅行やレジャーに行かれる方も多いと思いますが、長い休みを利用して、お部屋の模様替えをする方もいらっしゃると思います。春から新生活を迎えた方たちは生活も一段落、インテリアに彩りを添えたいなと思う頃ではないでしょうか。 空間に彩りを添えるアイテムとして、家具や照明と同じようにグリーンも重要な要素となります。インテリアグリーンはセンス良く飾ることで、お部屋のオシャレ度がグッとアップしますね。今回は、どんな飾り方をすればセンス良く見えるのか、ポイントをご紹介いたします。 1.床置き 大型サイズ 大きなグリーンを飾るときは、お部屋の隅や空間の余白になっている場所に飾るのがポイントです。グリーンが空間の背景として、緑の景色を演出してくれます。大型のものは、目隠しや空間の間仕切りとしても有効ですので、ダイニングとリビングの間をさりげなく仕切ることもできます。 2.棚置 中〜小サイズ 棚置きグリーンは、小さいサイズをいくつかまとめてディスプレイするとリズム感が出ます。小さいサイズは圧迫感がないので、お部屋に馴染みやすく初心者の方も取り入れやすいです。また、1つだけでなく連続で置くのも、棚置きのグリーンをオシャレに見せるポイントのひとつです。鉢のサイズや、植物の種類や高さが違うものを組み合わせると、表情が生まれます。 3.応用編 メインの床置きや棚置きにプラスしたいのが、ソファサイドのテーブル上です。ソファサイドにちょっとしたグリーンがあるだけで一気にリラックス感が出ます。お気に入りの本や小物と組み合わせて置いてもオシャレ感が出ます。もうひとつお勧めの場所は、ダイニングテーブルの上です。グリーンはお花よりも華美になりすぎず、切り枝でしたら土も使わないので衛生的です。 グリーンは、お部屋の雰囲気をワンランクアップさせてくれるのはもちろん「ほっ」と落ち着く癒し効果も得られます。緑色は目に優しい色と言われていますので、生活にグリーンを取り入れることで自然とリラックスした気持ちになれます。他にも、グリーンは「育てる」ということも楽しみのひとつですね。 エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、5月31日(金)までスプリングキャンペーン&グリーンフェアを開催しています。家具と合わせてグリーンをコーディネートされたい方も、インテリアにグリーンをプラスされたい方もぜひ、ショールームにご来場ください。お待ちしております。 スプリングキャンペーン&グリーンフェアの詳細はこちら▶︎ (ショールーム担当:西條 恵理)

2019.04.24|

DESIGN

ご近所納入事例(平成最後の巻)

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.84 桜の時期も過ぎて、いよいよ超大型連休です。平成が終わり来年はオリンピック開催。様々なところで開発が急ピッチで進められて時代が変わっていくような気がします。そんな慌ただしい東京ですが、僕が住んでいる街はそれほど目覚ましい開発もなく、割と穏やかなところです。最寄りの駅へ続く商店街も、昔ながらのお店が並んでいるので、新しいお店がオープンしたりすると割と目立ちます。先日、会社の帰りに新しくオープンした一件のお店が目にとまりました。ガラス張りの入り口には新規オープンのお花が飾ってあります。お店はすでにクローズしていたのですが中をちょっと覗いてみると、白を基調とした明るい店内に、ガラスのパーテーションで仕切られたテーブルスペースと、グリーンのファブリックを用いたチェアがセットされた店内。家具を見ると、エーディコア・ディバイズのA-mode(エーモード)シリーズの家具がセットされていました。 張りぐるみの背座にスチール脚を組み合わせたMD-101、エントランスの待合に納められたサイドチェアは無地のグリーンのファブリック。ガラスのパーテーションで仕切られたお打ち合わせスペースには、白をベースにグリーンの花柄がプリントされたアームチェアが4脚、天板が無垢材のMD-607にセットされていました。アームチェアの背にはオプションハンドルも付いていました。ここのお店は新しくオープンした不動産さんでした。(後で確認したところ、応接室には直線的な木製フレームが特徴のMD-103が納められていました) ふとしたところで、エーディコア製品を目にするとうれしくなります。いろんな場所で使っていただいていることは理解しているのですが、身近なところで思いがけない出合いがあったりすると新鮮です。以前ご紹介しましたが、自宅のそばにあるカフェにもエーディコアのAD-991が使われています。納めてから随分経過していますがまだまだ元気に頑張っています。時々様子をみにカフェを訪れるのですが、ホッとすると同時に「周りに気づかれないように」椅子に問題がないかどうかついつい調べたりしてしまいます。今回オープンしたお店は、不動産屋さんなのでそういう訳にはいきませんがが、前を通るたびについ覗いてしまいます。 自宅で使う家具とはちょっと趣が違いますが、ご近所のお店に製品が使われているとついつい通ってしまいます。長く使っていただいていればなおさらですね。実はもう一件、ご近所に老舗中華店にエーディコアの代表作である背座も脚部も黒ずくめの、年季の入ったAD-861 CERVOが使われてました。しかし残念ながら一昨年移転とともに椅子が変わってしまいました。この界隈では(美味しいかどうかは別にして・・・)「中華といえばここ!」と言われていたお店なのでちょっと寂しい気持ちがしました。でも、またエーディコアの製品を使った新しいお店がオープンして、老舗店と呼ばれるくらい長い間使い継がれて・・・そんな出合いがあることを楽しみにしたいと思います。(開発 武田伸郎)

