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2016.02.26|

DESIGN

新人工場研修へ行ってまいりました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.46 先日、新入社員の工場研修に行ってきました。入社後、研修期間を経たスタッフを引率しての研修です。家具やインテリア業界の経験者から全く異業種からの転職者と経歴は様々ですが、家具を製作する現場を直接見て、仕事に活かしてもらう為の大切な研修です。 今回は、椅子・テーブルを中心にソファも製作する工場を視察しました。家具は毎日の生活に欠かせないアイテムですが、製作工程や構造、仕上げ方や塗装等、一般の方はもちろん家具に携わる仕事をしていても中々見る機会がありません。今回も資材の準備から様々な加工、組み立てから塗装工程まで、家具が出来上がるまでをしっかり見て廻りました。様々な種類の木材や大きな成型プレス機械、木材を寸分の狂いもなく加工していくNCマシンなど、初めて見る社員は驚きのまなざしで熱心に見学していました。 工場研修は、どのように家具が出来るかを実際に見事が目的ですが、それ以上に工場の熱気や匂い、職人さんの手際や気遣いなどを感じて、どれだけ手を掛けて家具が創られているかを感じてもらう事も大事だと思っています。巨大な機械や最新鋭のマシンで加工する華やかなところに目が向きがちですが、素地研磨や塗装の下塗り、梱包作業など、どの工程でもちょっとしたミスによって製品がダメになってしまいます。そんな緊張感を実感してもらうため、スタッフには工場で流れている自社製品のパーツ加工作業を体験させました。簡単そうな作業に見えても、いざ自分が手を掛けるとなると話が違ってきます。(失敗したら大変です!!)ちょっとしたハサミの入れ方、研磨ペーパーの当て方で後々不具合が生じるかもしれません。はじめは恐る恐る、でも次第に要領を掴んでくるとちょっとは?手際も良くなってきて、予定の工程を何とかこなす事が出来、研修も無事終了出来ました。 工場の皆さんには大変お手数をおかけしてしまいましたが、すごく良い研修が出来ました。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。新入社員も今回の研修で得た体験を、今後の仕事に活かしてくれると思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2016.01.26|

DESIGN

寒波襲来。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.45 記録的な暖冬から一転、猛烈な寒波が何度も襲来して大きなニュースになりました。東京都内でも、積雪による厳戒注意を促すニュースがしきりに流れていましたが、幸い今週の寒波では都内に積雪もなく混乱も生じませんでした。大変だったのが先週朝方の積雪です。 夜の時点ではそれほど冷え込みもなかったので甘く見ていたら、翌朝思いのほか雪が積もっていました。交通機関にも乱れが生じて通勤にも影響が出ました。今まで暖かかった分寒さも余計身にしみます。オフィスの暖房も今ひとつ効きが悪い気がします。これは・・・?以前にも起こった積雪による屋上の空調室外機のトラブルかもしれません。 寒風吹きすさぶ中、吊りはしごから屋上に上ってみると一面シャーベット状の雪。オフィス階用の室外機の上には雪が積もり、下はカチカチに凍っていて吸気もままならない状態です。棒で氷を叩き割りながら、何とか雪を降ろし終えたのですが、羽に積もった雪が側面に凍り付いて停まったままです。バケツを屋上へ持って上がり水で氷を溶かそうとしますが、水が上手く届きません。こうなれば、、、ポットの熱湯をバケツに入れて屋上に登り羽に掛けてみます、、、が、氷が溶けるのは一瞬だけ。何度もそんな作業を繰り返し、ようやく氷が溶けたのですが羽は廻りません。ケースの隙間から棒を差し込んで、羽を動かそうともがいていると「パキっ」と言う音と共に、羽がゆっくり動き出しました。徐々にスピードを上げ、羽に付いた氷を振り払いながら回転も安定してきました。屋上から携帯電話で確認すると、オフィスの暖房も効き始めたようです。日暮れ前に、何とか復旧出来て一安心でした。 今年の冬は最大規模のエルニーニョ現象といわれていて、記録的な暖冬と強烈な寒波もその影響のようです。一部ではエルニーニョのピークが過ぎたとのニュースもありますが、まだまだ安心は出来ないですよね。しばらくは積雪のニュースに十分注意しておきたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.12.27|