2019.04.19|

PRODUCT

PRODUCT : WISTERIA TRELLIS [ウィステリア トレリス] Table

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG vol.73 今回は2019モデル、厚みのあるアクリル樹脂の天板としっかりとした存在感を放つ木部のコンビネーションが新鮮なダイニングテーブル、PMMA+Woodシリーズ WISTERIA TRELLISをご紹介します。 WISTERIA TRELLISは藤棚をイメージしたデザインです。透明なテーブル天板に置かれるテーブルウェアが床に様々な影を落とす様子が木漏れ日に揺れる藤棚をイメージさせます。天板は厚み25mmのアクリル樹脂。ガラスを超える高い透明度を持つアクリル樹脂の中でも高品質な素材を選定しています。サイズバリエーションはW1800、W2100、W2400から選ぶことができ、奥行も1000mmと余裕のあるサイズ感です。ダイニングテーブルとしてだけでは無くオフィスのカンファレンステーブルとしてもお使いいただけるようデザインしました。 厚みのあるアクリル天板の伸縮を逃がすため、アクリル天板短手の木口はフリーになっています。長手側はテーパー加工を施し、ホワイトアッシュ材の厚板材を接合したサイドフレームに落としこんだデザインです。それらを支えるのはサイドフレームと同じくホワイトアッシュ材で作られたロの字の脚部。下にむかうに連れ幅が細くなり、接地する辺の方が短くなるテーパーのかかった形状は、意匠性だけではなく、重量のある天板の揺れを減らす構造的な理由から生まれた形で、さらにテーブルの脇に立った際、足の指先がぶつかりにくくなる実用的な側面も持っています。脚部の固定箇所は4段階(W2400は6段階)に移動させることができ、お使いいただくシーンに合わせて調整いただけます。 贅沢な厚みを持ったアクリル樹脂とホワイトアッシュ無垢材の持つ木の温かみの組み合わせが新鮮な印象を与えるWISTERIA TRELLIS。重厚でありながら浮遊感を併せ持ったデザインをインテリアシーンに取り入れてみてはいかがでしょうか。 (エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿) ■WISTERIA TRELLIS DINING TABLE 製品ページ ▶

2019.04.15|

SHOWROOM

NAG YOGA STUDIO (ナグ ヨガ スタジオ)さんへ家具を納品させて頂きました

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.258(名古屋・栄ショールーム) 先日、名古屋・栄ショールームの近くにオープンするヨガスタジオ NAG YOGA STUDIO (ナグ ヨガ スタジオ)さんへ家具を納品させていただきました。NAG YOGA STUDIOさんは天然鉱石の溶岩石を床に敷き詰め、遠赤外線で身体を芯から温める事で脂肪の燃焼を促進させるホットヨガスタジオです。インテリアコーディネーター様とオーナー様と打ち合わせをしオレンジがテーマカラーのスタジオにぴったりの家具をお選びいただきました。 今回、溶岩ヨガスタジオのエントランスに設置する家具として、高級感とリラックス感を兼ね備えた家具をコンセプトにご提案いただきました。ソファにはNEO CLASSICOシリーズのソファ[026-MODEL]とオットマン[023-MODEL]をお選びいただきました。輪郭となる木部がソファの形の美しさを際立たせ、上質感と高級感を演出しています。サイドテーブルにはAD COREシリーズより睡蓮の花をイメージした[NINFEA]をご選定いただいています。円形のオットマンとサイドテーブルが軽やかな動きを表現しています。リラックス感はファブリックの質感と色で取り入れました。ヨガスタジオのテーマである「自然の源である太陽」を演出するため、ざっくりとしたファブリック(RXシリーズ)でオレンジとブラウンをお選びいただきました。ソファの両サイドにはフランスのファブリックメーカー、カサマンス社のクッションをプラスすることによって、アクセントとしてヨガスタジオのリラックスできる雰囲気をより引き出しています。ソファとオットマンのファブリックは撥水加工が施されていますので、汗の染み込みも気にせずお寛ぎいただけます。今回、初めてショールームの打合せから家具の納品まで担当させて頂き、お客様の喜ぶ顔を拝見することができ大変嬉しく思います。 ヨガスタジオは名古屋・栄ショールームからも近く、体験レッスンも受付中なのでぜひ一度足をお運びください。また4月19日よりエーディコア・ディバイズ各ショールームでもキャンペーンを開催いたしますのでぜひお立ち寄りください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。(ショールーム担当:川瀬 真里奈) NAG YOGA STUDIOホームページ

2019.04.11|

SHOWROOM

心斎橋ショールーム周辺は絶好の散策スポットです

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.257(大阪・心斎橋ショールーム) すっかり春らしくなってきましたが、今の時期は暖かくなったり、寒くなったり、気温差が激しい季節でもあります。エーディコア・ディバイズ大阪・心斎橋ショールーム周辺の満開だった桜もここにきて散りはじめてきましたが、観光地でもある心斎橋はいつも以上に賑わいを感じます。 4月は新生活をスタートされる方も多いですね。お引越しや片付けが落ち着いてから、少しずつインテリアや小物を揃えるというお話もよく聞きます。大阪ショールームのある心斎橋エリアは、インテリアグッズから生活用品まで全てが揃い、買い物に便利なエリアです。家具のショールームをはじめ、照明やカーテン専門店もたくさんありますので、お好みのショップを見つけるのも楽しみです。特に、ここ南船場は元々問屋街ですので、一歩商店街を歩けば卸のお店がずらりと建ち並んでいます。昔ながらの大阪を感じられる地域でもあり、人情味のあるやりとりがこの通りでの醍醐味です。また、心斎橋から西に歩けば、南堀江の立花通り(通称:オレンジストリート)でインテリアショップめぐりができます。こちらはトレンドに敏感な方が多く、カフェと併設しているおしゃれなお店もありますので、ゆっくりお茶を飲みながら散策されてはいかがでしょうか。周辺のショールームやグルメスポットを散策しながら、エーディコア・ディバイズにもぜひお立ち寄りください。 ショールームでは、4月19日(金)〜5月31日(金)の期間で、スプリングキャンペーン&グリーンフェアを開催いたします。お客様のお好みや用途に合わせて、家具選びのアドバイスをさせていただきます。グリーンの販売もいたしますので、ぜひご来場ください。(ショールーム担当:中谷 有里)