DESIGN

年末の日赤通り

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.44 ある週末の広尾ショールーム前。冬の澄み渡る青空の中、肌寒さは感じますがとても気持ちのいい朝です。会社の前の日赤通りでは犬の散歩をする方や、ランニングしている人とたくさんすれ違います。 エーディコア・ディバイズでは、社内はもとより毎朝会社の廻りを掃除しています。最近は季節外れの暖かさのせいか、落ち葉がたくさん側溝に溜まっていて、なかなか掃除のやりがいが有ります。そんな毎日の掃除で気になるのがタバコの吸い殻。歩行者もそれほど多くない通りなのですが、毎朝の掃除の際には「誰が捨てているんだろう?」というくらい吸い殻が落ちています。長い間に溜まったものでは有りません。最近は歩きタバコが禁止になっているところが多いので、歩きタバコも少なくなったと思うのですが。せっかくの清々しい朝も、なにかマイナスされたような気がしてちょっと残念な気持ちになります。 最近カタログ等をお願いしているデザイナーの方とお話したときの事、日本グラフィックデザイナーの巨匠「田中一光」氏は、事務所に入るなり最初にする事がゴミやチリを拾う事だったそうです。(そんな状況を見たらちょっと引いてしまいそうですが・・・)ですから、田中氏が自分の事務所にお見えになるときは、マンションの階段下から事務所の中まで掃除をして準備していたそうです。そういえば、ミュージシャンでプロデューサーの「ブライアン イーノ」氏も、作業に掛かる前に録音スタジオの清掃から始めると著書で読んだ事があります。一見、実作業とは関係ない事ですが、クリエーティブな作業は、混沌の中からは生まれてこないのだそうです。AD CORE にも同じような人がいました。ショールームの中を、ゴミ(というかチリ?)を拾って歩く・・・・デザイナーの瀬戸 昇。社内で見かけると、正直○○○○することもあるんですが、きっとクリエイティビティーな思考回路と、どこかで繋がっているんでしょうね。 2015年も残すところあと少しですが、年内もしっかりお掃除をして来年に備えたいと思います。今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い致します。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.11.30|

DESIGN

夜更けの靴修理工房

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.43 山手線、目白駅からほど近い、線路沿いにあるお店。数年前、夜のランニング中に見つけました。夜の10時過ぎ、ひっそりと静まり返った通りに、一件だけ煌煌と明かりが点いていました。旧い民家をお店にしている風で、中には使い込まれた靴が並んでいます。日を改めて、昼間にお店を覗いてみました。 お店にはスタッフが一人、作業用のエプロンをした若い職人といった感じです。店内には、所狭しと並んだ修理を待つ靴達。ベーシックなしっかりとした靴ばかりで、オーナーもお客様も靴好きである事が窺えます。このお店は靴や鞄の修理のみを請け負うショップで、4年程前にオープンしたとのこと。オーナーは以前グラフィックデザインの仕事をしていたのですが、広義のマーケットに向けた仕事ではなく、もっとダイレクトに仕事を実感出来る仕事がしたくて転職をしたんだそうです。元々靴好きだったそうですが、4年の厳しい修行の後、一発発起してお店をオープン。靴の修理から革の染め直し、スニーカーの踵の補修等も行っていて「良いモノを永く」という思いを込めて仕事をしているそうです。 時間を経て自分に馴染んだ靴は何ものにも変えられませんが、靴の修理も量販店の靴が買えるくらい掛かります。でも、量販店の靴は長年使えるような修理には耐えられません。痛んでしまったら買い替えです。家具もそうですね、椅子やソファも同じです。ソファ等は経年でどうしてもクッション材のウレタンが劣化したり、布地が傷んだりしてメンテナンスが必要となりますが、決して安く有りません。しかし最近は、コストが掛かっても長く使い続けるお客様が増えています。資源や環境に配慮しての事なのでしょうか。製品の骨格がしっかりしていれば、メンテナンスにもしっかり応えてくれます。もちろん、靴も家具も大切にご使用いただく事が大前提ではありますが。 「良いモノを永く」というコンセプトは昔から色んなところで使われてきましたが、そういう意識がようやく根付いてきたのでしょうか。AD CORE の製品でも、10年前、それ以上前の製品を修理、メンテナンスするご依頼が増えています。「良いモノを永く」は、ブランド設立時に瀬戸が掲げたコンセプトの一つ「製品化したモノは廃番にしない」という思いが込められています。AD CORE は、今年ブランド設立30周年を迎える事が出来ましたが、これからも永くお使いいただける家具を、皆様にお届けしたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.10.26|