2019.03.29|

DESIGNER

中国車のデザインと性能

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.95 中国深センへ2019年モデルのPMM-Woodのアクリルパーツの検品に行ってきました。一部のパーツを海外で作るようになっても、工場での品質チェックは欠かせず、初期から数回は私自身の目で確認する事を行なっています。今回も香港から高速船で蛇口港まで、港からタクシーで市内へ向かいます。3ヶ月ぶりの深センでしたが、蛇口港辺りも街が変わって新しいビルが立ってきています。市内へ入る渋滞する道も一歩通行の方向が変わり、幹線道路への流入はスムーズになっています。この辺りがどんどん変わっていくのは中国です。日本だと道路の方向を変えたりするのはとても無理なのですが。 市内へはいつもの深センに本社があるBYD社の電気自動車のタクシーです。深センでは、ほとんどこの電気タクシーに変わっているのですが、一部残っている日本車のタクシーは乗り心地が悪く、いつしか列に並びながらBYDの電気自動車のタクシーに乗れますようにと思うようになりました。それだけ静かで車内が広く快適な車なんです。工場への移動はレンタカーで移動なのですが、日本車のセダンです。これもアメリカではそのメーカーの売上のメインになっているモデルです。後部座席に乗っていると、背が寝すぎていて、革張りという事もあり、だんだん前に滑って行きます。同行したスタッフに人間工学的には寝すぎていて、これはダメなシートだねと話をしていました。 工場に着くと見慣れない新車が停まっています。聞くと工場長の車で念願の新車を手に入れたという事で嬉しそうにされています。デザインも洗練されているし、どこの車だろうと近づくと、いつも乗っている電気タクシーのメーカーのBYD社の車です。中国車もここまでの車を作るとは少し驚きました。夕方まで工場で検品をして、夕食場所までその車に乗せていただいたのですが、室内のデザインとクオリティにも驚きましたが、大画面のモニターが回転し、スマホとミラーリングコネクトし、オーディオやエアコン情報もタッチモニターでの操作性にも関心しました。一番驚いたのは、6人乗車してフル加速した時です!今まで乗った事のある乗り物の中で一番加速が鋭く、スターウォーズの映画の中でミレニアム・ファルコン号がワープした感じで景色が流れます。それも電気モーターの静かな加速。レストランに着いてブレーキを見るとブレンボのブレーキが装着されています。それも10ポッドの大口径。後で調べると2Lガソリンエンジンとモーターのハイブリッドで441kwと600ps近い馬力があり0-100キロが4.3秒、スーパーカー並みの性能です。 デザインは元アウディのチーフデザイナーだったヴォルフガング・エッガー氏が2016年から手がけているという事で、欧州車のレベルです。今まで中国車のデザインはパクリが多く、品質もイマイチの噂だったので、実際に新しい中国車に乗ってみて性能とクオリティの高さには感心させられました。ただ、フロントには唐の感じの文字があったので、この漢字がなければもっとカッコ良いのにねとスタッフと話をしていましたが、このBYD社の車は中国の国内向けで王朝シリーズとして秦、唐、宋、元の名前を付けられているという事で納得しました。今まで中国では欧州車や日本車の海外ブランドが憧れの車でしたが、中国ブランドとして高性能で高品質で環境に優しいブランドとして売上を伸ばしているそうです。性能だけでなく、シートの座り心地がレンタカーの日本車と雲泥の差だった事に驚かされました。 今回は深セン郊外の工場近くのホテルに宿泊したのですが、広さとインテリアのデザインにも少しびっくりしました。いつもは街を車で走るだけなので、実際に触れる事は少なかったのですが、中国製品のデザインとクオリティに触れてみて、日本も危機感を持って、物作りに取り組まないといけないと実感しました。アクリル工場の社長から中国でエーディコアの製品を売りたい、日本のブランドとして販売したいとの話があり嬉しく思いました。まずはグローバル品質になるようにQCに努めないといけません。 (クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)