DESIGN

1985年から30年後の現在

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.42 会社の通り道添いに、スバル自動車のショールームがあります。通常は新車や話題のモデルが展示してあるのですが、先日通り掛かった時に懐かしい旧車がいくつも展示されていました。僕と同じ歳のスバル360から丸目が可愛いスバル1000、往年の名車レオーネまで、ピカピカで並んでいました。中でも目を引いたのが、ちょっと未来チックな「アルシオーネ」。当時では珍しいリトラクダブル(格納式)ヘッドライトは、スーパーカーみたいで質実剛健なスバルのイメージとはちょっとかけ離れていましたがとても印象に残っています。発売が1985年、今からちょうど30年前になります。スピルバーグの映画「バックトゥザフューチャー」が公開されたのもちょうど30年前。1985年当時の高校生(主演マイケル J フォックス)が、30年前にタイムスリップするストーリーでしたね。映画で描かれていた30年後の世界が、現在の世界とどう違うのか?巷ではいろいろニュースで報道されていました。昭和生まれのオジさんからすると、1985年はそれほど前には感じないものですが・・・30年前といえばだいぶ昔のことになるのかもしれません。 AD CORE がファニチャーブランドとして誕生したのが1985年。ブランド発足30周年を迎える事ができました。発足当初 AD CORE は、それまでの業界にはない色んな事にトライしてきました。異素材を組み合わせたハイブリットの椅子や在庫を持たずにオーダーをいただいてから生産する受注生産システム、「3ヶ月連続で新製品を発表」なんてこともやった事が有りました。当時のコンセプトが「21世紀まで作り続けられる家具」。いつの間にか21世紀も過ぎ、発足から30年が経過しました。当時、ベストセラーだった弊社の看板製品「CERVO」も、カフェブーム全盛時の爆発的な生産数には及びませんが、未だ人気の製品です。製品アイテムもたくさん増えましたが、いくつもの時代を乗り越え、どの製品も未だ現役です。 デザイナーの瀬戸が思い描いてきた、使い捨てでは無いデザイン。「家具」は、プロダクト製品の中でも懐古主義的ではない時代を超えて残り続けるマスターピースになりえるジャンルです。古ければ良しとするヴィンテージの世界観とも異なり、昔のデザインでも現代にフィットし、生き続ける事が出来ます。若い頃「○○名作家具が誕生から数十年!!」なんて目にするたび「すごいなぁ」と、感心していたものですが、AD COREが30年という節目を迎えた今、そんな理想の世界にちょっとだけ近づけたのでしょうか。これからも、1年1年を重ねて、新たな歴史を重ねてがんばりたいと思います。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.09.25|

DESIGN

西海岸カタログ撮影記 その1

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.41 今月の初め、アメリカはロスアンゼルスにてカタログの撮影を行ってきました。この間視察に行ったと思ったら、あっという間に撮影本番がやってきた感じです。今回は出発前に製品も倉庫に無事入庫し、ちょっと一安心しての渡航でしたが(一度、撮影前日の夜まで、荷物が引き取れない緊急事態がありました・・・)それでも何が起こるか分かりません。入念な準備をして、LAへ向かいました。 ロスへ着いて早々に不測の事態が発生です。下見の時にあれ程大丈夫と言っていたのに、撮影1件目の住宅の内装やあつらえが完成していませんでした。現地に着いて早々現地の確認、きれいに片付いてはいませんでしたが、何とか撮影は出来そうでした。瀬戸が綿密に組んだスケジュールのもと、荷物の確認や備品の調達、モノの移動や段取りを踏まえて撮影に臨みました。 撮影は2日間。2件の住宅をお借りしています。限られた時間内で予定のカットを撮り終え、元の状態に戻さなくてはいけません。僕が最も注意するのは、時間内に撮影が完了するようにモノの移動や準備、現場の段取りを進める事です。現場の工程を頭に入れて、撮影を妨げないようにモノを移動、時間のロスが無いように何度も頭の中でシュミレーションします。(とはいうものの、なかなか思い通りにはいかないのですが) 作業を手伝ってくれるのが、頭領のラウールさんをはじめとする力持ちのスタッフ達。はじめは荒っぽい仕事ぶりでしたが(カッターが手元に無かったりすると、なんでも歯で噛み切ろうとするんです・・・)、身振り手振りでコミュニケーションを取りながら、2日目には段取りを踏まえて指示をしなくても動いてくれるようになりました。 皆さんの協力も有り、無事撮影を完了する事が出来ました。下見の時はロスらしからぬ最悪の天候でしたが、今回はなんとか天候も持ってくれました。(撮影の翌日からピーカンだったのですが)これからカタログ製作の最終追い込みです。11月の新作展示会で、皆様にお配りする予定です。今から皆さんに、カタログを見ていただくのが楽しみです。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.08.27|