2019.03.26|

DESIGN

天然皮革の魅力と見極め

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.83 まだ、寒暖差が激しい日が続いてますが本格的な花粉の時期も到来し春本番の様相です。先日、暖かくはなりつつありますが、まだ春浅い東北の工場へ製品の確認と打ち合わせに行ってきました。昨年発表した新製品の製品確認と、製品の品質管理を行う目的での訪問です。桜の時期はまだ先でしたが、穏やかな日差しには春の気配が感じられました。 今回訪問した工場では、天然素材である「革」の確認に時間を取りました。エーディコア・ディバイズで用いている天然皮革は、牛の革を使用しています。牛革は雄か雌か、年齢によって多様な種類に分類されます。表皮の表情や仕上げによって価格も大きく変わります。木材もそうですが、革も個体差があり部位によっても表情や質感が異なります。何より難しいのは、素材を見極め適材適所に革を用いることです。天然皮革はバッグや靴などに用いられることが多く、見た目の均一さを重視してカットします。しかし家具の場合は大きいサイズが必要なこともありますが、品質や強度に問題のない革本来の風合いである生前のキズやトラと呼ばれる天然のシワは製品に取り入れています。ビニールレザーのように全てが均一に見える人工素材とは違う、天然皮革の表情でもあります。革を無駄なく活かしつつ、仕上がりをイメージして適材適所に型をセットする職人さんの腕の見せ所です。 型取りをする際、さらに難しいのが革はテンションを掛けて引っ張ると、見えなかった血筋(血管の痕)や「トラ」と呼ばれる生前のシワや傷跡が浮かんでくることです。品質には影響ありませんが用いる場所によっては目立ってしまうことがあります。カットした後では調整ができないので、半裁の状態で革の状態をチェックします。どこを選んでどこを捨てるのか・・・・大切な素材を無駄なく使いたい気持ちと、均一な見た目に仕上げたい気持ちのせめぎ合いです。工場では、1脚1脚この作業を行います。天然素材ならではの仕事であり、素材を活かす製品作りの腕の見せ所です。 エーディコア・ディバイズでは、規格張り地には天然皮革しか採用したことがありません。もちろん人工レザーを張ることは出来るのですが、瀬戸のこだわりでもあります。扱いも難しく製作にも時間が掛かるのですが、使い込むほどに馴染んで風合いが増すのが天然皮革の魅力です。長くお使いいただける家具をお届けすると同時に、資源を無駄にしないエーディコアのモノ作りのコンセプトでもあります。(開発 武田伸郎)

2019.03.23|

SHOWROOM

新生活にインテリアグリーンを

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.256(東京・広尾ショールーム) ようやく春めいて来たかと思ったら寒の戻りがあったりと、春本番まではあと少しでしょうか?そんな中、東京では桜が開花し今月末には満開を迎えるようですね。広尾ショールーム付近でもあちらこちらで桜が咲き始めました。 エーディコア・ディバイズ各ショールームでは、この春から新生活を始める方や、日々の暮らしに変化をつけたいとお考えの方のために4月19日(金)〜5月31日(金)の期間、スプリングキャンペーンと合わせてインテリアグリーンフェアを開催いたします。ショールームでは、ディスプレイにもインテリアグリーンを取り入れています。大型のグリーンは置くだけでお部屋の雰囲気をガラッと変えてくれますが、スペースの問題などでなかなか手が出ない方も多いと思います。テーブルや棚に置けるサイズのものであれば、気軽に取り入れていただけます。寄せ植えをしたり、鉢を変えれば雰囲気も変わりますので長くお楽しみいただくこともできます。最近では多肉植物やサボテン、エアプランツなども人気のようですね。今回のグリーンフェアでは、気軽に取り入れていただけるように、育てやすいグリーンと鉢をセットでディスプレイいたします。期間中はグリーンの販売もいたしますので、ぜひショールームにいらして下さい。 空間に彩りを添えるグリーンは、家具や照明と同じようにインテリアの重要な要素のひとつです。グリーンには室内の空気をきれいにしてくれる効果もありますので、インテリアのアクセントにグリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。キャンペーンとフェアの詳細は改めてご案内いたしますので、皆様のご来場をお待ちしております。 (ショールーム担当:西條 恵理)

2019.03.22|

PRODUCT

PRODUCT : MAGNOLIA [マグノリア] Chair

AD CORE DEVISE PRODUCT BLOG Vol.72 今月は2019年モデル、アクリル樹脂と木のコンビネーションが新鮮なダイニングチェア、PMMA+Woodシリーズ MAGNOLIAをご紹介します。MAGNOLIAは木蓮科のこぶしをイメージしたデザインです。 MAGNOLIAはスクエアな全体感でありつつも有機的な曲線でできたサイドチェアと、アームまで柔らかなカーブでアクリルを一体成型したアームチェアのラインナップ。ガラスを超える透明度を持ったアクリル樹脂のシェルは厚みが12ミリあり、時間をかけオーブンで熱したアクリル板をアルミの金型でプレスして作られています。木製の成型合板に比べると自由に三次曲面を作り出すことができるアクリルの性質を生かし、身体を包み込むようなカーブを実現し、背をもたれかけるとわずかにしなることで上質なかけ心地に仕上がっています。シェルの表面の仕上げはわずかな歪みもないように人の手で時間をかけて磨き上げています。 座面にセットされるクッションは、MAGNOLIAの持つ軽やかなイメージを崩さないようトップがフラットで薄く見えるデザインです。三次曲面のシェルにフィットするようウレタンを積層してできており、深みがあり底付き感の無いかけ心地に仕上がっています。また、クッションは座面に空いた穴に紐を通し、裏からボタンで留めることで容易に着脱できるようになっています。フレームはホワイトアッシュの無垢材でできており、フレームと座面の接合部は三次曲面のシェルの裏面にぴったりと合うように面取加工を行っています。フレームは透明なアクリルの座面を通して見えるため、どの角度から見ても美しく見えるように仕上げてあります。脚部は上から下へ厚みが薄くなる不均等厚成型合板で作られており、構造自体も美しい椅子になっています アクリル樹脂と木部の組み合わせが新鮮な印象を与えるMAGNOLIA、アクリルの樹脂の成型技術と木部の精緻な加工技術が組み合わされて出来上がりました。透明なシェルは空間を広く見せ、洗練された存在感のあるデザインです。写真では表現しきれない魅力をぜひショールームでご覧下さい。 (エーディコア・ディバイズ 開発部/富所 駿) ■MAGNOLIA DINING CHAIR 製品ページ ▶

2019.03.15|

SHOWROOM

もうすぐお花見の季節です

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.255(名古屋・栄ショールーム) 寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられるようになりましたね。名古屋の桜の開花は来週と言われており、見頃は3月末頃になるようです。来週末から名古屋・栄周辺でもお花見のイベントが始まります。 名古屋・栄ショールームから徒歩5分程にあるオアシス21の広場では、桜のつぼみが少しづつ膨らみ始めています。広場は街中の賑やかな場所にあり、日当りもよく芝生にはベンチが設置されていて街中でもグリーンを感じながらリラックスできます。今の時期は外で過ごしやすい為、ランチの時間には広場でお昼休憩を取る方やお散歩している方も多く、まさしく都会の「オアシス」だと感じます。名古屋の桜の名所といえば名古屋城。ソメイヨシノや、シダレザクラなどの10種類以上の桜が約1,000本以上咲き誇ります。名古屋城に隣接する広大な敷地の名城公園には季節のお花を楽しめる施設も入っていてオススメです。また、「日本の桜の名所100選」に選ばれている鶴舞公園では約750本の桜とぼんぼりが飾られており、お祭り気分を味わえます。期間限定でライトアップやイベントなど楽しめる行事も行われていて、毎年この時期は多くの人で賑わっています。今年は暖かく桜の満開になる時期が早いそうなので、例年より早く春を楽しめますね。 名古屋の桜の名所を散策しながら、エーディコア・ディバイズ名古屋・栄ショールームにもぜひお立ち寄りください。ショールームにディスプレイしている桜は見頃を迎えています。他にもピンクやイエローのお花を取り入れていて、春を感じる事ができます。季節のフレーバーティーをご用意して皆様のご来場を心よりお待ちしております。 (ショールーム担当:川瀬 真里奈)