DESIGN

素材としての「樹」

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.40 あんなに暑かった夏が、あっという間に秋の気配。まだ8月というのに、ちょっとひんやりした風を感じたりすると、ちょっと拍子抜けした気分になります。この間まで、真夏の日差しを避けるように、街路樹の影を伝いながら歩いていた事を忘れてしまいそうです。東京の都心でも、立派な街路樹が有る通りがたくさん有ります。久しぶりに見た甲州街道は、トンネルのように生い茂った巨大なケヤキ並木に驚きました。広尾本社近くの明治通りの桜並木も、とってもきれいですよね。 私達の廻りには、街路樹や公園など身近なところに「樹」が存在しています。ところがこの身近な樹、樹木として立っている樹と「素材」として使用する「木材」のとらえ方が、なかなか難しいようです。私も素材として様々な樹木は見てきましたが、生木として立っている樹を見た事があまりありません。国産材が本当に減っている昨今、ますます見る機会が無くなってくると思われます。 今年の夏、福島の旧堀切邸を見る機会がありました。(江戸時代から続く豪商、国家と地域に多大な貢献をした堀切家の旧邸)1775年建築の土蔵や、近代和風住宅の「主屋」など、歴史的価値の高い建物がきれいに整備されていてとても見応えが有りました。さらに目を引いたのが、庭に植えられた国産樹木の数々。「シラカシ」や「ヤマザクラ」など、今ではほとんど見る事がない樹木を見る事が出来ました。製材された素材で見るのとはまた違った印象を受けます。 散歩のとき、旅行のときなど樹木を見る機会がある時は、「どんな樹なのか」「どんな材料?」なんて事をちょっと考えみてはいかがでしょうか。かえでの樹なら「メープルに近いかな?」、楢の樹があったら、今流行の「オーク材?」なんて眺めて見て下さい。きっと楽しいと思いますよ。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.07.29|

DESIGN

ニューモデル・スタジオ撮影完了!!

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.39 うだるような日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今週、2日に渡り、新製品のスタジオ撮影を行ってきました。荷物の整理や積み込み、荷下ろしで大汗はかきましたが、スタジオに籠った2日間は、外の猛暑もシャットアウト状態で撮影作業に終始していました。 ロケの場合はもちろんですが、撮影は段取りが命。製品の確認とカット数、香盤表を準備して撮影に臨みました。今回の撮影も、気心の知れたいつものスタッフ、カメラマンの方にお願いしていたので、カット数が増えて若干時間は押してしまいましたがほぼ予定通りに進みました。昔のフイルムで撮影していた時代は、絶対失敗が許されない状況でしたので、息も詰まるようなピリピリした現場でしたが、最近は全てデジタル。多少の修正なら後加工が出来るので、気持ち的には楽になったような気がします。とはいうものの、撮影する製品は、現物をビシッとしたいもの。瀬戸は、縫製のラインやクッションの納まり、ファブリックの毛羽立ちや皺、影の表情や材質の見え方まで目を光らせます。本番前に、瀬戸が製品をなでると(セットすると)全体が「シャキッ」とします。クッションやアームの角、下端を揃えるなど、ちょっとした事で見栄えが大きく変わります。デジタル撮影といえども、本物の製品としてキチンと見てもらいたい気持ちは、昔も今も変わりませんからね。 皆様に発表する前なので、製品の詳細はお見せ出来ませんが、撮影風景をチラッと紹介させていただきます。秋の新作展示会をお楽しみに!!(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.06.29|