2019.03.08|

SHOWROOM

ファブリックのバリエーション

AD CORE DEVISE SHOWROOM BLOG Vol.254(大阪・心斎橋ショールーム) 初めまして。新しく大阪・心斎橋ショールームの担当になりました中谷 有里と申します。精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。 エーディコア・ディバイズでは、チェアやソファの張地に様々なバリエーションのファブリックをご用意しております。ショールームでは、全てのファブリックを大きめのサンプルで見ていただけますが、張地としてイメージしていただきやすいようにクッションもご用意しております。ショールームの展示品は人気のファブリックで張っていますが、クッションでカラーバリエーションが見られると立体的に見えてイメージを膨らませやすいです。人気のシリーズは、今年から新しく加わった2 Hシリーズです。ラグジュアリーな印象のこのファブリックは、見る角度によって色の表情が変わるのも人気の理由です。滑らかで肌触りがとても良く、ずっと触れていたくなるような気持ち良さが特徴です。そして、定番的に人気なのは、LMSシリーズとOLシリーズです。LMSシリーズは14色もカラー展開があり、どなたでもお気に入りの一色が見つかるはずです。光沢があるファブリックですので、落ち着いた中にも華やかさがあります。また、OLシリーズは、ジャガード織りが立体感を与え、LMSシリーズよりカジュアルな印象で、若い方にも人気です。オプションで撥水加工ができますので、汚れが気になる方にお勧めしています。ある程度汚れを防ぐことが出来るので、小さいお子様やペットがいるご家庭でも安心して使っていただけます。 ショールームではお客様のお好みや用途に合わせ、ファブリック選びのアドバイスをさせていただいております。皆様のご来場をお待ちしております。 (ショールーム担当:中谷 有里)

2019.02.26|

DESIGN

マルーン5凱旋

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.82 巷ではハリウッドで開催していた映画の祭典アカデミー賞が話題になっていた某日、東京ドームではロサンゼルス出身のバンド「マルーン5」の4年ぶりの来日コンサートが行われていました。マルーン5は全世界でトータルセールスが1億枚を超えている世界で最も売れているバンドの一つです。グラミー賞を3度受賞しており、先日はスーパーボールのハーフタイムショーへの出演が話題となりました。マルーン5は幅広い音楽性が魅力のバンドなのですが、それを支えているのがバンドの中枢であるボーカルのアダム・レヴィーンとギターのジェームス・ヴァレンタインです・・・と、音楽専門サイトみたいなブログになってしまいましたが、以前マルーン5のギタリスト・ジェームス・ヴァレンタインさんのご自宅にお伺いしたことがあるのです。 エーディコア・ディバイズでは、ロサンゼルスでカタログ撮影を行っていますが、撮影場所を決めるためにロケハンを組んでいくつも物件を視察します。実際の物件が前情報とは全く違う場合もあるので、インテリアや光の具合、搬入経路に至るまで現場に足を運んで確認するのです。いろんな諸条件も大切ですがオーナーの人柄も重要だったりします。そんなロケハン視察の2013年に、マルーン5のギタリスト、ジェームスヴァレンタインさんのご自宅を訪問する機会がありました。 どんな方がオーナーなのか全く分からずにお伺いしたのですが、ロングヘアにTシャツ姿で快く迎えていただいたオーナーがジェームスさんでした。「マルーン5でギターを弾いてる」と言うので、その時は「腕の良いバックバンドのギタリスト?」と勘違いしていました。ジェームスさんはセレブにありがちな気難しさが微塵もなく、散らかってるけど自由に見て、と、寝室まで見せていただきました。所々に置かれているギターのケースにはモデル名と年式が書かれているのですが、どれも貴重なヴィンテージ!!しげしげと見ていると「見るかい?」と、ケースを開けて見せてくれるではありませんか。しかもそんな貴重なギターをアンプに繋いで「弾いてみなよ!」と弾かせてもらえたんです。 ロサンゼルスではたくさんの物件を視察しましたが、思い出深いエピソードの一つです。本当にフレンドリーで素敵な方でした。最近のライブでは自身のシグネチャーモデルのギター(アニーボール ミュージックマン製)を弾くことが多く、今回の来日公演では僕がロスの自宅で弾かせてもらったギターは登場しなかったようですが、5万人のオーディエンスを前に、アルバムの音源では想像できないくらいジェームスさんのギタープレイが冴え渡り最高のライブだったようです。きっとヴィンテージのギター達は、ロスアンゼルスの邸宅でジェームスさんの帰りをじっと待っていることでしょう。ジェームス!!これからの活躍も期待しています。 (開発 武田伸郎)