DESIGN

LA カタログ撮影ロケハンに行ってきました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.38 澄み切った抜けるような青空と心地よい乾いた風・・・梅雨の日本とはうってかわって清々しい初夏のロサンゼルス!そんな気分で乗り込んだ今年のカタログ撮影・ロケハンでしたが、今年は異常気象なのか空港に着いた瞬間ムッとした湿気が身体にまとわりついてきました。(ロスはどんなに暑くても空気が乾燥しているので、ほとんど汗をかかないのですが)時には小雨がパラつくあいにくの天候。今回のロケハンは、終始どんよりとした空模様で天候には今ひとつ恵まれませんでしたが、今年も素敵な住宅をたくさん見る事が出来ました。 渡米前に、瀬戸がロケーション物件をつぶさにチェックし、見たい物件をピックアップ。物件情報があっても、改装中やオーナーが変わったりと見られない場合もたくさん有ります。(時にはアポも取っているのに実際訪問してみたら見れない!なんて事も)視察の時間も限られているので、件数と場所のコーディネートも重要です。最近の瀬戸は、これでもかっていうくらいGoogleearthを使いこなしているので、まだ見ぬ物件も経路や大きさ、ロケーションのイメージもあらかた掴んでいます。事前に周到な準備をし、スケジュールを立ててロケハンに臨みました。 今回のロケハンは、天候には優れませんでしたが大きなトラブルも無くオーナーの皆さんも非常に良い方ばかりで順調に進みました。カタログ撮影をイメージしながら、瀬戸が詳細に画像を納めてきました。ここで撮影した写真は、カタログ撮影の検証はもとより、インテリアセミナーで皆さんにお見せする画像でもあります。引きやアングル、光の入りや背景まで、計算しながら写真に納めます。(物件が決まると、寸法もあたってないのに帰国してから平面図を起こすのには毎回驚きます!!)現在、画像を見ながら、どの物件で撮影するのか思案中です。 今年のカタログ撮影は、どんなイメージで進めるのか、これから練り上げていきます。アメリカ西海岸のインテリアセミナーもこれまでとは違った雰囲気を感じさせる住宅を紹介出来ると思いますので、そちらも是非お楽しみにして下さい。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.05.28|

DESIGN

テーブル天板レスキュー隊

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.37 予期せぬ出来事、思いもよらないトラブルは「よりによって・・・」という時に起こります。お使いになっている家具でも、思い当たる事がありますよね。椅子やソファに飲み物をこぼしてしまったり、テーブル天板に照明器具を落としてしまったなんてお客様もいらっしゃいました。そんなお客様のご依頼を受けて、修理やメンテナンスを行う事があります。 先日、チーク材の無垢天板に接着剤をこぼしたお客様がいらっしゃって、メンテナンスのご相談が有りました。お納めしてまだ間もなく、お客様も大変恐縮していらっしゃいました。塗装と接着剤のトラブルは修復が非常に困難です。無垢材も突き板仕様のテーブルも、局部的な修復は基本的に出来ません。木の木目の表情を活かしたオープン塗装の修復は、さらに難しくなります。(無垢材の場合は、削って仕上げ直しも可能なので補修の幅は非常に広いです) 今回のお客様の場合、チークの無垢材、うずくり加工を施した天板に瞬間接着剤をこぼしてしまい、一部は接着剤が広がっていて、一部はそのままの状態で固まっていました。補修の難易度としてはウルトラ C レベル。少しずつテストをして症状を見ながら、補修を進めます。初期段階に出来るだけ接着剤だけを取り除けるように、いくつかの溶剤やリムーバーを試し、広がったモノと固まってカチカチになった瞬間接着剤を根気よく取り除きます。木目に入り込んだものも、溶かして柔らかくし丁寧に取り除きます。そうしておいて乾燥させ、修復部と全体に違和感がないように研磨していきます。研磨しすぎると、木目の表情が変わってしまうのでここも慎重に。研磨を終えたら下地処理をして、トップに塗装を掛けます。これも、一部分では違和感が生じてしまうので全体を仕上げ直します。職人さんのきめ細かな作業により、きれいにメンテナンス作業が仕上がり、お客様にも大変喜んでいただきました。 家具の補修や修理、メンテナンスは思いのほか手間やコストが掛かります。お見積もりをすると金額に驚いてしまうお客様もいらっしゃいます。椅子やソファの張り替え等もそうですね。でも、大切な愛着のある家具です。メンテナンスをお考えの際は、ご相談下さい。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.04.25|

DESIGN

モダン数寄屋建築と極上な座り心地のソファ

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.36 先日、御殿場にある旧岸邸を見て来ました。岸信介氏と言えば56代内閣総理大臣を務めた昭和を代表する政治家、現在の安倍総理の祖父にあたる方です。この邸宅は1970年、73歳の時に転居し晩年まで過ごされた住宅で、設計は近代数寄屋建築の祖とされる吉田五十八氏。庭園から臨む旧岸邸は、非常に穏やかで、シンプルな凛としたたたずまいがとても印象的です。豪華さを誇示することなく、これぞ近代数寄屋作りのスタイルなのかなと感心しました。 間取りや内装は、政治家としての自邸であることを念頭に、パブリック的な要素とプライバシーを保つための機能が盛り込まれていました。床の間やすだれ等、日本様式を取り込みつつ素材やスタイルは現代的で非常にモダンな印象を受けました。メインのリビングスペースには、当時スイスから輸入したソファセットが置かれていました。そして、岸氏が一番お気に入りだった、庭園を一望出来る位置に鎮座した特別なソファが1脚だけありました。堂々としたサイズ、時代を感じさせるデザイン。そのソファの座り心地が信じられない程、快適でした。柔らかさ、ホールド感、包み込まれるような安心感、手に馴染む革の感触。見た目では分からない極上の座り心地に驚きました。ダイニングルームには、12席のダイニングセットがありました。スチールフレームと皮革張りの背座、アームには無垢材の削り出しのパーツが取り付けてあります。ちょっとキッチュなデザイン、素材の組み合わせがどこか エーディコアのチェア CERVO III を思い起こさせます。開放的で柔らかい光に溢れた優しい空間ですが、ちょっと居住まいを正すような姿勢の良さを感じました。 これまで書籍でしか見た事が無かった吉田五十八氏の建築ですが、実際の建物を見てその素晴らしさを実感しました。そして、この邸宅のため家具達。時代を感じさせるデザインですが決して古いわけではなく、どこか懐かしく優しさを感じるデザインでした。「和洋折衷」なんて言葉では表現出来ない、シンプルな「和」のスタイルをモダンに昇華したとても素敵な空間でした。岸邸のお隣には、和菓子の老舗「虎や」さんのカフェも併設しています。これから春も本番、緑もさらに濃く良い季節になります。是非一度、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.03.25|

DESIGN

マラソン走って来ました。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.35 いまや一大ブームのランニング、先日の横浜マラソンも2万人を超えるランナーが参加してました。廻りでも走っている方が多く、出張の際にはランニングコースが名所の近くに宿を取り、お仕事前に走る方や、女性でも海外レースに参加して年間10本以上のレースを走る強者もいらっしゃいます。かくゆう私も、知人のマラソン自慢話に「そんくらい走れんだろ」と、ぶっつけ本番でレースに参加したのがきっかけで走るようになりました。 それから毎年レースに参加して徐々に記録を縮めながら、なんとかサブスリー(フルマラソンを3時間以内で走りきる)を目指すところまで来ました。しかし最近は年齢的な限界を感じて現状維持もままならず、なんとなくレースに参加する感じでした。ところが、マラソン女子金メダリストのQちゃんの指導で有名な小出義雄氏の「サブスリーを達成する為の3ヶ月メニュー」という著書を読む機会があり、ダメ元でやってみる事にしました。今までの適当な練習と違い、プチ陸上選手並み!インターバル走やビルドアップ、35キロタイムトライアルなんてメニューもあります。なんとかメニューの7~8割はこなしたでしょうか。すると、何となく効果が見えて来ました。これまで練習では出した事の無いタイムが出るようになりました。これでなんとか記録達成!?、と先週日曜にレースに参加して来ました。 気温が高いものの、まずまずのコンディション。体調も問題無し。レースのイメージは、前半押さえて脚を温存し、中盤イーブンで35キロからトップスピード、2時間58分でゴール!です。スタートからコースが混雑し、思うようにコース取りが出来ません。かなりのタイムロスで折り返しが1時間36分。想定タイムよりだいぶ遅れてしまいました。気温も上昇し、疲労がたまって来ますがここからペースアップします。走るマシーンと化して30キロを通過、タイムは2時間13分。残りの距離を考えるとかなり厳しいタイムですが、ペースを保ちどんどんランナーを抜いていきます。力技で40キロまでたどり着きますが、どうしようもない疲労が全身を襲い、時間は既に2時間54分!ちょっとめまいがして意識も朦朧。ここで勝負有り?何人ものランナーに抜かれてしまいますが、すでにがんばる気力もなく、どうにかこうにかゴールイン。タイムは3時間4分33秒。もうちょっとのところでしたがゴールした瞬間は悔しい気持ちも皆無、もう走らなくて良い安堵感で一杯でした。 自己記録は更新したものの、今回もサブスリーは達成出来ず。廻りからは「歳なんだからもういい加減辞めなさい!」という声も多く、この先どうするかはちょっと考えどころです。僕の勝手なストーリーでは「50歳までサブスリー達成、その後はトライアスロンに取りかかる」予定でいたのですが・・・。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.02.25|