2019.02.26|

DESIGNER

古くて新しいインテリア

AD CORE DEVISE DESIGNER BLOG Vol.94 先日、開催しましたアメリカ西海岸レポートには、沢山のお客様においでいただき、アメリカのインテリアシーンへの関心の高さを感じました。今回も、東京、名古屋、大阪と回を重ねるごとに、画像を見ながら私自身が現地で聞いたオーナーの言葉の意味や、空間の意味を感じる事ができ、理解を深める事ができました。10回近く話すのは大変ですが、終わってみるとそういう事だったんだと思う事が多く、念仏ではありませんが、繰り返すことも大切なんだと今回も思いました。 レポートの中で、ロサンゼルスのダウンタウンに昨年完成した独立系ホテル、ホテル フィゲロアを紹介しました。ご案内いただいたオーナーのショーンさんの言葉がとても印象的で、同じダウンタウンにある人気のエースホテルや、ダウンタウンに増えてきた高級ホテルとは、一線を画したコンセプトが、現地にいるときも、画像を見直しても人に優しく快適に思えました。ホテル フィゲロアは、1926年にできた女性用宿泊施設のYWCAだった建物を、1970年代からボヘミアンスタイルの安ホテルに改装して営業していました。最初は古いホテルをリノベーションしただけだと思っていましたが、話を聞き案内されるうちに、新築以上の手間と時間をかけた空間は、流行りのヴィンテージ感を出しただけではなく、人にも地域にも優しい場所としての空間という事が分かってきました。 案内していただいた、ショーンさんは、スタッフだけでなく、お客様やロビーで座っている人にも声をかけ、笑顔で話しているのが、お客様へだけの低姿勢という訳ではなく、人として自然な対応がとても印象的でした。そのショーンさんは日本に10年以上住んだことがあり、言葉使いが私よりずっと丁寧で、今の日本人が忘れているような言葉使いで説明をしてくれます。それが余計に空間を優しく感じさせたのかもしれませんが、、。ホテル フィゲロアは、75億円で購入し、175億円と3年をかけて改装してオープンさせました。ホテルを手がける時に大切にしたのがストーリーです。安全性と創造性、それをお客様、従業員が想像しやすい事、様々な人種や、女性、男性、ゲイの方も大切にした空間が重要で、そして、地域に密着したホテルの公共性を一番大切にしたそうです。 今、多くの高級ホテルは宿泊者のプライバシーや安全を守るために、ロビーには家具を置かかないようになってきました。それに逆行するように、ラウンジチェアやソファが、コーナーコーナーでテイストを変えられ配置されたロビーがありました。宿泊客のプライバシーも守るようにチェックインフロントと公共部のロビーへの導入口を二つに分け、どちらも守られるようにしていました。近隣のビジネスマンがランチやアフターに来やすいレストランが2つ、バーが4つあり、テイストも女性、男性、ゲイの人たちが好みそうな雰囲気です。飲食はもちろん公共性を考えて、トイレの数を以前のホテルから3倍にしたそうです。案内されている途中に、若者が図書館のような本棚の前の椅子で本を読み、近所のお年寄りが、暖炉の前で談笑して、通りかかったショーンさんに話しかけているのを見て、ずいぶん前からここにあったホテルのように感じてしまいました。私の学生の頃、お金が無くても家具の勉強のできるホテルのロビーへ通い、社会人になっても友人やお客様と待ち合わせをする場所だったホテルを思い出してしまいました。それがロスのダウンタウンにあるなんて、少し驚きの空間です。 時代を逆行するようなコンセプトのホテルでしたが、インテリアは建築当初の1926年のスパニッシュコロニアルを守りながら、クラシックから1970年代風の家具まで配置したエクレクティックスタイルの空間は自然で、新しくは感じませんが、古くて新しいインテリアを感じる事ができました。当社が手がける家具も様々な人たちに優しい存在でありたいと思いました。    (クリエィティブディレクター 瀬戸 昇)