DESIGN

新製品のご注文、お待ちしております。

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.34 先日、山形の工場へ行って来ました。皆さんもご存知だと思いますが今年の寒さと積雪は例年にも増して非常に厳しく、当日の天気予報も大雪の予報でした。(昨年は山形工場出張の帰り、関東地区の大雪の為、ポイント故障により新幹線が止まってしまい帰れなくなりそうになりました、、、)行きの峠は吹雪模様でしたが、平地は積雪は多いものの天候はそれほど荒れていなかったので、予定通り移動が出来ました。今回の出張は、物件の製品確認と、新製品の出荷前の確認が目的です。工場到着後のご挨拶後、各工場の部署廻るわけですが、外廊下や通路の寒い事!!現場用の防寒ジャケットを着ているものの寒さがジンジン伝わってきます。工場内は幾分暖かいとは言うものの、寒さの中での作業は本当に大変です。 予定の打ち合わせも済んで、最後に新製品の仕上がりの確認です。新製品の試作品は、試作担当の凄腕マイスターが製作します。細かいディテール、微妙な力加減、納めた後の使い心地や意匠的な仕上がり感など、何度もすり合わせしながら試作を仕上げて新作展示会でお披露目します。量産化する際にはソノマイスターが立ち会いのもと、ライン生産担当者へ製品のポイントや注意点を伝授しながら引き継いでいきます。製品の片側を見本として仕上げて見せて、もう片方をライン担当者に実際に作業をさせて善し悪しをチェックして進めます。指示書では伝えきれない、モノ作りの職人の勘所を伝える大切なところです。 1脚の椅子を仕上げるにも、渾身の力を込めて張り込むのが見ていて分かります。これから量産化が本格化する製品ですが、仕上がりをチェックする治具を用いながら注意深く作業は進み、最初の1脚を仕上げるのに大変な労力と時間を費やしました。全体の仕上がり、細部も含めてとても奇麗に仕上がりました。 昨年発表した新製品は、皆さんからたいへん好評をいただきました。これからたくさんご注文をいただけるのではないかと期待しております。1脚1脚、丁寧に仕上げて皆様にお届けします。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2015.01.28|

DESIGN

再びのテニスブーム到来

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.33 巷では、錦織選手の活躍でテニスが盛り上がっています。最近はテニスコートの確保が難しく、テニススクールもキャンセル待ちの状態です。先日新しいラケットを試そうと思って問い合わせしたら、人気商品のためモニターに廻す製品が無いほど売れていると言われました。今までそんな事は無かったのですが、スタープレイヤーの影響はすごいですね。 テニスブームと言えば、自宅近くにあるお店があります。古びた看板に「森下テニス」とあるので、テニスショップ?のようですが、営業しているかどうかも分からず何年も経過しました。時々シャッターが開いているのですが、ある日店の前を通ると店内に人の気配がしました。勇気を出して?お店のドアを開けてみると、オジさんがラケットにガットを張っていました。お店のファサードもかなりのものですが、店内も相当なものです。壁際にシューズや色んな製品が箱のまま積み上げてあります。壁には数本ラケットが掛けてあり、中には何十年も前のヴィンテージモノ(ウッド?!)のラケットがぶら下がっていました。オジさん曰く、最近はテニスグッズの利益率も悪く薄利多売の商売でないとやっていけない、このお店は近くに大学もあるので学生のガット張りでなんとかやっているのだそうです。確かにガットだけはたくさんぶら下がっている、床にまで•••。それから、ガットの交換はこのお店に頼むようになりました。「こんなお店に人が来るのかな•••」なんて思っていたのですが、以外に、というかたくさんいるのです。売れないであろうと思っていた製品が、来るたびに入れ替わっています、というか売れている、しかも安い。(ちなみにラケットは商売抜きの価格で売ってくれます)最近では色々このお店で購入するようになりました。 そんなある日、下北沢のマニアには有名なテニスショップ(「何でも鑑定団」で鑑定したりするオーナーのお店)に行った時の事。オーナーに『どこでガットを張っているの?』と聞かれました。「近所の不思議なお店で張ってます」『なんてお店?』「森下テニス」『えぇ~!森下さん!!』、と、いうことでそのお店、昔自社でラケットまで作っていた有名なお店だったのです。ストリンガー(ラケットにガットを張るプロ職人)としてもかなり有名な方でした。世の中、分からないものです。最初見た時は、つぶれた自転車屋?と思ったお店が、そんな歴史を持っていたんですね。 この間オジさんに聞いたら、1月に出た新製品がこのお店に廻ってくるのが4月になるとの事でした。昨今のテニスブームも、このお店にまで波及しているんですね。皆さんもテニスブームに乗ってテニスを始めようと思っている方、関心のある方はこちらのお店を覗いてみませんか?お店に入るにも、なかなか勇気がいると思います、、、ちなみに日曜はお休みです。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)

2014.12.24|

DESIGN

河口湖湖畔の不思議な美術館

AD CORE DEVISE DESIGN BLOG Vol.32 先日テニスをしに河口湖まで行ってきたのですが、庭園が素敵な美術館へ立ち寄りました。久保田一竹美術館、ミシュラン観光ガイドで三ツ星を獲得した美術館で、展示品の着物と合わせて庭園も素晴らしいというので脚を運んでみました。久保田一竹(くぼた いっちく)氏(1917-2003)は、室町時代の「辻が花染め」を独自の「一竹辻が花染め」として現代に蘇らせ、生涯その技法に人生を掛けた方で、美術館には着物の作品が展示してあります。 美術館へ行ってみると、その入り口と門扉に驚かされます。河口湖湖畔、富士山を臨む着物の絞り染めの美術館というイメージとはかけ離れた、エスニック調の不思議なしつらえ。中に入ってもガウディみたいな雰囲気やアジアやアフリカン的なプリミティブなオブジェやベンチ、日本的な庭園とのなんとも不思議な組み合わせ。館内に入ってもその不思議な感覚は同じで、本館展示室はヒバの巨木を用いた木組み構造なのですが工法が伝統的な仕口ではありません。なかなか豪快な(強引な?)組み方で、さらに不思議さは増してきます。肝心の展示品は「一竹辻が花染め」の工程の細かさや作品のあでやかさは目を見張るばかりで、展示場の映像では染めの工程が紹介されていたのですが、その工程たるや気の遠くなる作業でした。でも、作品は作業の細かさや時間の掛け具合など関係なく、その表情や色合いが素晴らしく、赤や橙の鮮やかなものから雪景色を表したモノトーンの繊細なグラデーションを表現した着物まで、染めの事など良く知らない僕でもとても感動しました。 「辻が花染め」は室町時代に栄えた紋様染めですが、江戸時代初期に表現の自由度に勝る友禅の出現により衰退したと言われています。二十歳の時にこの「辻が花染め」に出会った久保田氏はその美しさに惹かれ、伝統技術の再現に加え独自の表現、技法を追求し「一竹辻が花染め」として蘇らせました。アメリカ伝統のクラシックな「ジョージアンスタイル」をリスペクトしながら現代にリデザインしたエーディコア・ディバイズの新製品「Neo Classico Heritage」のコンセプトにもどこか繋がりますね。 美術館を出ると、富士山を一望出来る絶景スポットがあります。冬の澄んだ空気の中、くっきりとした富士山を拝む事が出来ます。暮れも押し迫ってくると何となく厳かな気分にさせられました。今年も一年、ありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。(エーディコア・ディバイズ/企画開発 武田 伸郎)